大東亜戦争は、日本に原爆が落とされたから戦争が終結しという、西洋人に都合の良い発言。本当に落胆させられた。著者は高校の歴史レベルなのか。本当の歴史の勉強が足りない。
現在では、アメリカの公文書から下記の事実が明らかになっており、知っている人は多い。
日本全土への空爆後、日本はこれ以上戦争を続ける気はないことを何度もアメリカに伝えている。日本は原爆が落とされる前から降伏しているのだ。それを承知の上でトルーマンは原爆実験として海上に投下せよと命令。現地の司令官の一存で人体実験として海上ではなく街中に原爆投下。これが真実だ。
他にも事実に反する怪しさが多々ある。一つのファンタジーとして読めば、面白い。
サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福 (日本語) 単行本 – 2016/9/8
ユヴァル・ノア・ハラリ
(著)
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本の長さ296ページ
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言語日本語
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出版社河出書房新社
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発売日2016/9/8
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ISBN-104309226728
-
ISBN-13978-4309226729
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
文明は人類を幸福にしたのか?帝国、科学、資本が近代をもたらした!現代世界の矛盾を鋭くえぐる!
著者について
ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari) 1976年生まれの歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある(いずれも未訳)。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ハラリ,ユヴァル・ノア
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している
柴田/裕之
翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している
柴田/裕之
翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2016/9/8)
- 発売日 : 2016/9/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 296ページ
- ISBN-10 : 4309226728
- ISBN-13 : 978-4309226729
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 2,551位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 3位サル・人類学
- - 7位世界史一般の本
- - 431位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2019年2月12日に日本でレビュー済み
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75人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2017年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上下2巻を読み終えて、「すべてが繋がった」気分です。
私は高校時代に一時は法律の道に進もうと考え、そのような本をいろいろと読んでいたのですが、ぼんやりと「法体系なんて結局は人が制度として作り出したもので、根本(憲法や政治体制)が変わってしまったら、すべてが崩れてしまう」という思いを抱きました。一方、科学は「ゆるぎない自然法則に基づく体系である」と魅力的に感じられ、その後自らの進路を急転換しました。
しかし、それから20年あまりが経ち、この本に出会って当時感じた差異は誤りではないにせよ、とても浅はかなものであったことを強く認識ました。虚構としての法体系や社会制度と、産業革命の基礎となった科学とは、いずれも人(サピエンス)の歴史の重要なステップであり、貨幣経済とともに切っても切れない関係性にあることが、圧倒的な情報量と構築力をもって述べられています。
