内容の面白さやまとまりは正直いまいち.
しかし,海外の都市が魅力的になる過程を分析した内容は勉強になった.
また,都市全体を魅力的にすることは,国民のQOLをあげるだけでなく,外貨を稼ぐことへ直結するのだなと痛感.
日本にもサブカルチャー等の魅力があるのだから,十分に外貨を稼ぐポテンシャルはあるはず.
大きなお金が動く都市計画系は,もっと省庁に頑張ってもらわないといけない.
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シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする (宣伝会議Business Books) 単行本 – 2008/11/28
- Kindle版 (電子書籍)
¥0 Kindle Unlimited 会員は、このタイトルを追加料金なし(¥0)で読み放題 ¥1,250 Kindle 価格 獲得ポイント: 13pt - 単行本
¥402
【地域ブランディングを効果的に成長させるノウハウが学べます】
欧州の成功事例に学ぶ地域活性につながるまちづくりの指南書
18世紀にイギリスで生まれた「シビックプライド(=市民が都市に対してもつ自負と愛着)」の考え方は、地域活性の切り札として脚光を浴びています。
本書は、都市が持続し、豊かになっていくためのコミュニケーションデザインについて、ヨーロッパの都市をケーススタディとして取材、分析。
「シビックプライドの育て方」と題された最終章では、組織や人々が具体的にどのような活動をすればいいのかPDCの3つのフェーズで紹介しています。自治体や都市開発に携わる方々だけでなく、建築・デザイン、コミュニケーションビジネスにかかわる全ての方にお読みいただきたい一冊です。
欧州の成功事例に学ぶ地域活性につながるまちづくりの指南書
18世紀にイギリスで生まれた「シビックプライド(=市民が都市に対してもつ自負と愛着)」の考え方は、地域活性の切り札として脚光を浴びています。
本書は、都市が持続し、豊かになっていくためのコミュニケーションデザインについて、ヨーロッパの都市をケーススタディとして取材、分析。
「シビックプライドの育て方」と題された最終章では、組織や人々が具体的にどのような活動をすればいいのかPDCの3つのフェーズで紹介しています。自治体や都市開発に携わる方々だけでなく、建築・デザイン、コミュニケーションビジネスにかかわる全ての方にお読みいただきたい一冊です。
- ISBN-104883352080
- ISBN-13978-4883352081
- 出版社宣伝会議
- 発売日2008/11/28
- 言語日本語
- 本の長さ221ページ
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- シビックプライド2 【国内編】 ――都市と市民のかかわりをデザインする伊藤香織+紫牟田伸子(監修)<br> シビックプライド研究会 (編著)<br> 読売広告社 都市生活研究所(企画協力)<br>単行本
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
もっと都市は楽しくなる、もっとまちが好きになる。
著者について
伊藤香織/紫牟田伸子/北村俊明/太田あゆみ/太田浩史/日高仁/佐藤裕/武田重昭/榎本元/松田朋春/杉本浩二
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊藤/香織
1971年東京都生まれ。東京大学大学院修了、博士(工学)。東京大学空間情報科学研究センター助手を経て、東京理科大学講師。2008年より同准教授。専門は、都市空間計画学/空間情報科学。また、2002年より東京ピクニッククラブを共同主宰し、公共空間をめぐるクリエイティブな提案を行う
紫牟田/伸子
1962年東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科(美学・芸術学系)卒業。『デザインの現場』『BT/美術手帖』副編集長を経て日本デザインセンタープロデュース室チーフプロデューサー。コミュニケーション・プランニング/デザイン・プランニング/プロデュースを行う。多摩美術大学、桑沢デザイン研究所、武蔵野美術大学、女子美術大学短期大学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1971年東京都生まれ。東京大学大学院修了、博士(工学)。東京大学空間情報科学研究センター助手を経て、東京理科大学講師。2008年より同准教授。専門は、都市空間計画学/空間情報科学。また、2002年より東京ピクニッククラブを共同主宰し、公共空間をめぐるクリエイティブな提案を行う
紫牟田/伸子
1962年東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科(美学・芸術学系)卒業。『デザインの現場』『BT/美術手帖』副編集長を経て日本デザインセンタープロデュース室チーフプロデューサー。コミュニケーション・プランニング/デザイン・プランニング/プロデュースを行う。多摩美術大学、桑沢デザイン研究所、武蔵野美術大学、女子美術大学短期大学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 宣伝会議 (2008/11/28)
- 発売日 : 2008/11/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4883352080
