私はデジタルイラストを十年ほど描いていて
絵の技術の勉強のために、作業の傍らイラストレーターの方の生配信をよく見るのですが
そこでプロの方が絶賛してるのを見て興味を持ち、4千円の本はやや高いですが思い切って購入しました。
感想としては、4千円が惜しくない素晴らしい内容でした。
ただ、他の方も書かれている通り実践というよりは座学の本に近いです。
絵を描く上での色に対する基礎的な見方、考え方を書いているもので、直接的な絵の技法を教えるものではありません。
ですので、これから絵を描きたいという初心者や、絵を描きはじめの人が欲しいような
”即役に立つ具体的なノウハウ”はないので、そういうものを求めてる人が読んでも物足りないかもしれません。
この本はむしろ、そういうノウハウを理解し使いこなすための教養を得る本です。
私は絵を学校などで専門的に習ったことがないので、
長く描いている故に見栄えよくまとめるための色々なノウハウは知っているものの、
それらはあくまで経験則で”そうするとなんとなく良くなる”という感じで理屈としては消化しきれてない部分が多々ありました。
技術に枝葉はあるけど根っことなるものがないような状態です。そういう枝葉に根となる知識を与えてくれる本です。
読み進めるほどに、ああアレはつまり突き詰めていくとこういう理屈に基づいていたのか!
じゃあこの場合はこう調整するべきだし、こういう場合には向かないんだろうなと言う感じで
いろんな技法や見せ方に対する理解が深まっていきます。
自分の技術に限界を感じるなぁ
美大に行ったことないし、ちゃんとした美術教室を探して一度しっかり絵を習ったほうが良いのかなぁ…と
自分の絵描きとしての土台の弱さにコンプレクスを感じている方は、読んで損のない本です。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。