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登録情報
- アスペクト比 : 1.66:1
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 言語 : 英語, イタリア語, 日本語
- 梱包サイズ : 19.2 x 14.4 x 3.6 cm; 557.92 g
- EAN : 4988113813136
- 監督 : フランシス・フォード・コッポラ
- メディア形式 : 色, ドルビー, DTS Stereo, 限定版
- 時間 : 9 時間 5 分
- 発売日 : 2002/12/20
- 出演 : マーロン・ブランド, アル・パチーノ, ロバート・デ・ニーロ
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- ASIN : B00007B58Q
- ディスク枚数 : 5
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 58,463位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 335位外国の犯罪・ギャング映画
- - 5,460位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
商品の説明
Amazonレビュー
その長い回り道の、時には輝いた映画人生をとおして、フランシス・フォード・コッポラは、数多くのすばらしい作品と欠点はあるが文句なくおもしろい作品、そしてコッポラがまったく見えないというだけでも観る価値のある一握りの失敗作を残している。それでも、やはりコッポラは映画『ゴッドファーザー』を監督した男である。これからもそうだろう。彼は自分が作ったシリーズに支配され、決定されている。この逆転写は、恐らくほかの監督には体験できないものだろう。コッポラは「ゴッドファーザー」を作りっ放しにしておけなかった。だから、15年後に戻ってきて2部作を3部作に作り替える。あるいは、初めの2作品を時系列的に編集し直してビデオ用映画の『ゴッドファーザー・サガ(伝説)』にするのである。
映画『ゴッドファーザー』は悪徳漢とその大家族と大組織の(本来ならば勧善懲悪の)物語、現代のシェイクスピア劇である。コッポラはあえてこの映画を叙事詩として、そして、ためらうことなく悲劇的に描いた。ここでは、殺人が立派なビジネスになっている。
第1作は、豪華な配役と構想において、ひときわ完成度の高い作品である。 マフィアの世界に入ったマイケル・コルレオーネ、父から譲られた権力、呵責(かしゃく)なき敵の殲滅(せんめつ)。そのすべてをコッポラは、観るものに息をのませる確信で語っているのだが、実はこれは序章にすぎなかった。2年後に、キューバ革命の間に権力と影響力を増大させていくマイケルと、貧しい移民居住区から身を起こした父の物語を重ねた映画『ゴッドファーザーPart2』が作られた。コッポラにとっては前より大きな賭けで、それだけに物語構成は念入りに練られた。そして最後の孤独の中の絶望は完全に報われたのである(自分の運命を見据えて、飢えたように突き進む切れ者で野心家のマイケルを、アル・パチーノがこれ以上ない見事さで演じ切っている)。
『ゴッドファーザーPart3』は金目当てだったと言う人もいる。しかし、これは価値ある終章である。テンポが緩いのではない。コッポラは枯淡(こたん)の辛抱強さと非情さで、償いをしようとするマイケルの周りに、過去の罪を降らせているのである。(Bruce Reid, Amazon.com)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
傑作『ゴッドファーザー』シリーズに3時間20分の特典ボーナスディスクも加えた全5枚組のコレクションセットDVD。M・ブランド、A・パチーノなど大御所の俳優陣で、マフィア一家の盛衰を描いていく。製作30周年特別版として特製ブックレットを封入。
内容(「Oricon」データベースより)
“ゴッドファーザー”製作30周年を記念して作られたスペシャルDVD-BOX。フランシス・フォード・コッポラ監督が贈る「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーII(2枚組)」「ゴッドファーザーIII」のシリーズ3部作に、3時間を越える特典ボーナス・ディスクを加えた5枚組コレクション・セット!
