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ギガントマキア (ジェッツコミックス) Kindle版

三浦建太郎 (著)

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数億年に一度繰り返される地球規模の大災厄の彼方。その変わり果てた世界を舞台に語られる生命群の激突。神話の巨人を擁する帝国に、ただ一組の男女が挑む。男の名は「泥労守(デロス)」、女の名は「風炉芽(プロメ)」。彼らの目的と、この世界の成り立ちとは…?　圧倒的な想像力と筆力で描かれたSFロマン開幕!!

紙の本の長さ: 232ページ

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商品の説明

内容紹介

登録情報

フォーマット： Kindle版
ファイルサイズ： 153786 KB
出版社: 白泉社 (2014/7/29)
販売： 株式会社　白泉社
言語: 日本語
ASIN: B00MXM3Y88

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カスタマーレビュー

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星1つ		5

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トップカスタマーレビュー

おもしろい

投稿者まさる2017年7月8日

形式: Kindle版

ベルセルクでできない爽快、豪放、情の深い主人公が、拳で語り合う異種格闘技漫画。
きっちりまとめてしまっているので、続編はつらいかもしれないが、続きをぜひ読みたい！
もうベルセルクはリーダーアシさん(過去デビューしてたはず。見たことある。)にまかせて、こっちを展開してほしい！

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見事

投稿者GAWA2016年8月16日

形式: Kindle版

復讐などつまらない。
どこぞのガッ◯さんに教えてあげたいようなテーマの物語でした。
というか、作者自身が自分に問いてるのかな。

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面白かったですよ

投稿者もじもじ2016年5月10日

形式: コミック

ベルセルクも大体読みましたけど冊数も増えてだらけてるのできっぱり終わらせるなり数年休みますとかした方がいいんじゃないですかね。本人が描きたい物をその時ある熱量を全部費やして描いた方がいい結果が出るだろうし。
他の書いてる暇あったらベルセルク描けとか何様なんですかねｗ

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ベテランの良作

投稿者アマアマゾン太郎ゾン太郎2015年5月13日

形式: コミック

最近のベルセルクで不評な要素を寄せ集めたような作品だろうという否定的な先入観がありましたが、
予想外に面白くて逆に裏切られました。

王道のストーリーやキャラクターたちに、ウルトラマンやナウシカ、SFにプロレスと
彼の世代の文化をぶちまぜたような世界観ながら、
とてもうまくまとまっています。
舞台背景について作中では多くを語っていないのですが
断片的な情報から伝わってきたり、こんな短い話で伏線を張り、回収したり…
必要十分で明快な結末にと。

ストーリーがありがちなだけに、さらーっと読んでしまうと平凡に感じてしまうかもしれませんが、
これらを実現するにはとても優れたバランス感覚が必要なように思います。
なだけにベルセルクの苦戦に色々と考えさせられてしまいました。

ただこの作品について手放しで賞賛するつもりもなくて、
この作品ならではの突出した何かがあるわけでもありません。
そのためソツのない完成度が際立っていますが、
初期ベルセルクほど胸を打つものもやはり無いです。
鷹の団編で見せた巧みな心理描写は見る陰もありません。

また、彼の場合絵がうまいと言うよりも手間暇がすごいというタイプで
意図的なのかパースの狂いもまた迫力に繋がっているのですが、
巨大なもの同士の戦いというのを描こうとするとそれが裏目に出て、
立体感がなく嘘っぽくなり、相性が悪い気もしました。
こういうのを描くならもっと正確にするかデフォルメするかの方がいいんじゃないだろうか。
正確に描こうとして狂ってるという感じなので。
（いや十分すごい絵ですし、そもそも普通のマンガにはこんなこと言及しないんですが、
彼の絵の魅力を考えると言いたくなってしまいました。）

