大学1年生向けの「基礎ゼミナール」という必修の授業の話のネタになるかなと思って購入しました。
前半は1-2年生向けのアカデミックスキルの磨き方です。PDCA サイクルの回し方やブレインストーミングの仕方など、これまで1年生の夏季集中講義で話したら「入学直後に聞きたかった」という学生も多かったトピックですが、コンパクトにまとまっていてよいです。スマホを活用したり、いま風のテイストになっています。
後半は3-4年生向けの内容です。法学部の学生向けに書かれているというのは知っていたのですが、教員として読んで目から鱗だったのはむしろこちらでした。どのように法律が決まっている、あるいは運用されているか、法学とはどのように思考するものなのか、というのは、社会で生きていく上で大事なものですし、教員になってからやたらと「この内規のできた経緯はどうだ」「覚書のニュアンスはこうだ」みたいな話が出てきて、自分でも内規などのルールを作るようになって、大学教員はみんな法学的な考え方ができないといけない、と思ったのでした。
そういうわけで、後半部分の受け取り方は人それぞれでしょうが、前半部分は高校生や大学生1-2年生には断然おすすめですし、自分は後半部分からとても学ぶことが多かったです。来年の講義にもさっそく反映していこうと思っています。
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カフェパウゼで法学を―対話で見つける〈学び方〉 単行本 – 2018/7/5
横田 明美
(著)
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●ぱうぜセンセとの対話で、自分なりの「学び方」を見つけよう!
「答えはひとつじゃないんですか?」
「先生が教科書どおりに講義をしてくれません! 」
「予習・復習はどうやるの?」
「試験勉強は?」
「ゼミで何を質問していいかわかりません」
「自主ゼミって、ついダレてしまいます…」
――高校までの勉強との違いに戸惑う法学部1年生。
本書は「ぱうぜセンセ」との対話を通じて、大学生活におけるFAQにやさしく回答していきます。
具体的な勉強法や試験対策、レポートや卒論の書き方など、図解もまじえて具体的かつ実践的なメソッドを伝授するだけでなく、「法学部あるある」やおすすめ本を題材にした〈コラム〉、本書の内容を実践できる〈ワーク〉も充実。
大学で自分なりの「学び方」を見つけ、社会で活かしていくためのスキルとアイデアがぎっしり詰まっています。
各章内容のエッセンスを凝縮した一コママンガにも注目!
法学部生のみならず、すべての大学生に必読の大学生活入門です。
【目次】
第I部 大学生活を楽しもう――1年生編
(1)答えはひとつじゃないんですか? 高校までの勉強と大学での学びの違いとは
(2)ノートと友達になって〈内なる声〉を捕まえよう
(3)パソコンメール、SNS…コミュニケーションツールを使いこなそう
(4)心の中に〈自分の領域〉を〈仮設定〉してみよう
(5)やることいっぱいどうしよう? 時間の使い方を考えてみよう
第II部 レポートをちゃんと書いてみよう――2年生編
(6)レポート課題の目的とは? 〈問い・主張・論拠〉をそろえよう
(7)書くための3つのステップ〈発想・整想・成果物〉
(8)より良いリサーチのためのコツ――作戦を立てて〈情報地図〉を作ろう
(9)考えを深めるためのコツ――ディベートモードを取り入れる
第III部 法学を学ぶあなたに――3年生編
(10)講義・ゼミ・自学のトライアングル――〈自分の時間割〉を作ろう
(11)インプットの心がけ――〈鳥の目〉と〈虫の目〉を使い分ける
(12)アウトプットの心がけ――試験問題にチャレンジしよう
(13)自分なりのインプット・アウトプット法を見つけよう
(14)少人数ゼミのススメ――調べて考え、質問してみよう
(15)自学につなげるためのコツ――〈自主ゼミの罠〉に気をつけて!
