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[淡波亮作]のガラスたちの永遠

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商品の説明

内容紹介

著者初の恋愛小説にして不思議な香りのするSF短編小説です。
主人公永美(えいみ)は三十歳。高校を卒業して以来ずっと、勉強をせずに大人になったことを後悔していた。
もう遅い、と何度思いとどまったことだろう。だが、三十歳という一区切りの迫っていることが、永美の背を押した。このまま、無知なおばちゃんとして老けてゆくのだけは避けたかった。

そして入学したS大学で、若き天才的な教授、市田瞬と出会う。
同い年、しかも同じ誕生日と知った二人は、瞬く間に恋に落ちた。
そしてその一瞬は、市田の研究テーマである《メタモルフォーゼと永遠の命》と、絡み合い、もつれ合いながら永美の人生を翻弄していくのであった。

■■■ 立ち読みコーナー ■■■



「主に変態だよ、私のテリトリーは」
「ヤダ、変態? 痴漢とかロリコン?」
 永美(えいみ)は我が耳を疑い、苦笑いを浮かべながら市田(いちだ)教授の知的な瞳を窺った。市田教授はそれに応えるように、同種の苦笑いを浮かべその瞳を閉じた。
「その『変態』じゃない、メタモルフォーゼだよ、生物学でいうところの変態」
「メタモルフォーゼ? ケプラーズとかの?」
「なんだいそれ?」
「あ、知らないんだ? SFで、あるの、人類が地球を滅ぼしちゃって、ケプラーなんとかって星に移住して。で、いろいろあるんですけど、最後は星の環境に適合するためとかって、そのメタモルフォーゼでお猿になっちゃう。先生の言う変態って、そういうやつでしょ」
「猿に?」
「うん、地球の猿じゃないんだけど、猿みたいな現住生物っていうのに」
「ふーん……」市田教授は窓の外に目をやる。「アレだな、ケプラーっていう有名な天体望遠鏡があったね。確か、その望遠鏡で発見された惑星はケプラーの何番って命名されるんだったかな」
「へえ、本当にあるんだ。さすが、お堅いことには詳しいんだね」
「お堅い、ね。で、そのケプラーズってのは面白いのかい」
「うん、すっごい面白い。でもその最後のメタモルフォーゼがナゾなのよね、賛否両論ってヤツで」
「どうしてそんなものを読んだの?」
「ううん、本は苦手。映画で観たの、低予算のB級映画。でも界隈じゃ、それなりに評価されたんだってシンジが……あ、ごめんなさい、昔の、彼──」
 そう小さく言い添えると、永美は小さく舌を出した。市田教授は研究室の窓を開け放ち、大きく深呼吸した。
「気にしてないよ。昔のことは昔のこと。今の永美にしか、いや、今と将来の永美にしか興味ないから」
「先生──」
 永美は市田教授の白衣の袖をそっと摘み、肩口に頬を当てた。

 永美は思い出していた。この人と恋に落ちたのは、やっぱりきっと、運命なのだ。そうでなければこんなこと、あり得ないではないか、と。
 ──もちろんそれは、永美の都合の良い思い込みだ。

 永美は社会人入試で、三十歳になる直前にS大学に入学した。高校を卒業して以来ずっと、勉強をせずに大人になったことを後悔していた。もう遅い、と何度思いとどまったことだろう。だが、三十歳という一区切りの迫っていることが、永美の背を押した。このまま、無知なおばちゃんとして老けてゆくのだけは避けたかった。元々、何かを学ぶことは嫌いではなかった。やり残したこともあった。だが、高校生の頃は青春を謳歌するのに夢中で、学業の大切さなど、思い至ることなどなかった。

 市田教授は若くしてS大学の教授職にまで上り詰めたエリートだ。いや、エリートというのは語弊があるかもしれない。彼の研究はこの上なくニッチで、ライバルなどいなかった。しかも、学長がたまたま昆虫オタクだったから、彼の業績を実際以上に評価したのであろう。学長にも打算はあった。もし本当に市田の研究が日の目を見たとしたなら、人間の暮らしを根底から変革させるに足るものであったのだ。どう考えても夢物語にしか過ぎないものではあったが。
 ──あの時までは。

  (続きは電子書籍でどうぞ!)

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 2136 KB
  • 紙の本の長さ: 52 ページ
  • 同時に利用できる端末数: 無制限
  • 出版社: Newday Newlife 出版部 (2016/1/6)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B019Y2B4FE
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効
  • X-Ray:
  • Word Wise: 有効にされていません
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