レビュー
製作・監督・脚本: フランシス・F.コッポラ 製作: アルバート・S.ラディ/ロバート・エヴァンス/グレイ・フレデリクソン/フレッド・ルース 原作・脚本: マリオ・プーゾ 脚本: 撮影: ゴードン・ウィリス 音楽: ニーノ・ロータ/カーマイン・コッポラ 出演: マーロン・ブランド/アル・パチーノ/ジェイムズ・カーン/ジョン・カザール/ダイアン・キートン/ロバート・デュヴァル/リチャード・カステラーノ/タリア・シャイア/リチャード・コンテ/ロバート・デ・ニーロ/リー・ストラスバーグ/アンディ・ガルシア/ソフィア・コッポラ/フランク・ダンブロシオ/リチャード・ブライト
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
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カスタマーレビュー
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星5つ中の4.6
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月31日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
私事だが、自分の勤める会社のある部署で不倫が発覚した事があった。
既婚者の上司(部長)と独身の若い女性(課長)。
結局、二人とも退社したが、同じ部署で管理職が二人も退社して一時、その部署は機能不全に陥った。
自分の火遊びのせいでその男は世話になった会社に迷惑をかけた結果になった。
やはり家族を大切にしてこそ本物の男なのだ。家族を守る気概があって男は輝く。
Part1でヴィトーがジョニー・フォンテインに語っていたその言葉の意味がこの歳になって分かったような気がした。
いくら仕事が出来てもイケメンでも家族を蔑ろにするような男は所詮、小物の才子なのだ。ドンの器ではない。
男の人生に大切なことはゴッドファーザーが全て教えてくれる。
既婚者の上司(部長)と独身の若い女性(課長)。
結局、二人とも退社したが、同じ部署で管理職が二人も退社して一時、その部署は機能不全に陥った。
自分の火遊びのせいでその男は世話になった会社に迷惑をかけた結果になった。
やはり家族を大切にしてこそ本物の男なのだ。家族を守る気概があって男は輝く。
Part1でヴィトーがジョニー・フォンテインに語っていたその言葉の意味がこの歳になって分かったような気がした。
いくら仕事が出来てもイケメンでも家族を蔑ろにするような男は所詮、小物の才子なのだ。ドンの器ではない。
男の人生に大切なことはゴッドファーザーが全て教えてくれる。
104人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映像が本当に綺麗です。
時間の流れ方も素晴らしく。
人間の美しさを見事に表現しています。
(皆んな知ってますよねすみません)
ということで、
作品の評価は他の方にお任せして
(私的には星5どころでは無い)
パソコン→再生可
英語字幕→有り
ここが大切なのです。
流れが頭に入ってる人は、
是非英語字幕で鑑賞してみて下さい。
原文で観ると格段に人間を味わえます。
わざわざ字幕をというのは、
特にゴッドファーザーさん。
観て貰えれば言いたいことは伝わる筈…
出来たらイタリア語の字幕も欲しかった。
何言ってるか聞き取れない部分が
かなりあるので…
英語にせよイタリア語にせよ
独特な台詞の読み自体も味なので
そこをもっと味わいたいなっ…!!
時間の流れ方も素晴らしく。
人間の美しさを見事に表現しています。
(皆んな知ってますよねすみません)
ということで、
作品の評価は他の方にお任せして
(私的には星5どころでは無い)
パソコン→再生可
英語字幕→有り
ここが大切なのです。
流れが頭に入ってる人は、
是非英語字幕で鑑賞してみて下さい。
原文で観ると格段に人間を味わえます。
わざわざ字幕をというのは、
特にゴッドファーザーさん。
観て貰えれば言いたいことは伝わる筈…
出来たらイタリア語の字幕も欲しかった。
何言ってるか聞き取れない部分が
かなりあるので…
英語にせよイタリア語にせよ
独特な台詞の読み自体も味なので
そこをもっと味わいたいなっ…!!
No1レビュアー殿堂入りNo1レビュアー
Amazonで購入
【パートⅠ】
1972年公開から既に47年経過したが、今もって色褪せないギャング・マフィア映画の最高傑作だ。
黒澤明を心酔していたF・コッポラ監督の出世作だけあって、光と影のコントラストを際立たせた映像の重厚さや半端な解説的台詞を一切排除した研ぎ澄まされた脚本が先ず素晴らしい。