わが国の教育制度では文系・理系という分類に根強く支配されていますが、各分野が細分化してそれぞれの知識の蓄積がかつてなく進んでいる現在だからこそ、この著者のような知識を統合する学際的な領域を強化してゆく必要を強く感じました。間違いなく、私が今までの人生で出会った最良の著作の一つです。
私は高校時代に一時は法律の道に進もうと考え、そのような本をいろいろと読んでいたのですが、ぼんやりと「法体系なんて結局は人が制度として作り出したもので、根本(憲法や政治体制)が変わってしまったら、すべてが崩れてしまう」という思いを抱きました。一方、科学は「ゆるぎない自然法則に基づく体系である」と魅力的に感じられ、その後自らの進路を急転換しました。
しかし、それから20年あまりが経ち、この本に出会って当時感じた差異は誤りではないにせよ、とても浅はかなものであったことを強く認識ました。虚構としての法体系や社会制度と、産業革命の基礎となった科学とは、いずれも人(サピエンス)の歴史の重要なステップであり、貨幣経済とともに切っても切れない関係性にあることが、圧倒的な情報量と構築力をもって述べられています。
わが国の教育制度では文系・理系という分類に根強く支配されていますが、各分野が細分化してそれぞれの知識の蓄積がかつてなく進んでいる現在だからこそ、この著者のような知識を統合する学際的な領域を強化してゆく必要を強く感じました。間違いなく、私が今までの人生で出会った最良の著作の一つです。
2019年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人類史をこんな切り口から解説した本は初めてだったので面白かった。
ただ、翻訳者の読点のつけかたがヘタクソで読みづらいし、説明がけっこうまわりくどい。なので、要点を端的に整理しておく。新作の「ホモデウス」を読む前にどうぞ。
1. 我々ホモサピエンスはホモエレクトスやネアンデルタール人やデニソワ人などと比べると特別勇猛でもないし、身体能力ではネアンデルタール人にかなわなかった。火をつかうことを覚えたのもネアンデルタール人やデニソワ人やホモエレクトスと同時期であった。が、あるとき突然変異が起こり、そこにはいないだれかの噂話をしたり、神話のような架空の話を語ってコミュニティの中の共通認識をつくりあげたり、獲物を狩る際の綿密な段取りを打ち合わせするコミュニケーション能力を身につけた。すると、自分たちのコミュニティはもとより、他のコミュニティの者たちとの連携プレイが可能となり、チームプレイによる効率のいいハンティングができるようになった。今、我々は直接会って話したことのない人でも、その人の噂を聞いて仕事を依頼したり、実際に使ったことのない道具でも、それをつくった会社の噂を信用して購入したりしているが、これはこのときに獲得した能力によるものである。この能力がなければ100名以上の人数をまとめるリーダーをつくることは不可能だし、100名以上の人数がひとつのコミュニティをつくるのは無理となる。また、遠く離れた地域の人と交易したりすることもできない。尚、宗教やイデオロギーや貨幣制度などは虚構に類する実態のない概念を理解できるようになったことの産物であり、ヒト科の中でこの能力を獲得したのはホモサピエンスだけであった。
で、サピエンスは、ネアンデルタール人やデニソワ人やホモエレクトスなどの自分たちとは匂いの違うヒト科の者たちをやっつけるようになった。目ざわりだったからなのか、食べるためだったのか、向こうが襲ってくるからなのか、そのあたりの経緯は不明。で、他のヒト科のものたちをすべて駆逐するのと同時にマンモスなどの大型哺乳類などもどんどん絶滅に追い込み、アフリカ、ユーラシア大陸ばかりかオーストラリア大陸、南北アメリカ大陸にまで進出して行った。(この本では北アメリカから南アメリカへ移動したホモサピエンスは陸路のみで南下したように書かれてあるが、最近の考古学では船で南下した者の方が先だったことになっている。で、そこにはオーストラリアから南米に渡ったアボリジニの祖先がおり、南下して行ったインディオの祖先はそれらを全滅させたとされているのだが、この件については何も書かれていなかった。)
2. 今から1万年ほど前にあちこちで農耕をはじめる部族が登場し、人類の苦難がはじまった。はじめはあくまでも狩猟採集生活がメインで、米や麦を栽培したり羊や豚などの家畜を飼うのは補助的な活動でしかなかったのだが、次第に農耕による生産活動に夢をもつようになり、そっちをメインとした生活様式にシフトチェンジしていった。が、農耕は人口を増やす効果があったものの、個人の生活を豊かにするものではなかった。森の中にはいって好きな食べ物を選んでとってくる方がバラエティに富んだ食生活であったし、労働時間もずっと短くてすんだし、他の部族との争い事があったり、災害などがあれば他の地域に移動することができた。が、農耕民は他の地域に移動することができない。畑や田をつくるには長い年月を要するため、それを捨てて他の場所に移れば部族を維持するのは不可能だった。で、貯蔵してある作物をねらう者の襲撃をうけたり、隣接していた部族との間でいさかいが起きても逃げるわけにはいかず、死にものぐるいで戦わねばならなくなり、戦闘で命を落とす者の比率が急上昇した。成人した男子の半分が戦闘で死ぬような状況は珍しくなくなった。それでも、略奪を受けたり、天候不順などで作物が全滅したりすることがある。そういう場合は部族が全滅することもあった。
