¶本の内容(文章)以前に、掲載されている写真の中に心に残る写真がないのは何故なんだろう?どんな写真関係の本であっても最低1枚や2枚程度は心に残る写真が含まれているものだが・・・。ちょと良さそうな写真もあるけれど、ありがちな写真でもあるし、完成度も足りないように思うのは私だけなのか?。
¶ところで、街の本屋で実物を見たうえで、写真に関する本を購入しようと考えている人のほとんどは、おそらく全ページをザックリと閲覧してから心に残る写真や印象的な写真などが、どれくらい含まれているのか―――要するに写真家の力量を吟味したうえで購入するのか、しないのかを決めているのではないでしょうか。
¶そういった観点からすると、この本が書店で平積みにされていたならば、『本のタイトルが凄く印象的かつ刺激的』なことが目に留まり私は手に取ってページをパラパラと眺めることまではすると思いますが、最終的には購入することには至らないでしょう。(税込み2,200円を本書に払う価値を、少なくとも私には見出せないという意味合いに於いて・・・)。―――作例(?)写真は私にとって心に残ることもなく印象的でもないことから本屋で手に取って閲覧したならば、おそらく購入には至らなかったと思います(内容を確認できないアマゾンだから購入してしまった)。掲載されている写真はフワフワっとした家族写真がほとんどです(家族写真がダメだというわけではなく、人様に買っていただく本に掲載する水準に達しているのかということ)。
¶文章に関しても、記載されている内容は特に目新しいことは書かれていません。これまで数多の写真関係の書籍に書かれてきたことことを著者なりの視点で再構築したに過ぎない内容と言えるでしょう。あえてこの時代に本にまでして世に問う意味があるのだろうかと思います。であるからこそ、どんな写真関係の解説本であったとしても掲載する写真は一定水準をクリアして欲しい。
¶タイトルが印象的であったのと、商品レビューの評価が高かったのでアマゾンでの購入となったわけであるが、結果として私にとっては失敗でした。どうして本書の商品レビューの評価がこれほどまでに高いのか私には理解不能です。
¶だいたい以上のような理由で手厳しいとは思いますが★ひとつの評価とさせていただきます。写真関係の本について敢えて言うならば、この時代に写真論的な解説文章に関しては全面的に革新的な内容を記すことはほぼ不可能でしょう。しかしながら本に掲載する写真に関してはある程度の水準はクリアしていて欲しいというのがお金を払って本を購入する側からの切実な願い。
¶本書はタイトルが印象的なので騙されないでね!私はまんまとひっかかりました。内容を吟味できないのでアマゾンで写真関係の本を買うのは本当に難しいですね(商品レビューの評価と購入後の自分の評価がかけ離れてしまう場合がある)。都市部に住んでおいでの方は写真関係のコーナーが充実している本屋へ行って自分の目で全部のページを眺めてみたうえでお金を払うに値すると思ったものを購入するのが最も正しい方法ではなかと思います。
¶それとアマゾンで割と値段の高い写真集などを購入しても段ボール箱の中にシュリンク加工して送らずに、フニャフニャの袋に入れた状態で送り付けられることがありますが、本の角が折れたり表面にキズがついていたりすることがあります。このあたりのことをアマゾンさんはどう考えているのでしょうね。お客様の視点に立って考えてくださいネ!
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カメラじゃなく、写真の話をしよう 単行本 – 2021/1/29
購入を強化する
技法書の前に読みたい新しい写真の教科書
Instagramで人気のプロ・フォトグラファー嵐田大志が写真やカメラとの向き合い方、楽しみ方をやさしく紐解いた新しい教科書です。カメラの良し悪しや撮影テクニックの話題に偏るのではなく、自分が撮りたい写真は何か、また自分に合った写真の楽しみ方は何かに気づかせてくれる1冊です。
■opening gallery
■第1章 カメラ沼にハマった先で僕が考えたこと
episode1 「良い機材で撮る=良い写真」ではない理由
episode2 カメラ選びの基準
episode3 デジタルカメラとフィルムカメラ
episode4 写真歴が長い人にこそスマートフォン撮影をすすめる理由…ほか
gallery 定点観測 東京の空
olumn_01 僕がカメラに費やしたお金の話
■第2章 「押せば写る時代」の撮影技術を考えてみる
episode7 僕がオートで撮る理由
episode8 撮影技術は均質化し、重要性が低下する
episode9 テクニックは手段であって目的ではない
episode10 「好き」の正体を言語化しよう…ほか
gallery 僕たちの夏休み
column_02 スマホ編集のススメ
■第3章 もっと写真と向き合うために
pisode16 テーマを決めて撮ること
episode17 定番写真集を読むべき理由
episode18 家から300m以内で撮る
episode19 とにかく枚数を撮れ! の罠…ほか
gallery 愛しきハワイ
column_03 僕の好きな写真集
■第4章 写真の本質を考える
episode31 写真とは何か(1)
episode32 写真とは何か(2)
episode33 写真によって異なる時間感覚
episode34 間口が広く、奥が深い写真道…ほか
gallery 大切な人