それでも最初から最後まですごくよくまとまった、ベテランの良作だとおもいます。

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1巻は設定紹介と違和感への慣れ期間。早く続刊を

投稿者sk_skVINEメンバー2014年8月1日

形式: コミックAmazonで購入

「作者が気分転換に描き出した漫画？」
というのが読み出す前の想像でした。
まあ実際読んでみてもそんな気もしますが。
ベルセルクが代表作で在らんと王道的作劇法に則って描いてるとすれば
こちらはそんな呪縛や枷を少し脱いで作者の趣味が出た娯楽寄り作品といった感が有ります。
ガッツの様な殺気憎悪等張り詰めた主人公とは打って変わり、脳天気とも言えなくも無い主人公が拍子抜けな程ですが、
昨今の漫画ではあまり見かけなくなった漢的な意思の遣り取りが良い感じです。
しかし、ちょっと、というか結構、自由に趣味に走り過ぎかと思われる所が散見しててベルセルクとのギャップに戸惑う事も有りますがこれはこれで娯楽として十二分に面白く、続編に期待してます。

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想像力の具現化に圧倒された

投稿者ベラちゃん2015年1月13日

形式: コミック

だいぶ未来の地球が舞台、亜人類と人類が共生している世界。
不思議な少女と筋肉モリモリの男の話。
人類側が亜人類をある目的のために蹂躙している。
その目的とは、大地の化身であるなぞの巨人を集めること・・・。

作者の三浦建太郎といえば、ベルセルクの作者なのでとても期待して読みました。
ベルセルクから既に完成された画力はこの作品でも健在で、１コマ１コマみっちりと
描かれていてとても興奮しました。こういう近未来SFは世界観の作り方が甘いと
ファンタジーなのかSFなのか、どちらでもなくなってしまい魅力が薄れるのですが、
やはりきちんと世界設定の構築をされているので、とても説得力が有りました。

シリアスな物語ですが、ユーモアも忘れておらず、とても贅沢な作品です。
出来ればあまり長編にならず、映像化可能なレベルでまとめていただきたいです。

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圧倒的画力で描かれる壮大な世界！

投稿者yakobure2014年8月1日

形式: コミック

自分も他の方々と同じくベルセルクファンで、ヤングアニマル本誌でこの作品が発表された際にはやはり
「ただでさえ掲載の遅いベルセルクでこんな寄り道してて大丈夫かよ…」とややネガティブな感想を抱きました。

しかし一度通読すると一つの短編としての完成度の高さに驚愕させられました。
画力は勿論、ファンタジーにSF的解釈を足した世界観、短編物らしくテンポよく進むストーリー、随所に見られる名作パロディが上手く混ざり読んでいてとても心地よい作品に仕上がっています。

特にベルセルクファンとしては主人公・泥労守の主義主張は、ネタバレになるので詳しくは書けませんがおそらく三浦先生自身もガッツとの対比を意識されたのではないかと考えさせられます。
私見ですが帯にある「やっておかねばならないこと」とは「ベルセルク」というでは絶対に言わせられないであろうこの部分を指しているのではないかと…
決して巨人プロレスが描きたかっただけでも幼女の放尿プレイが描きたかっただけでも無いのだという事が伝わってくるようです。

進撃の巨人との関連性が他の方からは指摘されていますが自分は「巨人」と言うワード以外には関連性は見出せませんでした。（自分は進撃の巨人に関してはあまり詳しくないですが…）
むしろ世界観はナウシカや諸星大二郎作品、巨人の設定は特撮やロボットもののテイストを感じます。

ベルセルクファンの方にはもちろんベルセルク特有の陰惨さもこの作品では鳴りを潜めているので、ベルセルクで苦手だなあと三浦健太郎作品を敬遠した方にも是非オススメです。
「三浦健太郎、未だ才能枯れず！」と感じられる事請け合いでしょう。

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作者の「負の感情」との対話から生まれたであろう、まさしく「癒し」の作品