尚、狩猟採集生活に必要とされる知識や技能は農耕民のノウハウよりも高度で広範囲なものであり、ボンクラな者は足手まといになる。このため、狩猟採集生活においては役に立たない年寄りや知能の低い者は排除され、有能なエリートだけが子孫を残す。が、農耕民はボンクラでも下働きの仕事ができるため、多少知能が低くても子孫を残せる。で、農耕をはじめると人類の脳容積は小さくなった。
3. 農耕をはじめた部族は人口が増えるため、それらは狩猟採集生活をつづける部族を駆逐していき、またたく間に世界の人類のほとんどが農耕民となった。で、農耕社会には余剰生産をしぼりとる支配階級ができあがり、階級社会が定着するようになった。が、そのコミュニティが広範囲なものに発展し、王朝のようなものをつくるには税の取り立てを組織的に行うための文書作成能力が必要とされ、余剰物資を交換するための貨幣制度が必要となった。で、紀元前3500年ごろのメソポタミア地方に現れたシュメール人はそのための貨幣制度と文字を発明し、多数の都市国家を築いて高度な文明を発展させた。
4. 大小の王国が多数できあがると、それらは互いに侵略し合い、いくつもの国を吸収した国は大きな帝国となった。帝国は次々と勃興しては滅亡したが、次第に規模の大きなものが発生するようになり、アッカド王国>ペルシャ帝国>ローマ帝国といった具合に拡大していき、東アジアには始皇帝の秦朝が成立し、インドにはムガル帝国、中米にはアステカ王国が成立し、モンゴル帝国なども出現した。人類のほとんどはそういう帝国の支配下に置かれるようになり、小さな部族や小さな民族の独自の文化や言語はどんどん失われ、その過程で虐殺される者も莫大な数に上ったが、生き残った者は広範囲な経済圏の中で安住できるようになった。
5. 現代社会は500年前の中世社会と比べると人口も生産力も科学技術力もケタ違いである。過去500年間で全人類の人口は14倍に増え、生産量は240倍に増え、エネルギー消費量は115倍に増えている。この現象をもたらしたものは金融システムの変革と科学革命によるわけだが、その引き金となったのはコロンブスのアメリカ大陸発見であった。アメリカ大陸での植民地経営が莫大な富を築きスペイン王国の経済力や軍事力は一気に飛躍したわけだが、コロンブスがインドへの新航路を見つけるために西へ航海したいと言ったときにそのプロジェクトにカネを出すものは皆無だった。当時の人類には「投資」をして手持ちのカネを増やすということを悪だとする観念があった。農業による余剰生産が今よりも格段に少なかったこともあり、世界の資産は有限で増えることがないと思われており、だれかが手持ちの資産を増やすということはだれかがそのぶんを失うということだと考えられていた。また、一般に、未来は暗いものであり、人々の暮らしは過去に遡るほどよかったと思われていた。そういう背景があったためか、科学技術の発展も非常にゆっくりとしたペースでしか進まず、中国で発明された火薬がヨーロッパで大砲に使われるまでに400年間もの歳月を要した。そこには権威ある者が自分たちの無知を認めないという障壁もあった。宗教家や預言者などは宇宙の仕組みについては全てを知っているという建て前をもっており、自分たちにもわからないことがある・・という点を認めなかった。このため当時の世界地図には空白部分がなく、既にわかっている地理情報のみを紙面いっぱいに詰め込んだ図となっていた。したがって、コロンブスが新しい航路の開拓について提案しても、そのために出資をする者はなかった。が、たまたまスペイン王国がムーア人との戦いでグラナダを陥落させて財政に余裕ができ、そのあぶく銭の一部をコロンブスのプロジェクトに出資することにした。と言ってもその規模は大したものではない。3隻の船に水夫120人が乗っているだけだった。その90年前に中国の明朝の武将である鄭和がインドへ往復した際の艦隊は30隻弱の船で組織されていて乗組員は3万人近くであった。これと比べればコロンブスの艦隊は屁のようなものである。が、アメリカ大陸の発見はスペイン王国に莫大な富をもたらした。ヨーロッパではこれを機に国家が投資をして新しい発見をすると「儲かる」ということに気づいた。世界の資産は有限ではなく増やせるのだということもわかった。また、世界には自分たちが知らないことがまだまだ山ほどあることに気づき、学者たちは知識の空白部分を埋めることに情熱を燃やすようになり、新たな発見に対する世間の評価と期待が膨らみ、未来は明るいものかもしれないと思う人が増えた。大航海時代が幕をあけ、資金を広く集めるための株式会社が出現し、国家がそれに投資してその利益を保証するために軍事力を使うという軍産複合体の原型がここにできあがり、これが世界を征服した。その大航海には必ず学者が同行するのが慣例となり、ダーウィンの進化論が生まれた。
