医療業界におけるコーチングの“威力”について興味を持っていたので,1日で読み切った。
第4章から読み“コーチング”の方法論の予備知識を持ってから,第1章からの具体例について読み進めるとイメージがわきやすいと思う。
私自身がコーチングを実行したことはないため,“コーチング”の効果については疑心暗鬼のところもあり,これが似非者なのか,マジックなのか,素晴らしいものなのか,分からないが,実際効果を上げている病院が多々あることは,その“威力”を認めざるを得ない。
つい最近まで,医療業界はパターナリズム,封建的な体制が残っていた,職人芸を施行する日本人気質をもった人たちの集まりから,多職種,チームで患者さんを診ていかないと成り立たない専門職の集まった組織となり,うまく機能するためには,本書のようなコーチングによる組織の変革は,必須であり,その点ではコーチングは,古い病院体制を迅速に有効に変えていく方法のひとつなのかもしれない。病院変革の必要性については議論の余地はない。
コーチングで病院が変わった 目に見えない道具で「医師の働き方改革」は進化する (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2021/3/19
佐藤 文彦
(著)
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言語日本語
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出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
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発売日2021/3/19
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寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
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ISBN-104799327240
-
ISBN-13978-4799327241
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商品の説明
出版社からのコメント
目次
第1章 コーチングによる全国の病院改革事例 インタビュー
主体的な職員が育ち定着する「組織改革」の進め方
名古屋第二赤十字病院名誉院長 石川清氏
赤字続きの公的病院が一転……「組織改革」の全貌
新小山市民病院理事長・病院長 島田和幸氏
プロ同士のチームワークを円滑にするためのコミュニケーション
国立病院機構九州がんセンター院長 藤也寸志氏
不安定な時代を生き抜くために、病院に求められる「コーチングを活用した病院マネジメント」の極意とは
畑埜クロスマネジメント代表 畑埜義雄氏
まさかの事態」に強い、組織づくりの秘訣
大隅鹿屋病院副院長 田村幸大氏
コロナ禍で「大学に行けない」 激変した医学生教育への効果的な処方箋は
千葉大学大学院医学研究院 講師 横尾英孝氏
外来の風景が変わる「臨床コーチング」の魅力
日本臨床コーチング研究会会長 松本一成氏
アンケート結果 コロナ禍の時期に、医療者135名が語った「コーチングの効果」とは
「これまで通り」が通用しない時代の病院経営のあり方とは
日本海ヘルスケアネット代表理事 栗谷義樹氏
なぜ医療機関の組織改革にコーチングが有用なのか
株式会社コーチ・エィ代表取締役社長 鈴木義幸氏
第2章 伊豆で実現した「医師の働き方改革」
「医師の働き方改革」に取り組むきっかけとなった、順天堂大学附属静岡病院への着任
静岡病院で始めたコーチングについて
「医師の働き方改革」という言葉もなかった時代に取り組んだ業務改善
「糖尿病支援入院」で開業医とWin-Win関係を構築
30人フィードバックから見えたこと
タスクシフトで不可欠なのは、医師がやり遂げる覚悟と丁寧な指導
研修医を確保し、その力を活用する
地域のプライマリケア領域を担う開業医の先生方との棲み分けを促進
「医師の働き方改革」で、「ワークライフバランス」や「診療の質」が改善
第3章 あらゆる地域のあらゆる病院で「医師の働き方改革」を進めていくために
1 なぜ「医師の働き方改革」を行うのか
2 どのように「働き方改革」を行っていくのか
3 2024年春の「医師の働き方改革」に向けた、具体的な労務対策デザイン
4 院内だけではなく、地域との関係も変えていく
5 まとめ
第4章 実際の医療現場で活用されているコーチングスキルについて
コーチングとは
コーチング・プロセス(フロー)
コーチングを行う上で大切なポイント
第1章のインタビューから見えてくる、医療現場でのコーチングの特徴
