『コヨーテ』、待望の3冊目です!
前作最後、マレーネのヴァラヴォルフ区域への侵入によって、ヴァラヴォルフとガーランドファミリー間の緊張感が高まります。結構ヤバい状況ですが、あくまで冷静なマレーネと、マレーネの身を案じて仲間にも動揺を隠せないリリーが対照的で、印象に残りました。離れていても互いを強く思う姿がロマンティックです。
個人的にはヴァラヴォルフ側の人物描写が好きです。ヴァラヴォルフの普段の仕事や、満月期の過ごし方なども語られますが、そうしたディティールの描写が、一種特異な世界観に深みと臨場感をもたせています。
(「発情期」、「抑制剤」、「狼の群れ」、「両性具有の人物」などオメガバース的要素の多い作品ではありますが、今作でヴァラヴォルフの高い理性や発達した社会性が強調されており、日本の商業BLコミックで共有されるオメガバース設定との違いが認識出来ます。オメガバースBL創作に頻繁に見られる、本能に駆られたほぼレイプなセックスや、それに伴うリスク等の描写はほとんどありません。この甘く心地の良い性描写が、BLとしてはややハードな闘争描写とのバランスを保っているように思います。)
性描写自体は前、前々作と変わらず濃厚です。控えめなリリーが久々の再会でやや積極的になる姿が見られます!彼の口数は少ないものの、ちょっとした仕草や言葉から明確な愛が伝わり、より2人は燃え上がります。また、独りでの発情期に耐えきれず、もどかしくも自身を慰めるリリーが究極にエロティックです。
長々と述べましたが、星の数ほどあるボーイズラブコミックの中でも珠玉の作品だと思います!迷っている方はぜひ!ぜひ!
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コヨーテ III (ダリアコミックスe) Kindle版
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言語日本語
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出版社フロンティアワークス
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発売日2020/2/21
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ファイルサイズ95441 KB
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登録情報
- ASIN : B084ZDDW16
- 出版社 : フロンティアワークス (2020/2/21)
- 発売日 : 2020/2/21
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 95441 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 204ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 697位ボーイズラブコミックス
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.8
星5つ中の4.8
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年2月26日に日本でレビュー済み
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11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう今回も最高でした。座裏屋先生の描く男性が本当にSexyで甘くて、体の描き方は絶対一番です。ストーリーや展開も飽きさせず面白いです。絵だけとか、Hだけとかでなくストーリーあってこそと思います。
今回は二人がぐっと信頼度を高めてコヨーテも素直に気持ちを伝えマレーネと心から繋がる過程が切なくて、コヨーテの切ない表情やマレーネの愛いっぱいの表情がたまりません!もうすでに5回以上読み返してます。
続きが気になるし、まだまだ続きそうですが、いつまでも読んでいたいです。
気になるのは、リリーマルレーンの歌の内容は遠く離れた愛しい人の隣には今誰がいるんだろう?って内容ですし、マレーネ・デートリッヒはドイツ人でありながらヒトラーの帰国要請も無視してアメリカの市民権をとり祖国からは裏切り者と呼ばれたとこなんか、主人公二人の名前を考えると今後の二人はどうなるのか。ちゃんと幸せになれるのか。。。
座裏屋先生の作品はハッピーエンドで終わるものが多いので、嫌な終わり方や読者の想像に任せるような変な終わり方にはしないと思いますが、二人には幸せ甘々な結末を期待したい。
今回は二人がぐっと信頼度を高めてコヨーテも素直に気持ちを伝えマレーネと心から繋がる過程が切なくて、コヨーテの切ない表情やマレーネの愛いっぱいの表情がたまりません!もうすでに5回以上読み返してます。
続きが気になるし、まだまだ続きそうですが、いつまでも読んでいたいです。
気になるのは、リリーマルレーンの歌の内容は遠く離れた愛しい人の隣には今誰がいるんだろう?って内容ですし、マレーネ・デートリッヒはドイツ人でありながらヒトラーの帰国要請も無視してアメリカの市民権をとり祖国からは裏切り者と呼ばれたとこなんか、主人公二人の名前を考えると今後の二人はどうなるのか。ちゃんと幸せになれるのか。。。
座裏屋先生の作品はハッピーエンドで終わるものが多いので、嫌な終わり方や読者の想像に任せるような変な終わり方にはしないと思いますが、二人には幸せ甘々な結末を期待したい。
2020年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『コヨーテ』第3巻。
ひたすらざわつく2巻を経て、物語は大きく展開していきます。
深い誤解を経て、次第に固く結びついていくヨシュとコヨーテ。互いを信じ、深く愛し合うということの尊さを思わずにいられません。
生きることとは、やはり誰かを深く愛し、愛されることなのかもしれない。そんなシンプルで根源的な感情を、強烈に揺さぶられます。
何気ないワンシーンや台詞の一言が、これでもかと胸に突き刺さる。そういう感情を鋭く掬い取っていく作者様の感性に陶酔します。
そして、座裏屋先生の絵は本当に美しい!今回はその美しさが一層極まったように感じました。身体の完璧なデッサンに、引き締まった筋肉の美しさや皮膚の滑らかな質感までがしっかりと伝わってきます。二人の一糸纏わぬベッドシーンはまさにため息の出る美しさ。
その時々の感情が豊かに溢れ出るヨシュの表情や眼差しは、読み終えた後も繰り返し脳に蘇ります。
この先の展開が何とも不安ではありますが、ともかく二人がここまで辿り着いた幸せな満足感に、何度も読み返してしまう。そしてこの先に明るい展開が待っていますように!と願わずにいられません。
ひたすらざわつく2巻を経て、物語は大きく展開していきます。
深い誤解を経て、次第に固く結びついていくヨシュとコヨーテ。互いを信じ、深く愛し合うということの尊さを思わずにいられません。
生きることとは、やはり誰かを深く愛し、愛されることなのかもしれない。そんなシンプルで根源的な感情を、強烈に揺さぶられます。
何気ないワンシーンや台詞の一言が、これでもかと胸に突き刺さる。そういう感情を鋭く掬い取っていく作者様の感性に陶酔します。
そして、座裏屋先生の絵は本当に美しい!今回はその美しさが一層極まったように感じました。身体の完璧なデッサンに、引き締まった筋肉の美しさや皮膚の滑らかな質感までがしっかりと伝わってきます。二人の一糸纏わぬベッドシーンはまさにため息の出る美しさ。
その時々の感情が豊かに溢れ出るヨシュの表情や眼差しは、読み終えた後も繰り返し脳に蘇ります。
この先の展開が何とも不安ではありますが、ともかく二人がここまで辿り着いた幸せな満足感に、何度も読み返してしまう。そしてこの先に明るい展開が待っていますように!と願わずにいられません。
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