イントロダクションではいまのサラリーマンの思考や行動がいかに危機的な状態にあるかを書いている. ほんとうにそこまでひどいのかと,おもわせる内容だ. 自分のちかくをみるかぎりは,もうすこし,すくいがあるようにみえる. 著者がむかしつとめていた会社にいるが,そこでも第 1 章に書かれているようなプロジェクトが増加し,組織もむかしよりは平坦化している.
それでも,意識改革が十分すすんでいないのは著者が書いているとおりだろう. あとの章にいくほど,「旧大陸企業」には欠けているところがふえてくる. この本のなかにはあたらしい道にふみだすためのヒントがいろいろある. しかし,それらはあくまでヒントであって,解決策にはなっていない. たとえばセキュリティ問題のために在宅勤務が困難になったことが指摘されているが,可能な解決策はしめされていない. ほかの問題に関しても,解決策をあたえるべきは著者ではなくて読者だ.
サラリーマン「再起動」マニュアル (日本語) ハードカバー – 2008/9/29
大前 研一
(著)
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本の長さ322ページ
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2008/9/29
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寸法19.35 x 16.28 x 2.13 cm
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ISBN-104093794545
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ISBN-13978-4093794541
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
日本が“フリーズ”している今こそ自分を磨くチャンスだ。「ビジネス新大陸」の“メシの種”はここにある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大前/研一
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号をマサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、72年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、94年に退社。以後も世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍するとともに、「ボーダレス経済学」と「地域国家論」の提唱者としてグローバルな視点と大胆な発想で活発な提言を行なっている。2005年には日本初の遠隔教育による経営大学院『ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学院大学』を設立し、学長に就任。日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号をマサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、72年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、94年に退社。以後も世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍するとともに、「ボーダレス経済学」と「地域国家論」の提唱者としてグローバルな視点と大胆な発想で活発な提言を行なっている。2005年には日本初の遠隔教育による経営大学院『ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学院大学』を設立し、学長に就任。日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/9/29)
- 発売日 : 2008/9/29
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 322ページ
- ISBN-10 : 4093794545
- ISBN-13 : 978-4093794541
- 寸法 : 19.35 x 16.28 x 2.13 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 1,005,751位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 25,775位経営学・キャリア・MBA
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.5
星5つ中の3.5
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年5月21日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
役に立った
2010年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の新大陸と旧大陸の比較は興味深いものでした。
新大陸はまるで、オセロのように、今日の白は、明日の黒のように、
めまぐるしく変わり、全知全能をかけて仕事に励み、リスクをとって、