付録:コーチング研究所のデータより 「上司と部下の関係性」
第1章 コーチングによる全国の病院改革事例 インタビュー
主体的な職員が育ち定着する「組織改革」の進め方
名古屋第二赤十字病院名誉院長 石川清氏
赤字続きの公的病院が一転……「組織改革」の全貌
新小山市民病院理事長・病院長 島田和幸氏
プロ同士のチームワークを円滑にするためのコミュニケーション
国立病院機構九州がんセンター院長 藤也寸志氏
不安定な時代を生き抜くために、病院に求められる「コーチングを活用した病院マネジメント」の極意とは
畑埜クロスマネジメント代表 畑埜義雄氏
まさかの事態」に強い、組織づくりの秘訣
大隅鹿屋病院副院長 田村幸大氏
コロナ禍で「大学に行けない」 激変した医学生教育への効果的な処方箋は
千葉大学大学院医学研究院 講師 横尾英孝氏
外来の風景が変わる「臨床コーチング」の魅力
日本臨床コーチング研究会会長 松本一成氏
アンケート結果 コロナ禍の時期に、医療者135名が語った「コーチングの効果」とは
「これまで通り」が通用しない時代の病院経営のあり方とは
日本海ヘルスケアネット代表理事 栗谷義樹氏
なぜ医療機関の組織改革にコーチングが有用なのか
株式会社コーチ・エィ代表取締役社長 鈴木義幸氏
第2章 伊豆で実現した「医師の働き方改革」
「医師の働き方改革」に取り組むきっかけとなった、順天堂大学附属静岡病院への着任
静岡病院で始めたコーチングについて
「医師の働き方改革」という言葉もなかった時代に取り組んだ業務改善
「糖尿病支援入院」で開業医とWin-Win関係を構築
30人フィードバックから見えたこと
タスクシフトで不可欠なのは、医師がやり遂げる覚悟と丁寧な指導
研修医を確保し、その力を活用する
地域のプライマリケア領域を担う開業医の先生方との棲み分けを促進
「医師の働き方改革」で、「ワークライフバランス」や「診療の質」が改善
第3章 あらゆる地域のあらゆる病院で「医師の働き方改革」を進めていくために
1 なぜ「医師の働き方改革」を行うのか
2 どのように「働き方改革」を行っていくのか
3 2024年春の「医師の働き方改革」に向けた、具体的な労務対策デザイン
4 院内だけではなく、地域との関係も変えていく
5 まとめ
第4章 実際の医療現場で活用されているコーチングスキルについて
コーチングとは
コーチング・プロセス(フロー)
コーチングを行う上で大切なポイント
第1章のインタビューから見えてくる、医療現場でのコーチングの特徴
付録:コーチング研究所のデータより 「上司と部下の関係性」
著者について
佐藤文彦(さとう ふみひこ)
Basical Health産業医事務所代表
日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本肥満学会専門医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本コーチ協会認定メディカルコーチ。
1998年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学代謝内分泌学助教、順天堂大学大学院内科・代謝内分泌学専攻博士課程卒業などを経て、2012年に順天堂大学附属静岡病院糖尿病・内分泌内科科長(兼准教授)に就任。同院でコーチングの手法を活用し「医師の働き方改革」に着手。2016年から日本IBM株式会社にて専属産業医を務めた後、2018年に独立。
令和2年度より厚生労働省医政局委託事業「医療従事者勤務環境改善のための助言及び調査業務」検討委員会の委員に就任。
Basical Health産業医事務所代表
日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本肥満学会専門医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本コーチ協会認定メディカルコーチ。
1998年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学代謝内分泌学助教、順天堂大学大学院内科・代謝内分泌学専攻博士課程卒業などを経て、2012年に順天堂大学附属静岡病院糖尿病・内分泌内科科長(兼准教授)に就任。同院でコーチングの手法を活用し「医師の働き方改革」に着手。2016年から日本IBM株式会社にて専属産業医を務めた後、2018年に独立。
令和2年度より厚生労働省医政局委託事業「医療従事者勤務環境改善のための助言及び調査業務」検討委員会の委員に就任。
出版社より

