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ゲンロン11 単行本 – 2020/9/23
東 浩紀 (著, 編集) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
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東浩紀が編集長をつとめる思想誌『ゲンロン』最新刊!!
小特集「『線の芸術』と現実」では、マンガ家の安彦良和氏と山本直樹氏をお招きしたふたつの座談会を軸に、マンガの「線」の政治性と歴史性を考えます。ほか原発事故から「悪の愚かさ」を考える東の論考、『新記号論』の石田英敬氏による西田幾多郎論、本邦初訳のプラープダー・ユンのSF作品など、充実の内容をお届けします。柳美里氏や巻上公一氏ら多彩な著者が「旅」を綴る新コーナー「ゲンロンの目」も開始。幅広い読者の関心を刺激する誌面です。
【目次】
[巻頭論文]悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶 東浩紀
[巻頭小説]ベースメント・ムーン(冒頭部) プラープダー・ユン 福冨渉訳
解説 バンコクは人工意識の夢を見るか 福冨渉
小特集 「線の芸術」と現実
[座談会]あたたかな線と古代史――なぜ歴史を描くのか 安彦良和+武富健治+東浩紀
[座談会]革命から「ラムちゃん」へ 大井昌和+さやわか+東浩紀
[座談会]白黒二値と連合赤軍――『レッド』をめぐって 山本直樹+さやわか+東浩紀
[論考]独立国家論 第10回(最終回) 偽史と血統の『韃靼タイフーン』 速水健朗
[論考]それはすでに線ではない――ドット・筆・Gペン 伊藤剛
特別掲載
「記号の場所」はどこにあるのか――『新記号論』から西田幾多郎を読む 石田英敬
ゲンロンセミナー
井筒俊彦を読みなおす――新しい東洋哲学のために 安藤礼二+中島隆博
ゲンロンの目
アガルタの前に立つ――ヒカシュー版シベリア神秘紀行 巻上公一
満洲で愚かさを記す 小川哲
[論考]ソ連団地の憂鬱 本田晃子
[論考]芸術と宇宙技芸 第2回 ヨーロッパのあとに、悲劇的なものをこえて ユク・ホイ 伊勢康平訳
[論考]理論と冷戦 第2回 実存主義と民族=国民ネーションの問い イ・アレックス・テックァン 鍵谷怜訳
ゲンロンの目
ステイホーム中の家出 柳美里
「映え」と写真の可能性 大山顕
創作
人間の子ども 第3回ゲンロンSF新人賞受賞後第一作 琴柱遥 大森望解題
ディスクロニアの鳩時計 午後の部X 海猫沢めろん
コラム
国威発揚の回顧と展望 #2 東京五輪と「象徴のポリティクス」 辻田真佐憲
イスラームななめ読み #2 「イスラム」VS「.イスラム教」 松山洋平
ロシア語で旅する世界 #10 循環する記憶 上田洋子
- 本の長さ424ページ
- 言語日本語
- 出版社株式会社ゲンロン
- 発売日2020/9/23
- ISBN-104907188382
- ISBN-13978-4907188382
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出版社より

個人はたしかに賢くなる。けれども群れは賢くならない。だから、ひとを賢くする言説は、つねにひとの愚かさを伝える言説によって 補完され続けなければならない。(東浩紀「悪の愚かさについて2」より)
小特集「『線の芸術』と現実」では、マンガ家の安彦良和氏と山本直樹氏をお招きしたふたつの座談会を軸に、マンガの「線」の政治性と歴史性を考えます。
ほか原発事故から「悪の愚かさ」を考える東の論考、『新記号論』の石田英敬氏による西田幾多郎論、本邦初訳のプラープダー・ユンのSF作品など、充実の内容をお届けします。
柳美里氏や巻上公一氏ら多彩な著者が「旅」を綴る新コーナー「ゲンロンの目」も開始。幅広い読者の関心を刺激する誌面です。
【目次】
[巻頭論文]悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶 東浩紀
[巻頭小説]ベースメント・ムーン(冒頭部) プラープダー・ユン 福冨渉訳
解説 バンコクは人工意識の夢を見るか 福冨渉
‐ 小特集 「線の芸術」と現実
[座談会]あたたかな線と古代史――なぜ歴史を描くのか 安彦良和+武富健治+東浩紀
[座談会]革命から「ラムちゃん」へ 大井昌和+さやわか+東浩紀
[座談会]白黒二値と連合赤軍――『レッド』をめぐって 山本直樹+さやわか+東浩紀
[論考]独立国家論 第10回(最終回) 偽史と血統の『韃靼タイフーン』 速水健朗
[論考]それはすでに線ではない――ドット・筆・Gペン 伊藤剛
‐ 特別掲載
「記号の場所」はどこにあるのか――『新記号論』から西田幾多郎を読む 石田英敬
[ゲンロンセミナー]井筒俊彦を読みなおす――新しい東洋哲学のために 安藤礼二+中島隆博
[ゲンロンの目]アガルタの前に立つ――ヒカシュー版シベリア神秘紀行 巻上公一 満洲で愚かさを記す 小川哲
[論考]ソ連団地の憂鬱 本田晃子
[論考]芸術と宇宙技芸 第2回 ヨーロッパのあとに、悲劇的なものをこえて ユク・ホイ 伊勢康平訳
[論考]理論と冷戦 第2回 実存主義と民族=国民ネーションの問い イ・アレックス・テックァン 鍵谷怜訳
[ゲンロンの目]ステイホーム中の家出 柳美里
[ゲンロンの目]「映え」と写真の可能性 大山顕
[創作]人間の子ども 第3回ゲンロンSF新人賞受賞後第一作 琴柱遥 大森望解題
[創作]ディスクロニアの鳩時計 午後の部X 海猫沢めろん
[コラム]国威発揚の回顧と展望 #2 東京五輪と「象徴のポリティクス」 辻田真佐憲
[コラム]イスラームななめ読み #2 「イスラム」VS「.イスラム教」 松山洋平
[コラム]ロシア語で旅する世界 #10 循環する記憶 上田洋子
English Table of Contents and Abstracts


