いちいちカスタマーセンターに連絡するのも面倒になるくらい、レビュー混ぜこぜが多いので、変だなと思ったら、各レビューの一番上を見てください。
小説は短編も入ってますが、漫画は「グリーンレクイエム」1作です。
文月版と比べると柔らかいタッチなので、若い子向きかと。ただ、内容も若者向けに変わってる部分があった…と思います。
原作小説を読んで興味を持たれた方は、両方読み比べるのも面白いですよ。
私はどちらも何となく物足りなくて。絵は(当時の)成田美名子さんが良かった(T_T)
グリーン・レクイエム (講談社文庫) Kindle版
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言語日本語
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出版社講談社
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発売日1983/10/15
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ファイルサイズ258 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
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--このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
新井/素子
1960年生まれ。1977年「あたしの中の…」で奇想天外SF新人賞佳作、1981年「グリーン・レクイエム」、82年「ネプチューン」で星雲賞受賞、1999年「チグリスとユーフラテス」で日本SF大賞受賞
イナ/アキコ
1979年生まれ。書籍、女性誌、大学のリーフレット、NTT東日本―神奈川2007年度カレンダー、銀行のブランドブック等のイラスト制作をてがける。横浜市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
1960年生まれ。1977年「あたしの中の…」で奇想天外SF新人賞佳作、1981年「グリーン・レクイエム」、82年「ネプチューン」で星雲賞受賞、1999年「チグリスとユーフラテス」で日本SF大賞受賞
イナ/アキコ
1979年生まれ。書籍、女性誌、大学のリーフレット、NTT東日本―神奈川2007年度カレンダー、銀行のブランドブック等のイラスト制作をてがける。横浜市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00K6AGF8A
- 出版社 : 講談社 (1983/10/15)
- 発売日 : 1983/10/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 258 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 168ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,223位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2012年11月24日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2015年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私が此の本を読んだのは中学生の時でした。非常にインパクトがあり、新井素子ワールドとでも言いましょうか、独特の世界観を持った作品です。此の様な作品を電子書籍として読めるのは良い時代になったな~と思います。ただ、残念なのが、特に古い作品の電子書籍に多いのですが、この作品も然り、挿絵が省かれていることです。
あと、新井素子さんの作品のラインナップをもう少し充実させてください。出来れば新井素子さんの作品は全作品を読み返したいので・・・。
皆さんも軽い気持ちで読んでください。そして、新井素子ワールドを味わってください。
あと、新井素子さんの作品のラインナップをもう少し充実させてください。出来れば新井素子さんの作品は全作品を読み返したいので・・・。
皆さんも軽い気持ちで読んでください。そして、新井素子ワールドを味わってください。
2018年12月27日に日本でレビュー済み
『グリーン・レクイエム』については他の方が書き尽くしていおりますので、私は一緒に集録されている『宇宙魚顛末記』について書こうと思います。
このお話、中編小説であり、さらに超名作『グリーン・レクイエム』と一緒に入ってるためやや影が薄いのですが、新井素子さんらしさが一杯に詰まった名作です。
新井素子さんは当時19歳で飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家でした。よく言われる彼女の凄さとして「当時の若者の話し言葉を小説に持ち込んだ」ことと言われています。
が、(←このように一文字で大胆に段落を変えるのも斬新でした)
それ以外にもあると思うのです。例えば、
・よく思いついたな、というぶっ飛んだ設定
・当時の若者の心理を見事に分析したキャラクター設定
・小気味よい地の文や会話のテンポ
などなど。そして、宇宙魚顛末記にはそれが非常に上手く生きていると思います。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、このお話しについてです。
