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サザビーズで朝食を─競売人が明かす美とお金の物語 単行本(ソフトカバー) – 2016/12/22

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商品の説明

内容紹介

・シャガール、ミロは、ブルーが多いほど高額に?
・ゴッホは自殺したからこそ、価値が高まった?
・アーティストの「狂気」は市場に影響を及ぼす?

世界最古の国際競売会社サザビーズでディレクターを務めるフィリップ・フックが、長年の経験をもとに作品の様式からオークションの裏側まで、美術に関するさまざまなトピックを解説!

ガーディアンズ、サンデー・タイムズ、フィナンシャル・タイムズ、スペクテーターなど各紙で「Book of the Year」を受賞!


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美術作品を見たときにこのような疑問を抱いたことはありませんか?

「この作品はいくらだろう?」
「あと五年か十年たつと、どのぐらいの価値になるだろう?」
「うちの壁にかかっているのを見たら、みんなは私のことをどう思うだろう?」

美術市場で35年以上にわたって仕事をしてきたフィリップ・フックが、誰もが気になる(けれど大っぴらには聞けない)「美」と「お金」に関する疑問をわかりやすく解説してくれます。

本書は「アーティストと彼らの秘密」「主題と様式」「ウォールパワー」「来歴」「市場模様」という5つのパートで構成されており、それぞれのセクションで、買い手が美術品に対して最終的に支払う金額の決め手となる要因を、著者の主観的な視点で分析しています。

「ときに滑稽で、ときに暴露的で、またときに刺激的で、さらには素晴らしくもあれば不条理」な美術の世界。
その裏側に潜む「美」と「お金」についての物語を楽しんでください。

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「A to Zの形式で、美術教育のすべてがこの350ページの中に凝縮されている。皮肉っぽくて、ドライで、とても魅惑的だ」
—— 『ガーディアン』

「劣悪でクレイジーで狂気に満ちたコンテンポラリーアートの世界は、どうしたら描けるのだろうか。サザビーズのシニア・ディレクターであるフック氏は、35年の自身の経験を、形式張らない回顧録に落とし込んだ。彼は、ユーモアと博識と小粋さをもって、美の経済を動かすものについて暴いている」
—— 『フィナンシャル・タイムズ』

「美術界について知っていたほうがいいかもしれないあらゆること――贋作や修復のことから盗難事件まで。あるいは小さな赤いタッチがあるだけで、絵画の価値はずっと高くなること。シャガールなら、誰もが青い絵をほしがること。しかめっ面よりも笑顔のほうがずっといいこと……アートをめぐる興味深い知識のすべてがここに。」
—— 『リテラリー・レヴュー』

「教養にあふれ、ウイットに富み、明敏であるうえに世慣れてもいて、しかもユーモアのセンスも完璧な先生から、待望久しい愉快な個人授業を受けているかのようだ。」
—— 『スペクテーター』

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◎世界で最も有名で馴染み深い作品を生み出したアーティスト
ダ・ヴィンチ/ムンク/ミケランジェロ/ロダン/ボッティチェリ/ゴッホ/ドラクロワ/ウォーホル ほか

◎市場で人気の高いアーティスト
セザンヌ/ダリ/ドガ/ゴーギャン/ジャコメッティ/クリムト/マグリット/マネ/マティス/ミロ/モディリアーニ/モネ/ピカソ/ルノワール/ロダン/ロートレック/ブランクーシ ほか

