御巣鷹山で起きた日本航空123便墜落事故を巡る地方新聞記者の奮闘を描いた小説。まさに「奮闘」の中をひたすら突き進まされる感覚でした。
下りる・登る、大手・地方、仕事・家庭、実の息子・仲間の息子、等の様々な対比・対立が盛り込まれていて、読み応えがあります。
「下りずに過ごす人生だって捨てたものではないと思う。生まれてから死ぬまで懸命に走り続ける。転んでも、傷ついても、たとえ敗北を喫しようとも、また立ち上がり走り続ける。人の幸せとは、案外そんな道々出会うものではないだろうか。クライマーズ・ハイ。一心に上を見上げ、脇目も振らずにただひたすら登り続ける。そんな一生を送れたらいいと思うようになった。」
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
クライマーズ・ハイ (文春文庫) 文庫 – 2006/6/10
購入を強化する
昭和60年8月12日、御巣鷹山で未曾有の航空機事故が発生した。その日、衝立岩への登攀を予定していた地元紙・北関東新聞の遊軍記者、悠木和雅は全権デスクに指名される。はたして墜落地点は群馬か、長野か。山に向かった記者からの第一報は朝刊に間に合うのか。ギリギリの状況の中で次々と判断を迫られる悠木。一方で、共に衝立岩に登る予定だった同僚の安西耿一郎はその頃、倒れて病院に搬送されていた。新聞社という組織の相克、同僚の謎めいた言葉、さらに親子の葛藤、そして報道とは何なのか、新聞は命の意味を問えるのかという自問自答――。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。
著者・横山秀夫がこの当時、地元群馬の上毛新聞の記者であったことはよく知られている。事故の模様を、おそらくもっとも深く知り、受け止めたジャーナリストであったろう。事故から十七年後、主人公「北関東新聞」の「日航全権デスク」悠木に託し、渾身込めて作品化した。それだけでもう秀作であることは保証されたようなものであるが、それを超えて、一人の作家がその生涯において残しうる最良の作品、いわば〝この一冊〟であろうと思われるほどの出来映えである。(後藤正治「解説」より)
著者・横山秀夫がこの当時、地元群馬の上毛新聞の記者であったことはよく知られている。事故の模様を、おそらくもっとも深く知り、受け止めたジャーナリストであったろう。事故から十七年後、主人公「北関東新聞」の「日航全権デスク」悠木に託し、渾身込めて作品化した。それだけでもう秀作であることは保証されたようなものであるが、それを超えて、一人の作家がその生涯において残しうる最良の作品、いわば〝この一冊〟であろうと思われるほどの出来映えである。(後藤正治「解説」より)
- 本の長さ471ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2006/6/10
- ISBN-104167659034
- ISBN-13978-4167659035
よく一緒に購入されている商品
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雅が全権デスクに任命される。一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは―。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
横山/秀夫
1957年東京生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞社に入社。12年間の記者生活を経てフリーライターとなる。91年「ルパンの消息」が第9回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれる。98年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞。2000年「動機」で第53回日本推理作家協会賞・短編部門を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1957年東京生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞社に入社。12年間の記者生活を経てフリーライターとなる。91年「ルパンの消息」が第9回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれる。98年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞。2000年「動機」で第53回日本推理作家協会賞・短編部門を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2006/6/10)
- 発売日 : 2006/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 471ページ
- ISBN-10 : 4167659034
