完全個室のメンズエステ店。
交渉次第で本番行為もアリという緩いお店で、「お触り基本ナシ、手コキ以外もチップ次第で素股までならば検討」という自分ルールを作って結婚資金を貯めるためにアルバイトしていた普通の女性（婚約者アリ）
「“男の人”と素肌で触れ合うのも恋愛に熱くのめり込むのも、粘膜を重ねて抱擁しあうのも元からとても好きだった。こうして愛撫してあげることさえ恋愛込みならば好んで行えるほどに。」
“彰浩（婚約者）と”と限定せず、“男の人と”としていることから、彰浩と出会う前は少なくない男性遍歴があったと想像できます。
だからと言って浮気性の尻軽女というわけではなく、彼氏との結婚を一途に強く望んでいる普通の女性です。
第一章は、エステ店バイト時代の回想。
第二章から、新婚生活＆夫の上司からの攻撃がスタート。
新婚家庭に押しかけられ、脅され、エステ店以上のサービスをさせられるヒロイン。
・基本的に「夫以外の男性を強く拒否し続けるヒロインなのに身体は……」という物語。
・ヒロインは一人のみ。物語はヒロイン目線で進んでいきます。
・要所要所で夫が登場するので、寝取られ作品としてきちんと成立してると思います。
・ヒロインにずっと絡み続けるのは夫の上司だけですが、他に数名の男キャラ（名無し）が登場します。
・シチュエーションも色々あって、飽きずに読み進められます。
【極個人的不満ポイント】
・ヒロインが犯され中に「すごい！」とか「イク！」とか言ってしまう点。
嫌いな相手に責められてるのだから、心で思ってても口には出さずにいてほしい。
・最終章で心まで陥落する点。
「私は貴方様の奴隷です」的な、ベタで古臭い官能小説になってしまった。
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