第IV部 卒論を書いてみよう――卒論編
(16)まずは広く探索してみよう――テーマ探索と下準備
(17)最初のアウトラインを作る――マイルストーン決めと論文のガイコツ作り
(18)ふせんシートとにらめっこ! 適切に〈リサイズ〉しよう
(19)見取り図シートで〈書き手目線〉から〈読み手目線〉へ
第V部 自分の未来を作るには――進路編
(20)学部生には見えない世界――法科大学院、その先へ
(21)社会を変えるには? 法学を軸に、他分野にも橋をかけてみる
(22)学んだ後はどうするの? 自分の未来の作り方
〈コラム一覧〉
column・・・1 「ひとつの価値観だけでの序列づけ」から抜け出そう――スカウターからスタンドの世界へようこそ
column・・・2 「1年生のうちに知っておきたかった! 」法学学習の落とし穴
column・・・3 「レポートあるある」と仕事の進め方
column・・・4 実際に事例問題の答案を採点してみると・・・
column・・・5 教科書とのつきあい方――体系書・テキストの違い
column・・・6 就職活動・入学試験と卒論の意外な関係
column・・・7 アウトライン・目次・相互参照
column・・・8 体験記:法科大学院と研究者養成の狭間で
column・・・9 分野を越えるためのブックガイド
column・・・10 〈自分の学び方〉を見つけるためのブックガイド・ブログガイド
〈ワーク一覧〉
work・・・1 コメントシート課題を自分で作ってやってみよう
work・・・2 ためしに「本を薦める500字の原稿」を書いてみよう
work・・・3 ひとりディスカッション・ひとりディベートを経てフローシートを書いてみよう
work・・・4 手順を決めて答案を書いてみよう
work・・・5 自分の学習法を作ってみよう
work・・・6 質問シートを作って質問してみよう
work・・・7 自分たちのための自主ゼミを考えてみよう
「答えはひとつじゃないんですか?」
「先生が教科書どおりに講義をしてくれません! 」
「予習・復習はどうやるの?」
「試験勉強は?」
「ゼミで何を質問していいかわかりません」
「自主ゼミって、ついダレてしまいます…」
――高校までの勉強との違いに戸惑う法学部1年生。
本書は「ぱうぜセンセ」との対話を通じて、大学生活におけるFAQにやさしく回答していきます。
具体的な勉強法や試験対策、レポートや卒論の書き方など、図解もまじえて具体的かつ実践的なメソッドを伝授するだけでなく、「法学部あるある」やおすすめ本を題材にした〈コラム〉、本書の内容を実践できる〈ワーク〉も充実。
大学で自分なりの「学び方」を見つけ、社会で活かしていくためのスキルとアイデアがぎっしり詰まっています。
各章内容のエッセンスを凝縮した一コママンガにも注目!
法学部生のみならず、すべての大学生に必読の大学生活入門です。
【目次】
第I部 大学生活を楽しもう――1年生編
(1)答えはひとつじゃないんですか? 高校までの勉強と大学での学びの違いとは
(2)ノートと友達になって〈内なる声〉を捕まえよう
(3)パソコンメール、SNS…コミュニケーションツールを使いこなそう
(4)心の中に〈自分の領域〉を〈仮設定〉してみよう
(5)やることいっぱいどうしよう? 時間の使い方を考えてみよう
第II部 レポートをちゃんと書いてみよう――2年生編
(6)レポート課題の目的とは? 〈問い・主張・論拠〉をそろえよう
(7)書くための3つのステップ〈発想・整想・成果物〉
(8)より良いリサーチのためのコツ――作戦を立てて〈情報地図〉を作ろう
(9)考えを深めるためのコツ――ディベートモードを取り入れる
第III部 法学を学ぶあなたに――3年生編
(10)講義・ゼミ・自学のトライアングル――〈自分の時間割〉を作ろう
(11)インプットの心がけ――〈鳥の目〉と〈虫の目〉を使い分ける
(12)アウトプットの心がけ――試験問題にチャレンジしよう
(13)自分なりのインプット・アウトプット法を見つけよう
(14)少人数ゼミのススメ――調べて考え、質問してみよう
(15)自学につなげるためのコツ――〈自主ゼミの罠〉に気をつけて!