- ISBN-13 : 978-4167659035
- Amazon 売れ筋ランキング: - 19,932位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 4位新聞マスメディア
- - 10位経済・社会小説 (本)
- - 13位メディアと社会
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1957(昭和32)年、東京生れ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒。上毛新聞社での12年間の記者生活を経て、作家として独立。’91(平成3) 年、『ルパンの消息』がサントリーミステリー大賞佳作に選出される。’98年「陰の季節」で松本清張賞を受賞する。2000年、「動機」で日本推理作家協会賞を受賞。現在、最も注目されるミステリ作家のひとりである。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 看守眼 (新潮文庫) (ISBN-13: 978-4101316727)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
459 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
墜落事故の当時は生まれたばかりだったので、事故のことを知らずに映画を観て、原作も読みたくなり購入しました。
新聞社が舞台なので映画は少し難しく感じましたが、先に観たおかげで登場人物のイメージはしやすかったです。
原作と映画では違う部分も多いですが、これだけの内容を全て収めるのは無理だと思うので、仕方ないのかなとも思います。
続きが気になってページをめくる手が止まらず、途中で何度も泣きそうになりました。
ちょうど8月12日に御巣鷹山の慰霊登山のニュースを見て、過去の映像を見たり、そのことを思いながら読みました。
誰かに説明をするのはすごく難しいです。でも、読めばそれぞれに思うことがあると思います。私は独身ですが、もし配偶者や子供や孫が犠牲者だったら…と想像するだけでつらい。それを取材して記事にする側も、新聞には載らなかったけど大切な人を亡くした人にも、色々な葛藤があります。
複数の人物の目線から見ているのに、ちゃんと繋がっていてごちゃごちゃしていないのがすごい。
新聞社が舞台なので映画は少し難しく感じましたが、先に観たおかげで登場人物のイメージはしやすかったです。
原作と映画では違う部分も多いですが、これだけの内容を全て収めるのは無理だと思うので、仕方ないのかなとも思います。
続きが気になってページをめくる手が止まらず、途中で何度も泣きそうになりました。
ちょうど8月12日に御巣鷹山の慰霊登山のニュースを見て、過去の映像を見たり、そのことを思いながら読みました。
誰かに説明をするのはすごく難しいです。でも、読めばそれぞれに思うことがあると思います。私は独身ですが、もし配偶者や子供や孫が犠牲者だったら…と想像するだけでつらい。それを取材して記事にする側も、新聞には載らなかったけど大切な人を亡くした人にも、色々な葛藤があります。
複数の人物の目線から見ているのに、ちゃんと繋がっていてごちゃごちゃしていないのがすごい。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
鳥肌立てながら(笑)、さわやかな気持ちで解説まで読了。
日航ジャンボ機墜落事故の現場、御巣鷹山がある群馬県の地方新聞社で事故記事の全権デスクとなった主人公を描いた長編。
著者さんの本は初めてだった。
読み始めは、まだ少ないページに多くの人物が登場し、そのそれぞれが特有の社内組織に所属しているため、把握にストレスを感じ、元新聞記者だという著者さんの熱量に戸惑ったことも。
しかし、そこを越えると構成の巧みさ、人物描写の玄妙さにグイグイ惹き込まれていった。特に主人公の機微。生い立ちから複雑なパーソナリティーが形成され、そのことが主人公自身やその環境に長く影響するところまで丁寧に描かれていて手抜きがない。実に人間らしい複雑で繊細な内心が見事に描かれており印象深い。
本作は、時系列の先端が衝立岩の登攀なので、ハイテクが登場する余地が少なく、世界観が古くなりにくいことに加えて、ひとや命といった普遍的なテーマを扱っていることで長く読み継がれ得るモノなっていると思う。
ジャンボ機墜落事故を通して、ひとや命を立体的に描いたこの作品は小説好きならぜひ読んでおきたい一冊だと私は確信する。
また、私は解説にも感銘を受けた。筆者さんはノンフィクション作家だということでプロの思慮に感服させられた。難解な言葉を使わずに表現力で訴える技巧に好感を持った。残念ながらネタバレしているので読書の導入に読むことはできないが、本編を読了した者にとって味わいをさらに深める価値ある解説だと思う。
日航ジャンボ機墜落事故の現場、御巣鷹山がある群馬県の地方新聞社で事故記事の全権デスクとなった主人公を描いた長編。