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新 コーチングが人を活かす | 3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 (コーチ・エィ監修コーチングシリーズ) | 図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく | 部下と自分の成長が加速する コーチングノート (コーチ・エィ監修コーチングシリーズ) | 図解コーチングマネジメント | |
内容紹介 | 〝日本のコーチングは、この本から始まった〟 今日すぐ使える! 1冊ですべてわかる!! 最良の入門書 累計20万部ロングセラーの図解・改訂版 | わが国のコーチング界をリードする第一人者による、誰にでも、今すぐできて、自然に続く、 究極の人材マネジメント・メソッド。 | 我が国随一のコーチングファームによるコーチング研修の最人気セッションを図解版で! | リーダー・マネージャー必携! 「効果のある1on1」を実現する日付記入式コーチングプランナー | 理論から実践までわが国におけるコーチング第一人者によるコーチング本の決定版 なぜ頭でわかっていることが行動に移せないのか? なぜ決めたことが実行されないのか? なぜ戦略が社内に徹底されないのか? なぜ組織は変わらないのか? コーチングが組織の最大の課題に突破口を開く |
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2021年4月13日に日本でレビュー済み
自分自身、病院の事務職として勤務しコーチングを学びながら病院にコーチング文化を広めたいと実践してきた。私見ながら病院の特徴として、①医師、看護師、技師をはじめ医療専門職の集まりであること、②それぞれの職種においてスキルの高低が人間関係やマネジメントに深く影響すること、③日々患者さんの問題点を発見し対処することが職務であるため人間関係においても短所や問題発見志向が強いことなどを感じてきた。これらはいずれもコミュニケーションの問題としてあり、病院の組織改革を阻む原因となってきた。本書に紹介された多くの病院ではまさにこのコミュニケーションに焦点を当て、コーチングを通じて上司部下の、職種間の、対患者の関係を変革する可能性を示している。①はチーム医療の進展へ、②は部署のマネジメント改革、③は人材育成や患者対応のスキルアップへとつながっている。後半の医師の働き方改革というテーマはこのコロナ禍にあって、日本の医療が避けて通れない課題であり、制度改革や医療政策の変更はもちろんであるが、実際にそれを実現するには病院内部におけるコミュニケーションと関係性の変革が必須の課題であることを伝えている。
2021年3月22日に日本でレビュー済み
子どものころ大変お世話になった、自治医大病院の院長先生でいらした方が、その後別の病院に移られ、積極的に組織にコーチングを取り入れてらっしゃることを知りました。
人の命を守るため、日本の病院はあらゆるエラー防止のための対策をとっています。それでも、「薬の投与量に関して、電子カルテのソフトに何百万という高額なシステムを導入しているのに、コミュニケーション不足にはほとんど対策が取られていない。」・・・コーチングを導入する背景、目的、病院を変えて行こうとする先生たちの熱い想いが本書の隅々から伝わってきました。
人の命を守るため、日本の病院はあらゆるエラー防止のための対策をとっています。それでも、「薬の投与量に関して、電子カルテのソフトに何百万という高額なシステムを導入しているのに、コミュニケーション不足にはほとんど対策が取られていない。」・・・コーチングを導入する背景、目的、病院を変えて行こうとする先生たちの熱い想いが本書の隅々から伝わってきました。
2021年4月7日に日本でレビュー済み
コーチングの効果として、職員の満足度、医療トラブル減、次の成長のためにという記載が本書の中にありました。
様々な人が働いていて、目的や意識が異なる人をコーチングで束ねていくのは難しく、効果も現れにくいという印象を持って読み始めました。もしくは、ある部署限定であればな改革可能と読み物と考えていました。
しかし、多職種だからこそのコーチングであり、コロナ禍が特徴的でしたが、答えが出しにくい世の中において、コーチングは病院内の様々な意見がある中で答えを導き易く、効果的な面があると理解しました。多くの人が臨む形や方法を検討し、実行していくスタイル。時間は掛かるかもしれないが、効果は高い。
このコーチングによる運営を進めるには、リーダーの信念や責任を背負う気持ちがセットとして必要であること。また相手に対して真摯な態度で向き合うことが必要であり、コーチングというスキルばかりに頼ることの危険性を改めて、理解する本になりました。
複雑な病院という場所においても、コーチングが効くのであれば、自分の会社でも私の気持ち次第でなんとかなるという勇気ももらいました。
様々な人が働いていて、目的や意識が異なる人をコーチングで束ねていくのは難しく、効果も現れにくいという印象を持って読み始めました。もしくは、ある部署限定であればな改革可能と読み物と考えていました。
