カネは後からついてくる! (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2005/9/29
岡野 雅行
(著)
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本の長さ224ページ
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言語日本語
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出版社青春出版社
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発売日2005/9/29
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ISBN-104413037286
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ISBN-13978-4413037280
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商品の説明
著者からのコメント
「痛くない注射針」(九七ページ参照)をつくったころから「世界一の職人」なんて呼ばれるようになって、こそばゆい思いをしてんだ。もちろん俺から言ってるんじゃなくて、言われっぱなしなんだけどさ。でも、誤解してもらっちゃ困るんだよ。「針で運良く一発当てた」なんて思われちゃ、俺もひとこと言いたくなっちゃうわけだ。
俺は投資も資産運用もやらない。でもおかげさまで、「針」つくる前から、本業でたっぷり稼がせてもらってる。そうやって長年、世間を見てるとよくわかるけど、仕事の一番の決め手は「情報」だ。
そして、それを持ってきてくれるのは「人」なんだな。ネットや学校の類には、建前やきれいごと抜きの「ホントの情報」はないぞ。ホントのってのは、「俺たちの運命を、人生を変えちゃうような情報」のことだ。最近じゃ「インテリジェンス」なんて言うらしいな。たとえば、
「A社とB社で、どっちの規格が世界標準になるかモメてたが、水面下ではA社で決まりらしい。正式発表は三カ月後だそうだ」
これを知らずに、B社の部品をそのままノホホンと三カ月つくっててみなよ、売れ残りの山になって被害甚大、泣いても泣ききれないだろ?
こういう「人生を変える情報」を最速で持ってくるのは、いつの時代も「人」なんだ、忘れちゃいけないよ。メディアに乗ってから知ったんじゃ遅いの! だから俺は日ごろから「人生を変える情報」を持ってる人、それを運んでくる人は、心底大事にしてる。
同時に、俺が人様から情報をもらえる人間、「岡野にはこの情報を話してやろう」と思われるような人間になるように、次のようなことを、いろいろやってきた。
・ガードが固い人より「ナメられやすいヤツ」になれ
・「あいつがいると座が盛り上がる」と言われる人になるコツ
・実力者に「こいつには、ダマされてやろう」と思われるのは、どんな人か
・水面下の「決定的情報」をかぎ分ける「察しのよさ」を磨く方法
・「人が寄ってくるオーラ」は、どうすれば身につくか
・本業以外の「芸」が、本業に大差をつける!
----学校や職場じゃ、みんなこの逆を教わってきてるんだろうけど、こんな人になってみなよ。ほっといても「おいしい情報」が集まってくるし、「この話は、あいつに言わないわけにはいかない」って思われる存在になれるよ。
最近じゃ、派遣切りだ残業代カットだと騒がしいよな。副業したり会社に隠れてバイトって人も多いらしいな。俺はそれをどうだとは言わないよ。ただ、より大きなリターンが欲しいなら、最初に言った「二つの力」がなくちゃ始まんない。
まずは仕事の「腕」をピッカピカに磨くことが第一で、腕がなきゃお話になんない。もうひとつが「情報」。
車の両輪みたいなもんで、どっちが欠けてもダメだよ。この本では、「両輪」を磨きあげるために必要な大きな柱について、それぞれを章に分けて書いた。
「情報戦」と言うように、仕事は闘いだ、戦争だよ。美醜含めた人間力を、まるごとテーブルに乗っけてやるゲームなんだ。きれいごとじゃないから「性善説」じゃダメ。MBA取ったから、東大出たから勝てるってもんじゃない。寝技、足技、ほめ殺し、「塩漬け」、リーク、外堀埋め、水攻め、兵糧攻め、裏切り......何でもアリなんだ。だから「やられる前にやる!」っていう気迫と手練手管を持ってなきゃな。
「針」をつくってたとき、抵抗勢力にツブされかけた。俺はとっておきの裏ワザを使って黙らせた。こういう心理戦や、「情報を盗まれたときのカタキのとり方」も書いたから参考にしてくれよ。
最後にもうひとつ。話は「情報」に戻るけど、さっきのが基礎だとしたら、応用編もある。「人生を変える情報」をとるには、日々の経験を「センス」として血肉にできなきゃな。
たとえば、「新技術を開発したら、特許さえとれば安心」なんて思ってないか? 残念ながら世の中そうはいかないんだ。だから俺は大企業と共同で取る。そうして権利を守る。これはいわば「ディフェンス」だな。
しかし最大のメリットはその逆、「オフェンス」ができるってことだ。わかるかい?