著者さんの本は初めてだった。
読み始めは、まだ少ないページに多くの人物が登場し、そのそれぞれが特有の社内組織に所属しているため、把握にストレスを感じ、元新聞記者だという著者さんの熱量に戸惑ったことも。
しかし、そこを越えると構成の巧みさ、人物描写の玄妙さにグイグイ惹き込まれていった。特に主人公の機微。生い立ちから複雑なパーソナリティーが形成され、そのことが主人公自身やその環境に長く影響するところまで丁寧に描かれていて手抜きがない。実に人間らしい複雑で繊細な内心が見事に描かれており印象深い。
本作は、時系列の先端が衝立岩の登攀なので、ハイテクが登場する余地が少なく、世界観が古くなりにくいことに加えて、ひとや命といった普遍的なテーマを扱っていることで長く読み継がれ得るモノなっていると思う。
ジャンボ機墜落事故を通して、ひとや命を立体的に描いたこの作品は小説好きならぜひ読んでおきたい一冊だと私は確信する。
また、私は解説にも感銘を受けた。筆者さんはノンフィクション作家だということでプロの思慮に感服させられた。難解な言葉を使わずに表現力で訴える技巧に好感を持った。残念ながらネタバレしているので読書の導入に読むことはできないが、本編を読了した者にとって味わいをさらに深める価値ある解説だと思う。
殿堂入りベスト50レビュアー
Amazonで購入
横山さんの作品は、やはり短編が素晴らしいと思う。きっと、男性は、こう言う物語が男の熱さや男同士の友情を感じるのかもしれませんが、中だるみ感があって、ちょっと一気に読む気持ちはしませんでした。私はもともと、長編小説が好きだったのですが、横山さん読んで、短編の面白さを始めて味わいました。でも、やっぱり、映像化される作品としては、良いかもしれませんが、読むのは結構、しんどいなぁという感じ。御巣鷹山の時代に横山さん自身、新聞記者として、活動されていたので、その臨場感はありますが、ミステリーではなく、ヒューマンドラマみたいなかんじです。
2003年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までの横山氏の作品を越えた最高傑作の誕生だと思う。
持ち味の緊迫感と力強い文章で不況の中一人気を吐いている感の強い横山さんだが、従来の警察を舞台にした作品はいささかテーマが小さかったが、本作は全然違う。
1985年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちの悲喜こもごも。上司と部下、親子など人間関係を鋭く描いているのであるが、特にヒューマンドラマ的要素を織り込んでるのが見逃せない。
まさに横山氏の新聞記者時代の取材体験を下にフィクションとノンフィクションを融合したような作品である。
ズバリテーマは“親子愛”と“命の尊さ”と“男の生き様”。
上記いずれの観点からも楽しめる点が凄い。
もちろん、社内の派閥争いや出世争いも楽しめるがそれよりも新聞のあり方について熱く語ってるところがいい。
ストーリー的にも主人公の悠木が一緒に登ろうと約束していた“衝立岩”に過労で倒れたために登れなくなった友人安西の『下りるために登るんさ』という謎の言葉の解明と親子関係の苦悩、また未曾有の事故の全権デスクに命じられて追いつめられて行くの心の動きが素晴らしいのである。
読者も400ページあまりひたすら“ハイ”な気分に浸れるのである。
とにかく色んな点から楽しめ、心が残る一冊なのは間違いない。
“迷うなら読んでください。”と声を大にして言いたいスケールの大きな作品です。
ただ寝不足にならないように注意してくださいね(笑)
持ち味の緊迫感と力強い文章で不況の中一人気を吐いている感の強い横山さんだが、従来の警察を舞台にした作品はいささかテーマが小さかったが、本作は全然違う。
1985年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちの悲喜こもごも。上司と部下、親子など人間関係を鋭く描いているのであるが、特にヒューマンドラマ的要素を織り込んでるのが見逃せない。
まさに横山氏の新聞記者時代の取材体験を下にフィクションとノンフィクションを融合したような作品である。
ズバリテーマは“親子愛”と“命の尊さ”と“男の生き様”。
上記いずれの観点からも楽しめる点が凄い。
もちろん、社内の派閥争いや出世争いも楽しめるがそれよりも新聞のあり方について熱く語ってるところがいい。
ストーリー的にも主人公の悠木が一緒に登ろうと約束していた“衝立岩”に過労で倒れたために登れなくなった友人安西の『下りるために登るんさ』という謎の言葉の解明と親子関係の苦悩、また未曾有の事故の全権デスクに命じられて追いつめられて行くの心の動きが素晴らしいのである。
読者も400ページあまりひたすら“ハイ”な気分に浸れるのである。
とにかく色んな点から楽しめ、心が残る一冊なのは間違いない。
“迷うなら読んでください。”と声を大にして言いたいスケールの大きな作品です。
ただ寝不足にならないように注意してくださいね(笑)





