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コーポレート ファイナンス(第8版) 上 単行本 – 2007/3/15
リチャード・ブリーリー
(著),
スチュワート・マイヤーズ
(著),
フランクリン・アレン
(著),
藤井 眞理子
(翻訳),
国枝 繁樹
(翻訳)
&
2
その他
フランクリン・アレン (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
1981年初版以来、改訂を重ねてきた欧米の有力ビジネス・スクー
ルの定番テキスト『Principles of Corporate Finance』の最新版。
わが国では第6版が2002年3月にはじめて刊行され、以来、学部、大学院での教科
書としてばかりでなく、企業研修のテキストとしても多数採用されている。
第8版の最大の特徴は、長年のコンビだったリチャード・ブリーリー(ロンド
ン・ビジネススクール教授)とスチュワート・マイヤーズ(MITスローン・スクー
ル・オブ・マネジメント教授)の2人に加え、新たにフランクリン・アレン(ペン
シルバニア大学ウォートンスクール教授)が著者に加わったことだ。
全体の構成は11部35章で第6版と変わらないが、時代の変化に対応して、バ
リュー・アット・リスクなどを論じた「信用リスク」(第24章)や、各国の金融市
場や制度、コーポレート・ガバナンスの仕組みを比較した「各国における企業の
ガバナンスと企業支配権」(第34章)という新たな章が加わった。さらに、第12章
「エージェンシー問題、経営報酬、そして業績評価」では、役員報酬の構造や
担当者の成果の測定に関連する議論を行っている。
行動ファイナンスに関する記述も充実し、第13章「企業の資金調達と市場の効
率性に関する6つの教訓」では、株式市場のアノーマリと行動ファイナンス、根
拠なき熱狂とドット・コム・バブルなどの項が加わっている。
ルの定番テキスト『Principles of Corporate Finance』の最新版。
わが国では第6版が2002年3月にはじめて刊行され、以来、学部、大学院での教科
書としてばかりでなく、企業研修のテキストとしても多数採用されている。
第8版の最大の特徴は、長年のコンビだったリチャード・ブリーリー(ロンド
ン・ビジネススクール教授)とスチュワート・マイヤーズ(MITスローン・スクー
ル・オブ・マネジメント教授)の2人に加え、新たにフランクリン・アレン(ペン
シルバニア大学ウォートンスクール教授)が著者に加わったことだ。
全体の構成は11部35章で第6版と変わらないが、時代の変化に対応して、バ
リュー・アット・リスクなどを論じた「信用リスク」(第24章)や、各国の金融市
場や制度、コーポレート・ガバナンスの仕組みを比較した「各国における企業の
ガバナンスと企業支配権」(第34章)という新たな章が加わった。さらに、第12章
「エージェンシー問題、経営報酬、そして業績評価」では、役員報酬の構造や
担当者の成果の測定に関連する議論を行っている。
行動ファイナンスに関する記述も充実し、第13章「企業の資金調達と市場の効
率性に関する6つの教訓」では、株式市場のアノーマリと行動ファイナンス、根
拠なき熱狂とドット・コム・バブルなどの項が加わっている。
各部の冒頭に概要と理解するために有用なウェッブサイトがまとめられたのも
新しい。本文中にも、必要に応じてウェッブサイトが掲載され、読者の学習に
工夫をこらしている。関連する事例やニュースは、「ファイナンス・イン・ザ・
ニュース」という新設コラムに収録されている。日本語版では第6版で割愛した
「Quiz」欄を新たに訳出し、学習のための工夫がこらされている。
- ISBN-10482224525X
- ISBN-13978-4822245252
- 版第8
- 出版社日経BP
- 発売日2007/3/15
- 言語日本語
- 本の長さ725ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
欧米ビジネススクールの定番教科書がパワーアップ。行動ファイナンス、利益還元政策、M&Aなどの最新研究を盛り込み、旧版を全面改訂。
抜粋
<日本語版に寄せて>
Principles of Corporate Finance の
新しい日本語版の出版は、筆者たちにとって大きな喜びである。本書の大半は
財務管理の基本原則に関するものであり、どの国にも等しく適用されるものであ