ビジネスの第一線で活躍してる人や、政府の関係者は、世界の「特許証」を見る機会がけっこうあるんだ。そんなとき、
「世界的大メーカーの特許証にしょっちゅう出てくる『岡野工業』って何者だ?」ってことになるんだ。こういう疑問は、一度わいちまったら早く答を知りたくなるだろ? わからないと落ち着かないもんな。だから周りに聞いたりするし、ウチが社員五人の町工場だなんて知ったら驚きも加わって、人に話しまくったりする。
こんな強力なPR、どんなにカネかけたってできやしないよ。それをこっちがお願いもせず、一円もかけてないのにガンガンやってくれるんだ。一人で特許とるより、はるかにいいだろう?
本文にいろいろ書いたけど、こういうことを知っときゃ、カネは自然と、向こうからナナメになって走ってくるんだよ、ほんとなんだから。
東向島にて 岡野雅行
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1933年東京都墨田区生まれ。45年、向島更正国民学校卒業。社員5人の町工場・岡野工業株式会社を経営・代表社員を名乗る。針穴の直径が0.08ミリという世界一細い「痛くない注射針」の量産化や、携帯電話の小型化に貢献したリチウムイオン電池ケースにより、「世界一の職人」「金型の魔術師」として知られる。NASAをはじめ世界的大企業からも注文が押し寄せるなか、これまで家電、パソコン機器、医療機器など多くの金型をつくる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
About this Title
ブレない「幹」のつくり方
◎目先のカネを追うより「何倍も返ってくる使い方」を知っておけ
◎できる人より、おもしろいヤツに「おいしい情報」は寄ってくる
◎泣き寝入りより「やられる前にやる!」がいい
◎真っ正直より「馬鹿も詐欺師も使いこなすヤツ」になれ
◎真似やパクリより「人がやらないこと」にチャンスがある
◎「遊び方」を知ってる人に、カネはついてくる!
登録情報
- 出版社 : 青春出版社 (2005/9/29)
- 発売日 : 2005/9/29
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4413037286
- ISBN-13 : 978-4413037280
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- - 414位中小企業経営
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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大企業と張り合うにはそれ相応の頭脳と資本が要るのが現在の世の中だ。
東京大田区や、東大阪の零細から中小企業はさまざまあるが、皆大企業が造れないものを
確かに沢山作っている。だけど職人さんてのは、もれなく大体商売苦手、営業が苦手なんだよね。
この人の真似するのって相当大変。皆なりたくてもなれないから悩んでんのよ。
リビングレジェンドみたいな人なんだろうけど、読み物として面白い。ある意味別世界の人だね。
文面も行き方も面白いし、モチベーションアップにはなるかも。
「仕事」の面はもちろん、人生においても本当に「人」との付き合いにおいても
参考になりました。
どんな大企業の仕事や困難な仕事に対しても、全てアイディアで切り抜け、
奇をてらわず、好ましくないと感じる人でさえ、上手に付き合い・助け合うような
岡野さんの生き方を読んで、人生はその人次第に如何様にも変えていけるのだと
考えさせられました。
完全には、真似出来ずとも少しでも実行出来る事は実行に
移していこうと現在もがき中です。
一読の価値あります。
できるのか、本を読み終わった後でもまだ実感がわかない。
これだけ岡野氏と、私とのあらゆることが違うということでしょう。
★仕事する上での2つの条件
●仕事の「腕」をピカピカに磨くこと・・・第1の条件
●基礎情報(いろいろな世の中、業界の情報など)・・・第2の条件
「情報戦」に勝つ(やられる前にやる!)という気迫と手練手管を持つ。
(基礎情報に基づく応用情報・・・日々の経験を「センス」として血肉にできること)
★上記に裏技を持つ:寝技・足技・ほめ殺し・塩漬け・リーク・外堀埋め・水攻め
・兵糧攻め・裏切り・・・何でもあり
これらの技術を応用した内容が、本書の中で述べられています。
書かれていることは分かる → これを自分で応用できるかどうかで、本書の自分に