6. ヨーロッパにはじまった軍産複合体に科学者が参加するシステムは、アフリカはもとより中国やインドにも伝播しなかった。中世そのままの時代にあったアジアの権力者たちは近隣の国に対してのみ興味を持ち、地球の裏側のことにまで興味を抱かなかった。このため、コロンブスがアメリカ大陸を発見したと聞いても、世界経済の3分の2を押さえていた中国やインドの権力者はアメリカ大陸に軍を派遣して植民地をつくろうとは思わなかった。産業革命が起きてヨーロッパに鉄道が普及しても中国やインドやオスマントルコは興味を示さなかった。そこには、ヨーロッパで熟成された神話や社会政治的な構造(社会政治的って言葉は本の中で使われた言葉をそのまま使ったのだが、ちょっとへんな言葉だと思う)がなかったからである。とりわけ、公正な司法システムの構築による信用の獲得で資本を集めるという観念がなかった(今の中国には依然としてこの観念がない)。国民は王に服従し、どのような裁定が下されても文句を言えないというような社会構造では国家に投資する資本家は出て来ない。国民は自分の身の安全を考えるばかりで海の向こうのことや新しい便利な機械などに興味を持つ余裕がないのである。が、それらアジアの社会構造はヨーロッパに征服されることによって破壊され、ヨーロッパ式の神話と社会政治的な構造を注入された。ちなみに、日本だけは欧米に社会構造を破壊されることなく自力で破壊し、すすんでヨーロッパ式の文化を取り入れた。
7. 第二次大戦が終わり、世界の経済がひとつのシステムに統一され、富を生むものが土地や安い労働力から高い教育を受けたエンジニアたちの発明にとって代わられると大規模な戦争は起こらなくなった。他国の土地を占領して資産を横取りするよりも平和な環境で公正な商取引をするほうが儲かるようになったからであるが、核兵器の発明による戦争への恐怖ということもある。で、人類の科学技術は政治や産業界の求めに応じて飛躍的な発展を遂げ、医療や遺伝子工学や、コンピューターや、その他の電子機器の発達などにともなって人類を非死(怪我をすれば死ぬので不死ではない)の境地に導きつつある。我々は神の領域に入りつつあるわけだが、精神面での発達はほとんどなく、狩猟採集生活をしていた時期よりも後退している可能性があり、自分たちの欲望をコントロールすることもできていない。将来的な課題がここにあり、技術の発展によって仏教の悟りのような境地をだれもが得られるようになったりするかもしれないが、そうなったときには、「わたしたちは何になりたいのか?」ではなく、「わたしたちは何を望みたいのか?」という疑問に直面するかもしれない。
註・最後のところの話がよくわからなかった。それこそ虚構の話をしているとしか思われない。
ただ、翻訳者の読点のつけかたがヘタクソで読みづらいし、説明がけっこうまわりくどい。なので、要点を端的に整理しておく。新作の「ホモデウス」を読む前にどうぞ。
1. 我々ホモサピエンスはホモエレクトスやネアンデルタール人やデニソワ人などと比べると特別勇猛でもないし、身体能力ではネアンデルタール人にかなわなかった。火をつかうことを覚えたのもネアンデルタール人やデニソワ人やホモエレクトスと同時期であった。が、あるとき突然変異が起こり、そこにはいないだれかの噂話をしたり、神話のような架空の話を語ってコミュニティの中の共通認識をつくりあげたり、獲物を狩る際の綿密な段取りを打ち合わせするコミュニケーション能力を身につけた。すると、自分たちのコミュニティはもとより、他のコミュニティの者たちとの連携プレイが可能となり、チームプレイによる効率のいいハンティングができるようになった。今、我々は直接会って話したことのない人でも、その人の噂を聞いて仕事を依頼したり、実際に使ったことのない道具でも、それをつくった会社の噂を信用して購入したりしているが、これはこのときに獲得した能力によるものである。この能力がなければ100名以上の人数をまとめるリーダーをつくることは不可能だし、100名以上の人数がひとつのコミュニティをつくるのは無理となる。また、遠く離れた地域の人と交易したりすることもできない。尚、宗教やイデオロギーや貨幣制度などは虚構に類する実態のない概念を理解できるようになったことの産物であり、ヒト科の中でこの能力を獲得したのはホモサピエンスだけであった。
