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登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4988111251121
- 監督 : ロン・ハワード
- メディア形式 : 色, ドルビー, DTS Stereo, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 48 分
- 発売日 : 2016/12/21
- 出演 : ポール・マッカートニー, リンゴ・スター, ジョージ・ハリスン, ジョン・レノン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : KADOKAWA / 角川書店
- ASIN : B01M3RZDYL
- ディスク枚数 : 1
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 10,680位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 14位外国の音楽映画
- カスタマーレビュー:
商品の説明
内容紹介
『ザ・ビートルズ・アンソロジー』から実に21年ぶりのアップル公式作品!
【作品ポイント】
★アカデミー賞(R)受賞ロン・ハワード監督×ザ・ビートルズ!
誰もが知っているバンドの知られざるストーリー。
★ポール&リンゴ、オノ・ヨーコ、オリヴィア・ハリスン全面協力!
世界中から集めた貴重な秘蔵映像が集められ、4Kデジタル修復さらに最先端の技術によって一部カラー化!
音声はジャイルズ・マーティンによって5.1chサラウンド化!
★本編映像は、来日時の様子を中心にインターナショナル・バージョンより2分長い日本公開バージョン
★日本語字幕は、Blu-ray、DVDでは劇場公開時よりさらに詳細に!
★メーカー特典として、伝説のシェイ・スタジアムのライブ場面を切り取ったA5サイズフォトシートが付属!
【封入特典】
オールカラー12Pブックレット
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ロン・ハワード監督が、ビートルズの知られざる姿を彼らのライブ活動期に焦点を当てて明らかにしたドキュメンタリー。厳選したライブシーンを中心に、関係者のインタビューなどから彼らの社会的、文化的な意味に迫る。
内容(「Oricon」データベースより)
1963年に始まった15か国90都市166公演に及ぶツアーの様子、そして4人が最後に観客の前で演奏した1966年8月29日の公演まで、ザ・ビートルズの全盛期を貴重な秘蔵映像と共に描き出した作品。DVDスタンダード・エディション。
メーカーより
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Amazon限定ポスター&フォトシート&Tシャツ付3枚組Blu-ray | Amazon限定ポスター&フォトシート&Tシャツ付3枚組DVD | Tシャツ付3枚組Blu-ray | Tシャツ付3枚組DVD | 早期購入特典A5フォトシート付2枚組Blu-ray | 早期購入特典A5フォトシート付2枚組DVD | |
B2ポスター | ○ | ○ | × | × | × | × |
A5フォトシート | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ |
日本公開版本編 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
オリジナルTシャツ(ブラック) | ○ | × | ○ | × | × | × |
オリジナルTシャツ(グレー) | × | ○ | × | ○ | × | × |
インターナショナル版本編 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
全ツアーリスト | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
映像特典ディスク | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
豪華ブックレット | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