もし、失敗すれば、丸裸で放り出されるというのが新大陸で、
また、アマゾンやマイクロソフト、ヤフーも、グーグルの攻勢に
対して、いつその存在をおびやかされるか知れないくらいで、
ソニーが、ディスク類のオーディオの改良にこだわっている
あいだに、アップルが、アイポッドで、市場を
席巻したように、小さな改良ではなく、根本的な革新が
行われるのが新大陸の特徴なのだそうです。
なお、スペインのZARA、デルも、新大陸の革新的企業として、
言及しています。
新大陸はまるで、オセロのように、今日の白は、明日の黒のように、
めまぐるしく変わり、全知全能をかけて仕事に励み、リスクをとって、
もし、失敗すれば、丸裸で放り出されるというのが新大陸で、
また、アマゾンやマイクロソフト、ヤフーも、グーグルの攻勢に
対して、いつその存在をおびやかされるか知れないくらいで、
ソニーが、ディスク類のオーディオの改良にこだわっている
あいだに、アップルが、アイポッドで、市場を
席巻したように、小さな改良ではなく、根本的な革新が
行われるのが新大陸の特徴なのだそうです。
なお、スペインのZARA、デルも、新大陸の革新的企業として、
言及しています。
2009年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビュー、様々なご意見だし、それでいいと思います。
私個人的には、大前氏の著書からは、私の人生においての有益な情報の入手源となってます。
例えば本書からは
FC展開で成長している「私の部屋」と「ナチュラルキッチン」
フィリピンのコールセンターにおけるオペレーションの方法
台湾のホンハイプレシジョンという企業の存在
さらに、海外航空券販売の「No.1トラベル・ドットコム」の存在
などが新情報でした。
大前氏の情報源で素晴らしいのは、自分の足で見てきた・聞いてきた生の情報だとゆう事です。
新聞記事で読んで、本で読んで、またはYouTUBEで見た情報とは全く質の異なる情報です。
新情報をお手軽な価格で入手できるという意味でも★4つとしました。
私個人的には、大前氏の著書からは、私の人生においての有益な情報の入手源となってます。
例えば本書からは
FC展開で成長している「私の部屋」と「ナチュラルキッチン」
フィリピンのコールセンターにおけるオペレーションの方法
台湾のホンハイプレシジョンという企業の存在
さらに、海外航空券販売の「No.1トラベル・ドットコム」の存在
などが新情報でした。
大前氏の情報源で素晴らしいのは、自分の足で見てきた・聞いてきた生の情報だとゆう事です。
新聞記事で読んで、本で読んで、またはYouTUBEで見た情報とは全く質の異なる情報です。
新情報をお手軽な価格で入手できるという意味でも★4つとしました。
2008年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マイクロソフトやグーグルを先駆者とする情報革命、氏が提唱してきたボーダレス化の拡大、日本では少子高齢化という新たな局面を向かえるとともに、若年層世代では価値観が大きく変化、というように、我々がこれまで認識していた大陸の価値観、秩序、パラダイムが大きく変わり(崩れ)始めている。
その世界において、これまでのパラダイムとは全く異なる新大陸が出現しており、その一部を本書で紹介している。(第4章以降)
ゆえに我々は、「今まで学んだことを一度すっかり洗い流して、新しい旅路に出る覚悟を決めなくてはならない。何歳であっても、すべての人がオールクリアして、新しい地図を手に入れ、その踏破に向けた訓練をやり直す必要があるのだ」(P313)と。
それが本書の「再起動」であり、そのための示唆が第1章〜3章に幅広く書かれいる。納得できるものが多いが、やや焦点が定まっていない感があった。
一方、「旧大陸を占拠するエスタブリッシュメントの死屍累々という光景は、若い人々を奮い立たせるものである。しかし、若い人には驚くほど覇気がなくなっているという光景もある。」(P313)として、著者のやるせなさが伝わってくる。
いま我々は、これまでの価値観、固定観念、横並びの体質、減点主義、行き過ぎた管理、異質を排除しようとする村社会から自らを解放させるとともに、お互いに「個」を尊重することが必要なのではないか。
最後に、再起動に本当に必要なこと、それは氏がよく言っている「我々の中にある保守的な気持ち、このままで何とかやり過ごせるかもしれないという弱さに立ち向かう心」ではないだろうか。
大きな時代のうねりの中を生きる現代人へのエールになる。
関連書籍として「イノベーションのジレンマ」(C.クリステンセン)、「知識デザイン企業」(紺野登)などもお勧めです。
その世界において、これまでのパラダイムとは全く異なる新大陸が出現しており、その一部を本書で紹介している。(第4章以降)
ゆえに我々は、「今まで学んだことを一度すっかり洗い流して、新しい旅路に出る覚悟を決めなくてはならない。何歳であっても、すべての人がオールクリアして、新しい地図を手に入れ、その踏破に向けた訓練をやり直す必要があるのだ」(P313)と。
それが本書の「再起動」であり、そのための示唆が第1章〜3章に幅広く書かれいる。納得できるものが多いが、やや焦点が定まっていない感があった。
一方、「旧大陸を占拠するエスタブリッシュメントの死屍累々という光景は、若い人々を奮い立たせるものである。しかし、若い人には驚くほど覇気がなくなっているという光景もある。」(P313)として、著者のやるせなさが伝わってくる。
