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1975年のゴレンジャーから2007年のギガンティックフォーミュラまで、特撮・アニメ界に数多くの
好デザインをもたらした、村上克司氏のワークスブック。特撮はサンバルカンからゴーゴーファイブ
に至る戦隊のヘルメットに要塞メカ＆ロボ、ギャバンから始まるメタルビーロー、BLACKなどの仮面
ライダー、アニメはコンバトラーＶから９９９の列車、ダルタニアス、ゴッドマーズ、アルベガスなど、
約８０作品についてのメカイラスト、初期デザイン、ラフ画、イメージボードなどが収録（作品によって
ラフ画１点だけからゴッドマーズのように７ページに渡るものまでバラつきはあり）されており、
独特の立体感で描かれる村上ワールドが特撮・アニメファンにはたまらない一冊。
…なのですが、他のレビュアーのご指摘どおりいくつかのイラストは見開きで掲載されているため
閉じ部分がまともに見れないのがネック。デンジタイガーみたいな横長のイラストならともかく、ロボ
まで無理に見開きにする必要はなかったのでは？ というか要塞メカでもロボでも１ページで載せて
いる物も多いし全部そうだとよかったのに…。ジャガーバルカンが１ページでサンバルカンロボが
見開きって意味わからん（笑）。そんな見開き被害にあったイラストが２１点。
これだけ高価な本でこれをやられてはやはり減点せざるを得ません、とは言え絵は素敵なので
３までは下げたくない…。
Kindle版が出るのを期待するしかないかなあ。
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