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2枚組Blu-ray | 2枚組DVD | 早期購入特典A5フォトシート付Blu-ray | 早期購入特典A5フォトシート付DVD | Blu-ray | DVD | |
B2ポスター | × | × | × | × | × | × |
A5フォトシート | × | × | ○ | ○ | × | × |
日本公開版本編 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
オリジナルTシャツ(ブラック) | × | × | × | × | × | × |
オリジナルTシャツ(グレー) | × | × | × | × | × | × |
インターナショナル版本編 | × | × | × | × | × | × |
全ツアーリスト | × | × | × | × | × | × |
映像特典ディスク | ○ | ○ | × | × | × | × |
豪華ブックレット | ○ | ○ | × | × | × | × |
豪華特典が満載!※対象は一部商品のみ。
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Amazon限定特典はB2サイズ劇場版本ポスター!公開時に非常に人気の高かった、若きザ・ビートルズがフィーチャーされた劇場版本ポスターをオリジナル特典化! |
早期購入特典は、A5サイズフォトシート!伝説のシェイ・スタジアムのライブの一場面を切り取った、A5サイズフォトシートが早期購入特典として付属! |
日本オリジナルTシャツコレクターズ・エディションのみ、日本オリジナルTシャツが付属。 Blu-ray版は1966年武道館公演の写真を使ったティザーポスターデザイン。 DVD版はグレー地にロゴというシンプルかつスタイリッシュなデザイン。 |
インターナショナル・バージョン本編コレクターズ・エディションのみ、インターナショナル・バージョンの本編も付属。 日本公開版には収録されていなかったシーンも必見! |
豪華特典が満載!※対象は一部商品のみ
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ザ・ビートルズ、ツアーの歴史が丸わかり、全ツアーリスト!コレクターズ・エディションのみ、ザ・ビートルズが行った全ツアーの詳細なリストが付属!(20p予定) 入門者にもビートルマニアにも必携の一冊! |
秘蔵写真満載、オールカラー64pブックレット!メジャーデビュー前の時代を含むメンバー4人の貴重な秘蔵写真を満載したブックレットは、ロン・ハワード監督による詳細な作品解説など、見ごたえたっぷりの64p! ※コレクターズ・エディション、スペシャル・エディションのみ |
ライブ演奏フルバージョンを含む106分の豪華映像特典!劇中では見られなかったライブ演奏フルバージョン5曲や、ポールの歌う「愛なき世界」などのレア音源、本編には出てこないメンバー4人のインタビューなど、ここでしか見られない映像が満載! ※コレクターズ・エディション、スペシャル・エディションのみ |
Blu-ray&DVDオリジナル日本語字幕劇場公開時よりさらに詳細になった字幕により、インタビューや解説のニュアンスを余すところなく表現! |
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
220 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
中学生の時、ビートルズの洗礼を受けました。その時には解散して20年以上経ち、ジョンも生まれた頃には殺されていて、なぜ自分にそんな波が押し寄せてきたのか。その頃はユーロビートや小室哲哉、ビジュアル系が出てきて、何一つ心を揺さぶられる音楽がなかった中、昼食代を貯めて買ったビートルズの赤・青盤が思春期の僕の鬱屈した自我にどれほどのショックを与えたか。
その後すぐにギターを買い、ポールと同じでレフトハンド仕様にし、ビートルズのバンドスコアを買って、部屋で大声で歌っていました。もう存在しないバンドなのにどんだけ影響力あるんだよ、と思ってしまいますが、当時のミュージシャンもビートルズからの影響を公言している人がなんと多かったことか。その後もラジオ音源、スタジオの別テイク、ブートレグまでも皆が求めるほど、誰もがあの当時の空気に触れたがっていました。願わくば、その時代にいたかった。