- ISBN-13 : 978-4883352081
- Amazon 売れ筋ランキング: - 50,044位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 60位都市開発・都市問題 (本)
- - 89位広告・宣伝 (本)
- - 135位建築・土木工学
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
美しい写真と情報価値の高い新たな視点で、EU統合によって地域文化への見直しが進む、現代の欧州の都市のコミュニケーションデザインの先進的な取り組みについて、おそらくはじめて体系的に紹介した素晴らしい本だ。18世紀にイギリスで生まれた「シビックプライド(=市民が都市に対してもつ自負と愛着)」という概念をテーマに、単なる地域振興や地場産業促進ではない、市民を主役にした新しい都市の活性化のアプローチを探っている。
事例では、オランダのアムステルダムの"I amsterdam"キャンペーンや、建築とアートで都市再生に成功したニューキャッスル、新旧を融合するハンブルグの港湾都市再生プロジェクト、バルセルナのクリエティブ都市への継続的な取り組み、ボルドーのガロンヌ川を軸にした新しい都市求心力の創造など、環境変化に対応し、自らの都市の歴史や資産を再認識しながら都市のアイデンティティを再生していくダイナミックなプロジェクトが紹介されておりどれも非常に興味深い。
これらの取り組みに共通するのは、観光や誘致・地場品販促のための外部向けの情報発信ではなく、住民が愛着・誇りを持てる都市のアイデンティティと求心力の創造を図っていること、そしてデザインやクリエティビティなどの感性価値のパワーをうまく活用していることだろう。
そういえば、かつての江戸の街は、莫大な人口を限られた資源とエネルギーでまかなうために、リサイクル・リユースなどの高度な循環型社会が成立していたエコシティだったという(木造建築と運河に彩られた、美しい江戸の街の姿を生で見てみたかったものだ)。また、例えば今日の東京は世界中のあらゆる食の資源が集中し、新たな価値が生み出される世界を代表する「食文化の都市」でもある。
グランド・ビジョン不在で秩序なくアメーバのように増殖・変貌を遂げているところも今日の東京という都市の独自の魅力ではあるが、経済主導のビルや道路づくりではなく、住民にとって自然豊かな環境都市として快適でエネルギー負荷の低い街の姿を豊かなクリエティビティで再生するとともに、圧倒的な魅力のある情報コンテンツを生み出すヒトのソフト・パワーの集積した都市の魅力をより活性化していってほしいと思う。
事例では、オランダのアムステルダムの"I amsterdam"キャンペーンや、建築とアートで都市再生に成功したニューキャッスル、新旧を融合するハンブルグの港湾都市再生プロジェクト、バルセルナのクリエティブ都市への継続的な取り組み、ボルドーのガロンヌ川を軸にした新しい都市求心力の創造など、環境変化に対応し、自らの都市の歴史や資産を再認識しながら都市のアイデンティティを再生していくダイナミックなプロジェクトが紹介されておりどれも非常に興味深い。
これらの取り組みに共通するのは、観光や誘致・地場品販促のための外部向けの情報発信ではなく、住民が愛着・誇りを持てる都市のアイデンティティと求心力の創造を図っていること、そしてデザインやクリエティビティなどの感性価値のパワーをうまく活用していることだろう。
そういえば、かつての江戸の街は、莫大な人口を限られた資源とエネルギーでまかなうために、リサイクル・リユースなどの高度な循環型社会が成立していたエコシティだったという(木造建築と運河に彩られた、美しい江戸の街の姿を生で見てみたかったものだ)。また、例えば今日の東京は世界中のあらゆる食の資源が集中し、新たな価値が生み出される世界を代表する「食文化の都市」でもある。
グランド・ビジョン不在で秩序なくアメーバのように増殖・変貌を遂げているところも今日の東京という都市の独自の魅力ではあるが、経済主導のビルや道路づくりではなく、住民にとって自然豊かな環境都市として快適でエネルギー負荷の低い街の姿を豊かなクリエティビティで再生するとともに、圧倒的な魅力のある情報コンテンツを生み出すヒトのソフト・パワーの集積した都市の魅力をより活性化していってほしいと思う。
2009年4月26日に日本でレビュー済み
市民のプライド。直訳すればこのような意味になる「シビックプライド」は市民が都市に対して抱く誇りや愛着心のことだが、自らが都市の一部であるという自治意識でもある。特に都市間競争が激化してる昨今において都市の差別化が求められており、その差別化の鍵が市民による自治意識、シビックプライドなのである。都市がこの自治意識を発展させるには、都市と市民、そして市民同士のコミュニケーションが必要で、そのコミュニケーションを仲介するメディアによるデザイン力が決定的になります。
本書ではシビックプライドの醸成に成功しているヨーロッパ8都市を紹介し、広告、Web・映像、ロゴ、ワークショップ、都市情報センター、フード・グッズ、イベント、公共空間、景観・建築の8つの観点からデザインを検討していきます。印象的なロゴ「I amsterdam」と都市写真集によってシビックプライドを形成しているアムステルダム、地区開発プロジェクトを模型でリアルに示して開発に市民参加を実現しているハンブルク、わかりやすいマップや統合的な情報デザインによって「分かりやすい都市」を標榜するプリストル、中心市街地再生マスタープランを映像化して市民に効果的に発信・波及させているブラッドフォードなど、様々な手法のコミュニケーションデザインが詳細に紹介されています。