第IV部 卒論を書いてみよう――卒論編
(16)まずは広く探索してみよう――テーマ探索と下準備
(17)最初のアウトラインを作る――マイルストーン決めと論文のガイコツ作り
(18)ふせんシートとにらめっこ! 適切に〈リサイズ〉しよう
(19)見取り図シートで〈書き手目線〉から〈読み手目線〉へ
第V部 自分の未来を作るには――進路編
(20)学部生には見えない世界――法科大学院、その先へ
(21)社会を変えるには? 法学を軸に、他分野にも橋をかけてみる
(22)学んだ後はどうするの? 自分の未来の作り方
〈コラム一覧〉
column・・・1 「ひとつの価値観だけでの序列づけ」から抜け出そう――スカウターからスタンドの世界へようこそ
column・・・2 「1年生のうちに知っておきたかった! 」法学学習の落とし穴
column・・・3 「レポートあるある」と仕事の進め方
column・・・4 実際に事例問題の答案を採点してみると・・・
column・・・5 教科書とのつきあい方――体系書・テキストの違い
column・・・6 就職活動・入学試験と卒論の意外な関係
column・・・7 アウトライン・目次・相互参照
column・・・8 体験記:法科大学院と研究者養成の狭間で
column・・・9 分野を越えるためのブックガイド
column・・・10 〈自分の学び方〉を見つけるためのブックガイド・ブログガイド
〈ワーク一覧〉
work・・・1 コメントシート課題を自分で作ってやってみよう
work・・・2 ためしに「本を薦める500字の原稿」を書いてみよう
work・・・3 ひとりディスカッション・ひとりディベートを経てフローシートを書いてみよう
work・・・4 手順を決めて答案を書いてみよう
work・・・5 自分の学習法を作ってみよう
work・・・6 質問シートを作って質問してみよう
work・・・7 自分たちのための自主ゼミを考えてみよう
- 本の長さ310ページ
- 言語日本語
- 出版社弘文堂
- 発売日2018/7/5
- 寸法13.2 x 1.5 x 18.9 cm
- ISBN-104335357338
- ISBN-13978-4335357336
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商品の説明
著者について
千葉大学大学院社会科学研究院准教授(2018年7月現在)
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登録情報
- 出版社 : 弘文堂 (2018/7/5)
- 発売日 : 2018/7/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 310ページ
- ISBN-10 : 4335357338
- ISBN-13 : 978-4335357336
- 寸法 : 13.2 x 1.5 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 301,801位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 308位法学
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0
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トップレビュー
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2018年8月18日に日本でレビュー済み
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「千葉大学法政経学部で学生と向きあいながら研究と教育を実践している著者による、自分の〈学び方〉を見つけるための本(p.i)」とある通り、大学での学び方一般、法学の学び方のガイダンスなのだが、「自分の未来を作るには―進路編」という章まであるから、本書の「射程」は大学生活より少し長い。
以下、付箋紙をはった箇所。
・学び方一般に関して
「『この講義が終わったら、必ずひとつ先生に質問しに行こう』と心に決めて、そのためのメモを作る(p.14)」
「(問題を自分で立てて論じるレポートでは)それが“他人にとっても重要な問題”でなければならないし、その問いにこたえる必要性を最初に書かなければいけない。(p.60)」
「(質問シートを用意すると)口に出して質問することが苦手な性格の学生も、良い質問をたくさん書いてくれる(p.174)」
「卒論は学内で一番、修論は国内で一番、博論は世界で一番その課題について解明したと言えること(p.200)」
・法学の学び方に関して
「判例とは、実は『異常事態』の所産である(p.8)」
「手続法のイメージができていないと、実体法でよく考えておかなければならない問題が見えてこない(p.130)」
悪くはないのだが、だんだん読むのがつらくなった。その理由は以下の2つ。
1 300ページもあり、盛りだくさん過ぎる。少なくとも学び方一般と法学の学び方は別の本にした方がいいのではないか。
2 【対話】【本文】【column】【work】と分かれ、脚注も多く、読んでいて、何と言うか、落ち着かない。さらに、太字による強調が多用されていて、ページを開いたときに目がチラチラする。著者は親切・丁寧なつもりなのだろうけれど。
以下、付箋紙をはった箇所。
・学び方一般に関して
「『この講義が終わったら、必ずひとつ先生に質問しに行こう』と心に決めて、そのためのメモを作る(p.14)」
「(問題を自分で立てて論じるレポートでは)それが“他人にとっても重要な問題”でなければならないし、その問いにこたえる必要性を最初に書かなければいけない。(p.60)」
「(質問シートを用意すると)口に出して質問することが苦手な性格の学生も、良い質問をたくさん書いてくれる(p.174)」
「卒論は学内で一番、修論は国内で一番、博論は世界で一番その課題について解明したと言えること(p.200)」
・法学の学び方に関して
「判例とは、実は『異常事態』の所産である(p.8)」
「手続法のイメージができていないと、実体法でよく考えておかなければならない問題が見えてこない(p.130)」
悪くはないのだが、だんだん読むのがつらくなった。その理由は以下の2つ。
1 300ページもあり、盛りだくさん過ぎる。少なくとも学び方一般と法学の学び方は別の本にした方がいいのではないか。
2 【対話】【本文】【column】【work】と分かれ、脚注も多く、読んでいて、何と言うか、落ち着かない。さらに、太字による強調が多用されていて、ページを開いたときに目がチラチラする。著者は親切・丁寧なつもりなのだろうけれど。