『小説すばる』に掲載した三篇と書下ろし三篇、計六篇を収めた処女作品集。
文体にバラつきがあり、出来不出来に差があるものの、アラサ―前後の女性に限らず、かなり広い層でもそこそこ楽しめそう。
「いとうちゃん」はさして面白いとは思えないが、デブ専男は意外と多く、自分もその気(け)がある。
“痩せたら綺麗になる”という幻想は捨てて然るべきであり、立川談志も「肥ったブスか、痩せたブスかの違いでしかねえよ」と。
「ジャム」は気色悪い近未来物っぽく、ロシアの変態作家ソローキンの二番煎じ風。
再読には細(ささ)やか勇気が必要で、フェティシズムを題材にした「完熟」にも共通するが、こういうものを書く資質にこそ著者における未来への可能性が潜んでいるかも。
「拭っても、拭っても」は2018年のデビュー作、この作品が最も人口に膾炙しそう。
友人美智子との会話なんか、著者がかつて所属していた乃木坂46などのメンバーが裏で話していそうなネタ。
しかし、三十男の元彼である高之とその母親の酷さは、主人公ゆりがあれだけ深く先方の家族と関わっていれば、しっかり本人に伝わっていたはず。
如何にも予想が付かなかったという展開には、無理があると思うよ。
まあ、ラストは少し救われるけれどもさ。
新品:
¥660¥660
ポイント: 30pt
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カモフラージュ (集英社文庫) 文庫 – 2021/5/20
松井 玲奈
(著)
購入オプションとあわせ買い
いつもより荷物の重い日が好きだ。 お昼の弁当に加えても、もう二つ、夜に彼と食べる用の弁当を作る。食べる場所は決まって“ホテル”で ──「ハンドメイド」。
僕のお父さんは一人じゃない。お父さんの後ろには、真っ白な顔のお父さんたちが並んでいる ──「ジャム」。
恋愛からホラーまで、松井玲奈が見つめる“人間模様”を描く、鮮烈なデビュー短編集が待望の文庫化。
単行本収録作品6編に文庫書下ろしの「オレンジの片割れ」を加えた全7編を収録。
<著者プロフィール>
松井玲奈(まついれな)
女優。1991年7月27日生まれ。愛知県豊橋市出身。
僕のお父さんは一人じゃない。お父さんの後ろには、真っ白な顔のお父さんたちが並んでいる ──「ジャム」。
恋愛からホラーまで、松井玲奈が見つめる“人間模様”を描く、鮮烈なデビュー短編集が待望の文庫化。
単行本収録作品6編に文庫書下ろしの「オレンジの片割れ」を加えた全7編を収録。
<著者プロフィール>
松井玲奈(まついれな)
女優。1991年7月27日生まれ。愛知県豊橋市出身。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2021/5/20
- 寸法10.5 x 1.2 x 15.2 cm
- ISBN-104087442446
- ISBN-13978-4087442441
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2021/5/20)
- 発売日 : 2021/5/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4087442446
- ISBN-13 : 978-4087442441
- 寸法 : 10.5 x 1.2 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 167,770位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2022年11月14日に日本でレビュー済み
『小説すばる』に掲載した三篇と書下ろし三篇、計六篇を収めた処女作品集。
文体にバラつきがあり、出来不出来に差があるものの、アラサ―前後の女性に限らず、かなり広い層でもそこそこ楽しめそう。
「いとうちゃん」はさして面白いとは思えないが、デブ専男は意外と多く、自分もその気(け)がある。
“痩せたら綺麗になる”という幻想は捨てて然るべきであり、立川談志も「肥ったブスか、痩せたブスかの違いでしかねえよ」と。
「ジャム」は気色悪い近未来物っぽく、ロシアの変態作家ソローキンの二番煎じ風。
再読には細(ささ)やか勇気が必要で、フェティシズムを題材にした「完熟」にも共通するが、こういうものを書く資質にこそ著者における未来への可能性が潜んでいるかも。
「拭っても、拭っても」は2018年のデビュー作、この作品が最も人口に膾炙しそう。
友人美智子との会話なんか、著者がかつて所属していた乃木坂46などのメンバーが裏で話していそうなネタ。
しかし、三十男の元彼である高之とその母親の酷さは、主人公ゆりがあれだけ深く先方の家族と関わっていれば、しっかり本人に伝わっていたはず。
如何にも予想が付かなかったという展開には、無理があると思うよ。
まあ、ラストは少し救われるけれどもさ。
文体にバラつきがあり、出来不出来に差があるものの、アラサ―前後の女性に限らず、かなり広い層でもそこそこ楽しめそう。
「いとうちゃん」はさして面白いとは思えないが、デブ専男は意外と多く、自分もその気(け)がある。
“痩せたら綺麗になる”という幻想は捨てて然るべきであり、立川談志も「肥ったブスか、痩せたブスかの違いでしかねえよ」と。
「ジャム」は気色悪い近未来物っぽく、ロシアの変態作家ソローキンの二番煎じ風。
再読には細(ささ)やか勇気が必要で、フェティシズムを題材にした「完熟」にも共通するが、こういうものを書く資質にこそ著者における未来への可能性が潜んでいるかも。
