ここのところ数巻は1巻ほどには感じなくなっている、というより多少違うベクトルを向き出してる気もしないではないですが、「もしもギャルゲーの登場人物が現実世界に表れたら……そんな都合のいい話なんてねェよ!」的なある種のアンチテーゼ性がこのシリーズの見どころなわけですが、そういう意味ではこの短編集は「アンチテーゼへのアンチテーゼ」ですねい。
これでもかといわんばかりの「ファンディスク的」かつ、「ギャルゲーらしい」ストーリー展開に、目眩すらしてきそうです。もちろん褒め言葉として。(笑)
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ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! (ファミ通文庫) 文庫 – 2009/1/30
Zapping上等? トゥルー・エンドへのルートを掴め!!
ある日突然に世界改変の機会を得た都築武紀は、躊躇なくその願望を具現化した。そう、恋愛ADV『エターナル イノセンス』を現実化である! 発売からこの方幾度も繰り返しプレイし、全ての選択肢・イベント、そしてキャラの台詞までも記憶するほど愛したゲーム、そのヒロインたちが現実に降臨するのだ。もちろん主人公は俺! 夢のハーレム人生が今始まる――と思いきや、まさかのイベントフラグ総立ちの同時攻略ルート突入! そしてゲームにはないリアルイベントも発生! はたして俺と愛するヒロインたちはトゥルーエンドを迎えることができるのか!?! 選択肢無限の真世界を奔走する恋愛ADVストーリー!
ある日突然に世界改変の機会を得た都築武紀は、躊躇なくその願望を具現化した。そう、恋愛ADV『エターナル イノセンス』を現実化である! 発売からこの方幾度も繰り返しプレイし、全ての選択肢・イベント、そしてキャラの台詞までも記憶するほど愛したゲーム、そのヒロインたちが現実に降臨するのだ。もちろん主人公は俺! 夢のハーレム人生が今始まる――と思いきや、まさかのイベントフラグ総立ちの同時攻略ルート突入! そしてゲームにはないリアルイベントも発生! はたして俺と愛するヒロインたちはトゥルーエンドを迎えることができるのか!?! 選択肢無限の真世界を奔走する恋愛ADVストーリー!
- 本の長さ305ページ
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2009/1/30
- ISBN-104757746466
- ISBN-13978-4757746466
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ある日突然に世界改変の機会を得た俺は、躊躇なく願望を具現化した。そう、全ての選択肢・イベント・キャラの台詞まで記憶するほど愛したゲーム『エターナルイノセンス』の現実化である。目指せメインヒロインルート―と思いきや、まさかの複数同時攻略ルート突入!しかもゲームにはないイベント発生!はたして俺と愛するヒロイン達はトゥルーエンドを迎えることができるのか!?選択肢無限の真世界を奔走する第10回えんため大賞優秀賞受賞作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田尾/典丈
『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』で第10回えんため大賞の優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』で第10回えんため大賞の優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2009/1/30)
- 発売日 : 2009/1/30
- 文庫 : 305ページ
- ISBN-10 : 4757746466
- ISBN-13 : 978-4757746466
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,530,627位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2010年9月19日に日本でレビュー済み
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2009年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
軽いタイトルから、軽い内容だと思ったら、裏切られた。印象を一言でいえば、「フィールド オブ ドリーム」である。内容は、孤独な主人公が、ある日、世界を改変する機会を得たとき、主人公は、ギャルゲーの世界の主人公を選び、姉と妹と幼馴染と学園のマドンナを得た。まるで夢のような生活の中で、やがて主人公は、現実の生活がゲームのように都合よくいかないことに直面し、血をはくおもいで這いずり回り、己を成長させていき、彼女らと自分の生活を守っていく。しかしほんの小さな不注意で、彼女らが、一人、また一人と別れを告げて、去っていく場面は、不覚にも涙してしまった。そしてその後の結末は、賛否両論あるとおもうが、読後感がいいので、いいと思う。
2012年8月16日に日本でレビュー済み
平凡な高校生武紀は、ある日メールを受け取る。
「あなたの世界を変えてみませんか?」
軽い気持ちで同意したところ、武紀の世界は、
大好きなギャルゲーの設定がされた世界へと変わっていた。
最初、表題を見て、これもどうせ萌えを狙った、軽い内容の
ハーレムものなのだろうと思っていた。
しかし、そんな事はなかった。
確かに当初は、オタクが喜びそうな萌え&ハーレム展開であったが、
物語が進んでいくと、序々にシリアスな内容に変わっていく。
先が読めない不透明感は、読者の不安を煽っていく。
妹のいじめ、不登校、姉の怪我、幼馴染の嫉妬と彼女の両親の離婚問題、
クラスメイトへの凄惨ないじめ…
かなり重い内容になっている。
そして、病で倒れるクラスメイト…
ストーリー展開はテンポも良く進み、最後まで読者を引き付けて離さない。
そして、ラスト…
それは、本当に納得のいくラストであった。
これ以外は、あり得ない(許せない)、素敵なラストシーンであった。
ヒロイン達のキャラが全員立っていた。
これは、私が読んだライトノベルでは、初めての事だ。
それほど、キャラの動かし方は上手かった。
主人公の心理も良く描けており、感情移入できた。
この作品は、ライトノベルとしては完璧であり、最高傑作だと思う。
読み終わった直後は、作品の内容と比較して表題が軽いのは残念だ、と思っていた。
しかし、しばし考えて、この表題以外はあり得ないだろうと思うに至った。
それは、こんな理由…
読み終わり、改めて当作品のタイトルを見て思った。
あれ?