その上、マーロン・ブランドとアル・パチーノの顔の微妙な筋肉の動きだけで台詞を語る圧倒的な演技、美しい旋律が何時までも耳に残る音楽、ニューヨークの暗闇とシチリア島の太陽の対比的光景、雑踏の喧騒や街の息遣いが感じられる音響効果等、挙げれば挙げるほど溜め息が出てしまう完璧さ。そう頻繁に観るような軽い作品ではないが、自分が歳を経る毎に味わいが増してしまう不思議な作品だ。
ストーリーはイタリアン・マフィアの興亡記だが、それが何とも厳しく哀れで、タイトロープの上を渡るようなヒリヒリする感覚に襲われる。ファミリーの武器は民族や出身地、そして血の結束なのだが、逆説的に最後は血の繋がりしか信じられない世界の何と脆いことか!権力と利潤に吸い寄せられた人間は、同じく権力と利潤で簡単に裏切る。
ギャング映画とはこの繰り返しに過ぎず、アクションは拳銃やナイフ、ロープによる暗殺が主なので派手さもない。それでも三時間を費やすドラマだけに、登場人物の一人一人の掘り下げ方や描き方が本当に丁寧だ。それぞれに忠義、友情、金銭欲、名声の何を重視するかが微妙に異なり、その運命も変わる。
彼らををどう読みきって先手を打つか、決断したら手段を選ばず躊躇しないか、ギリギリの駆け引きに息を飲む三時間はこの上ない贅沢だ。日本で言うなら戦国時代の名将達の駆け引きや戦術が近い。ここに来て、やはりコッポラ監督は黒澤監督や侍文化の影響を受けていたのだと得心する。
本作はパートⅡ・Ⅲ共に時間遷移を生かした見応えのあるシリーズですので、3倍9時間楽しめます。特にスローフードがお好きな御仁にはお口に合うで有ろう「人の業(ごう)」の儚さが格調高く冴え渡る、何時までも色褪せない世紀の傑作です。
【パートⅡ】このシリーズは話が進むのではなく深まるから面白い
※第一作を御覧になられた前提でのレビューです。
このⅡは前作から2年後の1984年に公開され、マイケルがゴッドファーザーに就いてからの孤独と父親ビトのファミリー創設の二つのストーリーを平行させて、その相違を対比する構成になっている。
本作はアカデミー賞9部門ノミネート、6部門受賞で、続編の史上記録だけでなく、第一作と続編による作品賞の連続受賞は史上唯一と言うモンスター映画だが、脚本、美術、映像、演者、音楽ともに納得の傑作だ。
先代ビト、現代のマイケル共に、マフィアとして筋を通し、恨みを決して忘れず、冷徹に行動する点は同じで、トップに相応しい器も備えている。最大の違いがビトがシチリア島を追われてニューヨークに渡り、裸一貫からファミリーを築いたが、マイケルは出来上がったファミリーを受け継いだことだ。だから地位は引き継いでも、一度リセットされた人間関係は不安定となり、兄弟を含めてその維持に苦悩する。
組織は創るより守る方が格段に難しい。特に肥大化した大規模組織での抗争と言う有事には、権謀術策が横行し、内通者や裏切り者が続発する。企業なら出世影響で済むが命を賭けた駆け引きは、正に戦争そのものの緊迫感だ。
この重苦しい沈鬱な状況をアル・パチーノが素晴らしい好演で魅せる。冷徹なポーカーフェイスの奥底に潜む孤独と疑心暗鬼から来る不安に押し潰される表現は、映画史に残る名演でシビれる。
一方、ビトを演じたロバート・デ・ニーロの演技も素晴らしい。旧き善き仁侠道を地で行くビトに、住民が自然に感謝し仲間が集う様子は微笑ましい。彼は第一作で長兄ソニー役に応募した。コッポラ監督はキャラ違いで落としたがその演技力に惹かれてⅡで若きビト役に抜擢した為、デ・ニーロの入れ込みは物凄く、若き日のマーロン・ブランド本人かと見紛う程だ。トム役のロバート・デュバル、ケイ役のダイアン・キートン、コニー役のタリア・シャイア、フレド役のジョン・カザールらも演技も健在だ。
Ⅱの核心となる、血縁にすら頼れなかった頃のビトの「創成」と、頼れる血縁や仲間に恵まれていた筈なのに活かせないマイケルの「混乱」の対比が何とも哀しく、そして美しい。自分の妻や子供に対する姿勢も180度違うのも大事な見所だ。
このⅡのメッセージは第一作の単なるギャング抗争映画の枠を越え、活力と希望に満ちた米国の00年代と、第二次大戦後の打算的で傲慢な40-50年代を対比しつつ、それを社会の精神的荒廃が進む70年代に公開することで旧き善き価値観への懐古を模索したことにあり、だからこそ世に高く評価された。共同脚本のコッポラとマリオ・プーゾの狙いとは、シェークスピアのマクベスに近く、骨肉の争いや裏切りは、後に黒澤明も「蜘蛛巣城」や「乱」で撮っている。Ⅱの終わり方を観ると黒澤明好きなコッポラの素顔がよく判る。コッポラの美学なら此れで完結する筈なので、16年後の90年公開のⅢは続編と言うより「その後の帰結」であり、映画として描くには、アルパチーノが歳を重ねないと無意味だったとも言える。表情と演技が命の本作は、猿の惑星と違って当時の特殊メークで何とかなるほど甘い作品ではなかったので仕方ない。
コルレオーネ帝国を守るマイケルの孤高の闘いと、それにより大事なモノを失う悲哀を存分にお楽しみ下さい。
【パートⅢ】憧れの清なる世界への夢は脆く儚く、堂々の完結編