いま我々は、これまでの価値観、固定観念、横並びの体質、減点主義、行き過ぎた管理、異質を排除しようとする村社会から自らを解放させるとともに、お互いに「個」を尊重することが必要なのではないか。
最後に、再起動に本当に必要なこと、それは氏がよく言っている「我々の中にある保守的な気持ち、このままで何とかやり過ごせるかもしれないという弱さに立ち向かう心」ではないだろうか。
大きな時代のうねりの中を生きる現代人へのエールになる。
関連書籍として「イノベーションのジレンマ」(C.クリステンセン)、「知識デザイン企業」(紺野登)などもお勧めです。
2008年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の目的は30〜40代で現状に満足していないサラリーマン、危機感を抱いているサラリーマン、もっとスキルアップして上を目指したいと思っているサラリーマンに、自分を「再起動」して反転攻勢に出てもらうことだそうです。
20代の後半に大前さんの「サラリーマンサバイバル」を読み多大な影響を受け、その後の著作はほぼ読みましたが、本書は新しい知識を色々得られた反面、個人的には大きな感銘はありませんでした。ですが、大前さんの本やビジネス書をあまり読まない方にはお薦め致します。様々な気付きが得られると思います。
私は以下の2点が気になり、Web2.0時代を生き抜くことより日本の社会を憂慮する気持ちの方が勝ちました。
1.結婚10年内のカップルの離婚率は50%を超え、離婚大国のアメリカを抜いた
2.物欲・出世欲喪失世代(20代前半)が出現している
00年の調査と比較して、車の所有率が23%から13%へ、所有欲も48%から25%へ、飲酒も月に1回程度あるいは全く飲まないと回答した人割合が34%
彼らは失われた10年の暗いニュースが溢れた時代に多感な10代を過ごし、一日1000円で生きられる社会で育ったことがえさが豊富な草食動物同様に強い上昇志向がない限り怠惰になるのは仕方がないと分析しています
本書では松下幸之助さんの「とらわれない素直な心」や「人材起用術」が紹介されてますが、ほぼ同時期に副島隆彦さんがその著書で、船井幸雄さんがその講演で幸之助さんの思想・教訓を紹介されたことに重要なシンクロニシティを感じました。そして、米国発の世界恐慌に突入した現代の我々は今一度偉大な実業家の幸之助さんを学び直す必要があると実感しました。
20代の後半に大前さんの「サラリーマンサバイバル」を読み多大な影響を受け、その後の著作はほぼ読みましたが、本書は新しい知識を色々得られた反面、個人的には大きな感銘はありませんでした。ですが、大前さんの本やビジネス書をあまり読まない方にはお薦め致します。様々な気付きが得られると思います。
私は以下の2点が気になり、Web2.0時代を生き抜くことより日本の社会を憂慮する気持ちの方が勝ちました。
1.結婚10年内のカップルの離婚率は50%を超え、離婚大国のアメリカを抜いた
2.物欲・出世欲喪失世代(20代前半)が出現している
00年の調査と比較して、車の所有率が23%から13%へ、所有欲も48%から25%へ、飲酒も月に1回程度あるいは全く飲まないと回答した人割合が34%
彼らは失われた10年の暗いニュースが溢れた時代に多感な10代を過ごし、一日1000円で生きられる社会で育ったことがえさが豊富な草食動物同様に強い上昇志向がない限り怠惰になるのは仕方がないと分析しています
本書では松下幸之助さんの「とらわれない素直な心」や「人材起用術」が紹介されてますが、ほぼ同時期に副島隆彦さんがその著書で、船井幸雄さんがその講演で幸之助さんの思想・教訓を紹介されたことに重要なシンクロニシティを感じました。そして、米国発の世界恐慌に突入した現代の我々は今一度偉大な実業家の幸之助さんを学び直す必要があると実感しました。
2008年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これから必要な事について語られています。財務、IT、英語の必要性について歌われています。漫然と考察主張のない新聞を読むくらいなら、読んでみてください。ただ、タイトルにマニュアルと書いてありますが、手順が書いてあるわけではないので悪しからず。基本方針のようものです。 蛇足ですが、筆者はかなり斬新なアイデアをするので、私は好きな筆者のひとりです。若い人の立場にたった考えもある程度理解した上で主張しています。 それと比べると政治家や上の世代の人は若い人や未来世代の立場にたった考えが全く出来ていないのが現実です。
2008年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は「30−40代で現状に満足していないサラリーマン」を対象としている本ですが、新卒の私が読んでも非常にためになりました。
こんな年の取り方をしてはいけないな、こんな風に年を取っていかなきゃいけないなという意味で。
あと、この本の目次は素晴らしい。目次を読むだけでも学べることがたくさんありました。
相変わらずな大前節なので、読んでいてイライラしてしまう人もいると思います。
でも、逆に私は「言われっぱなしにはならないぞ!」って負けず嫌いに火をつけてくれる論調なので、大変刺激になりました。
こんな年の取り方をしてはいけないな、こんな風に年を取っていかなきゃいけないなという意味で。
あと、この本の目次は素晴らしい。目次を読むだけでも学べることがたくさんありました。
相変わらずな大前節なので、読んでいてイライラしてしまう人もいると思います。
でも、逆に私は「言われっぱなしにはならないぞ!」って負けず嫌いに火をつけてくれる論調なので、大変刺激になりました。