表題は、「ギャルゲヱの世界へ」ではなく、「世界よ」だったんだ…
そこで、物語のラストシーンを思い出した。
そして、得心した。
ああ、たしかに…
この物語のラストは「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」だった。
「あなたの世界を変えてみませんか?」
軽い気持ちで同意したところ、武紀の世界は、
大好きなギャルゲーの設定がされた世界へと変わっていた。
最初、表題を見て、これもどうせ萌えを狙った、軽い内容の
ハーレムものなのだろうと思っていた。
しかし、そんな事はなかった。
確かに当初は、オタクが喜びそうな萌え&ハーレム展開であったが、
物語が進んでいくと、序々にシリアスな内容に変わっていく。
先が読めない不透明感は、読者の不安を煽っていく。
妹のいじめ、不登校、姉の怪我、幼馴染の嫉妬と彼女の両親の離婚問題、
クラスメイトへの凄惨ないじめ…
かなり重い内容になっている。
そして、病で倒れるクラスメイト…
ストーリー展開はテンポも良く進み、最後まで読者を引き付けて離さない。
そして、ラスト…
それは、本当に納得のいくラストであった。
これ以外は、あり得ない(許せない)、素敵なラストシーンであった。
ヒロイン達のキャラが全員立っていた。
これは、私が読んだライトノベルでは、初めての事だ。
それほど、キャラの動かし方は上手かった。
主人公の心理も良く描けており、感情移入できた。
この作品は、ライトノベルとしては完璧であり、最高傑作だと思う。
読み終わった直後は、作品の内容と比較して表題が軽いのは残念だ、と思っていた。
しかし、しばし考えて、この表題以外はあり得ないだろうと思うに至った。
それは、こんな理由…
読み終わり、改めて当作品のタイトルを見て思った。
あれ?
表題は、「ギャルゲヱの世界へ」ではなく、「世界よ」だったんだ…
そこで、物語のラストシーンを思い出した。
そして、得心した。
ああ、たしかに…
この物語のラストは「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」だった。
2009年6月17日に日本でレビュー済み
はじめの方はは正直つまんなかったです。
主人公の生活もなしにプロローグでいきなり世界改変の場面からスタート。自己紹介も大してなくついていけません。
その上、当たり前だけど元々ゲーム内にあったキャラを現実に呼び出したって設定なわけだから、そのキャラが何を言ってこっちがどう答えるべきかもわかってる。それって機械と同じじゃん、と読む前から思ってました。そしたら序盤はずばりその指摘の部分の感じだったから滅茶苦茶萎えました。正直読むのやめようかとも思いましたが、せっかく買ったんだし読みました。
でも、中盤からはかなり面白かったです。多くの人が思うだろうけど、ギャルゲーやラブコメの漫画とかみてると『いや、こんなキャラ現実にいたらひくなあ』とか思ってる現実が絡んできます。そうなると、そんなシーンはゲームにないわけで、それぞれのヒロイン達の様々なアクションが起き主人公もゲーム通りとはいかなくなってくるわけです。
そしたら主人公のリアクションもゲームの主人公のリアクションをパクったわけじゃなくなり、ヒロインたちもそれぞれの個性がでてきます。
そこからはヒロインたちはもう機械じゃなくて一人のキャラクターとしてみれるようになりました。
中盤以降は構成もうまかったし、面白かったと思います。興味をもったかたは是非最後まで読んでみてください。
主人公の生活もなしにプロローグでいきなり世界改変の場面からスタート。自己紹介も大してなくついていけません。
その上、当たり前だけど元々ゲーム内にあったキャラを現実に呼び出したって設定なわけだから、そのキャラが何を言ってこっちがどう答えるべきかもわかってる。それって機械と同じじゃん、と読む前から思ってました。そしたら序盤はずばりその指摘の部分の感じだったから滅茶苦茶萎えました。正直読むのやめようかとも思いましたが、せっかく買ったんだし読みました。
でも、中盤からはかなり面白かったです。多くの人が思うだろうけど、ギャルゲーやラブコメの漫画とかみてると『いや、こんなキャラ現実にいたらひくなあ』とか思ってる現実が絡んできます。そうなると、そんなシーンはゲームにないわけで、それぞれのヒロイン達の様々なアクションが起き主人公もゲーム通りとはいかなくなってくるわけです。
そしたら主人公のリアクションもゲームの主人公のリアクションをパクったわけじゃなくなり、ヒロインたちもそれぞれの個性がでてきます。
そこからはヒロインたちはもう機械じゃなくて一人のキャラクターとしてみれるようになりました。
中盤以降は構成もうまかったし、面白かったと思います。興味をもったかたは是非最後まで読んでみてください。
VINEメンバー
タイトル通り。
ギャルゲーをやったことがある人なら一度は思う願望
「自分もゲームの主人公のような生活をしてみたい」
可愛い幼馴染が居て、なぜだか血のつながっていない兄弟が居て、学園のアイドルが居たり……
そんな羨ましい世界に、自分も行ってみたい!