◎そこそこのアーティスト
ビュフェ/カシニョール/ドーソン/カトラン/エッツァルト/フリント/ヴェトリアーノ/キンケード ほか

◎精神的苦悩が評価価値につながるアーティスト
ジェリコー/ロスコ/エゴン・シーレ/ムンク/ゴッホ/キルヒナー/ポロック ほか

【本書まえがきより】
人が美術館や展覧会場で美術作品の前に立ったとき、自らに問いかける最初の二つの質問はだいたい決まっている。
一つ目は「この作品を好きだろうか?」であり、二つ目は「作者は誰だろう?」だ。オークションの競売室や画廊で作品の前に立たったときにも、まずはこの同じ二つの問いかけをするだろう。
だが、次には別の問いが続くことになる。それもいくらか高尚さに欠ける問いだ。
たとえば「いくらだろう?」とか、「あと五年か十年たつと、どのぐらいの価値になるだろう?」、さらには「うちの壁にかかっているのを見たら、みんなは私のことをどう思うだろう?」といった問いである。
この事典は、こうした問いに対する答えにどう到達できるか、そしてまた美術品の資産的な価値が、どのようなプロセスでもたらされるのかを紹介する手引き書だ。
私自身は、美術市場で三十五年以上にわたって仕事をしてきた。最初はオークションハウスのクリスティーズで、次に画商として働き、そして近年は再びオークションハウスのサザビーズに勤務している。
この職歴が、私が美術界に関するこの本を執筆したことの言い訳になるだろう。これは、アートとお金をめぐる後ろめたい、だがなおも魅惑的な関係について、扇情的なディテールにまで立ち入って探索する本なのだ。

◎自殺や早世したアーティストの作品は、価値が高まる!?
近年のある伝記では——簡単に納得できるものではないが——ゴッホの自殺は本当になされたわけではなかった、という推測が述べられている。ゴッホは草原に出かけ、うさぎを撃っていた若者の過失で殺されたというのだ。
この説はアーティストとしての彼の名声をいくらか減ずるものだ。苦悩に満ちた彼の絵のこれまで認められてきた価値を有効にとどめるためには、我々としては彼に自ら命を奪ってもらう必要があるのだ。
——Part1「アーティストと彼らの秘密」『自殺』より

◎美術品は、必ずしも他の金融市場と同様の動きを見せるわけではない。
株式が下がるとき、美術品が上がることもある。リーマン・ショック後、世界的な金融危機を迎えた2009年の悲惨な経済状況のなかで、優れた美術品に対する需要は、実際のところは強くなった。人々が、銀行に預けるより、唯一無比の価値ある品物に金を投じることに利点を見たためだった。
——Part5「市場模様」『お金』より

◎購入の動機となる4つの要素
人間は、さまざまな動機で美術品を買うというのは真実だ。ある人々にとっては、「投資」と「ステータス」がパイの大部分を占める。別の人々にとっては、「精神的な恩恵」と「知的・美的な喜び」が、「投資」「ステータス」を大幅に上回る。買い手が2人いたとして、両者がまったく同じ割合をもつことはない。だが、それが誰であっても、この4つの要素のすべてが購入動機となっている。
——Part5「市場模様」『ステータス・シンボルとしての美術品』より

◎価値評価が高い作品とは。
モディリアーニの主題の人気のトップは、疑いなく裸婦像である。彼女たちが横たわっているか起きているか、どちらが市場にとってより望ましいかは、議論の余地がある点だ。着衣の肖像については、確実に縦の方が好ましい。しなやかで首が長いほど、より良い。市場としては概して、彼が早い時期に自死同然に亡くなったことに感謝している。もしもっと長く生きていたら、優柔不断で繰り返しの多い画家になっていたかもしれないからだ。
——Part2「主題と様式」『美術市場で人気の高いアーティストたち』より

内容(「BOOK」データベースより)

シャガール、ミロは、ブルーが多いほど高額に?ゴッホは自殺したからこそ、価値が高まった?アーティストの“狂気”は市場に影響を及ぼす?サザビーズのディレクターが、長年の経験をもとに作品の様式からオークションの裏側まで、さまざまなトピックを解説。美術作品の“真”の価値を見分ける78のトピック集。ガーディアン、フィナンシャル・タイムズ、サンデー・タイムズ、スペクテーター、各紙誌のBooks of the Year!

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登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 472ページ
  • 出版社: フィルムアート社 (2016/12/22)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4845916320
  • ISBN-13: 978-4845916320
  • 発売日: 2016/12/22
  • 梱包サイズ: 21.2 x 15 x 2.6 cm
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ベスト50レビュアー2017年2月19日
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