る。しかし、もちろん、財務担当者が働かねばならない金融システムには違いが
ある。大規模な株式市場や債券市場を有する米国がしばしば市場中心のシステム
とみなされてきたのとは対照的に、日本の企業にとっては、銀行貸出の方がはる
かに重要な資金調達源であり、戦後のほとんどの時期を通じて、日本の大企業と
メインバンクの緊密な関係は系列システムにより強められてきた。こうし
た日米の金融構造の差異は、コーポレート・ガバナンスのあり方にも影響を与え
ている。日本においては、メインバンクが企業の効率的な経営を確保する上で
重要な役割を果たしているが、米国においては、企業支配権を取引する市場が企
業を規律づける主要なメカニズムとして機能している。その結果、米国の経
営者は企業価値を最大化することを自らの主要な使命と認識しており、株主の
利害を無視すれば、自らを危険にさらすことになる。日本の経営者は、製品市場
での厳しい競争のため、企業価値を低下させる決定を行なう余地はないものの、
すべての利害関係者の利害をバランスさせる必要性を語ることが多い。
本書の
英語版の初版が1981年に出版されて以来、日本経済と米国経済の状況には大き
な違いがみられ、このことが両国の金融システムの相対的な優位性についての議
論を呼び起こしてきた。日本が高い経済成長を続けていた時期には、日本の金融
システムは、経営者が単に次の四半期の利益について心配するのではなく、長
期的な競争上の優位性を築くことに集中することができる模範的なシステムと一
般に考えられてきた。1990年代には立場が逆転し、米国の力強い生産性の増
加は、しばしば、よりダイナミックな市場とより優れたコーポレート・ガバナン
スによるものとされた。(エンロンとワールドコムの事件は、米国のコーポレー
ト・ガバナンス制度に対する信頼を多少傷つけたが。)
現実には、どちらの見
方も過度に単純化した見方である。市場中心のシステムは、革新的な企業を育成
し、また、衰退産業の企業に事業を縮小し、資本を他の投資に振り替えさせるこ
とにおいてより優れているように思われる。銀行中心のシステムは、日本の自
動車・電子機器産業のようなすでに確立された産業の競争優位を高めるのに優れ
ているように思われる。
確かに言えることは、両国はお互いから学ぶべきこと
が多いということである。したがって、我々は、このPrinciplesの新しい日本語
版が財務担当者に何を、なぜすべきかについての理解を提供するだけではなく、
現実の財務政策をどのように改善できるのかについての議論を喚起することも
期待している。
Principles of Corporate Finance の
新しい日本語版の出版は、筆者たちにとって大きな喜びである。本書の大半は
財務管理の基本原則に関するものであり、どの国にも等しく適用されるものであ
る。しかし、もちろん、財務担当者が働かねばならない金融システムには違いが
ある。大規模な株式市場や債券市場を有する米国がしばしば市場中心のシステム
とみなされてきたのとは対照的に、日本の企業にとっては、銀行貸出の方がはる
かに重要な資金調達源であり、戦後のほとんどの時期を通じて、日本の大企業と
メインバンクの緊密な関係は系列システムにより強められてきた。こうし
た日米の金融構造の差異は、コーポレート・ガバナンスのあり方にも影響を与え
ている。日本においては、メインバンクが企業の効率的な経営を確保する上で
重要な役割を果たしているが、米国においては、企業支配権を取引する市場が企
業を規律づける主要なメカニズムとして機能している。その結果、米国の経
営者は企業価値を最大化することを自らの主要な使命と認識しており、株主の
利害を無視すれば、自らを危険にさらすことになる。日本の経営者は、製品市場
での厳しい競争のため、企業価値を低下させる決定を行なう余地はないものの、
すべての利害関係者の利害をバランスさせる必要性を語ることが多い。
本書の
英語版の初版が1981年に出版されて以来、日本経済と米国経済の状況には大き
な違いがみられ、このことが両国の金融システムの相対的な優位性についての議
論を呼び起こしてきた。日本が高い経済成長を続けていた時期には、日本の金融
システムは、経営者が単に次の四半期の利益について心配するのではなく、長
期的な競争上の優位性を築くことに集中することができる模範的なシステムと一
般に考えられてきた。1990年代には立場が逆転し、米国の力強い生産性の増
