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グラスホッパー (角川文庫) 文庫 – 2007/6/23

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商品の説明

内容紹介

復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに――「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!

著者からのコメント

押し屋という職業の男が出てきます。地下鉄の線路や交差点の車道に、相手を突き飛ばして、殺害するのが仕事です。鯨、と呼ばれる男がいます。相手を自殺させるのを仕事にしています。蝉という若者も登場します。彼は、ナイフを使い、依頼された相手を殺すのです。さらに鈴木という名前の男も出てきますが、彼は殺し屋ではありません。訳があって、この殺し屋たちの戦いに巻き込まれてしまいますが、彼の武器は、今は亡き妻との思い出だけだったりします。
 いつもの僕の小説に比べると物騒な感じのお話になりました。
 喜劇なのか悲劇なのか、オフビートなのかサスペンスなのか、ハードボイルドやアクション小説とも、ミステリーとも普通小説とも言いづらい、不思議な小説になったと思うのですが、読んだ方が面白がってくださることを今は祈るばかりです。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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登録情報

  • 文庫: 345ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2007/6/23)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 404384901X
  • ISBN-13: 978-4043849017
  • 発売日: 2007/6/23
  • 梱包サイズ: 14.6 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7 263件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

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最初に読んだ時より二回目を読んだ時に気がついた事があり、マリアビートルも二回目で気がついた事があった。楽しめました。
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投稿者 TMK 投稿日 2016/9/22
形式: Kindle版 Amazonで購入
3人の視点から書かれていて、切り変わりについていけず、没入感が今ひとつであった。しかし、ストーリーは面白く、随所に書かれている名言にも考えさせられるところがあった。名言の部分で考えてしまったがゆえに、没入感が低かったのもかもしれないが。

以下、私的メモを兼ねた名言抜粋
「引き受けるんだよ。俺たちみてえな、小さな業者ってのはよ、そうやって、他の奴らがやらねえ仕事を請け負っていくしかねえんだよ。つまりあれだ、『隙間を探せ』ってやつだ」

「人もこうやって、呼吸しているのが泡や煙で見て取れればもう少し、生きている実感があるんじゃねえかな。行き交う人が、口からぷくぷくと呼吸を見せていたら、暴力も振るいにくいだろうな。」

「世の中の不幸の大半は、誰かが高をくくっていたことが原因」

「誰よりも自分をうまく欺せる者が、誰よりも楽しく暮らせる」
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形式: Kindle版 Amazonで購入
元教師の「鈴木」、自殺教唆を専門とする「鯨」、ナイフ使いの殺し屋「蝉」。物語は、彼ら三人の視点で交互に語られます。描かれるのは、彼ら三人の人生が、交通事故を装う殺し屋「押し屋」と交錯することで、次第にひとつに収斂していく様です。

抵抗を覚えたのは、登場人物たちの行動がまったく合理的ではないこと。たしかに作中のリアリティの水準は下げられているので、その点からいえば問題はないのかもしれません。それでも、あまりに作者のつくったシナリオの都合で登場人物たちが動かされすぎです。
カフカ的な不条理を描く小説であればともかく、起承転結がきちんとある娯楽小説を読む心構えで読んだため、読んでいるあいだずっとひっかかりを覚えました。最後の文章でネタばらしをされても(悪い意味で)だまされたようにしか思えません。

登場人物たちへの感情移入を妨げる、地の文の乾いた表現。ナンセンスに聞こえながらも意味ありげにも見えるダイアローグの言葉遊び。個人的に本来そうしたハードボイルド小説に特徴的な要素は好きなはずなのに、作者の文体も苦手でした。

そのため、物語が7割ほど進み、サスペンス要素が放り込まれるまでは読むのが苦痛でした。そのサスペンス展開にしても、前もってしかれた伏線の一部に強引さを感じてしまいます。最後の文章で作中すべての不可解さが許
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伊坂作品はもう読まないと思ってたのですが、映画が割りと良かったのと
”小説の方では・・・”というのをどっかで目にして、読んでおこうと考えた次第。

結局やっぱり、”映画の方が良い”という感想しかありません。映画の方が良かった面は…
・蝉
しじみシーンの描写と、岩西との絆のくだり
(本作の岩西は飛ぶ前に喋りすぎ)

・鯨
能力得るに至る経緯が描かれている点と、宇崎竜童演じる人物とのやりとり
コーヒー豆挽くシーンも秀逸です
蝉と鯨が対決に至る経緯も、映画の方が自然です。

・押し屋と”劇団”の人ら
鈴木と関わりを持つに至る真相。
”奥さん”が最後に言う前に気づいて、劇場で膝叩いたもの…
寺原を始末するシーンも映画にはあるしね。

鈴木はどっちもどっちですが、映画では何であんなにナヨナヨしてるんだ?って感じでしたが
作中でもそんなもんで、実に”忠実”でした。
比与子は髪の長さが全然違ってますが、菜々緒はなかなかハマってたと思いますし。
相当改変がなされてるわけですが、小説では語りきれてない部分が余すとこなくフォローされてて
実に幸運な映画化と言えそうな気がします。と言うか
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伊坂幸太郎が本書で一番伝えたい事は、押し屋が飛びバッタについて語っている所だろう。ただでさえ頭が悪い人間が集団で居ることにより、思考が停止し狂暴化する。
狭い島国の日本に人間が増えすぎたという押し屋に対して、鈴木が人間の数が減れば平和になりますかと聞くと、なるだろうなあと断言する。なるほど、これも世の中が生きづらい理由の一つだろう。
俺はキャラの魅力だとか、読みやすいかどうかとか、勿論大事だか、それらは二の次で、作者の伝えたいメッセージが一番重要だと思う。個人的には本作は伊坂幸太郎の本の中で、伝えたいメッセージがトップクラスに好きで、良い作品だと思う。
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