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オープンソースソフトウェア―彼らはいかにしてビジネススタンダードになったのか 単行本 – 1999/7/1
- 本の長さ493ページ
- 言語日本語
- 出版社オライリー・ジャパン
- 発売日1999/7/1
- ISBN-104900900958
- ISBN-13978-4900900950
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
Linuxへの関心が高まっていくのにともって,オープンソース・ソフトウエアという言葉も注目を浴びるようになってきた。本書は,そうしたオープンソース・ムーブメントを実際に担ってきた(そして現在も担っている)キーパーソンたちが,それぞれの立場から「オープンソースとは何か?」というテーマについて原稿を寄せたアンソロジーである。
寄稿者としては,Linuxを最初に開発し現在も先頭に立ってその開発を牽引しているリーナス・トーバルズをはじめ,オープンソース・ソフトウエアという言葉が生まれるはるか以前から「自由なソフトウェア(フリーソフトウエア)」を提唱してきたリチャード・ストールマン,レッドハット社を設立しオープンソースのLinuxでビジネスが成立することを実証しようとしているボブ・ヤング,そしてオープンソース・ソフトウエアによるビジネスで最初に大きく成功した企業として知られる,シグナスソリューションズ社(昨年レッドハット社に買収された)のマイケル・ティーマンなど,そうそうたるメンバーが名前を連ねている。外側から遠巻きに眺めているだけのジャーナリストやアナリストとは違って,自ら当事者としてオープンソース・ムーブメントを作ってきた人たちだけに,彼らの言葉の一つひとつには経験に裏付けられた重みがある。
アンソロジーとして編集されているため,本書は,オープンソース・ソフトウエアそのものについて,基本的なところから体系的に解説しているというわけではない。どちらかというと,実体験や実例に即した「応用編」という意味合いが強い。ただ,編者らによるイントロダクションが用意されており,そこで「オープンソースとフリーソフトウエアの関係」や「オープンソース・ソフトウエアという名の由来」といった背景知識に触れられているので,入門者でも,これを頼りに読み進むことができるだろう。基本的なところから学びたい向きには,別掲の「オープンソースワールド」(川崎和哉著,翔泳社発行)を先に読まれることをお薦めする。 (フリーランス・ライター 風穴 江)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「BOOK」データベースより)
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登録情報
- 出版社 : オライリー・ジャパン (1999/7/1)
- 発売日 : 1999/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 493ページ
- ISBN-10 : 4900900958
- ISBN-13 : 978-4900900950
- Amazon 売れ筋ランキング: - 295,268位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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寄稿者にはLinus Torvalds, Eric Raymond, Richard Stallmanなど豪華な顔ぶれが揃っていて、各人の個性がそれぞれの語り口にも出ている。個人的にはLarry Wall (Perlの作者)の、ジョークや抽象的な(妖しいとも言う)図を交えた軽妙な文章がよかった。「英語が乱雑で複雑なのは、それが(これまた乱雑で複雑な)現実を扱わなければならないからだ。Perlが乱雑なのもそれと同じ理由だ」という名(迷?)言は最高だと思う。
ただ、訳がところどころ読みにくい。特にHackerを真のプログラマーと訳出するのはいかがなものか。
尚、本書の内容はインターネット上で無償で全文公開されているため、本の購入はブラウザでは読みにくいとか、訳者や出版社の労をねぎらいたいとか、RMSのいかにもヒッピーな御尊顔を拝みたいとか思う人むけ。
B.Belendorf(Apache), S.Bradner(Internet Engineering Task Force), J.Hamerly(Netscape), K.McKusick(Berkeley Unix), T.O'Reilly(O'Reilly), T.Paquin(mozilla), B.Peren(Open Source Initiative), E.Raymond(同左), R.Stallman(Free Software Foundation), M.Tiemann(Cygnus), L.Torvalds(Linux), P.Vixie(Bind), L.Wall(Perl), B.Young(Red Hat)
ソースを公開するという慣習はUnix辺りから始まり、Netscape等が踏襲したように思う。それを「free software」と言う概念に纏めたのは上記のR.Stallmanである。彼はFSF(Free Software Foundation)と言う組織を設立し、GNUプロジェクトを進めた。周知の通り、これに付随するライセンスはGPLと呼ばれている。この時の「free」は"自由"と"タダ"の両義を兼ね備え、配布に関する若干の制約があるだけだった。LinuxもGPLライセンスに基づいている事も周知の通り。これに対し、B.Peren達が主張する「オープンソース」の定義は、本人達の主張に反して、GPLライセンスの配布制約条項に更に制限を加えたもののように思える。もっと言えば、「オープンソース」を商業的に無理なく利用するために条項を決めているかのようである。私が「オープンソース」と思っていたものは実は「free software」だったのか...。「オープンソース」の意義や利用価値を考えさせる良書。
GCCで有名は、Free Software Foundation(FSF)が提唱するGPL(Gnu Public License)は有名だ。
こういった人々の背景、考え方の違いを知り、今後の展開を予想するのに役立つ。
フリーソフトウェアは商売にとって重要だ。
技術者にとって、オープンソースは重要だ。
プログラムの試験プログラムも公開されていると嬉しい。
Cygwinの開発元だったシグナスのマイケル・ティーマンは、
GCCがVAXとSUN3ででたときに、2週間で32032に移植したとのこと。
スーパプルグラマだと、ビジネスになるということは理解できました。
ところで、
健全性(sanity)
拡張性(scalability)
対応性(sustainability)
収益性(profitability)
品質性(manageability)
投資性(investibility)
についてオープンソースの懐疑を紹介している。
どちらかというと仕事(business)よりで、技術の話は二の次のような気もしました。
具体的なプログラムの構造、設計思想、コーディング規則などについて、詳しく体系的に紹介があるとさらに嬉しいかもしれません。
サーバ周りは当時からはっきりしていたが,その後の数年の間に,Red Hatの株価の乱高下,Turbolinuxの上場,大学や民間よりもずっと早く合理的な判断を下した一部地方自治体と経済産業省,当たり前になってきたFirefoxとOpenOffice.orgなど,相当の動きがあった.もう既に開発者やシステム管理者だけが知っているというものではなくなった.日本の国会議員(与謝野)でさえも自分でインストールしているのだ(この人は例外中の例外だが).その一方で,エンジニアの質の低下のせいかもしれないが,Windows+IEでなければまともに動作しないウェブサイトは一向に減らないし,移植が極めて簡単だと思われる独占的ソフトウェアでさえもWindowsでしか動かないことが多いという状況は続いている.
エンドユーザー周辺で最も最近の大きな動きと言えばパソコン本体が3万円で買えるようになったことと不況だろうか.今頃になってやっと,パソコン本体の値段だけでなくOSやアプリケーションの値段が消費者に大きな影響を与えるようになったと思う.数年後,もう一度さっと読み返してみよう.