岩手出身の漫画家さんたちによる、岩手関連オムニバスマンガ集。
ファンである吉田戦車さんが寄稿しているとのことで、買いました。
知らない漫画家さんも多かったのですが、どれも地元愛あふれる、いい作品ばかりでした。
特筆すべきはやはり、宮沢賢治の登場頻度の高さでしょうか。
結構かぶってます(笑)。
もっとも、それだけにやはり、賢治の偉大さがよくわかります。
宮沢賢治のおかげで岩手の山河がこれほどロマンあふれるものに見えるのか、いや逆にもともとロマンあふれるものだった岩手の山河を、宮沢賢治が見出しただけなのか、そこはよくわかりませんが、ともあれ岩手に宮沢賢治がいたことの奇跡を思わずにいられません。
他県出身者である自分は、少々妬ましくなったり・・・。
多少不満なのは、岩手といっても内陸部(盛岡や花巻など)が中心で、三陸の作品が一つもないこと。
震災で三陸が大きな被害を受けた今だからこそ、三陸を舞台にした作品が読んでみたかったです。
もちろん、震災前に出た本なので、いまさら言っても仕方がないのですが、もし続編が出るのなら、ぜひ釜石や大船渡などを舞台にしたマンガをぜひ。
あ、吉田さんの作品は文句なく、面白かったです(たった4pですが・・・)。
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コミックいわて コミック – 2011/1/25
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岩手ゆかりの漫画家による、岩手をテーマにした漫画作品集。「ときめきトゥナイト」の池野恋(花巻市)をはじめ、吉田戦車、とりのなん子ら第一線で活躍する9人が描き下ろし。「いわてマンガ大賞」に輝いたくどうよしとさん(盛岡市)の受賞作「イーハトーブを歩く人」も収録しています。
- 本の長さ168ページ
- 言語日本語
- 出版社メディア・パル
- 発売日2011/1/25
- 寸法1 x 14 x 21 cm
- ISBN-104896107780
- ISBN-13978-4896107784
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商品の説明
出版社からのコメント
岩手の自然(岩手山、温泉)伝承(河童)祭り(さんさ踊り)人物(宮沢賢治、阿弖流為)など魅力いっぱいの地元ネタ満載!
登録情報
- 出版社 : メディア・パル; 初版 (2011/1/25)
- 発売日 : 2011/1/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 168ページ
- ISBN-10 : 4896107780
- ISBN-13 : 978-4896107784
- 寸法 : 1 x 14 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 139,690位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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12グローバルレーティング
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2011年8月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2011年4月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入どこの書店に行っても売り切れなので、こちらで購入しました。
岩手の人にも岩手以外の人にも楽しめる内容だと思います。
しかし、繰り返して読むほどではないかも。
- 2015年3月20日に日本でレビュー済み7年ぶりに腰を落ち着けて
岩手で生活しました。
私は生まれも育ちも岩手県
この地で
悩んで汗して恋もしました。
そんな背景を持っている人間にとって
この一冊は
懐かしくもあり、嬉しくもあり。
名だたる作家の方々が
気持ちを込めて
岩手を描いてくれた事をとても強く感じました。
岩手に住んだ事のあるひとなら
心の琴線に触れるエピソードは必ずあります。
ありがとう達増知事。
知事のおかげで
漫画というものも
岩手というものも
文化として
一歩前に進む事ができたのだと思います。
- 2018年7月10日に日本でレビュー済み銀座のいわて銀河ぷらざで見つけて購入。
漫画で町おこしという岩手県知事の斬新なアイディアで生まれた作品。
ショートショートで様々な角度から岩手の魅力を描いていてとても面白かった。
- 2011年1月27日に日本でレビュー済み大変失礼ながら、自治体が音頭をとって町おこし・地域おこしを
して、いい結果が出たためしがないのを体験している。
だからこれも「漫画家さんがおすすめスポット描いてるだけ
だろうな」という気持ちで購入した。
謝らなければならない。
どの漫画家さんも特色を生かした作品を書いておられてとても
楽しかった。
もう少し欲を言えば、これだけの出身作家さんがいるのだから、
1、2ページでもいい、もうちょっと描かれる方を増やして
ほしかったと思う。
そういう意味で☆一つ減らしました。ごめんなさい。
個人的には「かもしか温泉」と「キリコ、閉じます」が面白かった。
「かもしか温泉」はありえねーんだけどこんな旅館あったら
行ってみたいなと思ったし、「キリコ」の方は陸奥の英雄が登場。
こんな歴史があったのかと感心させられた。
それぞれの漫画題材のガイドもついていて読みごたえある。
知事が先頭切ってこんなことしてくれるなんて、岩手がうらやましい。
【追記】本好きの皆さんができる支援。
第3刷より売上げの一部が災害義捐金に充てられるとのこと。
- 2011年3月30日に日本でレビュー済み「コミックいわて」を読了。東北6県で仕事をする人間は、必読の書です。岩手県在住や出身者の漫画家が岩手について書いたオムニバス。岩手県知事責任編集の帯。自治体が絡んだこのような企画は「面白くない」「ダサい」「レベルに達していない」等々感じてしまうが、本作は違った。郷土愛に裏打ちされた高品質な作品ばかりである。岩手県に対する愛を感じるのである。
へんな町おこしで無駄な税金使うよりも、本作がよっぽど優れている。全ての都道府県で同企画を行えばかなり、有効な観光宣伝・地域活性化になると思うのは、独りよがりであろうか。
- 2011年5月9日に日本でレビュー済み岩手県一関市出身・在住の漫画家・飛鳥あると氏が「ゴーガイ!岩手チャグチャグ新聞社」を刊行してから、岩手県は達増拓也知事の肝煎りによって、漫画等のサブカル分野における発進力に力を注いできたと言える。
奇しくも2011年3月11日に発生した、東日本大震災以降、東北地域は震災復興後の戦略構築に日々齷齪する一方、こうしたサブカルチャー方面での文化的発展・発信力はすっかりとなりを潜めているような気がする。
まあ、それでも同年5月初旬には、岩手県としては悲願であったとされる平泉の世界遺産登録に関する、ユネスコの諮問機関ICOMOS・国際記念物遺跡会議が登録勧告を発表、同年6月の本登録に向けて大きな山場を越えたという。震災復興に託けた情緒的な雰囲気を感じつつも、同じ岩手県人として個人的には登録への大きな前進は喜ばしい限りではあった。
さて、話は逸れたが、今回のコミックレビューである「コミックいわて」は、先述の飛鳥あると氏を始めとする、吉田戦車・池野恋、神田'ジョセフィーヌ、そのだつくし氏ら岩手県出身・在住の漫画家が連名寄稿した、岩手県公認のコミックアンソロジーとして日本全国で発売されている。
まあ、個人的にはドラゴンクエストなどのアンソロジーで活躍されている、岩手県北出身・結城まさのへ氏、鷹岑の家の近くに在住している『ゴルゴ13』の作者さいとう・たかを氏が参加されていないことは残念ではあったが。
東日本大震災の前にレビューを上げるつもりだったが、奇しくも今になった。このアンソロジーが、岩手県の被災地を含めた県人の綏撫たらん作品になっていると言っても過言ではない。別に鷹岑は岩手日報社の手先でも何でもなく、販促宣伝するわけでもないが、このアンソロジーは必読の価値ありだ。是非、一度手にとって読んでみて欲しい。



