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サイゴンから来た妻と娘 (文春文庫 こ 8-1) 文庫 – 1981/7/25

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商品の説明

受賞歴

第10回(1979年) 大宅壮一ノンフィクション賞受賞

内容紹介

戦火のサイゴンで子連れのベトナム女性と結婚した新聞記者が東京へ帰って来た。家庭内で巻き起こる小事件を通してアジア人同士のカルチャーギャップを軽妙に描く。第10回大宅賞受賞作品

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 267ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1981/7/25)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4167269015
  • ISBN-13: 978-4167269012
  • 発売日: 1981/7/25
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5 36件のカスタマーレビュー
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形式: 文庫 Amazonで購入
第七回大宅壮一ノンフィクションの最終選考まで残った、
「サイゴンのいちばん長い日」の著者の二作品目です。
第十回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した作品です。

著者は記者としてサイゴン駐在時にひょんなことから
娘連れのベトナム人女性と再婚をした後、
家族を日本に連れてきて東京で生活をはじめます。
前作は、1975年3月23日に風雲急を告げるサイゴンに
ベトナム人の妻と共に新聞記者として入り、
サイゴン開放前後を詳細に追った作品です。

本著は、前作にも書かれてた再婚に至る経緯や顛末
をサマリーしたものからはじまり、日本での生活に
重心をおかれて書かれた、後日談です。

非常に深刻な内容も多いのですが、
そんな中にもユーモアと人間愛を持った夫婦が織り成す
物語にあっという間に引き込まれる事でしょう。
書かれてから30年以上経っていますが色褪せていません。
日本人とベトナム人との伝統・習慣・価値観の違いが、
家族生活を通して非常にシャープに浮き上がっています。
ニュースなどから間接的に得られるベトナムの二次情報に比べ、
直接的でわかりやすくて面白い一次情報が満載です。
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形式: 文庫 Amazonで購入
 ベトナム人子連れ女性と結婚し、日本でのその生活振りを記した本。

 南ベトナムに国籍を置いていた子連れの女性と戦争末期に結婚し、必然的に生活をせざる得なかったこの家族の物語は好奇心を誘うし、本書の文章もおもしろい。

 ベトナムと日本との文化の違い、飼っていた兎を調理して食べてしまうほど、ベトナム女性はパワフルでどこかコミカルだ。

 後半は沖縄に漂着したボートピープルの取材を通して、独自の主観からベトナムの未来を考察しているが、それが見事に当たっている。

 著者は文中にベトナムはすでに修正主義が始まっている予測した。

 著者が予言した通り、ベトナムの修正主義は戦後11年後の1886年に始まり、今開花しようとしている。戦後すぐに修正主義を予想した著者の考察には敬意を表せざる得ない。

 著者は文中後半に下記のような文章を書いている

「かりに私自身があの土地に生まれ育ったら、時の政治体制や社会形態にかかわりなく、世界のどこを放浪してもやはりあの地域の地表にたちこめた、自然と人間の濃密な生命力に対して郷愁を抱き続けるだろう。(中略)あの茶色い水をたたえるメコン河の、優しく悠久な、そして広大すぎて少々間の抜けたような流れを思い浮かべるのではな
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形式: 文庫
ベトナムに旅行に行く前に進められて読んだ本。あまりの面白さに続編二冊も一気に読んでしまった。
ベトナムという国と、その国出身の妻と娘への大きく寛容な愛がシリーズを通じて根底に流れているが、単なる家族のことを書いたエッセイではなく、ジャーナリストとしての冷静な視点と分析、作家としてのユーモアにあふれた奥の深い読み物である。私自身が帰国子女ということもあり、近藤氏の言語や文化に対する考え方は私に大きく影響を受けた。

この本は私が誰に対しても薦めたい数少ない本。読んだときには近藤氏は既に他界して長かったが、内容はまったく古くさくなく、いつまでも色あせない類いまれな本である。
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形式: 文庫
 本書は著者の2作目にあたるとともに「妻と娘」シリーズの最初の作品である。 

 著者の処女作はベトナム戦争の終結であるサイゴン陥落迄の2週間を追った「サイゴンのいちばん長い日」である。著者は当時サンケイ新聞のサイゴン特派員としてこの作品を書いたのだが、そこにはベトナム国民(一般市民も軍人も政府高官も全て)の視点からみたベトナム戦争とサイゴン陥落が描かれている。

 著者はそのサイゴン駐在時にちょっとしたきっかけから娘連れのベトナム人女性と結婚をしている。そして戦争終結後3人は東京で暮らし始める。

 

 この作品では、日本人とは文化も考え方も違うベトナム人の妻娘との東京での日常生活の様子が描かれるとともに、ベトナム人の国民性、例えば食生活、親族との付き合い等が彼らの視線から描かれている。日本とベトナムの国民性あるいは文化の違いを知るのに恰好の作品ともなっている。

 著者が妻と娘を見つめる眼差しはとてもやさしい。ベトナムと日本に対しても同様である。すべてを受け入れる人物である。

 著者の文体は新聞記者出身のノンフィクション作家としては他の作家のそれとはチョット異なる。いい意味で小説的ともいえる情感豊かでユーモア溢れる文体である。この作品は彼の人柄と文体があわさることによって生まれた素晴らしい作品である。
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