作品を読み進めるにつれて、
登場人物たち(あるいは作者の方)に妙な親近感というか、
人間としてのシンパシーを感じるような気がしました。
(こんな大変な人生は送っていないけれど)
その感覚を抱いたまま、あとがきを呼んだときに、
頭の中にビビっと衝撃を受けました。
『感受性の強さから来る苦悩と孤独には耐えがたいくらいにきつい側面がある。』
それでも面白おかしく生きていくには傲慢さを自覚しなければならない、とありました。
繊細で感受性が強く、いろいろなことに気がつく(いろいろなことが見える)反面、
それは自分への刃ともなるというか、その反動と戦いながら生きて来たような、
そんな方じゃないかと感じました。
そして、その感受性の強さから、(見えることによって)他人を見下しがちなところについても、
自分の中で葛藤しながら生きていくんだ、と受け取れるのではないかと思いました。
とにかく、この世の中にこんな『会話』ができる人というのは、
ほんとに有り難く、そう思うと同時に、こんな方がいたんだ、
と感謝のようなうれしいような、そんな気持ちになりました。
感受性の強い人へ、
読書が好きな人へ、
是非この1冊をおすすめします。
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キッチン (角川文庫) 文庫 – 1998/6/23
吉本 ばなな
(著)
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唯一の肉親であった祖母を亡くし、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居することになったみかげ。日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさに彼女は孤独な心を和ませていくのだが……。
- ISBN-104041800080
- ISBN-13978-4041800089
- 出版社角川書店
- 発売日1998/6/23
- 言語日本語
- 本の長さ200ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる―。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。
第166回芥川賞・直木賞 受賞作決定
登録情報
- 出版社 : 角川書店 (1998/6/23)
- 発売日 : 1998/6/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 200ページ
- ISBN-10 : 4041800080
- ISBN-13 : 978-4041800089
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,273位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
607 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年1月28日に日本でレビュー済み
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59人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年8月31日に日本でレビュー済み
表現やストーリー展開が面白く一気に読みました。
最近になって、日本語ではどんな表現だろうと購入しました。
独特の表現と世界感、繊細な表現とストーリー展開はやはり本場の日本語ならでは…。
薄い本ですが、表現と世界感に浸りなが丁重に文章を読んでます。
個人的には、ノーヘル文学賞かと言われる某作家さんより好きな作家さんの吉本はななさんでした。
Amazonで購入
最初ローマにいる時に、「ばばな吉本を知らない?日本人なのに…。彼女の作品は最高よ!」と言われたイタリア語で読んだのが初めです。
表現やストーリー展開が面白く一気に読みました。
最近になって、日本語ではどんな表現だろうと購入しました。
独特の表現と世界感、繊細な表現とストーリー展開はやはり本場の日本語ならでは…。
薄い本ですが、表現と世界感に浸りなが丁重に文章を読んでます。
個人的には、ノーヘル文学賞かと言われる某作家さんより好きな作家さんの吉本はななさんでした。
表現やストーリー展開が面白く一気に読みました。
最近になって、日本語ではどんな表現だろうと購入しました。
独特の表現と世界感、繊細な表現とストーリー展開はやはり本場の日本語ならでは…。
薄い本ですが、表現と世界感に浸りなが丁重に文章を読んでます。
個人的には、ノーヘル文学賞かと言われる某作家さんより好きな作家さんの吉本はななさんでした。
5つ星のうち5.0
繊細な表現が素晴らしい!
ユーザー名: セレス、日付: 2018年8月31日
最初ローマにいる時に、「ばばな吉本を知らない?日本人なのに…。彼女の作品は最高よ!」と言われたイタリア語で読んだのが初めです。ユーザー名: セレス、日付: 2018年8月31日
表現やストーリー展開が面白く一気に読みました。
最近になって、日本語ではどんな表現だろうと購入しました。
独特の表現と世界感、繊細な表現とストーリー展開はやはり本場の日本語ならでは…。
薄い本ですが、表現と世界感に浸りなが丁重に文章を読んでます。
個人的には、ノーヘル文学賞かと言われる某作家さんより好きな作家さんの吉本はななさんでした。
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殿堂入りベスト50レビュアー
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"ひとり寒いところでも、誰かがいてあたたかいところでも、私はおびえずにちゃんと見つめたい。台所なら、いいなと思う。"90年代に一世を風靡した本書は、少女漫画の影響を感じさせつつも、若者たちが自己を取り戻す姿が肯定的に、独特な言語感覚で描かれていてやはり素晴らしく魅力的。
個人的には、たまたまつけたテレビで"国別有名な日本人ランキング"といった番組を眺めていた時に、イタリアで有名な日本人として、著者が紹介されていたのを見て、随分と久しぶりに本書を手にとったわけですが。確かに指摘された女性漫画家の大島弓子の作品世界の影響は感じつつも、死別に対する3つのそれぞれの対面が描かれている本書からは、時折はっとさせられる端々の言葉の選び方はもちろん、常に【接続させられている現在】とくらべて、不便さというよりは、今はむしろ解放とすら思える【誰かと再び出会えること】それ自体に対する素朴な喜びが伝わってきて、なんとも気持ちよい読後感でした。
80年代後半から90年代に青春時代を過ごした誰かに、また古きよき少女漫画の世界観を追体験したい誰か、はたまたイタリア好きな誰かにも変化球的にオススメ。
個人的には、たまたまつけたテレビで"国別有名な日本人ランキング"といった番組を眺めていた時に、イタリアで有名な日本人として、著者が紹介されていたのを見て、随分と久しぶりに本書を手にとったわけですが。確かに指摘された女性漫画家の大島弓子の作品世界の影響は感じつつも、死別に対する3つのそれぞれの対面が描かれている本書からは、時折はっとさせられる端々の言葉の選び方はもちろん、常に【接続させられている現在】とくらべて、不便さというよりは、今はむしろ解放とすら思える【誰かと再び出会えること】それ自体に対する素朴な喜びが伝わってきて、なんとも気持ちよい読後感でした。
80年代後半から90年代に青春時代を過ごした誰かに、また古きよき少女漫画の世界観を追体験したい誰か、はたまたイタリア好きな誰かにも変化球的にオススメ。
2018年8月19日に日本でレビュー済み
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一気読みしちゃったし、文章も嫌いではないし、面白かったんだけど、あとをひかない読後感。内容のわりに妙にさっぱりした作品に感じられた。
まだ「ほんとに身近な人」を亡くした経験が無いからなのかな?
