![[南勝久]のザ・ファブル（１９） (ヤングマガジンコミックス)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51pZaCpS61L._SY346_.jpg)
暴走ヤクザの小島や、犯罪のデパートのような宇津帆一味の悪事が欲得尽くでわかりやすかったのにくらべ
佐藤と同じ殺し屋である山岡が、何故暴走するのか？という点が理解しがたい。
己の好奇心を満たすため？ 殺人ゲームを楽しむため？
いずれにしても組織における幹部の地位や己の命をも危うくしかねない行動の動機としては
やや現実感や説得力に欠けると思う。
この作品の面白さは、虚構ながら裏社会の状況設定や人物描写のリアルさに基づいている。
山岡編になってからはその点にややほころびが感じられるのが少々残念だ。
もっとも、いつも読者の想像の斜め上空を行く南先生であるから、今後の展開に期待したい。
内容紹介
ファブルと同じ殺し屋組織の怪人幹部・山岡による、”殺戮の遊戯”が巻き起こる中、ついに無敵のファブル兄さんvs.凄腕の殺し屋アザミが大激突ッ！！ そして恐怖なき戦慄の男・山岡は、いかなる行動に出るのか、、、。さらに囚われのヨウコ＆ミサキの運命は、、、。風雲急を告げる”殺しのアジト”にて、大反撃の狼煙が立ち昇る、、、。乞うご期待ッ！！！！！！！