この映画は60年代当時のツアーを行うビートルズとその周囲の熱狂を映し出しています。どこに行っても叫んで泣いて失神して、歌なんて聴いていないファンで埋め尽くされた会場。火付け役としては若い女子の熱狂は必要ですが、それに文字通り嫌気がさし、音楽を評価してもらいたくてスタジオ路線に行ったビートルズが数々の名曲を生み出しました。まさにそのことで後世にまで語り継がれる4人になっていくのですが。ラストの屋上でのライブなんか、痺れるほどの感動!!あの瞬間がいつまでも終わらなければという寂しさとともに、周りでぞろぞろと集まりだす人の映像が続いてくると、同じ時代を歩んできた人々の一瞬一瞬も切り取られていて、ビートルズは本当にいたんだ、と変な感覚に捕われました。
映画でビートルズの偉大さを感じたのは、公民権運動の最中の差別が激しい南部で毅然として人種差別が馬鹿げている、と発言したこと。黒人の学生が殺されたりするほどの空気の中、彼らが声を出したことで気づいた白人も多かったのでは。おそらく、彼らの音楽のルーツが南部の黒人達のブルースであったことも大いに関係しているのでしょう。
語り尽くせない、言葉はいらない、彼らの音楽が人類の宝です。
その後すぐにギターを買い、ポールと同じでレフトハンド仕様にし、ビートルズのバンドスコアを買って、部屋で大声で歌っていました。もう存在しないバンドなのにどんだけ影響力あるんだよ、と思ってしまいますが、当時のミュージシャンもビートルズからの影響を公言している人がなんと多かったことか。その後もラジオ音源、スタジオの別テイク、ブートレグまでも皆が求めるほど、誰もがあの当時の空気に触れたがっていました。願わくば、その時代にいたかった。
この映画は60年代当時のツアーを行うビートルズとその周囲の熱狂を映し出しています。どこに行っても叫んで泣いて失神して、歌なんて聴いていないファンで埋め尽くされた会場。火付け役としては若い女子の熱狂は必要ですが、それに文字通り嫌気がさし、音楽を評価してもらいたくてスタジオ路線に行ったビートルズが数々の名曲を生み出しました。まさにそのことで後世にまで語り継がれる4人になっていくのですが。ラストの屋上でのライブなんか、痺れるほどの感動!!あの瞬間がいつまでも終わらなければという寂しさとともに、周りでぞろぞろと集まりだす人の映像が続いてくると、同じ時代を歩んできた人々の一瞬一瞬も切り取られていて、ビートルズは本当にいたんだ、と変な感覚に捕われました。
映画でビートルズの偉大さを感じたのは、公民権運動の最中の差別が激しい南部で毅然として人種差別が馬鹿げている、と発言したこと。黒人の学生が殺されたりするほどの空気の中、彼らが声を出したことで気づいた白人も多かったのでは。おそらく、彼らの音楽のルーツが南部の黒人達のブルースであったことも大いに関係しているのでしょう。
語り尽くせない、言葉はいらない、彼らの音楽が人類の宝です。
80人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
ビートルズの解散を「お兄さん」「お姉さん」たちの世代が悲しんでいたのを記憶しているくらいの世代で、リアルタイムのファンではなかったのですが、楽しめました。
メンバーと音楽・表現活動との関係に焦点を定め、それ以外(例えば、解散とか、ヨーコとか、ジョンの狙撃とか)へは言及しない安定した作りで、ドキュメンタリーとして非常にわかり易い内容でした。さすがロン・ハワード監督です。
今見ると、四人は音楽で身を立てようと頑張る至極まともな若者たちであり、アイドル(偶像)である前に音楽家であり、数万人収容の巨大スタジアムで、キャーキャー叫ぶだけの女の子たちに向けて、聴かれているはずもない演奏をしてツアーする、そんな生活にうんざりするのは当然だと理解できました。この十数年後にレノンを殺したのは誰か、と考えれば、もちろん実行した犯人マーク・チャプマンはいるわけで、その精神の異常さが原因であるでしょうが、その異常者をしてジョンへの危害に及ばしめた環境・誘導の要因は何かといえば、彼女たちの示した異常な興奮、つまり音楽家を音楽家として扱わないファンダムこそが犯人なのだと、ふとそんな感想を持ちました。
1966年の武道館公演まわりの様子も収録されています。浅井慎平さんの当時を語るコメントが、とても説得力がありそうな口ぶりでありながら、何を言っているのか論旨不明だったのが可笑しい。喋りが感覚的すぎます。英語字幕にするの大変だったろうな(笑)。
今年2020年はジョンとリンゴの生誕80年であり、またジョンの没後40年です(あのニュースから40年も経ったのか…)。たまたま空き時間にPrime Videoで本作を見たのですが、引き込まれました。一通りアルバムを聴き直してみようかな。
