この本は800万の資金を160万まで減らした後、一気に1億円にして、現在は7億円にしている「えす」さんの著書ですが、
「7億円すごい」では、実態は見えてきません。
レバレッジをかけて投資をすれば、確率的に、必ず何%か1億円以上を達成される人が出ます。
一方で、すべてを失う方もその何倍もでます。
そして、「うまくいった人だけ」が本を書くのです。
通常、レバレッジをかけて株を買って何億も稼いだという人の著書を読むと、
「レバレッジをかけて一点買いをしたら、偶然、その株が本当に爆騰した」というだけのことが多いものです。
本人はその株を実力で選んだと思っているのですが、
市場には、オイシイ話があふれているもので、
「第二のマイクロソフト」とか、「クラウド関連」とか、「太陽光発電関連」とか、
そんな与太話に乗っかっただけで実力関係ないことが多いのですが、
この方は、しっかりと財務諸表を細かく読んで、
割り安な株に投資するという堅実な方法をしていて、
そのあたりは評価していいと思います。
この著者の株の投資法は、
ごくまっとうな、基本にのっとった長期投資家のものなので、
「当たり前」なことが書いてあるように感じる人もいるでしょうが、
本当は、「当たり前なことがどれだけ大事か」ということを教えてくれています。
しかしながら・・・
日経平均は、2003年4月7600円から2007年6月に18000円までずっと上昇し続けました。
ちょうどこの時期に、著者は市場に参入したのです。
だから上昇相場に乗って、資産を何倍にも膨らますことができました。
具体的には、りそな銀行が国有化されたときに、みずほ銀行とその系列証券会社が売られまくっていたので、
それを、フルレバレッジで買い、それがうまくいき、
その後、2005年6月ごろに、サイボウズ株に1億円をつっこんだ所、
1年で株価が10倍近くまであがり、7億円を達成されたとのことですが・・・・
「2003年という株を始めるのにベストのタイミングという運」+「フルレバレッジというリスク」
があってこその面を軽視するわけにはいきません。
この著者と同じ能力の人が100人いて、同じ160万から、同じ手法で始めても、
7億になりますかというと、たぶん達成できないでしょう。
手堅い投資手法なので、全てを失っている可能性はかなりひくいですし、
たぶん、10年で倍くらいにはなるでしょうが、
この著者の投資法は基本的には「手堅い手法」である以上、
この著者は偶然、とんでもなくうまくいっただけで、
本来こんなに何十倍という利益を読者は期待できないと思われます。
(やはり、本を書く人というのは生き残りのバイアスがかかっているなぁ・・・とおもいました)
でも、これが株式投資の基本ですので、まずは、この「当たり前」から習得されるのをお勧めします。
その後、リーマンショックで、資産を1.1億まで減らしてしまったそうですが、
こういう正直な所は、すごく評価すべき彼のいいところだと思いますし、
基本的に手堅い彼の手法でしたら、また増えて行くと私は思っています。
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サラリーマンが株で一億円を稼ぐ!! 単行本 – 2005/3/28
●担当編集者から
「給料では贅沢出来ないので、利殖をうまくやってお小遣いが欲しい……」「いまある貯金の半分を投資に回して、マンションを即金で買えたら……」~なんてことを一度も考えたことがないサラリーマンやOLはいないはずです。本書は、フツーのサラリーマンが100万円程度の資金から株式投資を始め、実質2年ちょっとで譲渡益1億円を達成したプロセスとノウハウをまとめたものです。
編集者がえす氏を知ったのは、昨年の秋です。たまたま深夜にブログの人気ランキングを見ていて、そこで第1位だった【1億円達成の株式投資術】に飛んでみました。
個人的な話になりますが、私は数年前、ネット証券の口座開設をし、初めて買った株がXX銀行と○○銀行。買って数ヶ月もしないうちに両行の株価は大暴落……、という「負け組」なのですが(泣)、えす氏のブログはこんな私に希望(と元気までも)を与えてくれる内容でした。
1ヶ月ほどブログを見続けるうちに、儲けもさることながら彼の「真っ当」な株式理論に魅了され、彼に会ってみようと思いました。
それが本書誕生のきっかけです。
内容は大きく分けて3つの章があります。
【実録1億円の道】、【初中級者向けの株式投資知識】、【えすの投資哲学】。まず、えす氏が1億円に至ったプロセスを詳細に示し、次に投資の基である株式の一般的知識を懇切丁寧に説明しました。最後に、「私はこう考える!」というえす式投資哲学を示しました。巻末付録に、えす氏独自の分析による【真っ当銘柄一覧】(いわゆる推奨銘柄)も敢えて載せてみました。
基礎知識とえす的投資術、そして推奨銘柄が読者の1億円に繋がればいい、と心から願ってます。なお、一度は挫折しましたが、えす氏の理論を学んだ私としては、4月から1千万円を目指して株式投資を再開したいと思ってます。
「給料では贅沢出来ないので、利殖をうまくやってお小遣いが欲しい……」「いまある貯金の半分を投資に回して、マンションを即金で買えたら……」~なんてことを一度も考えたことがないサラリーマンやOLはいないはずです。本書は、フツーのサラリーマンが100万円程度の資金から株式投資を始め、実質2年ちょっとで譲渡益1億円を達成したプロセスとノウハウをまとめたものです。
編集者がえす氏を知ったのは、昨年の秋です。たまたま深夜にブログの人気ランキングを見ていて、そこで第1位だった【1億円達成の株式投資術】に飛んでみました。
個人的な話になりますが、私は数年前、ネット証券の口座開設をし、初めて買った株がXX銀行と○○銀行。買って数ヶ月もしないうちに両行の株価は大暴落……、という「負け組」なのですが(泣)、えす氏のブログはこんな私に希望(と元気までも)を与えてくれる内容でした。
1ヶ月ほどブログを見続けるうちに、儲けもさることながら彼の「真っ当」な株式理論に魅了され、彼に会ってみようと思いました。
それが本書誕生のきっかけです。
内容は大きく分けて3つの章があります。
【実録1億円の道】、【初中級者向けの株式投資知識】、【えすの投資哲学】。まず、えす氏が1億円に至ったプロセスを詳細に示し、次に投資の基である株式の一般的知識を懇切丁寧に説明しました。最後に、「私はこう考える!」というえす式投資哲学を示しました。巻末付録に、えす氏独自の分析による【真っ当銘柄一覧】(いわゆる推奨銘柄)も敢えて載せてみました。
基礎知識とえす的投資術、そして推奨銘柄が読者の1億円に繋がればいい、と心から願ってます。なお、一度は挫折しましたが、えす氏の理論を学んだ私としては、4月から1千万円を目指して株式投資を再開したいと思ってます。
- 本の長さ183ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日2005/3/28
- ISBN-104838715765
- ISBN-13978-4838715763
商品の説明
出版社からのコメント
サラリーマンだから…資金がないから…あきらめるな、1億円! わずか3年で1億円を達成したスーパーサラリーマンが贈る「1億円達成のスーパーガイド本」堂々登場。ちなみに著者えす氏のブログ「一億円達成の株式投資術」は昨年のブログランキング第1位!