しかし、多職種だからこそのコーチングであり、コロナ禍が特徴的でしたが、答えが出しにくい世の中において、コーチングは病院内の様々な意見がある中で答えを導き易く、効果的な面があると理解しました。多くの人が臨む形や方法を検討し、実行していくスタイル。時間は掛かるかもしれないが、効果は高い。
このコーチングによる運営を進めるには、リーダーの信念や責任を背負う気持ちがセットとして必要であること。また相手に対して真摯な態度で向き合うことが必要であり、コーチングというスキルばかりに頼ることの危険性を改めて、理解する本になりました。
複雑な病院という場所においても、コーチングが効くのであれば、自分の会社でも私の気持ち次第でなんとかなるという勇気ももらいました。
2021年4月5日に日本でレビュー済み
「アクシデント/インシデントを減らすには、コミュニケーションを取りやすくすることが有効」ということは薄々わかってるはずで、データでも示されているはずである。しかし、医師は(医学科に入学してから管理職・経営層になるまで)コミュニケーションを体系的に学ぶ機会はなく、先輩の背中を見て自己流で試行錯誤しているのが現実であるように思われる。。
この本では、医療に携わる方々らしく/医療に携わる方々に読みやすいように、エビデンスや機序などもたくさん示しつつ、「コーチング」が病院経営や医師の働き方改革に寄与できた事例が書かれている。
さまざまな「コーチング」に関する本の中では、「コーチング」を「マインド」というより「コミュニケーションスキル」であると扱い書かれた本だと思う。これまで「コーチング」に触れたことがない人でもとても読みやすいと感じた。
医師の役割「診断と治療」においては「ガイドラインに沿った、標準化された、エビデンスに基づいた」態度が基本であり、学生教育でも一番に求められているポイントである。
しかし、「自分の頭で考える」ことは悪なのではない。ターミナルケアの場面や感染症の危機、「医師の働き方改革」に伴うタスクシフティングを可能にする他職種協働のチームビルディングなど、「自分の頭で考え、仲間に積極的にアイデアを求め、チームで創造性を発揮していく」ことによってしか打開しえない場面が、医療には多くある。
医学部入試は易しくはなかったが、入学後医師になるために必要とされる知識はさらに膨大であり、圧倒されてしまう。これから国家試験までの勉強中も、「もう創造性を諦め、情報を出し入れするロボットにでもなろうか」といじけてしまいそうなシチュエーションも多いだろう。が、本書で先輩方が垣間見せてくれた(楽しく、苦しい)試行錯誤のフィールドに到達したい!という気持ちは、今の試練に取り組む勇気をくれた。
この本では、医療に携わる方々らしく/医療に携わる方々に読みやすいように、エビデンスや機序などもたくさん示しつつ、「コーチング」が病院経営や医師の働き方改革に寄与できた事例が書かれている。
さまざまな「コーチング」に関する本の中では、「コーチング」を「マインド」というより「コミュニケーションスキル」であると扱い書かれた本だと思う。これまで「コーチング」に触れたことがない人でもとても読みやすいと感じた。
医師の役割「診断と治療」においては「ガイドラインに沿った、標準化された、エビデンスに基づいた」態度が基本であり、学生教育でも一番に求められているポイントである。
しかし、「自分の頭で考える」ことは悪なのではない。ターミナルケアの場面や感染症の危機、「医師の働き方改革」に伴うタスクシフティングを可能にする他職種協働のチームビルディングなど、「自分の頭で考え、仲間に積極的にアイデアを求め、チームで創造性を発揮していく」ことによってしか打開しえない場面が、医療には多くある。
医学部入試は易しくはなかったが、入学後医師になるために必要とされる知識はさらに膨大であり、圧倒されてしまう。これから国家試験までの勉強中も、「もう創造性を諦め、情報を出し入れするロボットにでもなろうか」といじけてしまいそうなシチュエーションも多いだろう。が、本書で先輩方が垣間見せてくれた(楽しく、苦しい)試行錯誤のフィールドに到達したい!という気持ちは、今の試練に取り組む勇気をくれた。
2021年4月11日に日本でレビュー済み
臨床研修医1年目
この度、著者佐藤先生が大学の先輩であるご縁で本書を読ませていただきました。今年度より自分自身が病院で働く身になったこともあり、とても興味深く読ませていただきました。
私自身の解釈で大変恐縮ですが、本書の章立てに添いまして、レビューを書かせていただきます。
第1章:全国のコーチング成功事例集
第2章:著者自身のコーチング事例
第3章:今後求められる医師の働き方改革について、コーチングの有用性とともに。
第4章:コーチングスキル自体について
