前巻が日常描写メインだったのに対し、今回は冒頭の回想シーン以外全て闘牌というガチ麻雀回。
強敵・菰沢中学校の本格始動となりますが、派手な能力や奇抜なキャラ付けは少なめで(そういった話はむしろ主役サイドの役割)、一つ一つの打牌や駆け引きをじっくり読み込むと特徴が分かってくる形になっています。
例えば、表紙の子は勘頼みでしばしばセオリーを外れる古いタイプの雀士で、次鋒は「兵は詭道なり」を地で行く策士といった具合。
そのため、麻雀が分からない人が勢いで読もうとすると咲-Saki-本編や他のスピンオフよりも地味に映りますが、フリーゲームや初心者向けサイトを少しかじる程度でもいいので麻雀が分かると、強敵たちの魅力がスルメのように滲み出てくる。
また、6~7巻では主役vsライバルの2校の争いに近かったのに対し、今回は脇の2校が意外な形で主役やライバルに利益(損害)をもたらすこともあり、1対1対1対1のバトルロイヤルとしての面白さが増しています。
駆け引きの内容を一から十まで説明せず、読者の考察で補う部分が大きいため、細かい情報をチェックするタイプの人向けと言えるでしょう。
特に、表紙の子の視点で試合を読み返すと色々見えてくるものが…
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

1分以内にKindleで シノハユ 9巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックスSUPER) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。