※Ⅰ・Ⅱ鑑賞済みの方を前提としたレビューです。
1972年のⅠ、74年のⅡから経つこと16年の1990年公開で、作品でも19年の歳月が流れマイケルは60代の壮年になり、息子アンソニーと娘メアリーも大人に、そしてストーリーの重要な鍵を握る、兄ソニーの忘れ形見のヴィンセント役にアンディ・ガルシアがキャストされた。残念ながらロバート・デュバルがギャラが折り合わず不参加だが、それでも重厚な役者陣で、今回も長編2時間40分ながら緊迫感と感情移入が終始途切れなかった。独立して製作された同一役者での主人公の三作全てが傑作なのは拙い自分が知る限り「ジェイソン・ボーン」「ダークナイト」位だが、描写期間の長さからの主人公の心境変化では本シリーズに勝るものはない。
アル・パチーノ演じるマイケルのⅠ若者~Ⅱ夫~Ⅲ父親の9時間にも及ぶ人生ドラマは実に壮大な叙事詩で、権力の神に選ばれ、幸福の神に疎まれたマフィアに生きた男達の慟哭に心から震える完全無欠の傑作シリーズだ。
このⅢはⅡとは少し趣が異なる。マイケルはファミリーを裏社会から表成りさせる悲願を渇望するが、周囲がそれを許さないのが何とももどかしい。圧倒的権力を守る立場になったと同時に「老い」がマイケルを襲う。生きるか死ぬかの戦争だったにせよ、多くの人を殺めた過去への贖罪意識に苛まれる。だが、過去に犯した罪と自身の生き方から決して逃れられない。彼が羨望した世界すら汚れていたとするシナリオは、実際のバチカン汚職事件をモチーフにしたものだからこそ虚しくも迫真の展開だ。
汚れた世界と聖なる世界の境界線すら渾然一体に溶け合う現代に生きることの難しさ、贖罪は簡単でないからこそ安易に暗闇に身を落としてはいけないと示す事がⅠ・Ⅱを総括したⅢの最大メッセージだ。舞台設定が少し大袈裟な感じもするが、宗教と裏社会のマネーを介した密接な関係は世界的真実であり、ブラックな資金洗浄の隠れ蓑になっている現実も知っておきたい。
アンディ・ガルシアの成長、過ちから立ち直ったタリア・シャイアの献身、そしてケイ役のダイアン・キートンの恋人から妻、母親から理解者に転じる演出もシリーズを影で支えた功労者で、闘いの報酬としてやっと安心できるファミリーに囲まれたマイケルに心が救われる。
余談だが公開当時、メアリー役に急遽抜擢された監督実娘のソフィア・コッポラに対して身内配役との批判が有ったらしいが、マフィアの実像を知らない素人感が上手くシナリオマッチしていた。そもそもⅠからコニー役として実妹のタリア・シャイアが出演していたし、美男美女で固めなかった事がマイケルの家族愛を際立たせていて良かった。
美術や音楽は重厚かつ壮麗、憂い深き演技や陰影豊かな映像は健在で、特にオペラと同時並行で進行するお約束の終盤暗殺劇はシリーズ完結に相応しい仕上がりだ。
エンドロール直前の穏やかな光景は本作を象徴する、自分の中でも忘れられないカットとなっている。
1972年公開から既に47年経過したが、今もって色褪せないギャング・マフィア映画の最高傑作だ。
黒澤明を心酔していたF・コッポラ監督の出世作だけあって、光と影のコントラストを際立たせた映像の重厚さや半端な解説的台詞を一切排除した研ぎ澄まされた脚本が先ず素晴らしい。
その上、マーロン・ブランドとアル・パチーノの顔の微妙な筋肉の動きだけで台詞を語る圧倒的な演技、美しい旋律が何時までも耳に残る音楽、ニューヨークの暗闇とシチリア島の太陽の対比的光景、雑踏の喧騒や街の息遣いが感じられる音響効果等、挙げれば挙げるほど溜め息が出てしまう完璧さ。そう頻繁に観るような軽い作品ではないが、自分が歳を経る毎に味わいが増してしまう不思議な作品だ。
ストーリーはイタリアン・マフィアの興亡記だが、それが何とも厳しく哀れで、タイトロープの上を渡るようなヒリヒリする感覚に襲われる。ファミリーの武器は民族や出身地、そして血の結束なのだが、逆説的に最後は血の繋がりしか信じられない世界の何と脆いことか!権力と利潤に吸い寄せられた人間は、同じく権力と利潤で簡単に裏切る。
ギャング映画とはこの繰り返しに過ぎず、アクションは拳銃やナイフ、ロープによる暗殺が主なので派手さもない。それでも三時間を費やすドラマだけに、登場人物の一人一人の掘り下げ方や描き方が本当に丁寧だ。それぞれに忠義、友情、金銭欲、名声の何を重視するかが微妙に異なり、その運命も変わる。
彼らををどう読みきって先手を打つか、決断したら手段を選ばず躊躇しないか、ギリギリの駆け引きに息を飲む三時間はこの上ない贅沢だ。日本で言うなら戦国時代の名将達の駆け引きや戦術が近い。ここに来て、やはりコッポラ監督は黒澤監督や侍文化の影響を受けていたのだと得心する。
本作はパートⅡ・Ⅲ共に時間遷移を生かした見応えのあるシリーズですので、3倍9時間楽しめます。特にスローフードがお好きな御仁にはお口に合うで有ろう「人の業(ごう)」の儚さが格調高く冴え渡る、何時までも色褪せない世紀の傑作です。
