1980年代以降、最高の頭脳はウォール街に集まった。
そのウォール街から最高の頭脳は2010年前後からシリコンバレーへと移りだした。
それを地で行ったのが著者のキャリア。
その時代の渦に巻き込まれながら必死に生き抜こうとするその姿が最高の臨場感をもって迫ってきます。
「シリコンバレー修業編」という副題がついていますが、まさに「修行」という名にふさわしい。
海千山千のシリコンバレーの猛者たち、VC,エンジェル投資家、他の創業者に、その法的な流れまで・・・ほぼすべてで最善の策を打つ術を知らない時期の苦しさが伝わってきて、自分のビギナーだった時代を思い出してしまう。(もしくは今でも)
「何をすべきかコンピュータに指示するものと、何をすべきかコンピュータに指示されるものに分かれる。ウォール街は単にそれを最初に感じていただけだ。この移行が次に金銭的にも技術的にも巨大なスケールで実現したのがインターネット広告の世界だった」
「本当に優れたアイディアは盗まれたりしない。むしろいろんな人の口に押し込んだほうがいい。アイディアはチームの質を判断する材料に過ぎず内容自体に特に意味はなかったのだ」
「3人の持ち分を平等に分けた。これが典型的なミスだった。大胆で直感的で社運を賭けた一手を決めるのは一人の個人だ」
「本質的に会社が拡大するほどエンジェル投資家の持ち分は減ることになる。事業のリスクの高い段階で投資していることを反映していない。そこで登場するのが投資家の強い味方上限額(キャップ)だ」
「スタートアップにとっての大企業の脅威より、大企業にとってのスタートアップの脅威のほうが大きいことが多い。ちっぽけなスタートアップが説得力のある根拠を揃えて地位と権力のある鼻持ちならない輩を相手に立ち向かおうとすると、驚くほどの人がどこからともなく現れて助けてくれる」
「骨を投げて与えておいて後で問題が起きたら殺せばいいという考え方は甘い」
「愛は崇高だが憎しみや不安は長くしぶとく続くのだ。すべてのよりどころは頑固なまでの血の気の多さ」
「スタートアップを志す人へ、弁護士代をケチってはいけない。法的問題でミスを犯せば100万ドル単位が簡単に吹っ飛んでいく」
「シリコンバレーの慣習で驚いたのはありとあらゆる分野の人物と実際に会わずに話が進むことだ」
「男も女もみな自己完結した小さな世界で生きている。シリコンバレー的な姿勢とは利己主義によって加速し社会的に権限を持つに至ったアノミーだ」
「僕の仕事がもたらした人生最大級の大金を毎日夕方6時以降に働くことを厭う会社に託したくはない」
「僕は何もわかっていなく、投資家も創業者も最終的な買収額から純粋に比率に応じて分配を受けるものだと無邪気に考えていた。」
上記の抜粋文面の中でひとつでも「え?」と思うような箇所があるならこの本を読む価値があると思う。
ウォール街からシリコンバレーへと主戦場を移した最高の頭脳たちの戦いとサバイバルの実録。
血なまぐさい悩みと愚かさとやる気。
最高に面白い。
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サルたちの狂宴 上 ーーシリコンバレー修業篇 単行本(ソフトカバー) – 2018/6/19
購入を強化する
森川亮氏、感嘆!
(C Channel CEO、元LINE CEO)
「起業による成功は簡単に成し遂げられない。ただこの本はそれでも前に進もうと思う希望を与えてくれる」
ゴールドマン・サックスをへてシリコンバレーに転じた元クオンツがIT業界のすべてを明かすノンフィクション
《NYタイムズ》ベストセラー
&AMAZON.COM月間ベストブック
ゴールドマン・サックスの高給に別れを告げ、
シリコンバレーのウェブ広告企業アドケミーに転じた元クオンツのアントニオ。
そこは、既存のあらゆる産業をなぎ倒すIT業界のサルたち(=カオスモンキー)が跋扈するジャングルだった。
ほどなく仲間2人とウェブ広告のスタートアップを立ち上げた著者は、
伝説の投資会社「Yコンビネーター」から支援を取り付けることに成功。
しかし、もといたアドケミーからは知的財産権侵害で訴えられる羽目に。
訴訟対策と日々の業務に忙殺されるアントニオらのもとに、ツイッター社から買収話が舞い込み……。
ウォール街の実態を赤裸々に描いた名著『ライアーズ・ポーカー』と、映画「ソーシャル・ネットワーク」の世界が融合!