加は、しばしば、よりダイナミックな市場とより優れたコーポレート・ガバナン
スによるものとされた。(エンロンとワールドコムの事件は、米国のコーポレー
ト・ガバナンス制度に対する信頼を多少傷つけたが。)
現実には、どちらの見
方も過度に単純化した見方である。市場中心のシステムは、革新的な企業を育成
し、また、衰退産業の企業に事業を縮小し、資本を他の投資に振り替えさせるこ
とにおいてより優れているように思われる。銀行中心のシステムは、日本の自
動車・電子機器産業のようなすでに確立された産業の競争優位を高めるのに優れ
ているように思われる。
確かに言えることは、両国はお互いから学ぶべきこと
が多いということである。したがって、我々は、このPrinciplesの新しい日本語
版が財務担当者に何を、なぜすべきかについての理解を提供するだけではなく、
現実の財務政策をどのように改善できるのかについての議論を喚起することも
期待している。
リチャード・A・ブリーリー
スチュワート・C・マイヤーズ
フラン
クリン・アレン
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブリーリー,リチャード・A.
ロンドン・ビジネススクールのファイナンス担当教授。ヨーロッパ・ファイナンス学会元会長およびアメリカ・ファイナンス学会の元理事。英国学士院のフェローであり、イングランド銀行総裁の特別顧問や多くの金融機関の役員を歴任
マイヤーズ,スチュワート・C.
MITスローン・スクール・オブ・マネージメントのファイナンス担当、Gordon Y Billard講座・教授。アメリカ・ファイナンス学会元会長であり、全米経済研究所のリサーチ・アソシエイト。主要な研究分野は、財務上の意思決定、価値評価手法、資本コストおよび政府の産業規制の金融的な側面など。Myers博士は、ブラットル・グループの役員であり、財務コンサルタントとしても活躍している
アレン,フランクリン
ペンシルバニア大学のファイナンス担当、日本生命講座・教授。アメリカ・ファイナンス学会、ウェスタン・ファイナンス学会、ファイナンス研究学会の会長を歴任。主要な研究分野は、金融革新、資産価格バブル、金融システム比較および金融危機など。スウェーデン中央銀行(Sveriges Riksbank)の学術顧問でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ロンドン・ビジネススクールのファイナンス担当教授。ヨーロッパ・ファイナンス学会元会長およびアメリカ・ファイナンス学会の元理事。英国学士院のフェローであり、イングランド銀行総裁の特別顧問や多くの金融機関の役員を歴任
マイヤーズ,スチュワート・C.
MITスローン・スクール・オブ・マネージメントのファイナンス担当、Gordon Y Billard講座・教授。アメリカ・ファイナンス学会元会長であり、全米経済研究所のリサーチ・アソシエイト。主要な研究分野は、財務上の意思決定、価値評価手法、資本コストおよび政府の産業規制の金融的な側面など。Myers博士は、ブラットル・グループの役員であり、財務コンサルタントとしても活躍している
アレン,フランクリン
ペンシルバニア大学のファイナンス担当、日本生命講座・教授。アメリカ・ファイナンス学会、ウェスタン・ファイナンス学会、ファイナンス研究学会の会長を歴任。主要な研究分野は、金融革新、資産価格バブル、金融システム比較および金融危機など。スウェーデン中央銀行(Sveriges Riksbank)の学術顧問でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 日経BP; 第8版 (2007/3/15)
- 発売日 : 2007/3/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 725ページ
- ISBN-10 : 482224525X
- ISBN-13 : 978-4822245252
- Amazon 売れ筋ランキング: - 657,900位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,447位金融・ファイナンス (本)
- - 1,772位一般・投資読み物 (本)
- - 2,236位ビジネス・経済ノンフィクション
- カスタマーレビュー:
