本書は、世界中のカフェを集めた空間デザイン資料集。新築/リノベーションを問わず、多様な事例を紹介。ディテールを含む豊富な写真、平面図とスケッチを用い、設計者の視点から優れたデザイン的工夫を読み解き、その場にとどまらない街に波及するデザインについても考察。設計者はもちろん、カフェオーナーも必携の1冊。
【主要目次】
本書に掲載する事例
1部/場所とのかかわり
1. 環境を借りる
01 自然へのリスペクト、環境からのプロテクト
02 借景以上
03 オフィス街に川床をつくる
04 脱着できるカフェ
05 中庭の階段を取り込む
06 都会の空地に宿る
07 軸線を強調する大庇
08 街の動線と共存する
09 金融街で土着の素材と技術を使う意味
2. 境界をぼやかす
10 フラットな関係が開放性を生み出す
11 通りにせり出す可動式カウンター
12 内外の一体感を生む窓際の仕掛け
13 視線を誘い込む組み木のトンネル
14 エントランスにある余白の価値
15 アプローチというファサード
16 街にひらけた小さな軒下
3. 外との関係を断つ
17 半地下から通りを眺める
18 時間を閉じ込めた船
19 無窓空間におかれたバリスタの舞台
2部/人とのかかわり
1. 人がつくるファサード
20 摺り上げ式窓がつくる都心の小さな縁側
21 現代版パリのオープンテラス
22 通りにつながるサウナ式ベンチ
23 ストリートファニチャーがつくる通りの顔
2. 人をもてなす距離
24 4本脚のカウンター
25 白い空間に、1本の「道」
26 バリスタとの距離を近づける極浅の2段カウンター
27 モルタルのひな壇
28 どこからでもアプローチできる細長いカウンター
29 「狭小建築」の「極小カウンター」
30 タバコ屋に倣う、日常風景の再構築
31 オーナーの小宇宙に広がるもてなしの空間
3. 営みの掛け算
32 生業と住まいの関係
33 カフェの顔を持つ歯科市
3部/時間とのかかわり
1. 古い建物を生かす
34 大空間をまとめる6つのスキップフロア
35 演出されたキッチン
36 和室に配したキューブ状キオスク
37 すべてを白く染める
2. プロセスのデザイン
38 所作を美しく見せる仕上げと素材
39 体験のデザイン
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
加藤/匡毅
一級建築士。工学院大学建築学科卒業。隈研吾建築都市設計事務所、ID´EEなどを経て、2012年Puddle設立。現在、同事務所共同代表。これまで15を超える国と地域で建築・インテリアを設計。各土地で育まれた素材を用い、人の手によってつくられた美しく変化していく空間設計を通し、そこで過ごす人の心地良さを探求し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)