本書の大部分は各都市のシビックプライドの取り組み紹介です。鮮やかなフルカラーで丁寧にデザインされた紙面はとても美しく、また見やすく、デザインの大切さを直感的にも知ることができます。また、後半50ページほどにシビックプライドについての論考が掲載されています。デザインは思想を視覚的に伝える手段である、市民による双方向のパブリックライフが都市生活の喜びをもたらす、などなど興味深いテーマが多い。全体としてメディア側の取り組みばかりが掲載されており、市民の意志や姿が見えにくいのが欠点ですが、まだ日本では重視されていない都市コミュニケーション・デザインの重要性を提起した功績は大きいと思います。
本書ではシビックプライドの醸成に成功しているヨーロッパ8都市を紹介し、広告、Web・映像、ロゴ、ワークショップ、都市情報センター、フード・グッズ、イベント、公共空間、景観・建築の8つの観点からデザインを検討していきます。印象的なロゴ「I amsterdam」と都市写真集によってシビックプライドを形成しているアムステルダム、地区開発プロジェクトを模型でリアルに示して開発に市民参加を実現しているハンブルク、わかりやすいマップや統合的な情報デザインによって「分かりやすい都市」を標榜するプリストル、中心市街地再生マスタープランを映像化して市民に効果的に発信・波及させているブラッドフォードなど、様々な手法のコミュニケーションデザインが詳細に紹介されています。
本書の大部分は各都市のシビックプライドの取り組み紹介です。鮮やかなフルカラーで丁寧にデザインされた紙面はとても美しく、また見やすく、デザインの大切さを直感的にも知ることができます。また、後半50ページほどにシビックプライドについての論考が掲載されています。デザインは思想を視覚的に伝える手段である、市民による双方向のパブリックライフが都市生活の喜びをもたらす、などなど興味深いテーマが多い。全体としてメディア側の取り組みばかりが掲載されており、市民の意志や姿が見えにくいのが欠点ですが、まだ日本では重視されていない都市コミュニケーション・デザインの重要性を提起した功績は大きいと思います。
2011年7月31日に日本でレビュー済み
都市の広報活動は、知事がメディアに露出して特産品を売り出したり、
パブリシティを増やすために、プレスリリースを工夫したりするような
外向きの活動だけではないと以前から思っていた(もちろんそれらも
大切だし、それすらやっていない都市もあるわけだが)。
シビックプライドとはその名の通り、外向きというより、市民の意識を
高めることに主眼がおかれており、掲載事例(例えば、I amsterdam)
を見ても、まさに内向きにどう働きかけているか、そしてその働きかけ
に際しては、言葉による説得よりも、スタイリッシュなデザインの方に、
いかに効果的に市民に訴えかける力があるかが、カラー刷の鮮やか
な誌面で一目瞭然にわかるようになっていた。
私は創造都市論に興味があり、自分の住んでいる街が創造都市に
なればいいな、と考えているが、それにはまず自分の住んでいる街を
好きになったり、誇りを持てるようにならなければならない。都市景観
の中に、強烈に目立つロゴが突如現れたり、町中にフラッグがあふれ
たりすることには抵抗感を持つ人がいるかもしれないが、都市の中に
何のランドマークもないような街には、やはり愛着を持てないだろう。
デザインによるアプローチによって、それが変えられることを、この本
を読んで実感した。
ちなみに、上記のように抵抗感を持つ市民を減らし、理解を得るため
には、この本のケーススタディのいくつかにあったように、市民向けの
タッチ・ポイント(市民が写った写真集や、市民向けに便利なカードを
配布したりする)を様々な形で作っていって、そうした市民達のプライド
までくすぐっていくと良いのかもしれない。
たくさんの示唆が得られた本だった。
パブリシティを増やすために、プレスリリースを工夫したりするような
外向きの活動だけではないと以前から思っていた(もちろんそれらも
大切だし、それすらやっていない都市もあるわけだが)。
シビックプライドとはその名の通り、外向きというより、市民の意識を
高めることに主眼がおかれており、掲載事例(例えば、I amsterdam)
を見ても、まさに内向きにどう働きかけているか、そしてその働きかけ
に際しては、言葉による説得よりも、スタイリッシュなデザインの方に、
いかに効果的に市民に訴えかける力があるかが、カラー刷の鮮やか
な誌面で一目瞭然にわかるようになっていた。
私は創造都市論に興味があり、自分の住んでいる街が創造都市に
なればいいな、と考えているが、それにはまず自分の住んでいる街を
好きになったり、誇りを持てるようにならなければならない。都市景観
の中に、強烈に目立つロゴが突如現れたり、町中にフラッグがあふれ
たりすることには抵抗感を持つ人がいるかもしれないが、都市の中に
何のランドマークもないような街には、やはり愛着を持てないだろう。
デザインによるアプローチによって、それが変えられることを、この本
を読んで実感した。
ちなみに、上記のように抵抗感を持つ市民を減らし、理解を得るため
には、この本のケーススタディのいくつかにあったように、市民向けの
タッチ・ポイント(市民が写った写真集や、市民向けに便利なカードを
配布したりする)を様々な形で作っていって、そうした市民達のプライド
までくすぐっていくと良いのかもしれない。
たくさんの示唆が得られた本だった。