医師1年目の私にとって、第1章の全国的なコーチングの活用は、経営者視点であったためか、あまり実感を持って読み込むことができなかったというのが、正直な感想です。いずれ自分が部下を持つようになった時に、また読み直したいと感じました。
第2章以降の文章は、これから自分自身が働いていく上で、とても興味深い内容でした。第2章は、佐藤先生が以前にご執筆なさった『地方の病院は「医師の働き方改革」で勝ち抜ける』の内容と重複する部分がございましたので、より深く読み込むことができました。第3章、第4章は、これから自分を指導してくださる上級医の先生方が、“どのような悩みを抱え”、“私たちいわゆる「ゆとり世代」とどのようなギャップに苦しんでいるか”、を理解するきっかけになりました。上級医だけでなく、コメディカルの方々とも多くやりとりすることが研修医の役割でもありますので、“コメディカルの方々とどのように力を合わせ、一緒に頑張っていくか”、また、“相手と自分に認識や目的の齟齬があった場合に、どのように解消していくか”、という私にとっての直近の課題を解決する糸口を掴めた気がしました。
最後に、本書は経営陣の方々だけでなく、中堅の指導医の先生方や、病棟に出て日の浅い研修医まで、幅広く参考となる書籍だと感じました。より良い医療を目指す者が集う病院が、このコミュニケーションのスキルを活かし、さらに良い環境になっていくことを期待して、本書が多くの方々に読まれることを願い、私からの感想とさせていただきます。
この度、著者佐藤先生が大学の先輩であるご縁で本書を読ませていただきました。今年度より自分自身が病院で働く身になったこともあり、とても興味深く読ませていただきました。
私自身の解釈で大変恐縮ですが、本書の章立てに添いまして、レビューを書かせていただきます。
第1章:全国のコーチング成功事例集
第2章:著者自身のコーチング事例
第3章:今後求められる医師の働き方改革について、コーチングの有用性とともに。
第4章:コーチングスキル自体について
医師1年目の私にとって、第1章の全国的なコーチングの活用は、経営者視点であったためか、あまり実感を持って読み込むことができなかったというのが、正直な感想です。いずれ自分が部下を持つようになった時に、また読み直したいと感じました。
第2章以降の文章は、これから自分自身が働いていく上で、とても興味深い内容でした。第2章は、佐藤先生が以前にご執筆なさった『地方の病院は「医師の働き方改革」で勝ち抜ける』の内容と重複する部分がございましたので、より深く読み込むことができました。第3章、第4章は、これから自分を指導してくださる上級医の先生方が、“どのような悩みを抱え”、“私たちいわゆる「ゆとり世代」とどのようなギャップに苦しんでいるか”、を理解するきっかけになりました。上級医だけでなく、コメディカルの方々とも多くやりとりすることが研修医の役割でもありますので、“コメディカルの方々とどのように力を合わせ、一緒に頑張っていくか”、また、“相手と自分に認識や目的の齟齬があった場合に、どのように解消していくか”、という私にとっての直近の課題を解決する糸口を掴めた気がしました。
最後に、本書は経営陣の方々だけでなく、中堅の指導医の先生方や、病棟に出て日の浅い研修医まで、幅広く参考となる書籍だと感じました。より良い医療を目指す者が集う病院が、このコミュニケーションのスキルを活かし、さらに良い環境になっていくことを期待して、本書が多くの方々に読まれることを願い、私からの感想とさせていただきます。
2021年3月30日に日本でレビュー済み
製薬メーカー勤務
本書は医師の働き方改革をテーマに記載されているが、その内容は医療経営者に留まらず、すべての経営者や管理者に通じるものがあるのではないかと思いました。従業員満足度を向上させるために福利厚生の待遇を厚くする措置等は従業員の満足度に直接出るわけではなく、むしろ見えにくいコミュニケーションの向上が組織の改革(=残業時間の減少やトラブルの事前防止)に繋がることが記載されています。費用対効果の見えにくいコミュニケーションの改革にどう取り入んでいくのかか、本書ではそのヒントとなるようなことが記載されています。経営者、管理者等の役職に就いている人はご購入をお勧めしたいです。
本書は医師の働き方改革をテーマに記載されているが、その内容は医療経営者に留まらず、すべての経営者や管理者に通じるものがあるのではないかと思いました。従業員満足度を向上させるために福利厚生の待遇を厚くする措置等は従業員の満足度に直接出るわけではなく、むしろ見えにくいコミュニケーションの向上が組織の改革(=残業時間の減少やトラブルの事前防止)に繋がることが記載されています。費用対効果の見えにくいコミュニケーションの改革にどう取り入んでいくのかか、本書ではそのヒントとなるようなことが記載されています。経営者、管理者等の役職に就いている人はご購入をお勧めしたいです。