メンバーと音楽・表現活動との関係に焦点を定め、それ以外(例えば、解散とか、ヨーコとか、ジョンの狙撃とか)へは言及しない安定した作りで、ドキュメンタリーとして非常にわかり易い内容でした。さすがロン・ハワード監督です。
今見ると、四人は音楽で身を立てようと頑張る至極まともな若者たちであり、アイドル(偶像)である前に音楽家であり、数万人収容の巨大スタジアムで、キャーキャー叫ぶだけの女の子たちに向けて、聴かれているはずもない演奏をしてツアーする、そんな生活にうんざりするのは当然だと理解できました。この十数年後にレノンを殺したのは誰か、と考えれば、もちろん実行した犯人マーク・チャプマンはいるわけで、その精神の異常さが原因であるでしょうが、その異常者をしてジョンへの危害に及ばしめた環境・誘導の要因は何かといえば、彼女たちの示した異常な興奮、つまり音楽家を音楽家として扱わないファンダムこそが犯人なのだと、ふとそんな感想を持ちました。
1966年の武道館公演まわりの様子も収録されています。浅井慎平さんの当時を語るコメントが、とても説得力がありそうな口ぶりでありながら、何を言っているのか論旨不明だったのが可笑しい。喋りが感覚的すぎます。英語字幕にするの大変だったろうな(笑)。
今年2020年はジョンとリンゴの生誕80年であり、またジョンの没後40年です(あのニュースから40年も経ったのか…)。たまたま空き時間にPrime Videoで本作を見たのですが、引き込まれました。一通りアルバムを聴き直してみようかな。
2018年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音楽で聴衆を楽しませ、ファンと結びつきたかったBeatlesが、彼らを取り巻く事情によりライブ活動を中止せざるをえない状況に追い込まれてしまいます。・・・しかし、彼らはスタジオでの新しい音楽づくりに専念することでファンとの音楽での結びつきを取り戻し、世界で最も成功したバンドになってゆきました。こうした過程のドキュメンタリーです。なぜ、Beatlesが成功できたのか?・・・その秘密の一端もわかる作品です。
監督は、「ダビンチ・コード」「アポロ13号」「ビューティフル・マインド」のロン・ハワードです。ドキュメンタリーですが、彼は、社会背景を描くこととBeatlesの魅力を描くことの両方に成功しているのではないでしょうか。素晴らしい作品です。
以下は、評者によるこの作品の解釈です。エピソードを含むため、ご覧になった後でお読みいただければ幸いです。
この作品では、Beatlesのリバプール・ハンブルグの下積み時代から、イギリス、アメリカのトップチャートに上り詰めた絶頂期、そして次第にライブが困難になり、スタジオで新しい音楽づくりに専念していく過程が描かれています。
アメリカへ進出後の「Beatles現象」ともいえる熱狂には歴史的条件が大きくかかわっていました。この作品では、戦後の新しい時代、若い世代の潜勢力が社会の中で拡大する時代背景を持っていたことが示されています。若い世代は彼らのエネルギーの発露を求めており、Beatlesの新しい音楽と彼らのパフォーマンスは、そうした時代の気分に合致し、若い世代は、Beatlesの新しい音楽のとりこになりました。そして、それとは意識せずに、彼らは一つの方向へまとまったエネルギーを発散させ、社会にその潜勢力を示しはじめました。それはBeatlesを必要とした時代だったのでしょう。Beatlesは、若者世代から彼らの代表と見なされるようになりました。
しかしその反面、若い世代の潜勢力の発露を快く思わない人々の批判は、若い世代に向かうよりもBeatlesに向けられることになりました。彼らは、それと意図することなしに、若い世代の台頭を快く思わない人々からの批判の矢面に立たされることになりました。彼らの堂々と物おじしない態度や、やんちゃさが、まず攻撃の対象になりました。決定的だったのは、イギリスでのジョンの「Beatlesはキリストよりも有名だ」という発言でした。ジョンは謝罪会見をしたものの、Beatlesのレコードを焼くなどのアンチ行為が引き起こされました。そしてフィリピンでも、日本でもマスコミや右翼の攻撃対象になりました。そして、批判はBeatlesが脅迫を受ける事態にまで過激化していました。一方、ライブでの熱狂もまた過熱し、ライブは音楽を聴くというよりもBeatlesという見世物をみる機会に変化してしまいました。Beatlesのライブは、彼らにとっても観客・聴衆にとってもしだいに危険を伴うものになり始め、Beatlesの4人にとって嫌気を感じるものに変わってゆきました。そのため、彼ら4人はライブ活動を止める決断を下さざるをえなくなりました。音楽で結びつきたかったBeatlesですが、熱狂は彼らの想像を超え、歴史的な諸条件はただ単に音楽で結びつくことを許しませんでした。
