ついに始まった大学選抜戦、本巻では緒戦のこっつん作戦の崩壊からプラウダ勢の決死の奮戦、そしてカール自走臼砲を巡る攻防戦までが描かれます
読み手側が何度も劇場版を見返したという前提で、その物語の隙間を掘り下げてゆくのが本作の特徴ですが、今回もそれは徹底しており
原作では台詞もほぼ無くカールの一撃に沈んだ、小梅さんや直下さんこと小島さんの試合に対する思いと絶望、そして「撃破された自分が、まだ出来ること」
あるいは隊長であるカチューシャを逃がすために次々と散ってゆくクラーラやニーナ、ノンナの思いや決断が(劇場版本編では触れられていないにも関わらず)、確かにこう思って挑んだのだろうなという説得力をもって伝わってきます
巻数を重ねるごとに描写が丁寧になってゆく本作、今からでも読み始めるには遅くない良質なスピンオフです
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