少子高齢化、人口減少により日本経済が縮小する中で、国内旅行も縮小し、全国の温泉地は厳しい状況が続いている。インバウンド頼みの観光地は、国際情勢に即、影響を受けることから好不況の振幅が大きい。伝統的な温泉文化を残し、日本の温泉地を再生するには・・。長期滞在させるための仕組み作りは・・。そのヒントがこの書には満載されている。
クアオルトというドイツの療養地の例を紹介しながら、日本の温泉地と比較し、その課題と解決策にも言及しており、そこで取り組まれている気候性地形療法は、里山を抱える日本の温泉地の新たな健康プログラムともなる。ドイツのクアオルトの入門書として、またその健康づくりの手法としての気候性地形療法の手軽な入門書としても最適。きれいな図版も多く飽きさせない構成も秀逸の一冊だ。
- 単行本(ソフトカバー): 160ページ
- 出版社: 書肆犀; 初版 (2012/1/20)
- ISBN-10: 4904725069
- ISBN-13: 978-4904725061
- 発売日: 2012/1/20
- 梱包サイズ: 18.2 x 12.8 x 1.6 cm
- おすすめ度: 2件のカスタマーレビュー
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