貧乏暮らしをしていた青山は良くしてくれた老夫婦の援助で執事として修行を積み、新米ながら勤めを果たしていたが、ある日突然主人の甥である北条に請われ仕えるようになる。妻の浮気で離婚をしたばかりの北条は女性不審になっており、自分の息子、悠が懐いた青山に母親代わりをするよう告げる。だが以外にも青山は『貴方にも育児に参加してもらいます』と宣言し、半ば強制的に付き合わせるようになる。最初は嫌々だったが、両親不在の子沢山の中必死に働き子供の世話をしていた青山の気持ちを汲んだ北条は積極的に息子とかかわるようになり、やがて青山の事も意識し始める。
章ごとに青山と北条の視点が入れ替わるためあまり混乱もなく、さらりと読めるお話でした。ただ、新米とはいえ青山があまり執事っぽくなく、普通に男性シッターのようだったので、もう少し執事っぽい活躍も見たかったかな。
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