で、サピエンスは、ネアンデルタール人やデニソワ人やホモエレクトスなどの自分たちとは匂いの違うヒト科の者たちをやっつけるようになった。目ざわりだったからなのか、食べるためだったのか、向こうが襲ってくるからなのか、そのあたりの経緯は不明。で、他のヒト科のものたちをすべて駆逐するのと同時にマンモスなどの大型哺乳類などもどんどん絶滅に追い込み、アフリカ、ユーラシア大陸ばかりかオーストラリア大陸、南北アメリカ大陸にまで進出して行った。(この本では北アメリカから南アメリカへ移動したホモサピエンスは陸路のみで南下したように書かれてあるが、最近の考古学では船で南下した者の方が先だったことになっている。で、そこにはオーストラリアから南米に渡ったアボリジニの祖先がおり、南下して行ったインディオの祖先はそれらを全滅させたとされているのだが、この件については何も書かれていなかった。)
2. 今から1万年ほど前にあちこちで農耕をはじめる部族が登場し、人類の苦難がはじまった。はじめはあくまでも狩猟採集生活がメインで、米や麦を栽培したり羊や豚などの家畜を飼うのは補助的な活動でしかなかったのだが、次第に農耕による生産活動に夢をもつようになり、そっちをメインとした生活様式にシフトチェンジしていった。が、農耕は人口を増やす効果があったものの、個人の生活を豊かにするものではなかった。森の中にはいって好きな食べ物を選んでとってくる方がバラエティに富んだ食生活であったし、労働時間もずっと短くてすんだし、他の部族との争い事があったり、災害などがあれば他の地域に移動することができた。が、農耕民は他の地域に移動することができない。畑や田をつくるには長い年月を要するため、それを捨てて他の場所に移れば部族を維持するのは不可能だった。で、貯蔵してある作物をねらう者の襲撃をうけたり、隣接していた部族との間でいさかいが起きても逃げるわけにはいかず、死にものぐるいで戦わねばならなくなり、戦闘で命を落とす者の比率が急上昇した。成人した男子の半分が戦闘で死ぬような状況は珍しくなくなった。それでも、略奪を受けたり、天候不順などで作物が全滅したりすることがある。そういう場合は部族が全滅することもあった。
尚、狩猟採集生活に必要とされる知識や技能は農耕民のノウハウよりも高度で広範囲なものであり、ボンクラな者は足手まといになる。このため、狩猟採集生活においては役に立たない年寄りや知能の低い者は排除され、有能なエリートだけが子孫を残す。が、農耕民はボンクラでも下働きの仕事ができるため、多少知能が低くても子孫を残せる。で、農耕をはじめると人類の脳容積は小さくなった。
3. 農耕をはじめた部族は人口が増えるため、それらは狩猟採集生活をつづける部族を駆逐していき、またたく間に世界の人類のほとんどが農耕民となった。で、農耕社会には余剰生産をしぼりとる支配階級ができあがり、階級社会が定着するようになった。が、そのコミュニティが広範囲なものに発展し、王朝のようなものをつくるには税の取り立てを組織的に行うための文書作成能力が必要とされ、余剰物資を交換するための貨幣制度が必要となった。で、紀元前3500年ごろのメソポタミア地方に現れたシュメール人はそのための貨幣制度と文字を発明し、多数の都市国家を築いて高度な文明を発展させた。
4. 大小の王国が多数できあがると、それらは互いに侵略し合い、いくつもの国を吸収した国は大きな帝国となった。帝国は次々と勃興しては滅亡したが、次第に規模の大きなものが発生するようになり、アッカド王国>ペルシャ帝国>ローマ帝国といった具合に拡大していき、東アジアには始皇帝の秦朝が成立し、インドにはムガル帝国、中米にはアステカ王国が成立し、モンゴル帝国なども出現した。人類のほとんどはそういう帝国の支配下に置かれるようになり、小さな部族や小さな民族の独自の文化や言語はどんどん失われ、その過程で虐殺される者も莫大な数に上ったが、生き残った者は広範囲な経済圏の中で安住できるようになった。
5. 現代社会は500年前の中世社会と比べると人口も生産力も科学技術力もケタ違いである。過去500年間で全人類の人口は14倍に増え、生産量は240倍に増え、エネルギー消費量は115倍に増えている。この現象をもたらしたものは金融システムの変革と科学革命によるわけだが、その引き金となったのはコロンブスのアメリカ大陸発見であった。アメリカ大陸での植民地経営が莫大な富を築きスペイン王国の経済力や軍事力は一気に飛躍したわけだが、コロンブスがインドへの新航路を見つけるために西へ航海したいと言ったときにそのプロジェクトにカネを出すものは皆無だった。当時の人類には「投資」をして手持ちのカネを増やすということを悪だとする観念があった。農業による余剰生産が今よりも格段に少なかったこともあり、世界の資産は有限で増えることがないと思われており、だれかが手持ちの資産を増やすということはだれかがそのぶんを失うということだと考えられていた。また、一般に、未来は暗いものであり、人々の暮らしは過去に遡るほどよかったと思われていた。そういう背景があったためか、科学技術の発展も非常にゆっくりとしたペースでしか進まず、中国で発明された火薬がヨーロッパで大砲に使われるまでに400年間もの歳月を要した。そこには権威ある者が自分たちの無知を認めないという障壁もあった。宗教家や預言者などは宇宙の仕組みについては全てを知っているという建て前をもっており、自分たちにもわからないことがある・・という点を認めなかった。