主人公のひろみは大好きだった小説が書けなくなり、大好きな彼とも連絡が取れなくなり鬱ぎみの19歳。遊び仲間の「佳拓」「おじょうさん」と出掛けた先で不思議な青いビンを拾います。開けてみると、悪魔が出てきて「3つの願いを叶えてあげよう」と言われます。その後すったもんだあって、そこで言ってしまった願い事は「みんな魚に食べられてしまえばいい」というとんでもないお願いでした。そして空をみると、地球を飲み込んでしまうような巨大な宇宙魚が浮かんでいました…。
面白いのは、この地球が滅亡するという点に物語の焦点があまり当たらないことです。あくまでも、話はひろみの心情が鬱から復活していく様を「地球滅亡」という舞台上で描きます。ひろみの彼や佳拓、おじょうさんへの思い。悪魔に抱く感情、自分のペットへの罪悪感。そんなものを中心に地球滅亡へと立ち向かっていくのです。
そして、その心情描写がたまらなく上手いのです。これは書かれてから約40年経つ今でも変わらないと思います。自分が悪いのだと思ったときの思考のループ、そしてそれを抜けたときに見える鮮やかな情景。
もちろん、他の作品同様の軽妙な会話文も健在です。
恐らく、この本以外には入ってないかと思うこのお話、他の本で新井素子さんの文書が気に入った方には是非読んでみて欲しいです。
このお話、中編小説であり、さらに超名作『グリーン・レクイエム』と一緒に入ってるためやや影が薄いのですが、新井素子さんらしさが一杯に詰まった名作です。
新井素子さんは当時19歳で飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家でした。よく言われる彼女の凄さとして「当時の若者の話し言葉を小説に持ち込んだ」ことと言われています。
が、(←このように一文字で大胆に段落を変えるのも斬新でした)
それ以外にもあると思うのです。例えば、
・よく思いついたな、というぶっ飛んだ設定
・当時の若者の心理を見事に分析したキャラクター設定
・小気味よい地の文や会話のテンポ
などなど。そして、宇宙魚顛末記にはそれが非常に上手く生きていると思います。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、このお話しについてです。
主人公のひろみは大好きだった小説が書けなくなり、大好きな彼とも連絡が取れなくなり鬱ぎみの19歳。遊び仲間の「佳拓」「おじょうさん」と出掛けた先で不思議な青いビンを拾います。開けてみると、悪魔が出てきて「3つの願いを叶えてあげよう」と言われます。その後すったもんだあって、そこで言ってしまった願い事は「みんな魚に食べられてしまえばいい」というとんでもないお願いでした。そして空をみると、地球を飲み込んでしまうような巨大な宇宙魚が浮かんでいました…。
面白いのは、この地球が滅亡するという点に物語の焦点があまり当たらないことです。あくまでも、話はひろみの心情が鬱から復活していく様を「地球滅亡」という舞台上で描きます。ひろみの彼や佳拓、おじょうさんへの思い。悪魔に抱く感情、自分のペットへの罪悪感。そんなものを中心に地球滅亡へと立ち向かっていくのです。
そして、その心情描写がたまらなく上手いのです。これは書かれてから約40年経つ今でも変わらないと思います。自分が悪いのだと思ったときの思考のループ、そしてそれを抜けたときに見える鮮やかな情景。
もちろん、他の作品同様の軽妙な会話文も健在です。
恐らく、この本以外には入ってないかと思うこのお話、他の本で新井素子さんの文書が気に入った方には是非読んでみて欲しいです。
2004年4月19日に日本でレビュー済み
ハッピーエンドを許さなかった新井素子の代表作、
『グリーン・レクイエム』の春名里日によるコミックス化。
原作小説も一巻だったが、この作品をコミックス一巻に纏め上げるのも
かなりの力を必要としたと思う。
原作には極力近いが、やはり、一巻にまとめる、という肯定上、
省かれる面、簡易にくくる面等も出てくる。
だが、原作の持つ、悲痛・非情な文章表現は春名氏の絵の持ち味で
緩和されており、末路にショックを受けたくない人や、
ハッピーエンドしか好きじゃない人はコミックスで
とどめておくのも良いのかも知れない
(それだけ、原作の方は暗いというか、イタイというか…)。
さて、余談だがひとつだけ引っ掛かるのは、
氏の描いた主人公嶋村と明日香の髪の色。
「黒」…って、ベタ、無いんですけど二人共…。
(カラーでも嶋村の髪の色は 茶。)
『グリーン・レクイエム』の春名里日によるコミックス化。
原作小説も一巻だったが、この作品をコミックス一巻に纏め上げるのも
かなりの力を必要としたと思う。
原作には極力近いが、やはり、一巻にまとめる、という肯定上、
省かれる面、簡易にくくる面等も出てくる。
だが、原作の持つ、悲痛・非情な文章表現は春名氏の絵の持ち味で
緩和されており、末路にショックを受けたくない人や、
ハッピーエンドしか好きじゃない人はコミックスで
とどめておくのも良いのかも知れない
(それだけ、原作の方は暗いというか、イタイというか…)。
さて、余談だがひとつだけ引っ掛かるのは、
氏の描いた主人公嶋村と明日香の髪の色。
「黒」…って、ベタ、無いんですけど二人共…。
(カラーでも嶋村の髪の色は 茶。)
2003年9月12日に日本でレビュー済み
新井素子ワールドへの初心者向けの一冊と云えよう。
わりかし誰でもすんなり読める内容となっているが、
当時高校生の著者の知識の深さに感心させられる。
愛する者がヒトじゃなかったら?