その願望が叶った主人公。
ただし、自分がギャルゲーの世界に行くのではなく、自分の世界にギャルゲーのキャラ達が突然現れ始めた。
もちろん、ゲームのシナリオ通りに進んでいくのだが、現実世界にゲームの設定が全て適応されるわけではなく。
それが思わぬ方向に進んでいくのだが……
という感じでお話は進んでいきます。
本書の見どころは、ゲームが現実になったことによるリアルさだと思います。
例えば、ゲームでは立ち絵として眺めるだけだが、実際は触れたり、選択肢以外の会話をしたり、現実の生活を一緒に共にすることのリアルさ。
そんなリアルさが描かれており、読み手として引き込まれました。
そして、非常によく出来た作品で、久々に面白い小説に出会えました!!
ギャルゲーをやったことがある人なら、共感する部分も多いはず。
自分も色々なギャルゲーをやっていたので、読みながら夢が叶った主人公を羨みました。
ただ、ゲームはゲームであり、現実は現実。
その2つが合わさった世界で生きていきたいか?
本書を読み終わった時、必ずしも全員が「はい」とは言えない気がする。
その理由は本書でご確認下さい!
ギャルゲーをやったことがある人なら一度は思う願望
「自分もゲームの主人公のような生活をしてみたい」
可愛い幼馴染が居て、なぜだか血のつながっていない兄弟が居て、学園のアイドルが居たり……
そんな羨ましい世界に、自分も行ってみたい!
その願望が叶った主人公。
ただし、自分がギャルゲーの世界に行くのではなく、自分の世界にギャルゲーのキャラ達が突然現れ始めた。
もちろん、ゲームのシナリオ通りに進んでいくのだが、現実世界にゲームの設定が全て適応されるわけではなく。
それが思わぬ方向に進んでいくのだが……
という感じでお話は進んでいきます。
本書の見どころは、ゲームが現実になったことによるリアルさだと思います。
例えば、ゲームでは立ち絵として眺めるだけだが、実際は触れたり、選択肢以外の会話をしたり、現実の生活を一緒に共にすることのリアルさ。
そんなリアルさが描かれており、読み手として引き込まれました。
そして、非常によく出来た作品で、久々に面白い小説に出会えました!!
ギャルゲーをやったことがある人なら、共感する部分も多いはず。
自分も色々なギャルゲーをやっていたので、読みながら夢が叶った主人公を羨みました。
ただ、ゲームはゲームであり、現実は現実。
その2つが合わさった世界で生きていきたいか?
本書を読み終わった時、必ずしも全員が「はい」とは言えない気がする。
その理由は本書でご確認下さい!
2013年2月1日に日本でレビュー済み
ギャルゲーのヒロインが現実世界に現れて主人公がムフフとするわけではなく、現実のイレギュラー要素に振り回されながら問題を解決していく話。
正統派ラブコメなギャルゲーによって癖のあるラブコメ小説となっている気がする。
主人公に関してはヒロインの悩みを知ってるうえで放置するヘタレ、その悩みを抱えてる一人の幼馴染に喝を入れられて、すごいかっこよく普通の事をし始める。
姉に関してはぜんぜんハッピーな解決じゃなかったのも切ない。
次巻へと続くラストでもまた繰り返すのかって突っ込みたくなるね。
正統派ラブコメなギャルゲーによって癖のあるラブコメ小説となっている気がする。
主人公に関してはヒロインの悩みを知ってるうえで放置するヘタレ、その悩みを抱えてる一人の幼馴染に喝を入れられて、すごいかっこよく普通の事をし始める。
姉に関してはぜんぜんハッピーな解決じゃなかったのも切ない。
次巻へと続くラストでもまた繰り返すのかって突っ込みたくなるね。
VINEメンバー
タイトルからして主人公が異世界へ飛ばされる話と思いきや、逆でした。そして設定と現実のぶつかり合い。作者はシナリオライターもやられているとのことで、そちらの経験と知識がふんだんに生かされています。ダークな部分や矛盾した所などを上手くつなぎ合わせていて主人公と同じように考え込んでしまったり。そしてボリューム的には1巻完結してもおかしくはない盛り上がり方でしたが多少強引ではありますが次巻へと話が繋がれていますので、この時間を忘れて読み込める時間がまた訪れる事を期待します。