【パートⅡ】このシリーズは話が進むのではなく深まるから面白い
※第一作を御覧になられた前提でのレビューです。
このⅡは前作から2年後の1984年に公開され、マイケルがゴッドファーザーに就いてからの孤独と父親ビトのファミリー創設の二つのストーリーを平行させて、その相違を対比する構成になっている。
本作はアカデミー賞9部門ノミネート、6部門受賞で、続編の史上記録だけでなく、第一作と続編による作品賞の連続受賞は史上唯一と言うモンスター映画だが、脚本、美術、映像、演者、音楽ともに納得の傑作だ。
先代ビト、現代のマイケル共に、マフィアとして筋を通し、恨みを決して忘れず、冷徹に行動する点は同じで、トップに相応しい器も備えている。最大の違いがビトがシチリア島を追われてニューヨークに渡り、裸一貫からファミリーを築いたが、マイケルは出来上がったファミリーを受け継いだことだ。だから地位は引き継いでも、一度リセットされた人間関係は不安定となり、兄弟を含めてその維持に苦悩する。
組織は創るより守る方が格段に難しい。特に肥大化した大規模組織での抗争と言う有事には、権謀術策が横行し、内通者や裏切り者が続発する。企業なら出世影響で済むが命を賭けた駆け引きは、正に戦争そのものの緊迫感だ。
この重苦しい沈鬱な状況をアル・パチーノが素晴らしい好演で魅せる。冷徹なポーカーフェイスの奥底に潜む孤独と疑心暗鬼から来る不安に押し潰される表現は、映画史に残る名演でシビれる。
一方、ビトを演じたロバート・デ・ニーロの演技も素晴らしい。旧き善き仁侠道を地で行くビトに、住民が自然に感謝し仲間が集う様子は微笑ましい。彼は第一作で長兄ソニー役に応募した。コッポラ監督はキャラ違いで落としたがその演技力に惹かれてⅡで若きビト役に抜擢した為、デ・ニーロの入れ込みは物凄く、若き日のマーロン・ブランド本人かと見紛う程だ。トム役のロバート・デュバル、ケイ役のダイアン・キートン、コニー役のタリア・シャイア、フレド役のジョン・カザールらも演技も健在だ。
Ⅱの核心となる、血縁にすら頼れなかった頃のビトの「創成」と、頼れる血縁や仲間に恵まれていた筈なのに活かせないマイケルの「混乱」の対比が何とも哀しく、そして美しい。自分の妻や子供に対する姿勢も180度違うのも大事な見所だ。
このⅡのメッセージは第一作の単なるギャング抗争映画の枠を越え、活力と希望に満ちた米国の00年代と、第二次大戦後の打算的で傲慢な40-50年代を対比しつつ、それを社会の精神的荒廃が進む70年代に公開することで旧き善き価値観への懐古を模索したことにあり、だからこそ世に高く評価された。共同脚本のコッポラとマリオ・プーゾの狙いとは、シェークスピアのマクベスに近く、骨肉の争いや裏切りは、後に黒澤明も「蜘蛛巣城」や「乱」で撮っている。Ⅱの終わり方を観ると黒澤明好きなコッポラの素顔がよく判る。コッポラの美学なら此れで完結する筈なので、16年後の90年公開のⅢは続編と言うより「その後の帰結」であり、映画として描くには、アルパチーノが歳を重ねないと無意味だったとも言える。表情と演技が命の本作は、猿の惑星と違って当時の特殊メークで何とかなるほど甘い作品ではなかったので仕方ない。
コルレオーネ帝国を守るマイケルの孤高の闘いと、それにより大事なモノを失う悲哀を存分にお楽しみ下さい。
【パートⅢ】憧れの清なる世界への夢は脆く儚く、堂々の完結編
※Ⅰ・Ⅱ鑑賞済みの方を前提としたレビューです。
1972年のⅠ、74年のⅡから経つこと16年の1990年公開で、作品でも19年の歳月が流れマイケルは60代の壮年になり、息子アンソニーと娘メアリーも大人に、そしてストーリーの重要な鍵を握る、兄ソニーの忘れ形見のヴィンセント役にアンディ・ガルシアがキャストされた。残念ながらロバート・デュバルがギャラが折り合わず不参加だが、それでも重厚な役者陣で、今回も長編2時間40分ながら緊迫感と感情移入が終始途切れなかった。独立して製作された同一役者での主人公の三作全てが傑作なのは拙い自分が知る限り「ジェイソン・ボーン」「ダークナイト」位だが、描写期間の長さからの主人公の心境変化では本シリーズに勝るものはない。
アル・パチーノ演じるマイケルのⅠ若者~Ⅱ夫~Ⅲ父親の9時間にも及ぶ人生ドラマは実に壮大な叙事詩で、権力の神に選ばれ、幸福の神に疎まれたマフィアに生きた男達の慟哭に心から震える完全無欠の傑作シリーズだ。
このⅢはⅡとは少し趣が異なる。マイケルはファミリーを裏社会から表成りさせる悲願を渇望するが、周囲がそれを許さないのが何とももどかしい。圧倒的権力を守る立場になったと同時に「老い」がマイケルを襲う。生きるか死ぬかの戦争だったにせよ、多くの人を殺めた過去への贖罪意識に苛まれる。だが、過去に犯した罪と自身の生き方から決して逃れられない。彼が羨望した世界すら汚れていたとするシナリオは、実際のバチカン汚職事件をモチーフにしたものだからこそ虚しくも迫真の展開だ。