その愛が許されぬものだったら?
愛する者が望むものが、自分にとって悲劇だったら?
読み終えた時、やりきれなさと音楽と植物の知識が残る。
同時収録されている短編作品はその口直しといったかんじで
あっさりギャグテイスト。この短編もついている事により、
この一冊はグリーンレクイエムのずっしりした重さをカバーでき、
再読できる一冊となったのだと思う。
わりかし誰でもすんなり読める内容となっているが、
当時高校生の著者の知識の深さに感心させられる。
愛する者がヒトじゃなかったら?
その愛が許されぬものだったら?
愛する者が望むものが、自分にとって悲劇だったら?
読み終えた時、やりきれなさと音楽と植物の知識が残る。
同時収録されている短編作品はその口直しといったかんじで
あっさりギャグテイスト。この短編もついている事により、
この一冊はグリーンレクイエムのずっしりした重さをカバーでき、
再読できる一冊となったのだと思う。
2008年4月1日に日本でレビュー済み
本当は、この「グリーンレクイエム」とその続編の「緑幻想-クリーン・レクイエム2」との合本を今読んでいるわけですが(当然近々アップします)、ひさびさに読んだところ、この「グリーンレクイエム」という作品がすごく良かったので敢えてアップしたいと思います。こ作品、もうかなり昔の作品ですが、日本SF大賞受賞の大傑作です。
東京で植物学を学ぶ青年、信彦。彼はまだ小さい頃に彼の住む田舎のさらに山奥で緑の髪の少女に出会っていた。
緑の髪の人間なんているはずがない。そう思いながらも、その少女の面影に恋していた信彦はそれが縁で植物の研究に没頭していた。そんな彼が大学のそばの喫茶店で見かけた少女、明日香。彼女は驚くほどにその思い出の少女に似ていた。腰まで伸びる髪、日本人離れした白い肌に、華奢な身体。思い出の少女にそっくりだった。いつしか彼女の事をもっと知りたいと思うようになった彼は、彼女が昼休みの20分ほどいつも日なたぼっこをしているのを知る。そんな彼女を毎日眺めているだけの彼だったが、ある日、意を決して彼は彼女にその想いを伝えようとした。しかし、それこそが悲劇の始まりだった−。
異星人とのコンタクトをからめたラブストーリーは短いながらも感動的で、大学生の時に読んだ感動が再び甦って来ました。
すごく短い作品だし、SF作家としての新井素子さんを未読の方には入門編に一番の作品ではないでしょうか
東京で植物学を学ぶ青年、信彦。彼はまだ小さい頃に彼の住む田舎のさらに山奥で緑の髪の少女に出会っていた。
緑の髪の人間なんているはずがない。そう思いながらも、その少女の面影に恋していた信彦はそれが縁で植物の研究に没頭していた。そんな彼が大学のそばの喫茶店で見かけた少女、明日香。彼女は驚くほどにその思い出の少女に似ていた。腰まで伸びる髪、日本人離れした白い肌に、華奢な身体。思い出の少女にそっくりだった。いつしか彼女の事をもっと知りたいと思うようになった彼は、彼女が昼休みの20分ほどいつも日なたぼっこをしているのを知る。そんな彼女を毎日眺めているだけの彼だったが、ある日、意を決して彼は彼女にその想いを伝えようとした。しかし、それこそが悲劇の始まりだった−。
異星人とのコンタクトをからめたラブストーリーは短いながらも感動的で、大学生の時に読んだ感動が再び甦って来ました。
すごく短い作品だし、SF作家としての新井素子さんを未読の方には入門編に一番の作品ではないでしょうか