中米に滞在した経験があり，ギャング（マラス）の存在は認識していました。
この本を読み，ギャング（マラス）の実態や，若者がどうしてギャング（マラス）に引き寄せられてしまうのかが理解できたように思います。また，いったんはギャング（マラス）に入ったものの，命をかけてでも抜けたいと願う若者が多いことを知ることができました。
文章が非常に読みやすいため，本の内容に引き込まてていきます。
ギャングの縄張り闘争や，人殺し，警官による賄賂要求など，日本世界とはかけ離れた過激な内容も含まれています。しかしながら，読むことによる悪い影響等は全くないと思います。こういった世界が存在することを知ってもらう意味で，ぜひ子ども達に読んでもらいたいと思います。もちろん大人にもおすすめです！
ギャングを抜けて。: 僕は誰も殺さない 単行本 – 2018/6/5
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商品の説明
内容紹介
僕は中米のホンジュラスで生まれた。
一年中ランニングシャツ1枚ですごせるほどあたたかくて、緑豊か、美しい自然に恵まれているすてきな所だ。
──と言いたいところだけれど、現実には、町の大部分が貧しい人たちの質素な家が並ぶスラムで、活気がなく、しかも危険な空気に満ちている。
僕は16歳のとき、故郷を離れ、一人でメキシコシティまでやってきた。
着の身着のままの旅の果てに、たどりついたんだ。
なぜそんなことをしたのかって?
それはギャング団から逃れるため。人殺しにならないためさ。
生き延びるために、危険な旅に身を投じる中米の子どもたち、
「自分の道」を切り開こうともがくその姿をリアルに伝える。
杉山セリナさん推薦!
著者について
スペイン語圏を中心に、貧困や格差といった社会問題、歴史や文化を取材している。
著書に、『仲間と誇りと夢と』(JULA出版局)、『ストリートチルドレン』(岩波ジュニア新書)、『マフィア国家』(岩波書店)など。『マラス 暴力に支配される少年たち』(集英社)で第14回開高健ノンフィクション賞受賞。NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表。
登録情報
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