ピーター・バラカン氏の選曲がサン・レコードの入門編にちょうど良さそうだなと思い購入しました。
代表曲はおおよそは収録されているし、海外盤のサン・レコードのコンピではオミットされがちなエルヴィスの「ザッツ・オールライト」も収録されているし、収録内容としては満足しております。
ただ不満なのがブックレットの内容です。輸入盤と比べて割高な国内盤に期待していることは、個人的にはブックレットの情報量です。
まず歌詞カードが付属していない点は大きなマイナスだと思います。
解説はピーター・バラカン氏によるざっくりとしたサン・レコードの歴史みたいなものと、藁科徹氏による曲ごとの解説です。
曲目解説は昔ながらの解説といった感じで各アーティストの歴史を少しと録音日などが書かれているのですが、それが書かれていなかったりする曲目もありもう少し整理できないものかと感じました。
好みはあるでしょうが録音日、リリース日、ファーストリリースのレコード番号、ステレオ/モノ、パーソナルなどは無理に文章に入れる必要がなく、ただデータとして並べてもらった方が個人的には嬉しいです。
1950年代の情報ということで不明な情報があるということは理解しますが、もう少しブックレットについては頑張ってほしかったです。