このため当時の世界地図には空白部分がなく、既にわかっている地理情報のみを紙面いっぱいに詰め込んだ図となっていた。したがって、コロンブスが新しい航路の開拓について提案しても、そのために出資をする者はなかった。が、たまたまスペイン王国がムーア人との戦いでグラナダを陥落させて財政に余裕ができ、そのあぶく銭の一部をコロンブスのプロジェクトに出資することにした。と言ってもその規模は大したものではない。3隻の船に水夫120人が乗っているだけだった。その90年前に中国の明朝の武将である鄭和がインドへ往復した際の艦隊は30隻弱の船で組織されていて乗組員は3万人近くであった。これと比べればコロンブスの艦隊は屁のようなものである。が、アメリカ大陸の発見はスペイン王国に莫大な富をもたらした。ヨーロッパではこれを機に国家が投資をして新しい発見をすると「儲かる」ということに気づいた。世界の資産は有限ではなく増やせるのだということもわかった。また、世界には自分たちが知らないことがまだまだ山ほどあることに気づき、学者たちは知識の空白部分を埋めることに情熱を燃やすようになり、新たな発見に対する世間の評価と期待が膨らみ、未来は明るいものかもしれないと思う人が増えた。大航海時代が幕をあけ、資金を広く集めるための株式会社が出現し、国家がそれに投資してその利益を保証するために軍事力を使うという軍産複合体の原型がここにできあがり、これが世界を征服した。その大航海には必ず学者が同行するのが慣例となり、ダーウィンの進化論が生まれた。
6. ヨーロッパにはじまった軍産複合体に科学者が参加するシステムは、アフリカはもとより中国やインドにも伝播しなかった。中世そのままの時代にあったアジアの権力者たちは近隣の国に対してのみ興味を持ち、地球の裏側のことにまで興味を抱かなかった。このため、コロンブスがアメリカ大陸を発見したと聞いても、世界経済の3分の2を押さえていた中国やインドの権力者はアメリカ大陸に軍を派遣して植民地をつくろうとは思わなかった。産業革命が起きてヨーロッパに鉄道が普及しても中国やインドやオスマントルコは興味を示さなかった。そこには、ヨーロッパで熟成された神話や社会政治的な構造(社会政治的って言葉は本の中で使われた言葉をそのまま使ったのだが、ちょっとへんな言葉だと思う)がなかったからである。とりわけ、公正な司法システムの構築による信用の獲得で資本を集めるという観念がなかった(今の中国には依然としてこの観念がない)。国民は王に服従し、どのような裁定が下されても文句を言えないというような社会構造では国家に投資する資本家は出て来ない。国民は自分の身の安全を考えるばかりで海の向こうのことや新しい便利な機械などに興味を持つ余裕がないのである。が、それらアジアの社会構造はヨーロッパに征服されることによって破壊され、ヨーロッパ式の神話と社会政治的な構造を注入された。ちなみに、日本だけは欧米に社会構造を破壊されることなく自力で破壊し、すすんでヨーロッパ式の文化を取り入れた。
7. 第二次大戦が終わり、世界の経済がひとつのシステムに統一され、富を生むものが土地や安い労働力から高い教育を受けたエンジニアたちの発明にとって代わられると大規模な戦争は起こらなくなった。他国の土地を占領して資産を横取りするよりも平和な環境で公正な商取引をするほうが儲かるようになったからであるが、核兵器の発明による戦争への恐怖ということもある。で、人類の科学技術は政治や産業界の求めに応じて飛躍的な発展を遂げ、医療や遺伝子工学や、コンピューターや、その他の電子機器の発達などにともなって人類を非死(怪我をすれば死ぬので不死ではない)の境地に導きつつある。我々は神の領域に入りつつあるわけだが、精神面での発達はほとんどなく、狩猟採集生活をしていた時期よりも後退している可能性があり、自分たちの欲望をコントロールすることもできていない。将来的な課題がここにあり、技術の発展によって仏教の悟りのような境地をだれもが得られるようになったりするかもしれないが、そうなったときには、「わたしたちは何になりたいのか?」ではなく、「わたしたちは何を望みたいのか?」という疑問に直面するかもしれない。
註・最後のところの話がよくわからなかった。それこそ虚構の話をしているとしか思われない。
2018年3月24日に日本でレビュー済み
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(54ページより)
~過去500年の変化~
「人口」5億人→70億人 (14倍)
「財とサービス生産量」2500億$→60兆$ (240倍) ※1年当たり
「エネルギー消費量」13兆cal→1500兆cal (115倍) ※1日当たり
科学革命と近代化(資本主義、産業革命)の視点から、サピエンスの歴史を追っています。
第12章 宗教という超人間的秩序
11 異なる人間集団を統一するために宗教が持ち合わせる "2つの特性" とは?