フロリダのライブ会場の客席が人種隔離されることにBeatlesは異議を唱えましたが、ただ音楽を演奏するだけでも政治とのかかわりが生じてしまうのが当時の社会状況だったのです。「Beatles熱狂現象」は終息に向かいました。
音楽で聴衆を楽しませ、結びつくというBeatlesの望んだ道は絶たれました。しかし、彼らの音楽にたいする情熱は絶えることはありませんでした。彼らは生き残りました。彼らはスタジオでの活動に専念することにより、さらに新しい音楽を生み出し続けてゆきました。「Beatles現象」といえるような熱狂が去ったとはいえ、Beatlesの新しい音楽づくりが止まったわけではありませんでした。彼らは素晴しいアルバムを送りだし、最も成功したバンドとして、彼らが望んだ音楽での聴衆と結びつきを取り戻しました。
では、なぜ、彼らはそうした素晴らしい音楽を生みだすことができたのか、・・・評者のみる限り、それは第一に、下積み時代、観客を彼らの演奏に引きつけることが必要となり、そのための音楽的工夫、苦心を重ねていたことです。
第二に、彼らが何かを決める場合、4人が一致しなければならないということを基本にしていたことです。音楽づくりにたいして4人の平等な関係、親密さがありました。(この作品には含まれていませんが、誰かがアイデアを出した場合、それを端から頭ごなしにダメ出しするのではなく、まず演奏してみて、その結果の音を聞いて決めていくというように、互いの意見を尊重し、自由な発想で音楽づくりをする雰囲気を大切にしていました)ですから、音作りには偶然が重なったということをリンゴが述べていますが、下積み時代の苦労や4人一致の原則の下で、彼らはその偶然を消化して新しい音楽を生み出していくことができたのでしょう。
ところで、「Beatles熱狂現象」が終息したからといって、一度社会にたいして示された若い世代の潜勢力も失われてしまったのでしょうか?・・・そんなことはありません。ウーピー・ゴールドバーグの次の言葉はそれを示しています。
「毎週、日曜の夜、この番組(エド・サリバン・ショー)を見てた。兄、母親、私は、何があろうとテレビの前へ・・・彼らのような人たちを初めて見た。・・・まさに啓示・・・子供心に<何か>がひらめいた。世界が光り輝いて、突然、感じたの。<この人たち、好き、私は黒人よ>・・・彼らが好き?白人になりたいの?そう聞かれても、彼らを<白人>と思わない。彼らはビートルズよ。<色>なんかない。ひたすらカッコいいの・・・<誰でも受け入れられる>とビートルズに教わった。イケてる子じゃなくても関係ない。・・・ビートルズのファンになれる、それって最高、・・・それを忘れず今までやってきた。<私は私自身なのよ>、<好きな格好して、好きなように生きていい>・・・そういう考えを彼らから学んだの」
私たちはこれからも、困難に突き当たり、何か力を発揮しなければならないとき、自らのエネルギーを引き出す力にするために、躍動感に満ち、創造力溢れるBeatlesの楽曲を響かせ、口ずさむことでしょう。Beatlesの音楽は、それに応えるものを持っているのですから・・・。
監督は、「ダビンチ・コード」「アポロ13号」「ビューティフル・マインド」のロン・ハワードです。ドキュメンタリーですが、彼は、社会背景を描くこととBeatlesの魅力を描くことの両方に成功しているのではないでしょうか。素晴らしい作品です。
以下は、評者によるこの作品の解釈です。エピソードを含むため、ご覧になった後でお読みいただければ幸いです。
この作品では、Beatlesのリバプール・ハンブルグの下積み時代から、イギリス、アメリカのトップチャートに上り詰めた絶頂期、そして次第にライブが困難になり、スタジオで新しい音楽づくりに専念していく過程が描かれています。
アメリカへ進出後の「Beatles現象」ともいえる熱狂には歴史的条件が大きくかかわっていました。この作品では、戦後の新しい時代、若い世代の潜勢力が社会の中で拡大する時代背景を持っていたことが示されています。若い世代は彼らのエネルギーの発露を求めており、Beatlesの新しい音楽と彼らのパフォーマンスは、そうした時代の気分に合致し、若い世代は、Beatlesの新しい音楽のとりこになりました。そして、それとは意識せずに、彼らは一つの方向へまとまったエネルギーを発散させ、社会にその潜勢力を示しはじめました。それはBeatlesを必要とした時代だったのでしょう。Beatlesは、若者世代から彼らの代表と見なされるようになりました。