投稿者ユーザー2015年4月2日

形式: Kindle版

ベルセルクの作者、三浦健太郎先生の、ベルセルク以外の作品。
多くの人が「はよベルセルク書け」と思っているなかの、別作品です。

ベルセルクはすでにダークファンタジーとして、長年連載されており、定評があり、ファンもあり、もはやその枠を変えることは出来ません。
そのため、年を重ねるとともに変化していく、書きたくなったこと、表現方法、考え方などを、ベルセルクに対応させることは出来ません。さぞフラストレーションがたまることでしょう。絵の書き込みに見られるように、仕事に対する職人気質は確かです。それがベルセルクのせいで、発揮できなくなっているわけです。

そんな中書かれたこの作品。はっちゃけてます。ベルセルクで書けない内容を、これでもかこれでもかと書き込んでいます。その中には、恐らく進撃の巨人にインスピレーションを受けたであろう、巨人同士のプロレスがあります。進撃の巨人の作者も、「ウルトラマン（は使えないから、巨人にした）の総合格闘技が書きたかった」といっていますから、インスパイア元はこれでしょう。それ以外の作品の可能性もありますが、最近の評判からみると、進撃の巨人かと思います。

しかし、総合格闘技ではなく、プロレスです。なぜプロレスなのか。そこにあるのは７０～８０年代の熱血スポコンだけではありません。憎悪、恨み、復讐などの、負の感情にとらわれる人々への、主人公泥労守(デロス)が考える、接し方なのです。そしてそれは泥労守(デロス)にとっての、生き方そのものなのです。

帝国により、聖虫(スカラベ)族は虐殺されました。夫は目の前で妻と娘を犯され、子は目の前で親を殺され、老人は自分より年下の家族が目の前で殺されるのを見させられてから殺された。
土地を奪われ、命を奪われ、家族を奪われ、誇りを奪われた人々。一民族、一集団として、完全に根付いた負の感情。そんな民族の最後のコロニーに泥労守は足を運びます。その目的は。そんな「憎悪の激流」の中で己の生き方を貫けるのか。そんな泥労守とともにある、風炉芽(プロメ)の目的は。

その答えは、ぜひお買い求めください。

最後に、ちょっとだけ、ベルセルクと関連したお話を。

泥労守(デロス)と風炉芽(プロメ)は、ベルセルクで言えば、ガッツとパックです。シリアスとギャグの担当は逆ですが。
だから、セルフパロディも豊富。たとえば、風炉芽のネクタルのくだりは間違いないでしょう。パックは妖精で、自分の鱗粉をガッツに振りかけて、傷を癒します。それがここではネクタルになってます。しかし何でネクタルを「あれ」にしたんだ・・・（笑）

それよりも、何よりも大きいパロディは、主人公と性格です。いいや、それはパロディ以上に、重要な意味があります。
泥労守の聖虫(スカラベ)族への対応です。
私は聖虫族をガッツとしてみてしまいました。正確には「復讐者としてのガッツ」です。
三浦先生は、「復讐者としてのガッツ」に対して、このギガントマキアで、問いかけているように感じました。
「すべてをなくしても、捧げてもでも、復讐を果たしたいか？」
「復讐の気を鎮め、未来をとるか？」
「０か１かしかないのか？　両方をとることはできないのか？」
「お前がほしいのは、グリフィスとキャスカの、どっちなんだ？」
というように。

もうガッツは、作者の手を離れて、一人で歩いているであろう存在です。そのガッツに、作者は問いかけ続けていたことでしょう。そこから、零れ落ちた対話の断片がひとつの形になったのが、このギガントマキアではないでしょうか。

もしガッツと泥労守(デロス)が出会ったら、泥労守(デロス)はどうするのでしょうか。ガッツはどう返すのか。
いいや、作者の頭の中では、すでに二人は出会っています。同じ作者から生まれた二人なのですから。その時、三浦先生は、何を考えていたのでしょうか。今何を考えているのでしょうか。それを空想するだけで、ベルセルクファンは何年でも待てます（笑）

三浦先生、無理せず、心と体に気をつけてください。
一ファンの長文、失礼しました。

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