商品の説明
著者について
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。株式会社ゲンロン創業者。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(1998年、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第二三回三島由紀夫賞)、『一般意志2・0』(2011年)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(2017年、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(2019年)、『テーマパーク化する地球』(2019年)ほか多数。
登録情報
- 出版社 : 株式会社ゲンロン (2020/9/23)
- 発売日 : 2020/9/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 424ページ
- ISBN-10 : 4907188382
- ISBN-13 : 978-4907188382
- Amazon 売れ筋ランキング: - 306,332位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 326位現代思想
- カスタマーレビュー:
著者について

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(河出書房新社)、『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ)ほか多数。
カスタマーレビュー
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②「ソクラテスは人間である」という命題において主語の「ソクラテス」は実体を伴う<基体>(ヒュポケイメノン)である。
一方、「人間である」は述語であり、<一般規定>であると言う。この文では、「主語」(ソクラテス)+「繋辞」(である)+「述語」(人間)という構成になる。
「述語」は<「於ける」存在>としてその意味を拡張する。例えば、人間<動物<生物というように。
③では、「純粋経験は直接経験と同一である」(『善の研究』より)はどうであろうか?「純粋経験」は実体を伴う<基体>として「主語」になりうるのか?「直接経験と同一である」は<一般規定>=<「於ける」存在>として無限に拡大する「述語」なのか?
むしろ個別具体的な特殊規定なのではないか?
「主客未分化」の経験なるものをどのようにして記号化するのだろうか?
④ハイデガー『形而上学入門』の「本質存在」と「事実存在」の区別はあまり関係ないのではないか。西田にとって<繋辞>とは、主語と述語が<絶対矛盾的自己同一>の関係にある「<絶対無>の場所」を示す論理空間上の項ではないのか。
⑤『福岡伸一、西田哲学を読む』(明石書店)で池田善昭氏が論じたように、「環境は樹木の年輪を含む」と「樹木の年輪は環境を表す」は互いに矛盾した関係にあるが、環境>樹木の年輪でありながら、同時に樹木の年輪>環境が生命の立場からは成立する。
⑥環境と樹木の年輪は、<絶対矛盾的自己同一>の関係にあると当時に、二項対立の西田独自の弁証法概念を構成するのである。
⑦著者が提示した西田哲学の記号論は、西田の<純粋経験>概念を上手く説明しきれていないように思われる。
本稿の続編が書かれることを期待したい。
しかし、著者の視点の斬新さには目を見張るものがある。
お勧めの論考である。
悪魔「いま『去る』と仰いましたね?」
独裁者「何がおかしい?」
悪魔「去る…という言葉には『逃げ隠れる』という意味合いも含まれます。」
独裁者「私はその様な下手を打たぬ!だからこそ今日まで誰にもこの座を譲らなかったのだ!」
悪魔「あなたは『完全』だと?」
独裁者「そうだ。」
悪魔「ならば…あなたが最後にすべきことは…『滅びる』ことです。完全なる独裁者であり続ける為に。」
独裁者「??」
このやり取りの続きを思い付く方ならば東さんの説く「悪と愚」からより多くの示唆を得られるかと思います。