疾走感あふれる文章でつづる業界騒然のシリコンバレー実録。
(C Channel CEO、元LINE CEO)
「起業による成功は簡単に成し遂げられない。ただこの本はそれでも前に進もうと思う希望を与えてくれる」
ゴールドマン・サックスをへてシリコンバレーに転じた元クオンツがIT業界のすべてを明かすノンフィクション
《NYタイムズ》ベストセラー
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ゴールドマン・サックスの高給に別れを告げ、
シリコンバレーのウェブ広告企業アドケミーに転じた元クオンツのアントニオ。
そこは、既存のあらゆる産業をなぎ倒すIT業界のサルたち(=カオスモンキー)が跋扈するジャングルだった。
ほどなく仲間2人とウェブ広告のスタートアップを立ち上げた著者は、
伝説の投資会社「Yコンビネーター」から支援を取り付けることに成功。
しかし、もといたアドケミーからは知的財産権侵害で訴えられる羽目に。
訴訟対策と日々の業務に忙殺されるアントニオらのもとに、ツイッター社から買収話が舞い込み……。
ウォール街の実態を赤裸々に描いた名著『ライアーズ・ポーカー』と、映画「ソーシャル・ネットワーク」の世界が融合!
疾走感あふれる文章でつづる業界騒然のシリコンバレー実録。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2018/6/19
- ISBN-104152097752
- ISBN-13978-4152097750
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ゴールドマン・サックスの高給に別れを告げ、シリコンバレーのウェブ広告企業アドケミーに転じた元クオンツのアントニオ。そこは、既存のあらゆる産業をなぎ倒すIT業界のサルたち(=カオスモンキー)が跋扈するジャングルだった。ほどなく仲間2人とウェブ広告のスタートアップを立ち上げた著者は、伝説の投資会社「Yコンビネーター」から支援を取り付けることに成功。しかし、もといたアドケミーからは知的財産権侵害で訴えられる羽目に。訴訟対策と日々の業務に忙殺されるアントニオらのもとに、ツイッター社から買収話が舞い込み…。ウォール街の実態を赤裸々に描いた名著『ライアーズ・ポーカー』と、映画「ソーシャル・ネットワーク」の世界が融合!疾走感あふれる文章でつづる業界騒然のシリコンバレー実録。
著者について
アメリカのIT起業家、作家。カリフォルニア大学大学院(バークレー校)の博士課程で物理学を専攻。
ウォール街のゴールドマン・サックスでストラテジストとして働き、2008年の金融危機を機にシリコンバレーへ。
ウェブ広告のベンチャー企業アドグロックを仲間と立ち上げ、その後ツイッター社に売却。
フェイスブック(FB)に転じてプロダクトマネジャーを務めたのちに退職。
シリコンバレーでの起業経験とFB社での日々を赤裸々につづった本書は《ニューヨーク・タイムズ》のベストセラーリストに登場し、大きな話題を呼ぶ。
ツイッター社のアドバイザーをへて、現在はワシントン州のオーカス島を拠点に、サンフランシスコ湾に浮かべたヨットの船上で暮らす。
ウォール街のゴールドマン・サックスでストラテジストとして働き、2008年の金融危機を機にシリコンバレーへ。
ウェブ広告のベンチャー企業アドグロックを仲間と立ち上げ、その後ツイッター社に売却。
フェイスブック(FB)に転じてプロダクトマネジャーを務めたのちに退職。
シリコンバレーでの起業経験とFB社での日々を赤裸々につづった本書は《ニューヨーク・タイムズ》のベストセラーリストに登場し、大きな話題を呼ぶ。
ツイッター社のアドバイザーをへて、現在はワシントン州のオーカス島を拠点に、サンフランシスコ湾に浮かべたヨットの船上で暮らす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
マルティネス,アントニオ・ガルシア
アメリカのIT起業家、作家。カリフォルニア大学大学院(バークレー校)の博士課程で物理学を専攻。ウォール街のゴールドマン・サックスでストラテジストとして働き、2008年の金融危機を機にシリコンバレーへ。ウェブ広告のベンチャー企業アドグロックを仲間と立ち上げ、その後ツイッター社に売却。フェイスブック(FB)に転じてプロダクトマネジャーを務めたのちに退職。シリコンバレーでの起業経験とFB社での日々を赤裸々につづった『サルたちの狂宴』は“ニューヨーク・タイムズ”のベストセラーリストに登場し、大きな話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
