三島海雲という人物を知りませんでしたが、表紙がかっこうよかったので書店で手に取りました。
また子どものころカルピスが好きだったので、興味を惹かれました。
本書の主人公三島海雲は僧侶で、教師として中国にわたり、会社をつくってモンゴルに向かいます。
そこで、カルピスのもとになる乳製品と出合うわけですが、その間、彼は日清戦争、日露戦争、辛亥革命と近代史の事件に直面します。
三島海雲の人生読みながら、日本史の一側面を読んでいるような気分になりました。
とはいえ、著者の旅とうまく結びつけて書かれているので、歴史評伝にありがちな堅さ、難しさはありません。
あっという間に読んでしまいました。
カルピスにはこんな歴史があったのか。久しぶりにカルピスを買いに行こうと思いました。
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