汚れた世界と聖なる世界の境界線すら渾然一体に溶け合う現代に生きることの難しさ、贖罪は簡単でないからこそ安易に暗闇に身を落としてはいけないと示す事がⅠ・Ⅱを総括したⅢの最大メッセージだ。舞台設定が少し大袈裟な感じもするが、宗教と裏社会のマネーを介した密接な関係は世界的真実であり、ブラックな資金洗浄の隠れ蓑になっている現実も知っておきたい。
アンディ・ガルシアの成長、過ちから立ち直ったタリア・シャイアの献身、そしてケイ役のダイアン・キートンの恋人から妻、母親から理解者に転じる演出もシリーズを影で支えた功労者で、闘いの報酬としてやっと安心できるファミリーに囲まれたマイケルに心が救われる。
余談だが公開当時、メアリー役に急遽抜擢された監督実娘のソフィア・コッポラに対して身内配役との批判が有ったらしいが、マフィアの実像を知らない素人感が上手くシナリオマッチしていた。そもそもⅠからコニー役として実妹のタリア・シャイアが出演していたし、美男美女で固めなかった事がマイケルの家族愛を際立たせていて良かった。
美術や音楽は重厚かつ壮麗、憂い深き演技や陰影豊かな映像は健在で、特にオペラと同時並行で進行するお約束の終盤暗殺劇はシリーズ完結に相応しい仕上がりだ。
エンドロール直前の穏やかな光景は本作を象徴する、自分の中でも忘れられないカットとなっている。
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
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amazonのReviewはいろいろなバージョンがいっしょくたになっていて、どの商品の話か分からないことがあります。例えば、字幕が無い・木の箱が立派・メイキングがたのしいなど。
このレビューは ASIN : B01JK32ZRI 『 ゴッドファーザー ベストバリューBlu-rayセット 』2,264円のものです。発売は2016年9月10日です。
パッケージのどこにも、デジタルレストアもデジタルリマスターも書いてありません。
ただし、それぞれのタイトルの下に、part1 PBH-114221_PARTI<デジタル・リストア版> と同一内容。part2 PBH-114222_PARTII <デジタル・リストア版> と同一。part3 PBH-114223_PARTII <デジタル・リマスター版> と同一、と書かれています。
したがって、そうと書いてはいないもののデジタル・リマスター、リストア版らしい。
パッケージも内容もシンプルそのものです。ブルレイディスク以外何も入っていません。
素の映画が3本です。他の映画の宣伝なども無いとても良心的できあがりです。
Part1
音声 1.英語(イタリア語含む)5ch 2.日本語 5ch 3.日本語 モノ2ch 4.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
part2
音声 1.英語(イタリア語含む)5ch 2.日本語 5ch 3.日本語 モノ2ch 4.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
part3
音声 1.英語 5ch 2.日本語 5ch 3.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
画質は地上波、衛星よりちょっと良くて、放送局のスタンプが入らないのが最大の嬉しいところです。
ひゃあと驚くようなレストア感はありません。元々どろどろ陰気な映画です。
冒頭のThe God Fatherのロゴやエンドロールの揺れがフィルム時代の映画の雰囲気を高めてくれ良いかんじです。
ストーリーについては、皆さん何度も見ていると思うので書くことはありません。
時系列で並べなおした 「The Complete Novel For Television」 も持っているがSTAR WARS同様、順に並べたからどうという事も無く、やはり3部作は3部作として悪人の家族愛の物語の中を行ったり来たりしながら浸るのがよろしいかと。
このレビューは ASIN : B01JK32ZRI 『 ゴッドファーザー ベストバリューBlu-rayセット 』2,264円のものです。発売は2016年9月10日です。
パッケージのどこにも、デジタルレストアもデジタルリマスターも書いてありません。
ただし、それぞれのタイトルの下に、part1 PBH-114221_PARTI<デジタル・リストア版> と同一内容。part2 PBH-114222_PARTII <デジタル・リストア版> と同一。part3 PBH-114223_PARTII <デジタル・リマスター版> と同一、と書かれています。
したがって、そうと書いてはいないもののデジタル・リマスター、リストア版らしい。
パッケージも内容もシンプルそのものです。ブルレイディスク以外何も入っていません。