アメリカのIT起業家、作家。カリフォルニア大学大学院(バークレー校)の博士課程で物理学を専攻。ウォール街のゴールドマン・サックスでストラテジストとして働き、2008年の金融危機を機にシリコンバレーへ。ウェブ広告のベンチャー企業アドグロックを仲間と立ち上げ、その後ツイッター社に売却。フェイスブック(FB)に転じてプロダクトマネジャーを務めたのちに退職。シリコンバレーでの起業経験とFB社での日々を赤裸々につづった『サルたちの狂宴』は“ニューヨーク・タイムズ”のベストセラーリストに登場し、大きな話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2018/6/19)
- 発売日 : 2018/6/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 320ページ
- ISBN-10 : 4152097752
- ISBN-13 : 978-4152097750
- Amazon 売れ筋ランキング: - 402,552位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 243位情報・コンピュータ産業
- - 650位ビジネスとIT
- - 42,515位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
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トップレビュー
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5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年7月13日に日本でレビュー済み
軽いノリで「面白さ」は抜群!
アメリカの最先端スタートアップとFB、グーグルなどの職場環境がよくわかります。
ザッカーバーグやその周辺の登場人物の描写がといっても生き生きしていて興味深いし、仕事の進め方もよくわかります。
著者の知見は相当幅広く、スターウォーズからマイアミバイスなどの映画やドラマ、さらにはドストエフスキーやショーペンハウエルまで幅広い引用知識が披露されています。相当回転数の高い頭の良さには小気味いい! しかし育ちの悪さがモロに出ていてかなり下品。
翻訳に関して、極めてわかりにくい日本語が平均して1頁に3か所あり、また、人の名前や役職がカタカナ表記と英語アブリビエーションが唐突に併記されていて(プロダクトマネージャーとPMなど)これって読みにくいと思う!のですが、何か意味または法則性あるいは狙った効果があるのでしょうか?
アメリカの最先端スタートアップとFB、グーグルなどの職場環境がよくわかります。
ザッカーバーグやその周辺の登場人物の描写がといっても生き生きしていて興味深いし、仕事の進め方もよくわかります。
著者の知見は相当幅広く、スターウォーズからマイアミバイスなどの映画やドラマ、さらにはドストエフスキーやショーペンハウエルまで幅広い引用知識が披露されています。相当回転数の高い頭の良さには小気味いい! しかし育ちの悪さがモロに出ていてかなり下品。
翻訳に関して、極めてわかりにくい日本語が平均して1頁に3か所あり、また、人の名前や役職がカタカナ表記と英語アブリビエーションが唐突に併記されていて(プロダクトマネージャーとPMなど)これって読みにくいと思う!のですが、何か意味または法則性あるいは狙った効果があるのでしょうか?
2020年5月11日に日本でレビュー済み
テスト勉強は出来るけど、社会性・コンミュニケーションに難あり、という人が書いた印象。
単なる通り道の歴史的由来や名物、関連する偉人の格言などを多量に加えるので、読むのが面倒になる。
読んでいて、2チャンネルで仕入れた話をひたすら披露するオタクと話している気分になった。
スタートアップの仕組みのもワザワザ妙な喩え話
にするので、これまた分かりづらい。
内容的に半分の分量で十分。
スタートアップ企業の内幕の話であれば、『スタートアップバブル』の方が圧倒的に面白い。
元記者が書いただけあって、話の構成や臨場感が段違いだし、比喩も上手い。
単なる通り道の歴史的由来や名物、関連する偉人の格言などを多量に加えるので、読むのが面倒になる。
読んでいて、2チャンネルで仕入れた話をひたすら披露するオタクと話している気分になった。
スタートアップの仕組みのもワザワザ妙な喩え話
にするので、これまた分かりづらい。
内容的に半分の分量で十分。
スタートアップ企業の内幕の話であれば、『スタートアップバブル』の方が圧倒的に面白い。
元記者が書いただけあって、話の構成や臨場感が段違いだし、比喩も上手い。