15 "多神教" が一神教と区別される点とは?
22 多神教が生んだ "二元論" の宗教の特徴とは?
23 一神教と二元論がそれぞれ持つ "弱点" とは?
26 一神教、多神教、二元論が持つ宗教特有の "性質" とは?
30 "仏教" が他の宗教と異なる点とは?
33 「ソ連の共産主義は、狂信的で宣教を行う宗教だった」とは?
36 2種類の人間至上主義 "自由主義的/社会主義的な人間至上主義" とは?
37 ナチスがユダヤ人を虐殺した要因 "進化論的な人間至上主義" とは?
第13章 歴史の必然と謎めいた選択
45 因果関係に関して "歴史という学問" が持つ特徴とは?
47 複雑な相互作用が生む2種類のカオス系 "一次/二次のカオス系" とは?
48 歴史学者は、なぜ歴史を研究するのか?
49 歴史が人類の利益の為に作用していると "言えない" 理由とは?
第14章 無知の発見と近代科学の成立
58 "近代科学" がジュライの知識の伝統と大きく異なる3つの点とは?
60 古代の伝統が唯一認めた "2種類の無知" とは?
75 "火薬" の恐ろしい潜在能力を軍事目的に使われるまで600年もかかった理由とは?
80 科学者が考える "死" とは?
86 なぜ現在、莫大なお金が政府や企業の金庫から "研究室や大学" に流れているのか?
第15章 科学と帝国の融合
95 "ヨーロッパ" がアメリカを征服し、海上での覇権を手にした要因とは?
98 中国人やペルシア人がヨーロッパに対して "足りなかったもの" とは?
101 ヨーロッパの軍事遠征に "同行していた人" とは?
103 15~16世紀にヨーロッパ人が "空白の多い世界地図" を書き始めた意味とは?
107 ヨーロッパ人による "遠征" の特殊性とは?
121 帝国に対して "科学" はどのように貢献したのか?
第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
131 古代の人たちが "信用" による取引をあまり行わなかった理由とは?
135 アダム・スミスの "資本論" が人類史上屈指の画期的な思想である理由とは?
142 信頼による資金調達のからくり "帝国資本主義の魔法の循環" とは?
144 "オランダ" が信用を利用してヨーロッパで最も豊かな国になった方法とは?
155 国が債務を返済する見込みの指標 "信用格付け" が高い国/低い国の特徴とは?
157 完全な "自由市場" で起こる問題とは?
159 自由資本主義の "重大な欠点" とは?
第17章 産業の推進力
164 産業革命で蒸気機関が生まれたことによって崩れた "発想の壁" とは?
169 世界が "エネルギー不足" になっているのではなく何が不足している?
175 "工業化された農業" の悲劇とは?
180 「肥満は消費主義にとって二重の勝利だ」とは?
第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
189 産業革命が引き起こした人類史上最も重大な "社会変革" とは?
197 "想像上のコミュニティ" の台頭を示す最も重要な2つの例とは?
201 確信を持って語れる近代社会の "唯一の特徴" とは?
208 著者が考える "真の平和" とは?
212 平和を増進し、戦争を減らす "正のフィードバックループ" の仕組みとは?
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
222 "幸福" の決定要因とは?
226 "生物学者" が考える幸福の決定要因とは?
228 "既婚者" が独身者よりも一般的に幸福になりやすい理由とは?
231 幸せへの鍵が "生化学システム" の手中にあることが持つ重要性とは?
233 「純粋に科学的な視点から言えば、人生には全く何の意味もない」とは?
237 仏教が考える "苦しみの真の根源" とは?
第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ
244 人類の生物に対する知的設計の一つ "生物工学" とは?
250 人類の生物に対する知的設計の一つ "サイボーグ工学" とは?