素の映画が3本です。他の映画の宣伝なども無いとても良心的できあがりです。
Part1
音声 1.英語(イタリア語含む)5ch 2.日本語 5ch 3.日本語 モノ2ch 4.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
part2
音声 1.英語(イタリア語含む)5ch 2.日本語 5ch 3.日本語 モノ2ch 4.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
part3
音声 1.英語 5ch 2.日本語 5ch 3.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
画質は地上波、衛星よりちょっと良くて、放送局のスタンプが入らないのが最大の嬉しいところです。
ひゃあと驚くようなレストア感はありません。元々どろどろ陰気な映画です。
冒頭のThe God Fatherのロゴやエンドロールの揺れがフィルム時代の映画の雰囲気を高めてくれ良いかんじです。
ストーリーについては、皆さん何度も見ていると思うので書くことはありません。
時系列で並べなおした 「The Complete Novel For Television」 も持っているがSTAR WARS同様、順に並べたからどうという事も無く、やはり3部作は3部作として悪人の家族愛の物語の中を行ったり来たりしながら浸るのがよろしいかと。

5つ星のうち5.0
テレビ放送で視るよりずっと充実。しかも安い。
ユーザー名: ☆☆☆がふつう。、日付: 2021年1月24日
amazonのReviewはいろいろなバージョンがいっしょくたになっていて、どの商品の話か分からないことがあります。例えば、字幕が無い・木の箱が立派・メイキングがたのしいなど。ユーザー名: ☆☆☆がふつう。、日付: 2021年1月24日
このレビューは ASIN : B01JK32ZRI 『 ゴッドファーザー ベストバリューBlu-rayセット 』2,264円のものです。発売は2016年9月10日です。
パッケージのどこにも、デジタルレストアもデジタルリマスターも書いてありません。
ただし、それぞれのタイトルの下に、part1[[ASIN:B00KUNZTSU PBH-114221_PARTI<デジタル・リストア版>]]と同一内容。part2 [[ASIN:B00KUNZUQQ PBH-114222_PARTII <デジタル・リストア版>]]と同一。part3 [[ASIN:B00KUNZTTE PBH-114223_PARTII <デジタル・リマスター版>]]と同一、と書かれています。
したがって、そうと書いてはいないもののデジタル・リマスター、リストア版らしい。
パッケージも内容もシンプルそのものです。ブルレイディスク以外何も入っていません。
素の映画が3本です。他の映画の宣伝なども無いとても良心的できあがりです。
Part1
音声 1.英語(イタリア語含む)5ch 2.日本語 5ch 3.日本語 モノ2ch 4.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
part2
音声 1.英語(イタリア語含む)5ch 2.日本語 5ch 3.日本語 モノ2ch 4.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
part3
音声 1.英語 5ch 2.日本語 5ch 3.コッポラのコメンタリー
字幕 1.英語 2.日本語 3.字幕なし
画質は地上波、衛星よりちょっと良くて、放送局のスタンプが入らないのが最大の嬉しいところです。
ひゃあと驚くようなレストア感はありません。元々どろどろ陰気な映画です。
冒頭のThe God Fatherのロゴやエンドロールの揺れがフィルム時代の映画の雰囲気を高めてくれ良いかんじです。
ストーリーについては、皆さん何度も見ていると思うので書くことはありません。
時系列で並べなおした 「The Complete Novel For Television」 も持っているがSTAR WARS同様、順に並べたからどうという事も無く、やはり3部作は3部作として悪人の家族愛の物語の中を行ったり来たりしながら浸るのがよろしいかと。
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2018年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コッポラ監督の世界観が如実に表現されている作品。見たい時に、好きな時に見る様に身近に置いておきたい。
他の国からのトップレビュー

metal maestro
5つ星のうち4.0
Good, but NOT worth the upgrade from DVD.