しかしその反面、若い世代の潜勢力の発露を快く思わない人々の批判は、若い世代に向かうよりもBeatlesに向けられることになりました。彼らは、それと意図することなしに、若い世代の台頭を快く思わない人々からの批判の矢面に立たされることになりました。彼らの堂々と物おじしない態度や、やんちゃさが、まず攻撃の対象になりました。決定的だったのは、イギリスでのジョンの「Beatlesはキリストよりも有名だ」という発言でした。ジョンは謝罪会見をしたものの、Beatlesのレコードを焼くなどのアンチ行為が引き起こされました。そしてフィリピンでも、日本でもマスコミや右翼の攻撃対象になりました。そして、批判はBeatlesが脅迫を受ける事態にまで過激化していました。一方、ライブでの熱狂もまた過熱し、ライブは音楽を聴くというよりもBeatlesという見世物をみる機会に変化してしまいました。Beatlesのライブは、彼らにとっても観客・聴衆にとってもしだいに危険を伴うものになり始め、Beatlesの4人にとって嫌気を感じるものに変わってゆきました。そのため、彼ら4人はライブ活動を止める決断を下さざるをえなくなりました。音楽で結びつきたかったBeatlesですが、熱狂は彼らの想像を超え、歴史的な諸条件はただ単に音楽で結びつくことを許しませんでした。
フロリダのライブ会場の客席が人種隔離されることにBeatlesは異議を唱えましたが、ただ音楽を演奏するだけでも政治とのかかわりが生じてしまうのが当時の社会状況だったのです。「Beatles熱狂現象」は終息に向かいました。
音楽で聴衆を楽しませ、結びつくというBeatlesの望んだ道は絶たれました。しかし、彼らの音楽にたいする情熱は絶えることはありませんでした。彼らは生き残りました。彼らはスタジオでの活動に専念することにより、さらに新しい音楽を生み出し続けてゆきました。「Beatles現象」といえるような熱狂が去ったとはいえ、Beatlesの新しい音楽づくりが止まったわけではありませんでした。彼らは素晴しいアルバムを送りだし、最も成功したバンドとして、彼らが望んだ音楽での聴衆と結びつきを取り戻しました。
では、なぜ、彼らはそうした素晴らしい音楽を生みだすことができたのか、・・・評者のみる限り、それは第一に、下積み時代、観客を彼らの演奏に引きつけることが必要となり、そのための音楽的工夫、苦心を重ねていたことです。
第二に、彼らが何かを決める場合、4人が一致しなければならないということを基本にしていたことです。音楽づくりにたいして4人の平等な関係、親密さがありました。(この作品には含まれていませんが、誰かがアイデアを出した場合、それを端から頭ごなしにダメ出しするのではなく、まず演奏してみて、その結果の音を聞いて決めていくというように、互いの意見を尊重し、自由な発想で音楽づくりをする雰囲気を大切にしていました)ですから、音作りには偶然が重なったということをリンゴが述べていますが、下積み時代の苦労や4人一致の原則の下で、彼らはその偶然を消化して新しい音楽を生み出していくことができたのでしょう。
ところで、「Beatles熱狂現象」が終息したからといって、一度社会にたいして示された若い世代の潜勢力も失われてしまったのでしょうか?・・・そんなことはありません。ウーピー・ゴールドバーグの次の言葉はそれを示しています。
「毎週、日曜の夜、この番組(エド・サリバン・ショー)を見てた。兄、母親、私は、何があろうとテレビの前へ・・・彼らのような人たちを初めて見た。・・・まさに啓示・・・子供心に<何か>がひらめいた。世界が光り輝いて、突然、感じたの。<この人たち、好き、私は黒人よ>・・・彼らが好き?白人になりたいの?そう聞かれても、彼らを<白人>と思わない。彼らはビートルズよ。<色>なんかない。ひたすらカッコいいの・・・<誰でも受け入れられる>とビートルズに教わった。イケてる子じゃなくても関係ない。・・・ビートルズのファンになれる、それって最高、・・・それを忘れず今までやってきた。<私は私自身なのよ>、<好きな格好して、好きなように生きていい>・・・そういう考えを彼らから学んだの」
