１９７９年の大邱、高校生達の青春を描いてますが、ラブコメだけじゃなくて家族愛も友情も
思ってたよりずっ～と良いドラマでした。視聴前タイトルと時代背景がぱっとせずイ・ジョンヒョンssi
がキャストに名を連ねてたから観た作品。今から４０年程の設定ですが、こんなに封建的？それとも
韓国だから？ 高校での生活がまるで戦後間もない位に教師も体罰当たり前、強権的でビックリ。
後半から主人公達の悩み・葛藤・恋の行方・友情段々面白くなる。大邱テグの訛りなのか言葉も強くて
俳優さんは大変でしょうが、この訛りも良いんです。ジョンヒ(ボナ)が好きになるジン(ヨ・フェヒョン)は
ソウルから転校して来たヘジュ(チェ・ソジンssi)を想っていた。ジョンヒが合コンで出会ったドンムン
(ソ・ユンジュssi)、初めはダサくて？想定外の相手だった。ジンの父が警察署長、ヘジュ父を反政府事件の
危険分子扱い。ジンは父から反対されヘジュから離れ、後にジョンヒに好意を持つ事に。
私の一番好きなヨンチュン(ジョンヒョンssi)とヘジュ(チェ・ソジンssi)のカップル。街ではチンピラ扱いの
ヨンチュン、品行方正お嬢様のヘジュ、淡い恋で終わるのかと思ってた。でも切ないくらい真剣なヘジュ。
雨の校庭を走らされ今にも倒れそうなヘジュを優しく拭いて見つめ合い、泣くな･･･ ジョンヒョンssiに
やられた～って感じです。眼が凄く良い。このシーン＆カット、私の中ではハイライトシーンです！
全編を通して音楽も良いですよ。ダニーボーイやもう一曲、タイトルは知らないけど「親愛なる者へ」でも
使われてた曲。退学する事になったヘジュの為、ジョンヒが校内放送で流して送るシーン、ここも泣ける。
少し引っ掛かった政治色の差別・弾圧・危険分子etc･･･。４０年前の日本はこんな事はなかった筈。
「タクシー」を観たばかりですが、４０年前でも光州事件も天安門事件もあったから、私が平和ボケかな。
この作品、原題がランジェリー少女時代、変えてもキミに猛ダッシュ どちらも内容と合ってない気が。
放送８話・BOX１６話の短編の割には中身が濃くて色々思う処が有った。★５以上、お薦めのドラマです。
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