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クドリャフカの順番 (角川文庫) 文庫 – 2008/5/24

5つ星のうち 4.1 65件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

文化祭で賑わう校内で奇妙な連続盗難事件が発生。犯人が盗んだものは碁石、タロットカード、水鉄砲――。事件を解決して古典部の知名度を上げようと盛り上がる仲間達に後押しされて、奉太郎はこの謎に挑むはめに!

内容(「BOOK」データベースより)

待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気“古典部”シリーズ第3弾。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 393ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2008/5/24)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4044271038
  • ISBN-13: 978-4044271039
  • 発売日: 2008/5/24
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.7 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1 65件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 20,589位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 Amazon Customer トップ500レビュアー 投稿日 2015/7/31
形式: Kindle版 Amazonで購入
「古典部シリーズ」第三作である本書の舞台は、主人公たちのかよう高校の学園祭。謎の連続盗難事件を縦糸に、古典部内のトラブルを横糸にして、古典部メンバーたちの奔走が描かれます。

語りの形式としては、これまでの折木奉太郎の一人称という単一視点ではなく、奉太郎、千反田える、福部里志、伊原摩耶花の四人の視点が交代しながら進みます。

本シリーズではこれまで主人公である奉太郎の視点でしか描かれてこなかったので、残り三人はあくまで彼の視点からのみ提示されてきました。
しかし本書では、ほかの三人の視点を読むことができ、彼ら全員の感情の機微を追うことができるため、まさしく “青春群像劇” といった印象でした。とくに主人公の友人であり良き理解者である里志の描写からは、同性の友人に対する屈折した心情がよく伝わりました。千反田も意外に奉太郎のことをよく観ていることがわかります。反対に、三者三様の視点から観た奉太郎のイメージも語られるので、彼のイメージもより立体的に理解できました。

視点交代を取り入れたメリットはそれだけではありません。奉太郎をほとんど一箇所に固定したまま、残りのメンバーを縦横無尽に動き回らせることで、物語をふくらませることに成功しています。
本シリーズの設定上もともと奉太郎は “安楽椅子探偵” の役割ですが
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投稿者 ひなこ 投稿日 2012/4/29
形式: 文庫 Amazonで購入
この巻は、語り手も変わり、いろいろな視点からカンヤ祭の雰囲気が描かれているし、同人誌のことや、わらしべ長者のことなど色々な出来事が最後に一つの渦にまとまっていく感じが面白かったです。
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形式: 文庫
 アニメ氷果を視聴した後で読んだが、いろいろ附に落ちなかった点が小説を読んでわかった。でもそれは適当に見流してしまう事も可能なアニメと違い、小説は一応読まないと終わらないからであり、優劣の問題ではなかったと思う。
 本作の一番の特徴は、語りが4人の古典部メンバーの1人称で、どんどん切り替わってゆくと言う、掟破りな小説作法。どうやら探偵役の奉太郎が1人部室で店番しながら事件の推理をする安楽椅子型を書くため、多視点で書く必要があったらしいが、それなら1人称で書かなければ良いだけの事である。とりわけミステリとしては叙述トリックの濫用と思われるこんな手法は褒められたものではないが、今作に限ってはいろんな場所でさまざまな催しが行われている大規模な文化祭と、イベントに浮わつかず一人で店番する方を選ぶ奉太郎と言う対比的構造が表現されて有効だったと思う。そもそもこのシリーズ、ミステリの形は取っているが、高校生の日常を描く青春劇として読む方が正しい。
 ミステリだと思うと、この事件の犯行動機も、こんな回りくどい事をした理由も納得しかねるものだ。しかも伝えたかったメッセージは、当該の人物には相手にもされなかったようで、モヤモヤ感もはなはだしい。が、青春ものとして読むと、そんな無駄な事をやってしまう犯人の行動自体がまだ未熟な彼を表していると読めるのだ。彼もメッセージを伝えたかった
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形式: 文庫
前二作は折木奉太郎の視点で描かれていましたが、今作は文化祭を舞台にし、
ストーリーの都合上、奉太郎が『安楽椅子探偵』になってしまったため、
奉太郎(スペード)、える(ハート)、里志(クラブ)、摩耶花(ダイヤモンド)
それぞれの視点で描かれており、視点移動の際は読者を混乱させないよう、
最大限の配慮がなされています。

作りすぎてしまった文集『氷菓』を売ることと、ストーリー中盤から
湧き上がってきた『十文字事件』の謎が違和感なく同時進行し、
思わぬ形で融合する展開は見事としか言いようがありません。

前作『愚者のエンドロール』から少しずつ変化してきている奉太郎の心境と、
何かを暗喩しているものと思われる、いつも、表向きは飄々とした里志が
時折見せる影の部分の描き方の巧さは、次作、次々作を読みたいという
気持ちを喚起させられます。

千反田家が豪農たる所以についてや、なぜ『料理研究会』ではなく
『お料理研究会』なのかといった、アニメーションではフォロー
できていなかった部分がこの話で分かるようになっていますので、
アニメーションでオチを知っている方でも楽しめるかと。
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