「拭っても、拭っても」は2018年のデビュー作、この作品が最も人口に膾炙しそう。
友人美智子との会話なんか、著者がかつて所属していた乃木坂46などのメンバーが裏で話していそうなネタ。
しかし、三十男の元彼である高之とその母親の酷さは、主人公ゆりがあれだけ深く先方の家族と関わっていれば、しっかり本人に伝わっていたはず。
如何にも予想が付かなかったという展開には、無理があると思うよ。
まあ、ラストは少し救われるけれどもさ。
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2020年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まずは、買ってみて良かった。読んでみて、松井玲奈という人が、本当に本を読んできた、それも文学作品を読んできた人なのだということが分かる、そんな作品だと思います。
様々な題材をベースにした作品で、多才さを感じる一方で、こんなに色々な引き出しを出し切っちゃって、次大変じゃない?と思うのですが、連載もされているとのこと、恐れ入りました。「100万円の女たち」というドラマで、文学が好きな文豪の娘の役をしていたが、それがちっとも違和感がなかったので、本作品を読んでストンと落ちた感じです。
これからもコソッと、作品を応援していきたいと思う。
様々な題材をベースにした作品で、多才さを感じる一方で、こんなに色々な引き出しを出し切っちゃって、次大変じゃない?と思うのですが、連載もされているとのこと、恐れ入りました。「100万円の女たち」というドラマで、文学が好きな文豪の娘の役をしていたが、それがちっとも違和感がなかったので、本作品を読んでストンと落ちた感じです。
これからもコソッと、作品を応援していきたいと思う。
2019年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話題の本なので何となく購入してみました。
「元SKEの松井玲奈さんの本」としてどんなものかなという程度の興味でした。
しかし!
第一編「ハンドメイド」からグイグイと引き込まれました。
油断禁物です。「元SKEのメンバー」の本ではない。新人小説家が熱量を持った文章で迫ってきます!
本作は短編集なのですが、それぞれ全く地が味付けなので読者の方々それぞれに好きな短編が見つかると思います。
私は「ハンドメイド」が好きです!
少しだけ本文をご紹介すると「ビー玉」を使った心理描写があり、私はこれが好きでした。
設定も私(アラフォー)には何となく心当たりのある物語で、何となくあの時の女心を今知ったという気持ちになりました。
ネタバレになってしまうので全て語れないのは残念。全編通して文章表現が洗練されていて良かったです!
「元アイドル」という先入観を持たないほうが良いです。オススメ!
「元SKEの松井玲奈さんの本」としてどんなものかなという程度の興味でした。
しかし!
第一編「ハンドメイド」からグイグイと引き込まれました。
油断禁物です。「元SKEのメンバー」の本ではない。新人小説家が熱量を持った文章で迫ってきます!
本作は短編集なのですが、それぞれ全く地が味付けなので読者の方々それぞれに好きな短編が見つかると思います。
私は「ハンドメイド」が好きです!
少しだけ本文をご紹介すると「ビー玉」を使った心理描写があり、私はこれが好きでした。
設定も私(アラフォー)には何となく心当たりのある物語で、何となくあの時の女心を今知ったという気持ちになりました。
ネタバレになってしまうので全て語れないのは残念。全編通して文章表現が洗練されていて良かったです!
「元アイドル」という先入観を持たないほうが良いです。オススメ!
話題の本なので何となく購入してみました。
「元SKEの松井玲奈さんの本」としてどんなものかなという程度の興味でした。
しかし!
第一編「ハンドメイド」からグイグイと引き込まれました。
油断禁物です。「元SKEのメンバー」の本ではない。新人小説家が熱量を持った文章で迫ってきます!
本作は短編集なのですが、それぞれ全く地が味付けなので読者の方々それぞれに好きな短編が見つかると思います。
私は「ハンドメイド」が好きです!
少しだけ本文をご紹介すると「ビー玉」を使った心理描写があり、私はこれが好きでした。
設定も私(アラフォー)には何となく心当たりのある物語で、何となくあの時の女心を今知ったという気持ちになりました。
ネタバレになってしまうので全て語れないのは残念。全編通して文章表現が洗練されていて良かったです!
「元アイドル」という先入観を持たないほうが良いです。オススメ!
「元SKEの松井玲奈さんの本」としてどんなものかなという程度の興味でした。
しかし!
第一編「ハンドメイド」からグイグイと引き込まれました。
油断禁物です。「元SKEのメンバー」の本ではない。新人小説家が熱量を持った文章で迫ってきます!
本作は短編集なのですが、それぞれ全く地が味付けなので読者の方々それぞれに好きな短編が見つかると思います。
私は「ハンドメイド」が好きです!
少しだけ本文をご紹介すると「ビー玉」を使った心理描写があり、私はこれが好きでした。
設定も私(アラフォー)には何となく心当たりのある物語で、何となくあの時の女心を今知ったという気持ちになりました。
ネタバレになってしまうので全て語れないのは残念。全編通して文章表現が洗練されていて良かったです!
「元アイドル」という先入観を持たないほうが良いです。オススメ!
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