254 人類の知的設計の一つ "完全に非有機的な存在" とは?
歴史を通して大局的な視点を養えると思います。
~過去500年の変化~
「人口」5億人→70億人 (14倍)
「財とサービス生産量」2500億$→60兆$ (240倍) ※1年当たり
「エネルギー消費量」13兆cal→1500兆cal (115倍) ※1日当たり
科学革命と近代化(資本主義、産業革命)の視点から、サピエンスの歴史を追っています。
第12章 宗教という超人間的秩序
11 異なる人間集団を統一するために宗教が持ち合わせる "2つの特性" とは?
15 "多神教" が一神教と区別される点とは?
22 多神教が生んだ "二元論" の宗教の特徴とは?
23 一神教と二元論がそれぞれ持つ "弱点" とは?
26 一神教、多神教、二元論が持つ宗教特有の "性質" とは?
30 "仏教" が他の宗教と異なる点とは?
33 「ソ連の共産主義は、狂信的で宣教を行う宗教だった」とは?
36 2種類の人間至上主義 "自由主義的/社会主義的な人間至上主義" とは?
37 ナチスがユダヤ人を虐殺した要因 "進化論的な人間至上主義" とは?
第13章 歴史の必然と謎めいた選択
45 因果関係に関して "歴史という学問" が持つ特徴とは?
47 複雑な相互作用が生む2種類のカオス系 "一次/二次のカオス系" とは?
48 歴史学者は、なぜ歴史を研究するのか?
49 歴史が人類の利益の為に作用していると "言えない" 理由とは?
第14章 無知の発見と近代科学の成立
58 "近代科学" がジュライの知識の伝統と大きく異なる3つの点とは?
60 古代の伝統が唯一認めた "2種類の無知" とは?
75 "火薬" の恐ろしい潜在能力を軍事目的に使われるまで600年もかかった理由とは?
80 科学者が考える "死" とは?
86 なぜ現在、莫大なお金が政府や企業の金庫から "研究室や大学" に流れているのか?
第15章 科学と帝国の融合
95 "ヨーロッパ" がアメリカを征服し、海上での覇権を手にした要因とは?
98 中国人やペルシア人がヨーロッパに対して "足りなかったもの" とは?
101 ヨーロッパの軍事遠征に "同行していた人" とは?
103 15~16世紀にヨーロッパ人が "空白の多い世界地図" を書き始めた意味とは?
107 ヨーロッパ人による "遠征" の特殊性とは?
121 帝国に対して "科学" はどのように貢献したのか?
第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
131 古代の人たちが "信用" による取引をあまり行わなかった理由とは?
135 アダム・スミスの "資本論" が人類史上屈指の画期的な思想である理由とは?
142 信頼による資金調達のからくり "帝国資本主義の魔法の循環" とは?
144 "オランダ" が信用を利用してヨーロッパで最も豊かな国になった方法とは?
155 国が債務を返済する見込みの指標 "信用格付け" が高い国/低い国の特徴とは?
157 完全な "自由市場" で起こる問題とは?
159 自由資本主義の "重大な欠点" とは?
第17章 産業の推進力
164 産業革命で蒸気機関が生まれたことによって崩れた "発想の壁" とは?
169 世界が "エネルギー不足" になっているのではなく何が不足している?
175 "工業化された農業" の悲劇とは?
180 「肥満は消費主義にとって二重の勝利だ」とは?
第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
189 産業革命が引き起こした人類史上最も重大な "社会変革" とは?
197 "想像上のコミュニティ" の台頭を示す最も重要な2つの例とは?
201 確信を持って語れる近代社会の "唯一の特徴" とは?
208 著者が考える "真の平和" とは?
212 平和を増進し、戦争を減らす "正のフィードバックループ" の仕組みとは?
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
222 "幸福" の決定要因とは?
226 "生物学者" が考える幸福の決定要因とは?
228 "既婚者" が独身者よりも一般的に幸福になりやすい理由とは?
231 幸せへの鍵が "生化学システム" の手中にあることが持つ重要性とは?
233 「純粋に科学的な視点から言えば、人生には全く何の意味もない」とは?
237 仏教が考える "苦しみの真の根源" とは?
第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ
244 人類の生物に対する知的設計の一つ "生物工学" とは?
250 人類の生物に対する知的設計の一つ "サイボーグ工学" とは?
254 人類の知的設計の一つ "完全に非有機的な存在" とは?
歴史を通して大局的な視点を養えると思います。
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