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[塩原俊彦]のガスプロムの政治経済学(2013年版)

ガスプロムの政治経済学(2013年版) Kindle版


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価格
新品 中古品
Kindle版, 2013/9/13
¥ 1,988

商品の説明

内容紹介

もう3年ほど前に、「ロシアを揺るがすガス問題」という拙稿を岩波書店の『世界』2010年10月号に掲載した。シェールガス革命によって、世界有数のエネルギー企業である、ロシアの国営企業ガスプロムが打撃を受け、それがロシア政府の外交などにも影響を与えることに注目した論考であった。この論文をこの時期に読んだビジネスマンがいたとすれば、商売上、ビジネスチャンスに遭遇しえたのではないか。あるいは、優れた外交専門家であれば、この変化を先取りする形で日本外交の政策変更につなげることができたのではないか。優れた分析家はこうした形で社会に貢献しなければならないというのが筆者の基本的スタンスだ。
 こうした姿勢を貫く形で、ガスプロムについて筆者だけでも、過去に数多くの研究成果を発表してきた(1)。その一部については、ハーバード大学のマーシャル・ゴールドマン教授がその著書(Petrostate, Oxford University Press, 2008)のなかで、紹介してくれている。
だが、巨大企業であるだけに、その全容を的確に分析してきたとは言えない。そこで、本書において、ガスプロムを改めて分析の俎上にのせ、ガスプロムのかかえている数々の問題点を明らかにしたい。ガスプロムの基本的な情報については、註(1)に示した拙稿「ガスプロム」に詳しいので、ここでは、その応用編として、ガスプロムが最近、直面している天然ガスの需給バランスやガス価格形成にかかわる問題、パイプライン(PL)敷設戦略、さらに、経営指標などについて詳しく分析する。いずれも経済的側面に重点をおいた分析だが、加えて、プーチン大統領によるガスプロムの「私物化」という政治的側面についても考察したい。全体として、ガスプロムがかかえている問題点を明らかにすることで、今後、ロシアが解決すべき政治経済学的方向性も鮮明になるのではないかと期待している。
本書は、主として経済分析を行う第1章と、政治分析を行う第2章からなる。第1章においては、いわゆるシェールガス革命後、ガスプロムが迫られている課題について、経済的考察を通じて明らかにしようとしている。埋蔵量、採掘量の現状分析はもちろん、とくに、外貨獲得につながるガス輸出をめぐって、パイプライン(PL)による輸出、液化天然ガス(LNG)化したうえでの輸出に分けて詳しく分析している。サウスストリーム、ノルドストリームなどのPLはロシアの外交を考えるうえでも重要な役割を果たしており、本書における重要な考察部分である。
 ほかにも、ガスプロムがかかえる国内問題として、国内価格の設定問題や鉱物資源採掘税などの課税問題なども取り上げる。ガスプロムをより包括的に論じるためには、こうした問題こそきわめて重要であると注意喚起したい。
 第2章では、ガスプロムの重役会のメンバー、ガスプロムに関連する人脈に焦点をあてることで、人間関係に基づく政治的問題について分析する。ロシアの政治経済に大きな影響力をもつガスプロムを理解するためには、こうした人的関係を深く洞察することが求められていると強調しておきたい。
冒頭に紹介したように、本書はロシアの政治・経済・社会の中期的な展望を可能にすることを意図しながら書かれている。ゆえに、心あるビジネスマン、政治家、ジャーナリスト、外交官らに多くのヒントを含んでいる。400字換算で500枚を超える大分の書だが、熟読をお願いしたい。
 なお、この電子出版は『ロシアの最新国防分析(2013年版)』につぐ、2冊目の電子出版にあたる。今後、同書と同じく、2~3年ごとに改定版を上梓し、ガスプロム研究を継続していく方針である。こうすることで、ロシアの政治経済の変化をより明確に明らかにしていきたいと考えている。世界はいまグローバリゼーションのもとで、地球規模の連動性のもとにあるから、世界全体に対する関心も必要になる。これについては、2013年12月に刊行予定の拙著Anti-Corruption Policies(丸善プラネット)を参照してほしい。英語で書かれたものだが、世界史全体を展望するという視角が提示されており、ロシア情勢を読み解くための視線を示している。


2013年9月7日
                                 塩原 俊彦






































はじめに
もくじ

第1章 経済的側面からの考察
  1. 天然ガスの確認埋蔵量と需給バランス
  2. ガスプロムのガス輸出
(1) パイプラインによる輸出
 ①ノルドストリーム
 ②サウスストリーム
      ③ウクライナ
 ④ベラルーシ
⑤ Nabucco
(2) LNGによる輸出
(3) 輸出を確保するためのガス輸入・買付と再販
      ①トルクメニスタン
      ②ウズベキスタン
      ③カザフスタン
    (4) LNGの国内利用
3. 経営指標
4. 国内ガス価格の引き上げ問題
5. ノヴァテクの育成

第2章 政治的側面からの考察
  1. ガスプロムの重役会メンバー
(1) アレクセイ・ミレル
(2) ワレリー・ゴルベフ
(3) アンドレイ・クルグロフ
(4) ヴィタリー・マルケロフ
    (5)ヤロスラフ・ゴルコ

  2. ガスプロムの外部人脈とプーチン
(1) ゲンナジ・ティムチェンコ
(2) ローテンベルグ兄弟
(3) ヴィクトル・フマリン
(4) ユーリー・コヴァリチューク
(5) アリシェル・ウスマノフ
(6) ニコライ・シャマロフ

終章 結びにかえて






図表

第1章
 図1-1 ロシアにおけるガス価格の新フォーミュラ(2011年)
 表1-1 ガスプロムの輸出ガスPLと輸送能力
 表1-2 欧州(トルコを含む)のロシア産天然ガスへの依存状況(単位:10億㎥, 2011年[暫定値])
 表1-3 ノルドストリーム、サウスストリーム、Nabuccoの比較
 表1-4 サウスストリームの区域ごとの参加者、長さ、投資額
 表1-5 ウクライナおよびベラルーシへのガスプロムグループによるガス販売量の推移(単位:10億㎥)
 表1-6 カスピ海の天然ガス輸出プロジェクト
 表1-7 中央アジアおよびアゼルバイジャンからのガスプロムによるガス買付と見通し
 表1-8 ガスプロムの業績推移
 表1-9 ガスプロムの投資プログラム(単位:10億ルーブル)
 表1-10 主要国営企業および民間企業の配当と配当性向
 表1-11 鉱物資源採掘税の税率の推移(1000㎥あたりの納税額, 単位:ルーブル)
 表1-12 ロシアにおけるガス販売平均価格(付加価値税、物品税、関税を含まず, 単位:ルーブル/1000㎥)

第2章
 表2-1 ガスプロム重役会メンバー(2013年4月1日現在)
 表2-2 ティムチェンコの帝国
 表2-3 国家保有株の売却計画

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 3779 KB
  • 紙の本の長さ: 247 ページ
  • 出版社: 塩原俊彦; 2013年版版 (2013/9/13)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00F8ZHIYI
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効
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