2020年5月26日に英国でレビュー済みAmazonで購入
If you don't already own 'The Godfather' box-set on DVD, this Blu-ray edition (which features all three films in individual cases along with a disc of bonus material, housed in a lovely embossed box) is the one to go for. If you do, it is NOT worth parting with your hard earned cash as the improvement in sound and picture quality over standard definition is miniscule.
The original 'Godfather' is the most disappointing, with sound that is merely OK and picture quality that varies from passable to poor (The scene where Michael meets Enzo the baker at the hospital has more grain than a corn silo). How Paramount could allow this masterpiece of a film (a strong contender for greatest movie ever) to fall into such a state of disrepair is baffling. Parts II and III look and sound slightly better, but ultimately are about the same as an upscaled DVD.
The only real advantage this blu-ray box set has is that the bum-numbingly long 'Godfather Part II' now fits comfortably on one disc as opposed to the 2 dvd's of old, saving you the hassle of having to get up and change discs midway through the film. Whether this alone is enough to warrant purchasing these movies again is questionable.
The problems with the negative for the original 'Godfather' are well documented and unless some revolutionary new technology allows for a pristine restoration in the future, this is sadly as good as it's going to get.
The original 'Godfather' is the most disappointing, with sound that is merely OK and picture quality that varies from passable to poor (The scene where Michael meets Enzo the baker at the hospital has more grain than a corn silo). How Paramount could allow this masterpiece of a film (a strong contender for greatest movie ever) to fall into such a state of disrepair is baffling. Parts II and III look and sound slightly better, but ultimately are about the same as an upscaled DVD.
The only real advantage this blu-ray box set has is that the bum-numbingly long 'Godfather Part II' now fits comfortably on one disc as opposed to the 2 dvd's of old, saving you the hassle of having to get up and change discs midway through the film. Whether this alone is enough to warrant purchasing these movies again is questionable.
The problems with the negative for the original 'Godfather' are well documented and unless some revolutionary new technology allows for a pristine restoration in the future, this is sadly as good as it's going to get.

B
5つ星のうち5.0
Cracking film
2018年7月8日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Real intense story line, excellent drama. 1st time I've seen The Godfather) and my eyes were glued. Couldn't even get up to get myself a Cornetto (no interval). I've not yet watched the other 2 in the box. They're there trying to entice me. I'll get the Cornetto out first next time.

EMac
5つ星のうち5.0
Many thanks for making this possible and for ensuring good packaging as well
2018年1月13日に英国でレビュー済みAmazonで購入
I remember the first time I saw this film and its sequel and wanted to replace my VHS's. The performances in the first two films are quite incredible and, quite rightly, resulted in Oscars and plaudits galore. Unfortunately, I can't say the same for the third and final part of the trilogy. Shame really but at least with Parts I and II I can indulge my viewing "must haves" at weekends in lieu of fairly indifferent TV programmes. Many thanks for making this possible and for ensuring good packaging as well.

V. Ballinger
5つ星のうち5.0
Brilliant part 1
2020年7月21日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Having seen this many years ago, I decided to pass some of my lockdown watching what I knew with Part 1 was an Oscar winning formula.. Whatever has been said about Marlon Brando, he was brilliant in his role as the Godfather, Head of the Corleone family.. In fact, the whole film was amazing even after all these years. Part 2 was still good but when it came to Part 3.I just don't know what had happened. Still the same director, Coppola, some principal actors remaining, but not the same quality. Found it funny that Diane Keeton must have refused to age for her part so while she still looked about 30, her husband Michael Corlene., who was the same age, looked old enough to be her father! . Not good enough.

Amazon Customer
5つ星のうち5.0
Absolutely fantastic. Looks astonishing in Bluray and the box set ...
2017年2月14日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Absolutely fantastic. Looks astonishing in Bluray and the box set is 4 standard size cases within a cardboard box so it will take up a bit of space on your shelf but in all honestly it deserves too.