幸い、電子書籍で購入したので、今後何年も寝かせておいて、またいつか読んでみようかなと思った。
でもちょっと、「3つめの話は要らなかったかも」と感じた。キッチン2つだけで余韻を味わいたかったような、なんかちょっと残念な気がしないでもなかった。
まだ「ほんとに身近な人」を亡くした経験が無いからなのかな?
幸い、電子書籍で購入したので、今後何年も寝かせておいて、またいつか読んでみようかなと思った。
でもちょっと、「3つめの話は要らなかったかも」と感じた。キッチン2つだけで余韻を味わいたかったような、なんかちょっと残念な気がしないでもなかった。
ベスト500レビュアー
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これは、ファンタジーだと思います。
ファンタジーとはなにも、
『剣と魔法』とか、
『冒険』とか、『モンスター』とか、
そんなのが出てこなくても、
そこに夢や奇跡があれば、
成立するものだと、ぼくは思います。
悲劇のために用意された唐突な死や、
あまりにもあからさまな奇跡的現象。
なんの説明も前触れもなく、
説明のつかないできごとが、
登場人物や物語の、
ひいては作者の都合で急に発現するので、
それが受け入れられないと、
楽しめないかもしれません。
意外性と行き当たりばったりも、
それが本当はどっちだったにしろ、
受ける印象は人それぞれですし、
その不安定さ、
よく言えば絶妙なバランスも、
この作品、または作家様の、
特徴なのかもしれません。
今読むと、
たぶん昔の作品なので、
あまり古さは感じないとしても、
この作品の上に、
年数ぶん積み重ねられた表現のせいで、
新鮮さは感じないだろうとも思います。
でも、
心を開いて素直に丁寧に読めば、
たぶん楽しめます。
短編が3本、
同じくらいの分量で入っています。
2本は続編ですが、
3本目も、似てるっちゃ似てますので、
少し記憶がごっちゃになって、
ああ、あの登場人物は、
こっちにはいないのかと、
苦笑したこともありました。
でも、とても楽しい読書時間を、
著者様には与えていただきました。
感謝いたします。
もちろん新品で、ちゃんと買っています。
だから、好き勝手に、
ナマイキを言いました。
なきゃダメな本でもないけど、
現代では、かわりになる、
もっと素直に、
簡単に楽しめる本もありそうだけど、
でも、買ってよかったです。
だって、楽しかったから。
内容は、悲しい話ですけどね。
悲劇と喜劇は裏表一体で、
悲劇をあまりに悲劇として用意すると、
逆に喜劇っぽくもなります。
死ぬんかい、と、突っ込んだりとか。
ベタな死にかただなぁと呆れたりとか。
それも、物語の、
悲劇の楽しみかたのひとつです。
この短編集には、
そんな作品がポン、ポン、ポンと、
3つ、キレイに並べられています。
ファンタジーとはなにも、
『剣と魔法』とか、
『冒険』とか、『モンスター』とか、
そんなのが出てこなくても、
そこに夢や奇跡があれば、
成立するものだと、ぼくは思います。
悲劇のために用意された唐突な死や、
あまりにもあからさまな奇跡的現象。
なんの説明も前触れもなく、
説明のつかないできごとが、
登場人物や物語の、
ひいては作者の都合で急に発現するので、
それが受け入れられないと、
楽しめないかもしれません。
意外性と行き当たりばったりも、
それが本当はどっちだったにしろ、
受ける印象は人それぞれですし、
その不安定さ、
よく言えば絶妙なバランスも、
この作品、または作家様の、
特徴なのかもしれません。
今読むと、
たぶん昔の作品なので、
あまり古さは感じないとしても、
この作品の上に、
年数ぶん積み重ねられた表現のせいで、
新鮮さは感じないだろうとも思います。
でも、
心を開いて素直に丁寧に読めば、
たぶん楽しめます。
短編が3本、
同じくらいの分量で入っています。
2本は続編ですが、
3本目も、似てるっちゃ似てますので、
少し記憶がごっちゃになって、
ああ、あの登場人物は、
こっちにはいないのかと、
苦笑したこともありました。
でも、とても楽しい読書時間を、
著者様には与えていただきました。
感謝いたします。
もちろん新品で、ちゃんと買っています。
だから、好き勝手に、
ナマイキを言いました。
なきゃダメな本でもないけど、
現代では、かわりになる、
もっと素直に、
簡単に楽しめる本もありそうだけど、
でも、買ってよかったです。
だって、楽しかったから。
内容は、悲しい話ですけどね。
悲劇と喜劇は裏表一体で、
悲劇をあまりに悲劇として用意すると、
逆に喜劇っぽくもなります。
死ぬんかい、と、突っ込んだりとか。
ベタな死にかただなぁと呆れたりとか。
それも、物語の、
悲劇の楽しみかたのひとつです。
この短編集には、
そんな作品がポン、ポン、ポンと、
3つ、キレイに並べられています。
2021年2月28日に日本でレビュー済み