私たちはこれからも、困難に突き当たり、何か力を発揮しなければならないとき、自らのエネルギーを引き出す力にするために、躍動感に満ち、創造力溢れるBeatlesの楽曲を響かせ、口ずさむことでしょう。Beatlesの音楽は、それに応えるものを持っているのですから・・・。
2018年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リアルタイムで彼らに熱狂した世代ではないですが、幼い記憶にすごい熱量で情報が溢れていたことを思い出します。
音楽(当時はラジオを中心としてた)の世界は1970年代中盤まで、彼らとソロアーティストとしての ”元” に支配されていましたから当然といえば当然。
Silver Beatlesの頃は端折ってしまいましたが、不遇だったハンブルグ時代のエピソードもあり、優れたライブパフォーマーとしての初期がきちんと描かれています。
今更説明不用のビッグネームですが、彼らと彼らに熱狂した若いファンが "何故" このようなムーブメントをつくり得たのか、背景となるこの時代を知ると分かりやすくなるでしょう。
劇中でも触れていますが大統領や黒人指導者の暗殺、泥沼化するベトナム戦争、不気味な東西冷戦など。
自由で活発だったけど決してハッピーではなかった、抑圧と戦い、自由は勝ち取れると皆信じていた時代です。
精神・容貌とも彼等・時代とも変化していき、経過点に過ぎませんがあの有名なアップルスタジオ屋上でのゲリラライブ、寒空の中の演奏シーンで幕を閉じます。何かが終わり、再び始まった象徴です。
(好みと内容なともかく)興味があればOasisのスーパーソニック(字幕版)という映画があるので見比べてください。
同じ労働者階級の出身、母親がいない(ジョン・ポール) 父親がいない(ギャラガー兄弟)寂しさを埋めたのが音楽、音楽をやっていなければただの不良と、意外なほど共通点の多さに驚きました。
こちらでも劇中で(自身の過去を振り返り)「ネットやSNSが発達した今ではもう起こらない」と言っていたのが象徴的でした。
The Beatlesの時代にもおそらくもう出会うことはないでしょう。
偶然であったにせよ時代が求めたこと、必要としたことです。
個人的には若いライブパフォーマーからコンポーザーに変化を遂げていくRevolver(1966)の頃が一番好きですね。
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The Beatlesの時代にもおそらくもう出会うことはないでしょう。
偶然であったにせよ時代が求めたこと、必要としたことです。
個人的には若いライブパフォーマーからコンポーザーに変化を遂げていくRevolver(1966)の頃が一番好きですね。
2020年8月15日に日本でレビュー済み
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兄が熱狂的なビートルマニアで、僕が小学生か幼稚園の頃に「ビートルズがやってくる!ヤアヤアヤア!」の封切りを一緒に連れて行ってくれた。中学生や高校生の女子が、映画の始まりから「ポール、ジョージ!」と熱狂している。子供心に「映画なのにこのお姉さん達はどうしたんだろう?」と不思議に思った。隣の席の兄は中学生で、僕より8歳上だった。映画を見ながら台詞を丸暗記していて、横で同じ様に離す。歌の時は一緒に歌う。そんな感じで、兄から強制洗脳されて僕も幼い頃からビートルマニアになった。意味も分からないのに歌を口ずさんでいた。ビートルズが来日したときの生中継を友達の家で見た。小学1年の頃だろうか?映画で叫んでいたお姉さん達を真似して、テレビの前で友達と狂ったように踊っていた。友達が興奮してテレビに頭をぶつけてチャンネルが壊れてしまったっけ。
初めて買ったレコードはLET IT BEだった。それまでは兄に聴かされていた。
ポールが初来日してコンサートに行ったときには、涙が止まらず号泣しながら生音を愉しんだ!
そんな想い出が、この映画を見ながら走馬燈の様にオーバーラップした。
ビートルマニアで無くても、リアルな彼らを知らないビートルズの歌が好きな若い人こそ見て欲しい映画です。
初めて買ったレコードはLET IT BEだった。それまでは兄に聴かされていた。
ポールが初来日してコンサートに行ったときには、涙が止まらず号泣しながら生音を愉しんだ!
そんな想い出が、この映画を見ながら走馬燈の様にオーバーラップした。
ビートルマニアで無くても、リアルな彼らを知らないビートルズの歌が好きな若い人こそ見て欲しい映画です。
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