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著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月10日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
誤訳の箇所が沢山出てくる。原書はいいのでしょうが、邦訳として読むに耐えられないものとなっています。もっと確りと訳して欲しいと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2008年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を評すには一言でいい。
『コーポレートファイナンスの教科書』
米MBAでも教科書として使われているらしく、
定評を得ている一冊だと言える。
本書は基本であるNPV、債券価格、リスクから丁寧に解説し、
企業の資金調達政策で締めくくられている。
ファイナンス専門外の私だが、
基本から解説があり、公式を実証する例題も多いため、
非常に分かりやすく感じた。
例題やケーススタディもあり、例題には解答も付いている。
数学の難易度としては、専門的な知識を持っている必要はなく、
数学アレルギー以外の人であればついてこれる内容。
また本の手触りや紙質もよく、勉強意欲が湧く。
ただ翻訳本ということで直訳している箇所が多く、
英語独自の表現やジョークを気にする人もいるかもしれない。
これで星1つ減点。
コーポレートファイナンスでは、よく
"コーポレートファイナンスの原理"(金融財政事情研究会出版)
と比較されているが(値段も同じため)、
本書の方が下巻と合わせると網羅している範囲も広く、
体系的な知識が身に付くように思える。
『コーポレートファイナンスの教科書』
米MBAでも教科書として使われているらしく、
定評を得ている一冊だと言える。
本書は基本であるNPV、債券価格、リスクから丁寧に解説し、
企業の資金調達政策で締めくくられている。
ファイナンス専門外の私だが、
基本から解説があり、公式を実証する例題も多いため、
非常に分かりやすく感じた。
例題やケーススタディもあり、例題には解答も付いている。
数学の難易度としては、専門的な知識を持っている必要はなく、
数学アレルギー以外の人であればついてこれる内容。
また本の手触りや紙質もよく、勉強意欲が湧く。
ただ翻訳本ということで直訳している箇所が多く、
英語独自の表現やジョークを気にする人もいるかもしれない。
これで星1つ減点。
コーポレートファイナンスでは、よく
"コーポレートファイナンスの原理"(金融財政事情研究会出版)
と比較されているが(値段も同じため)、
本書の方が下巻と合わせると網羅している範囲も広く、
体系的な知識が身に付くように思える。
2007年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファイナンスは専門外の私ですが、
あいまいな知識のまま使っているNPVなどの活用法を一から勉強するため購入。
通勤時間を活用して1ヶ月くらいかかって読みました。
専門外の私でも取っ付きやすいという点ではさすがに定評のある教科書です。
翻訳の問題もありますが、慣れれればさほど気になりません。
数式の説明にも飛躍がなく、文系で数式アレルギーの私でもなんとかついていきました。
あいまいな知識のまま使っているNPVなどの活用法を一から勉強するため購入。
通勤時間を活用して1ヶ月くらいかかって読みました。
専門外の私でも取っ付きやすいという点ではさすがに定評のある教科書です。
翻訳の問題もありますが、慣れれればさほど気になりません。
数式の説明にも飛躍がなく、文系で数式アレルギーの私でもなんとかついていきました。
2014年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後まで読みきれませんでした。
ただ内容は緻密に書かれているので、学生さんや
学問としてのコーポレートファイナンスに興味ある方にとって、
一読の価値あると思います。
「ファイナンス論について軽く触れればいいや」という人には不向き。
ハードルが高すぎるるる。
ただ内容は緻密に書かれているので、学生さんや
学問としてのコーポレートファイナンスに興味ある方にとって、
一読の価値あると思います。
「ファイナンス論について軽く触れればいいや」という人には不向き。
ハードルが高すぎるるる。
2011年12月24日に日本でレビュー済み
