※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります
魔物退治やお宝探しではなく,マッピングやほかの隊の救助を中心にした方針など,
地味な面に目を向けた設定に惹かれたものの,マッピングはその様子が伝わりづらく,
救助活動も発見で以降は事後扱いとなり,そもそもこちらは場面自体がほぼありません.
また,下に降りれば『ダンジョン成分』に欠け,戦ったり,隠し扉を見つけたり,
それらしいことはありますが,地上でもの印象で,挿絵にもそのあたりの絵はなく,
『レファレンス』と呼ばれる特殊な活動も,これまたあってもなくても…の扱いです.
一方で上に上がって図書館に入れば,図書館の豆知識がチラホラと挟まれますが,
やはり,この学園,世界での図書委員としては,見どころに乏しいのは否めません.
つまりは,見せるべき,そして見たい部分が,ほとんど消化不良に終わっており,
終盤こそバトルで盛り上げますが,主人公の隊の特性上,オイシイところは少なく
さらには,いささか都合のいい展開にもなり,やはり物足りなさを感じてしまいます.
キャラクタも物語の組み立てもオーソドックスで,おおよそが想定の範囲内で流れ,
ストレスもほとんどありませんでしたが,逆に言えばこれといったものも見つからず,
マッピングでも救助隊でも図書委員でも,もう少し『絵になるもの』がほしかったです.
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