著者について
1971年生まれ。都内有名私立大学卒。東京都在住。
上場企業の経理マンとして、財務諸表を作成する一方で財務諸表を読み取る能力を磨く。また、個人投資家としてもファンダメンタルズ重視の長期株式投資で2004年5月に1億円を達成。
ノウハウを記したホームページ「800万円→100万円→1億円達成の株式投資術」は、ブログランキング第1位に輝く。
デイトレード人気に警笛を鳴らし、ファンダメンタルズ重視という真っ当な姿勢での株式投資でファンが多い。
上場企業の経理マンとして、財務諸表を作成する一方で財務諸表を読み取る能力を磨く。また、個人投資家としてもファンダメンタルズ重視の長期株式投資で2004年5月に1億円を達成。
ノウハウを記したホームページ「800万円→100万円→1億円達成の株式投資術」は、ブログランキング第1位に輝く。
デイトレード人気に警笛を鳴らし、ファンダメンタルズ重視という真っ当な姿勢での株式投資でファンが多い。
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登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (2005/3/28)
- 発売日 : 2005/3/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 183ページ
- ISBN-10 : 4838715765
- ISBN-13 : 978-4838715763
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,276,955位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,799位一般・投資読み物 (本)
- - 2,961位銀行・金融業 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月5日に日本でレビュー済み
全体として個人投資家の立場からは前半の内容(目先の銘柄を追いかけてドタバタしている様子など)について共感するところがあることはあるのだけれど、書籍として読んでも、特にためになると感じたところはなかった。
レバレッジをきかせた運用がたまたまうまくいけば、資産1億円に達する個人投資家が出ることはいわば必然であり、確率の問題として十分にありうることである。
2005.3の出版であり、既に「生もの」としての値打ちは感じられない。
また、後半は常識的な内容であり、全体として書籍としては特筆すべき中味は見あたらなかった。
レバレッジをきかせた運用がたまたまうまくいけば、資産1億円に達する個人投資家が出ることはいわば必然であり、確率の問題として十分にありうることである。
2005.3の出版であり、既に「生もの」としての値打ちは感じられない。
また、後半は常識的な内容であり、全体として書籍としては特筆すべき中味は見あたらなかった。
2005年4月1日に日本でレビュー済み
この本の著者のえすさんが書いているブログ「1億円達成の株式投資術」をよく見てました。いつもベスト20には入る人気のブログで、それを本にしたようですね。早速ブログには読者からの辛口の意見がのってますが、それに対してえすさんが、どんなに厳しい、ときには理不尽な?意見にもきちんと誠実にこたえているのが印象的。で、この本の内容ですが、2色で読みやすくスラスラと頭に入った。なんだか自分にも1億円稼げそうな気がしてきましたが、100万円位から始めてみようかな。1億円は無理でも1000万円くらいなら!という希望がわいてきました。
2005年4月1日に日本でレビュー済み
普通のサラリ-マンでも15年で2億円つくれる、を読み終えた直ぐ後に購入して読みました。読み始めて5分の1位読んだ所で飽きてきて、残りは書籍代金がもったいないからしょうがなく読んだって感じです。全然サラリ-マンの視点で書いてない、今まで読んできた株の本に書いてあるような事ばかり...。各ペ-ジに単語の説明やコラムなども書かれているが、その度に本文を読むのを中断するので余分に感じた。厳しいようですが(普通のサラリ-マンでも15年で2億円つくれる)と比べたら月とスッポン、天と地くらいの差がある。アマゾンで本が安くでるまで待てばよかった、超ガッカリ!!
2005年4月4日に日本でレビュー済み
この本ではいきなり「1億」というわけではないようだ。
時間をかけていろいろ研究しながら、しかし継続していく
という中長期的なスタンスでの成果だ。
バブル的な内容でもなく、このテの本ではなかなか好感が
もてた1冊。
時間をかけていろいろ研究しながら、しかし継続していく
という中長期的なスタンスでの成果だ。
バブル的な内容でもなく、このテの本ではなかなか好感が
もてた1冊。