この本の原著第4版でCorporate Financeを学んだ者の観点から記述します。
原著の英文が非常にウィットに富んでおり、翻訳するのが非常に難しいのはとても理解できます。その状況下で「よくここまで訳して下さった」とは思っています。
ただ、大変に申し訳ないですが、他の方も言及する様に、テクニカルタームの訳語が間違っている事が多く、また訳出されている文章も非常に読み難いです。
(第6版は買ったものの、日本語で読むのがつらくなり手放しました。第8版は立ち読みしましたが、結局手に取りませんでした。)
また、紙面の制約があるとはいえ、全文訳でない事のデメリットがあまりに大き過ぎます。
原著の各章末には、今後の学習を進めるための「かなり美味しい情報」が含まれているのですが、その部分が日本語版には抜けがあると感じています。
今後、この本の日本語版を再リリースするのであれば、「全文訳+原著に即したページレイアウト」にするなど、相当の改善が必要です。
1980年に原著第1版がリリースされて以来、世界中で読まれてきた名著であるだけに、とても残念です。
原著の英文が非常にウィットに富んでおり、翻訳するのが非常に難しいのはとても理解できます。その状況下で「よくここまで訳して下さった」とは思っています。
ただ、大変に申し訳ないですが、他の方も言及する様に、テクニカルタームの訳語が間違っている事が多く、また訳出されている文章も非常に読み難いです。
(第6版は買ったものの、日本語で読むのがつらくなり手放しました。第8版は立ち読みしましたが、結局手に取りませんでした。)
また、紙面の制約があるとはいえ、全文訳でない事のデメリットがあまりに大き過ぎます。
原著の各章末には、今後の学習を進めるための「かなり美味しい情報」が含まれているのですが、その部分が日本語版には抜けがあると感じています。
今後、この本の日本語版を再リリースするのであれば、「全文訳+原著に即したページレイアウト」にするなど、相当の改善が必要です。
1980年に原著第1版がリリースされて以来、世界中で読まれてきた名著であるだけに、とても残念です。
2008年12月19日に日本でレビュー済み
上下巻でコーポレートファイナンスの内容を網羅した内容。他の方々同様、丁寧な解説と思う。
しかし分厚く、軽薄短小の本に慣れてきた私は当初圧倒されてしまった。上巻ではとりあえず1・2・3・4・5・6・7・8・9・17・18・19章あたりに絞って理解を深めることからスタートして丁寧な解説をじっくり理解してみると良いかもしれない。
原書と異なり練習問題が少ないのが欠点。本書と「道具としてのファイナンス」を活用すればファイナンスに対してはは一定程度の自信がつくのではないか。
しかし分厚く、軽薄短小の本に慣れてきた私は当初圧倒されてしまった。上巻ではとりあえず1・2・3・4・5・6・7・8・9・17・18・19章あたりに絞って理解を深めることからスタートして丁寧な解説をじっくり理解してみると良いかもしれない。
原書と異なり練習問題が少ないのが欠点。本書と「道具としてのファイナンス」を活用すればファイナンスに対してはは一定程度の自信がつくのではないか。
2007年4月17日に日本でレビュー済み
現在、MBAや学部上級生の間で使われているテキストのうち、最も評判の良いものの一つの翻訳です。英語に自信が無い人にとっては良いかもしれませんが、文脈から当然に特定の単語が割り当てられるべきところ、別の訳になっていたりして、日本語としてはどうなんでしょうかと思う点が多々あります。ファイナンスの専門家が訳してるのかと疑問で、恐らく経済工学系の方がやっつけで訳されてるんではないでしょうか。日本語の統一感もないですし。これは第6版の訳から散々批判されていたんですけどね。というわけで、日本語で勉強するならもう一冊の著名テキストである、ROSS等のコーポレートファイナンスの原理をお奨めです。こっちも同じようなタイミングで新版の訳が出版されておりますし、本当に原文の意味に忠実で、やっぱり学術書の翻訳はかくあるべきといったしろものです。それに比べると、こちらの方は、原著が遊び心もある優雅な英語であるだけに、うーんといった感じ。MBAホルダーの方はこの本の原著を読まれている方が多く、私の知り合いもやはり結構読まれてるのですが、皆さん日本語版はいろんな意味でひどいと嘆かれておられました(特定の場所が削除されていたりする点も含めてです)。まあ、版権の問題で日本語の訳は一つしか出ないことを前提にすると、それなりに本書にも意味はあると思うので、甘めに星三つという評価にしました。