脳のRASは五感に入ってくる大量のメッセージの中のどれを意識するかを決定しており、情報の取捨選択を行っている。スコトーマは盲点のことで、私たちは身の周りの情報をすべて理解しているかのように感じているが、実はスコトーマによって隠されていることが多数ある。
つまり、私たちの目の前にある世界は、脳が重要だと判断した情報だけで成り立っている。それは「昨日までの自分が重要だと判断していたもの」から重要かどうか判断されている。
そして、自分が緊張や不安を感じることなく自然に行動できる範囲=コンフォートゾーンの中に納まるよう、無意識のレベルで自己抑制機能を働かせている。コンフォートゾーンに制約されている限り、あなたはその範囲の中でしか能力を発揮することができない。
現状のコンフォートゾーンの外側で、高いゴールを設定する。その時に、ゴールの世界のセルフ・イメージに対する臨場感を強めていけば、ゴールの世界に対するスコトーマが外れ、現状とのギャップから秩序を再構築するための意欲が放出され、エネルギーと創造性が生み出される。今までしてこなかった行動を起こし、理想の自分に近づいていく。未来のゴール・コンフォートゾーンを正しく設定していれば、「ねばならないこと」はスコトーマに隠れ、見えるものはすべて「したいこと」に変わる。臨場感を強めていくために、「今日はいい日になるぞ」、成功のたびに「よくやった」「私はすごい」と前向きなセルフ・トークをしていく。
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