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シュレディンガーのチョコパフェ Kindle Edition

4.2 out of 5 stars 42 ratings

科学と奇想と語りの饗宴! 珠玉のSF短篇集

 キャラグッズの買い物につきあってくれる裕美子は、俺にとって最高の彼女。でも、今日のデートはどうにも気分が乗らない。久々に再会した旧友の科学者、溝呂木がこの世界の破壊を企んでいるらしいのだ……。
 アキバ系恋愛に危機が迫る表題作の他、SFマガジン読者賞受賞の言語SF『メデューサの呪文』、孤独なサイボーグの見えざる激闘を描く『奥歯のスイッチを入れろ』など7篇を収録。また、文庫刊行時のあとがきに加え、電子版のためのあとがきを追記している。

・シュレディンガーのチョコパフェ
・奥歯のスイッチを入れろ
・バイオシップ・ハンター
・メデューサの呪文
・まだ見ぬ冬の悲しみも
・七パーセントのテンムー
・闇からの衝動

●山本 弘(やまもと・ひろし)
作家。「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年発表の『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞候補に。2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がるなど、日本SFの気鋭として注目を集める。

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Product Details

  • ASIN ‏ : ‎ B00CDCI3DO
  • Publisher ‏ : ‎ アドレナライズ (April 1, 2013)
  • Publication date ‏ : ‎ April 1, 2013
  • Language ‏ : ‎ Japanese
  • File size ‏ : ‎ 2.2 MB
  • Text-to-Speech ‏ : ‎ Enabled
  • X-Ray ‏ : ‎ Not Enabled
  • Word Wise ‏ : ‎ Not Enabled
  • Print length ‏ : ‎ 340 pages
  • Customer Reviews:
    4.2 out of 5 stars 42 ratings

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山本 弘
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  • Reviewed in Japan on July 8, 2015
    作者と評者は同年代、中高生時代にウルフガイシリーズなどの平井和正の「人類ダメ小説」にどっぷりとハマり、人格形成に深甚なる影響を受けた世代です。平井和正は「8マン」の原作者として世に出るのですが、そのノベライズとして小説「サイボーグ ブルース」が書かれています。本作の「奥歯のスイッチを入れろ」が気に入った方には、ぜひサイボーグブルースを読んでほしいと思います。なぜ、作者があえて「SSS(サイボーグ)になるための最も大切な資格」は「人間同士の信頼だ」というクサい台詞を入れているのか、実によく分かります。
    また、私の知る限り、サイボーグブルースは「加速状態」を魅力的なビジュアルで描出した最初の作品です。そしてもちろん平井作品ですから、「機械の棺桶」に閉じこめられた主人公の苦悩が、これでもかというくらい描かれる。華麗なSF的イメージと、文学的苦悩に満ちた70年代日本SFの秀作。kindle版も出ているようですので、ぜひご一読ください。
    One person found this helpful
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  • Reviewed in Japan on March 24, 2008
    2006年1月に出た『まだ見ぬ冬の悲しみも』の文庫版です。
    こちらは以前の内容に加え「7パーセントのテンムー」を新たに収録しているので、買うならこちらを買いましょう。

    一般にハードSFというと近づき難いイメージがありますが、山本弘の作品は全体的に読みやすい文体です。
    また、短編集ということでどの作品も程よい長さなので、気軽に読めると思います。
    中でも気に入ってるのは「奥歯のスイッチを入れろ」と「メデューサの呪文」ですね。
    もちろんそれ以外の作品も良作揃いです。

    そしてカバーイラストも良いですね。
    良く見ると、この短編集に登場するインチワームやSSSやバーサークフューラーのキャップ等が描き込まれていてニヤリと出来ます。
    16 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on August 29, 2016
    Verified Purchase
    気軽に読めるSF。ライトな作品が好きな方におすすめ。軽すぎて私には合わなかった・・・。
    2 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on January 15, 2008
    Verified Purchase
    50-60ページの小説7編からなる山本弘氏のSF短編集。