Instagramで人気のプロ・フォトグラファー嵐田大志が写真やカメラとの向き合い方、楽しみ方をやさしく紐解いた新しい教科書です。カメラの良し悪しや撮影テクニックの話題に偏るのではなく、自分が撮りたい写真は何か、また自分に合った写真の楽しみ方は何かに気づかせてくれる1冊です。
■opening gallery
■第1章 カメラ沼にハマった先で僕が考えたこと
episode1 「良い機材で撮る=良い写真」ではない理由
episode2 カメラ選びの基準
episode3 デジタルカメラとフィルムカメラ
episode4 写真歴が長い人にこそスマートフォン撮影をすすめる理由…ほか
gallery 定点観測 東京の空
olumn_01 僕がカメラに費やしたお金の話
■第2章 「押せば写る時代」の撮影技術を考えてみる
episode7 僕がオートで撮る理由
episode8 撮影技術は均質化し、重要性が低下する
episode9 テクニックは手段であって目的ではない
episode10 「好き」の正体を言語化しよう…ほか
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■第3章 もっと写真と向き合うために
pisode16 テーマを決めて撮ること
episode17 定番写真集を読むべき理由
episode18 家から300m以内で撮る
episode19 とにかく枚数を撮れ! の罠…ほか
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column_03 僕の好きな写真集
■第4章 写真の本質を考える
episode31 写真とは何か(1)
episode32 写真とは何か(2)
episode33 写真によって異なる時間感覚
episode34 間口が広く、奥が深い写真道…ほか
gallery 大切な人
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社玄光社
- 発売日2021/1/29
- 寸法18.2 x 1.2 x 24.7 cm
- ISBN-10476831435X
- ISBN-13978-4768314357
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商品の説明
著者について
嵐田 大志 (アラシダ タイシ)
東京を拠点に、家族写真やスナップなどを中心に撮影。国内外のウェブ媒体や雑誌等に写真の提供しているほか、写真教室やフォトウォークなどにおける講師として活動。デジタル写真をフィルム風に編集することをライフワークのひとつとしている。著書に『デジタルでフィルムを再現したい』(玄光社)。
東京を拠点に、家族写真やスナップなどを中心に撮影。国内外のウェブ媒体や雑誌等に写真の提供しているほか、写真教室やフォトウォークなどにおける講師として活動。デジタル写真をフィルム風に編集することをライフワークのひとつとしている。著書に『デジタルでフィルムを再現したい』(玄光社)。
登録情報
- 出版社 : 玄光社 (2021/1/29)
- 発売日 : 2021/1/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 476831435X
- ISBN-13 : 978-4768314357
- 寸法 : 18.2 x 1.2 x 24.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,069位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 330位カメラ・ビデオ (本)
- - 2,272位クッキング・レシピ (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
239 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月29日に日本でレビュー済み
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43人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2021年6月7日に日本でレビュー済み
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ある程度の歳になってからカメラ撮影を趣味にする人は、次々に機材の購入や「なんとかの教科書」といった本を買ったりするのではないかと思います。もっとやる人はプロカメラマンの教室に通ったり。私もそうなりそうでした。でもある時から「何か違う」と思い始めて出会ったのがこの本です。noteのサイトで何人かの書評を見て、すぐにKindle版をポチりました。 著者があとがきに書いている通り(撮影者がカメラを使って)「世界をどのように見るか」(見えるのか)が大事であることを改めて確認できました。大袈裟に言えば、この視点は写真に限らず、絵画や小説といったモノを創作していく上で、共通の考え方だと思います。
2021年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
悪い意味ではなく、ズバリ「まんま本」
そのまんまです。他の方のレビューのとおり、写真についてです。
カメラを手にして「もっと上手になりたい」から始まり、SNS受け狙い、アニメ写真やらレタッチ、LUT、色んなところを通るのですが、その通るところをそのまま書いています。
なので、もう通過した方にはあまり新鮮味もない話かも知れません。