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よしもとばななさんは、体は全部知っている、デッドエンドの思い出、アルゼンチンババア、初恋、ハードボイルドハードラック、悲しい予感、白川夜船と少しずつ読み進めてきました。3年前からです。それまで小説なんか読もしなかった自分が、ばななさんの本はすーっと心に入ってきて、読む前は落ち込んでいても。読み終わったらとても優しい気持ちになっていて、不思議だな、すごいな、と思って何冊も読むようになりました。ばななさんの言葉には、浄化作用があります。キッチンはとても有名な作品でしたし、読んでおかねば!と電子書籍で購入。読んだ感想は、ばななさんの初期の作品ということで、若さが光るというか、文章もより話し言葉に近くかわいらしく、みずみずしい若い感性がそのままぎゅっと詰まっていてとてもよかったです。ばななさんの大切にしていることが、とても好きで、助けられます。これからも読み続けます!と言うか愛してます!
2017年11月25日に日本でレビュー済み
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この本は私が中学生くらいの時から何度も学校でお薦めされた本でした。
本の内容が推測し辛い「キッチン」という題名や学校でお薦めされた本ということもあって、私は勝手に古典のような小難しい内容を想像していました。
大学生になって、初めてこの本を読みましたが、全く難しくなかったです。
私が中学生の時に読んでも、読破できたと思います。
内容は面白かったですが、私は少し物足りないような気もしました。
中学生くらいの人が読むと、この本から色々な刺激を受けれるのではないかと思いました。
本の内容が推測し辛い「キッチン」という題名や学校でお薦めされた本ということもあって、私は勝手に古典のような小難しい内容を想像していました。
大学生になって、初めてこの本を読みましたが、全く難しくなかったです。
私が中学生の時に読んでも、読破できたと思います。
内容は面白かったですが、私は少し物足りないような気もしました。
中学生くらいの人が読むと、この本から色々な刺激を受けれるのではないかと思いました。
2018年7月15日に日本でレビュー済み
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このレビューは前半ネガティブです。
文体が好きになれず、読むのをやめようと思った。描写が時に過剰かつふわふわしてて気持ち悪い。
肝となる食事を作り振る舞うシーンも、うっとりさせるものはなかった。
序盤の印象としては、全体的に温かな物語かと。
しかし、突然の暴力。死の匂い。
メルヘン寄りなトーンが次第に影を落とす。私はそこから引き込まれた。
登場人物たちはそこから生命の煌めきを、強さを絞り出す。再生の物語になり、読み手の胸を打つ。
教訓めいたもの、前に進むために助けになるかもしれないセンテンスも散りばめられている。中盤以降にハイライトを引いた箇所は多かった。
文体が好きになれず、読むのをやめようと思った。描写が時に過剰かつふわふわしてて気持ち悪い。
肝となる食事を作り振る舞うシーンも、うっとりさせるものはなかった。
序盤の印象としては、全体的に温かな物語かと。
しかし、突然の暴力。死の匂い。
メルヘン寄りなトーンが次第に影を落とす。私はそこから引き込まれた。
登場人物たちはそこから生命の煌めきを、強さを絞り出す。再生の物語になり、読み手の胸を打つ。
教訓めいたもの、前に進むために助けになるかもしれないセンテンスも散りばめられている。中盤以降にハイライトを引いた箇所は多かった。
他の国からのトップレビュー
Private Commentator
5つ星のうち5.0
Arrives ahead of time.
2019年9月14日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Great little booklet. Arrived way ahead of time. Amazon doesn't update that its already been delivered.
Russ
5つ星のうち5.0
Five Stars
2015年2月23日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This was a gift and the recipient loved it.
Tornike Kikacheishvili
5つ星のうち5.0
Great Quality!
2019年7月12日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Book was delivered greatly wrapped, without any damage and scratch. Good Quality.