対する本当の価値が決まってくるのではないでしょうか。
本書に書かれていることは、あくまでも基礎情報。これを如何なるテクニックで、
自分のものとするかで、自分の努力が血となり、汗となり、身に付くものであると
考えます。
細かいことは、本書を読んでみてください。
私みたいな普通のサラリーマンにはあまり関係ないことが多いが、自営でがんばっている人や、ものづくりに携わっている人、下請けとしての仕事が多い人などは、参考になるか。
面白いのが、この人が中学中退?とうことで全く学がないのに、世界的な発明というか商品を作っているものだから、色々な妨害とか妬みなどがあり、それと戦っているシーン。
こんな手紙が届きました…とそのハガキを公開しているし、何か問題を起こした企業にはこのような嫌がらせのFaxを送りました…とこれも公開してある。その文章がとても面白く、最後の捨て台詞が「連絡があるまで何度でもこのFaxを流し続けます…」とか書いてある。
あと、やはり世の中を生きていくには「人」である。
どんな時でも頼りになれる人が何人いるかが本当のその人の評価だろう。
ただ頼りになる人が回りにいるというのは、自然と出来るわけではなく、自分自身が一生懸命生きていく中で相手から信頼してもらわなければ、相手も助けてくれないわけであり、何はさておきいかに人の役に立てる生き方をしているかというのが問題なのだろう。
何かのブログに素晴らしい人脈を持つ人は、本当にレスポンスが早くて、相手の時間を大切にするとか書いてあったが、まさにそれだと思う。
新聞や雑誌、書籍などを読んでいて「ああ、この情報はあの人に役立つから切り取って教えてあげよう」的な日常を送って行きたいものだ。
何をしてもよいので、筋を通し先を見通し
謙虚に行動し、結果を出せば世の中うまく渡っていける
*********【ビジネス本コンシェルジュ・石川の視点】***********
■腕と情報が大事
何か一つ得意技を持ち、スペシャリストになることがまず大事です。
それを活かすために、メディアを通った二次情報ではなく、
自分で直接仕入れる一次情報をいち早く得ることが必要です。
■数か月に一回話すより、1日1回数秒話す方が親密性がわく
いい例が書いてありました。
「車も用事ある時だけ動かしていたら調子は悪くなる。
用がなくてもちょこちょこ動かすからいつもいい調子で動いてくれる。」
人だけでなく、物でさえ、日頃使っていないと調子が悪くなるのです。
つくづく納得。
人間は会えば会うほど好意をもつようになる
という、ザイアンスの法則を思い出しました。
■はったりでもよい、おおぼら吹きでもよい。「できる」ということからはじまる。
できるといった時点で、自分が追い込まれ、背水の陣で臨めます。
公言することで、自分の言葉に責任が伴い、やらないと恥ずかしい思いをします。
行動すると、失敗も多いですが、その失敗は小さな成功なのです。
何くそと思い、悔しがることが強迫観念となり、次の行動につながるのです。
■周りに味方を作れ
自分の思ったとおり行動したいのであれば、
まずは周りに味方を作ることが必要です。
周りの堀から埋めていけば、いずれみんな認めざるを得ない状況を作れるのです。
その具体例をこの本は教えてくれました。
************************************************************
以前にも岡野さんの本が出ていましたが、
私にはこちらの方がとても参考になりました。
今仕事場で、私が言われていることが、
仕事の内容は違えど、何度も教えてくれる
素晴らしい内容の本でした。
自分の仕事でどう使えるか具体的に考え、
今日から利用していきたいと思いました。
最終的には自分で考え、自分で作り出していくことが
成功への近道なのですから。
『カネは後からついてくる!』、言ってみたいものです。
話の内容は、前の本とほぼ同じ。 新しい知識を求めている人は、読んでも無駄かも。
このオヤジ、また同じこと言っているよ。でも話しが面白いから何度でも聴きたいね!という人向きです。
やっぱり、こういうアクの強い人のお話しは面白い。
目次
第1講 カネより「自分の明日を変える情報」を追え!
第2講 「何倍も返ってくる」カネの使い方を知っておけ!
第3講 頭のいい人より「おもしろいヤツ」になれ!
第4講 泣き寝入りするな、やられる前に働け!
第5講 「馬鹿も詐欺師も使いこなす」ヤツになれ!
第 6講 「人がやらないこと」にチャンスがある!
第7講 「世渡り力」のあるヤツにカネはついてくる!