読む側の気分を害さないよう、やんわりとした表現で書かれていて、好感が持てます。
ご自身の写真も入れ込みながら(宣伝うまいw)いろいろと整理して内容を進めていて、とても整理されている感がありました。またとても正直な内容だと思いました。
いろんな情報が錯綜する中、自分の写真がどう位置するのか見直すにもいいと思いました。
カメラ買って一年もすれば分ることを延々と書いている書いている感がどうしてもあったので。
星三つにしたのは、少し回りくどい感があった割に・・です。
でも、内容自体は良書だと思います。
そのまんまです。他の方のレビューのとおり、写真についてです。
カメラを手にして「もっと上手になりたい」から始まり、SNS受け狙い、アニメ写真やらレタッチ、LUT、色んなところを通るのですが、その通るところをそのまま書いています。
なので、もう通過した方にはあまり新鮮味もない話かも知れません。
読む側の気分を害さないよう、やんわりとした表現で書かれていて、好感が持てます。
ご自身の写真も入れ込みながら(宣伝うまいw)いろいろと整理して内容を進めていて、とても整理されている感がありました。またとても正直な内容だと思いました。
いろんな情報が錯綜する中、自分の写真がどう位置するのか見直すにもいいと思いました。
カメラ買って一年もすれば分ることを延々と書いている書いている感がどうしてもあったので。
星三つにしたのは、少し回りくどい感があった割に・・です。
でも、内容自体は良書だと思います。
2021年8月21日に日本でレビュー済み
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写真に興味をもち、カメラを買うかどうか悩んでいる人に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
カメラは買ったけど、その後の楽しみ方や、写真との向き合いで悩んでいる人にも。SNSの海で、進むべき方向を見失った人にも。
そして、写真やカメラの関連業界にいる人にも。
帯に「技法書の前に読みたい 新しい写真の教科書 SNS時代の写真のカタチをやさしく紐解く。」と書いてあるとおり、本書を読んで学べることは技術ではありません。しかし、もっともっと大切な、写真やカメラとの向き合い方、楽しみ方、そしてそれらを通して、どのように世界を観るかという視座を学ぶことができます。
よいところでもあり、わるいところでもあるのですが、日本人には全てを「道」にして「求道者」に「ならねばならない」という真面目さがあります。そのような「かくあらねばならない」という先入観や固まった心も優しく解きほぐしてくれるでしょう。
涼やかで、どこかメランコリックな印象を与える著者の写真も多く掲載されていて、写真集としての魅力も満載。読みやすく、淡々としているようで、実は優しく語りかけてくれる著者の文章は、エッセイとしても非常に上質で読む人を飽きさせません。
私の本書の特にお気に入りのフレーズは「写真とは、自分だけの答えを探す孤独な旅」です。
カメラは買ったけど、その後の楽しみ方や、写真との向き合いで悩んでいる人にも。SNSの海で、進むべき方向を見失った人にも。
そして、写真やカメラの関連業界にいる人にも。
帯に「技法書の前に読みたい 新しい写真の教科書 SNS時代の写真のカタチをやさしく紐解く。」と書いてあるとおり、本書を読んで学べることは技術ではありません。しかし、もっともっと大切な、写真やカメラとの向き合い方、楽しみ方、そしてそれらを通して、どのように世界を観るかという視座を学ぶことができます。
よいところでもあり、わるいところでもあるのですが、日本人には全てを「道」にして「求道者」に「ならねばならない」という真面目さがあります。そのような「かくあらねばならない」という先入観や固まった心も優しく解きほぐしてくれるでしょう。
涼やかで、どこかメランコリックな印象を与える著者の写真も多く掲載されていて、写真集としての魅力も満載。読みやすく、淡々としているようで、実は優しく語りかけてくれる著者の文章は、エッセイとしても非常に上質で読む人を飽きさせません。
私の本書の特にお気に入りのフレーズは「写真とは、自分だけの答えを探す孤独な旅」です。
2021年8月14日に日本でレビュー済み
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嵐田さんのフィルム調の写真に抵抗のある人こそ読んで欲しい。
撮影テクニックや機材購入の沼にハマってる人こそ読んで欲しい。
今までカメラの性能ばかりを追ってた人、全て自己流で撮影・現像を行っていた人、写真撮影テクニック本しか読んだことのない人に、元ガチカメラオタクの著者が、写真の画面をどう使い自己流を脱するかを説いた本。もっと言うと、「この人の写真集にはこういう要素があるので読んでみましょう」の情報が書いてある本。
しかし、既に有名写真家の個展や写真集から学び、独自の撮影スタイルを確立している人には必要の無い本かもしれない。
撮影テクニックや機材購入の沼にハマってる人こそ読んで欲しい。
今までカメラの性能ばかりを追ってた人、全て自己流で撮影・現像を行っていた人、写真撮影テクニック本しか読んだことのない人に、元ガチカメラオタクの著者が、写真の画面をどう使い自己流を脱するかを説いた本。もっと言うと、「この人の写真集にはこういう要素があるので読んでみましょう」の情報が書いてある本。
しかし、既に有名写真家の個展や写真集から学び、独自の撮影スタイルを確立している人には必要の無い本かもしれない。