季節はクリスマス。寒波と豪雪に見舞われたニューヨークが舞台。主人公マイクは投資コンサルタントでニューヨークで100万ドルのマンション(コンドミニアムだろうが翻訳でマンションとなっている)を購入しているほどほどのお金持ち。家族構成は奥さんローレンと2歳の息子。上巻最初の50ページは、勤めに出たがっている妻ローレンと痴話げんかと、同じマンションに住むレストラン経営者で陰謀オタクのチャックとの世間話。そこからは一日を一章として話が進む。
以下は上巻半分くらいまでの展開
1日目。CNNから流れてくる「サイバー攻撃されているらしい」「鳥インフルエンザ流行っているらしい」と言う不確かな情報を聴きながらのダラダラとした展開で50ページ。
2日目。停電が発生。しかしチャックが発電機を用意し電力確保「中国からのサイバー攻撃か?」「軍がデフコン3に入ったらしい」という情報が入るがマイクたちはまだまだ余裕。
3日目。情報断絶。午前中は妻との家庭問題のことでチャックとお話。夜になると同じマンションに住むリチャード(ローレンと仲が良いためマイクが嫌っている相手)が暖房を確保できない見知らぬ人をかくまうと言い出す。その後、マンションの住人たちと、この仕業はどこの国家か?テロ組織か?と談笑。
4日目。マンション内にあるチャックのロッカーから食料や非常用の道具が盗まれる。当然のごとくチャックは怒り,マイクとともに追跡しようと外に出る。外の世界は多少の混乱状態。赤十字の救援所にいた州兵に「今どうなっているの?」と聞くも「わかりません」と無駄な会話。車を確保するために駐車場に到着。なんとチャックの車は立体駐車場の5階にあり電力がないので当然降ろすことは出来ない。ほかの車を拝借しようとマイクは言うものの、チャックは自分の軍用車じゃない雪道は走れないと言いだし諦める。しぶしぶマンションに戻ると家の中にホームレスがおり、チャックの奥さんが中に入れてあげたと言う。
こんな感じで25日目まで続く。その後は飛ばし飛ばしで64日目までの物語。
面白いとか面白くないとか以前の問題。私がパニック小説をしばらく読んでいなかった為に感じるのかもしれないが全体を通して違和感だらけ。アマゾンの説明にリアルに描くパニック小説とあるが、多くの要素が決定的に足りずリアリティを感じさせない。軍と警察、政府と市の職員、ギャングやマフィア等の犯罪組織とチンピラなどの存在が希薄。割と大人しいアメリカ市民。あまりにも少ない上からの情報。ネットと電気がなくても動くであろう自動車。先進国とは思えない食料の少なさ。極限とは思えないおちつき。そしてインターネットが使えず停電して何日もたっているのに頻繁に利用されるスマホ。他多数。
上下巻をまとめて買ってしまったので最後まで読んだがアメリカを馬鹿にしているとしか思えない酷いオチ。
因みにこの小説の元はサイバーセキュリティの専門家だった著者が二番目に書いた電子書籍とのこと。
この小説を別のものに例えるなら、料理の素人が見た目だけを真似して作った変な味がするフランス料理。
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サイバーストーム 隔離都市〔上〕 (ハヤカワ文庫NV) 文庫 – 2018/4/18
クリスマスを前にしたある日、全米のネットサーバーが次々にダウンした。まずインターネットがつながりにくくなり、すぐにそれは大規模な通信障害、やがて交通や電気、水道といった生活インフラの停止に発展する。おりからニューヨークには大規模な雪嵐が襲来し、都市機能は完全に麻痺してしまった。マンハッタンのマンションに住むマイクは、友人や隣人たちとともに決死のサバイバル生活を始めるが……リアルに描く超巨大パニック!
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2018/4/18
- ISBN-104150414319
- ISBN-13978-4150414313
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
クリスマスを前にしたある日、全米のネットサーバーが次々にダウンした。まずインターネットがつながりにくくなり、すぐにそれは広範囲の通信障害、やがて交通や電気、水道といった生活インフラの停止に発展する。おりからニューヨークには大規模な雪嵐が襲来し、都市機能は完全に麻痺してしまった。マンハッタンのマンションに住むマイクは、友人や隣人たちとともに決死のサバイバル生活を始めるが…大型パニック小説。
著者について
カナダ出身。サイバーセキュリティの専門家からの転身で、これまでに本作をふくめて9作の長篇を発表している。現在はカナダのモントリオールとノースカロライナ州シャーロットで暮らしている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
メイザー,マシュー
カナダ出身。サイバーセキュリティの専門家からの転身で、これまでに9作の長篇を発表している。現在はカナダのモントリオールとノースカロライナ州シャーロットで暮らしている
林/香織
1958年名古屋市生、名古屋大学文学部英文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カナダ出身。サイバーセキュリティの専門家からの転身で、これまでに9作の長篇を発表している。現在はカナダのモントリオールとノースカロライナ州シャーロットで暮らしている
林/香織
1958年名古屋市生、名古屋大学文学部英文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2018/4/18)
- 発売日 : 2018/4/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 302ページ
- ISBN-10 : 4150414319
- ISBN-13 : 978-4150414313
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,425,010位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 28,741位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 31,303位英米文学研究
- - 32,507位英米文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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