    まず注意すべきは、本書の短編のうち6編は『まだ見ぬ冬の悲しみも』と全く同じであるので、それぞれの購入を考えている場合は本書のみを買うこと。自分は同時に2冊注文してしまい、それぞれの目次をみてぶっ飛んだ。したがって、以下は『まだ見ぬ...』のレビューと重複する。本書では同氏の他の短編集とは趣がやや異なる作品が多い。理由は、著者自身も述べているように、過去の作品にないほどとてつもなく荒唐無稽な設定であること、そうでありながら物理学的な説明が非常にマニアックである点。物理学を学んだ者にとっては『そうくるか』という感心や『それだけは絶対にない』というツッコミをいれながら読む楽しみ方ができるが、物理を知らない者にとっては説明がくどすぎてついて来れないように思う。時間軸を逆向きにしてもエントロピーの方向が不変であると仮定した世界などは非常に面白いが、あくまでマニア向けの設定であろう。自分が感じる限り、もっとも面白いSFは、あり得そうな設定で展開するか、物理法則を1つだけ変更して創られる(なるべく簡便な説明で済む)ような世界観をもつ作品ではないかという気がする。増えた1編『7%のテンムー』は、脳科学で実際に報告されているデータを基に、意識について踏み込んだ発想をしている点で、他の6作品とは趣向が異なっていて面白い。ただし登場するセレブロの原理は、被験者どうしが同じ記憶と同じニューロン網を形成していない限り科学的には無理とおもう(ツッコんでもしかたないが)。また、この作品の哲学的思考や読者にむけたメッセージが他作品とは異なっており、ごく最近書かれたものと推察する。

    値段が安価になったこと、増えた作品が自分にとって面白かったこともあり、『まだ見ぬ...』より星1つ増えて星4つの評価。ただし、他の作品は設定の理解が困難であるため、本全体としてはSFマニアにのみ勧める。
    26 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on July 21, 2009
    山本弘の短編集『まだ見ぬ冬の悲しみも』が文庫化されたもの。
    1篇だけど追加されたが(「7パーセントのテンムー」)、これはどこかで読んだことがあった。

    今回の表題作も面白かったが、一番よかったのは、「メデューサの呪文」、言語SFってジャンルがあったら、その最高傑作といってもいい。人間の脳に影響を与える言語ウィルスって設定はほかにもあったように思うが、よくできてる話だった。
    3 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on January 3, 2009
    まっとうなSF短編集です。一部の描写にそれなりのターゲットを意識したのかな、と思うような部分もありますが、やりすぎることもなく、丁寧に論理を重ねてつむがれた短編はここちよい酩酊感をもたらしてくれます。

    サイボーグ009のファンならおもわずニヤリとしてしまうようなギミックも取り入れながら、読後感は意外にもH・G・ウェルズの短編集に似たものを感じました。
    2 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on May 1, 2008
    ◆「シュレディンガーのチョコパフェ」

     旧友の科学者・溝呂木は「先進波」を使って因果律を破壊し、
     「夢時空」を現出させることで世界を崩壊させようとしていた…。

     等身大のオタクによる自己肯定と、他者との
     コミュニケーションのあり方を問う物語。

     原型は1985年に同人誌に発表した短篇だとか。

     その頃から変わらず、未来を前向きで、
     肯定的なビジョンで描いてきた著者に拍手。

    ◆「奥歯のスイッチを入れろ」

     改造人間の苦悩と悲哀をパロディにせず、真摯に描いた作品。

     「正義の味方」に必要なのは、人と人との信頼関係であるという
     ちょっと恥ずかしい主張に十分な説得力を与えるSF設定が秀逸。

    ◆「メデューサの呪文」

     言語SF。

     『アイの物語』同様、

       進んだ文明は現実よりもフィクションを重視する

     というテーマが描かれます。

    ◆「闇からの衝動」

     作家C・L・ムーアを主人公とし、その代表作の
     モチーフを組合せ、荒唐無稽な発想でまとめ上げた作品。

     作家が持つ想像力の源泉が、著者の想像力によって見事に
     形象化されており、じつに感動的なオマージュとなっています。
    7 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on August 6, 2009
    表題の作品ではなく、エイトマンか009かを思わせる加速装置のついたサイボーグの話はおもしろかった。
    その他の短編は「え、もう終わり?」と思う結末ばかりで少し物足りない。
    One person found this helpful
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