オントロジーについて一般的で表面的な事柄から一歩踏み込んだ内容まで書かれており、一度さっと読んだだけでは完全には理解できなかった事も、部分的に繰り返して読むと「お、そういうことか!」と理解が深まる本。
個人的には、普段からイマイチ腑に落ちなかった「is-a」「part-of」「instance-of」などの微妙な違いについて、本書後半で厳密な考察が詳述されていたのが嬉しかった。
主観的な記述が結構あるのも愛嬌で、味わい深い。自分の意見と著者の意見との違いが明示できるくらいまで本書を足がかりに掘り進めたい。
オントロジーというものが元来哲学を起源にしている、という本当の意味が分かる本。
オントロジー工学 (知の科学) (日本語) 単行本 – 2005/1/1
溝口 理一郎
(著)
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本の長さ280ページ
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言語日本語
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出版社オーム社
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発売日2005/1/1
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ISBN-104274200175
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ISBN-13978-4274200175
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
オントロジー工学
オントロジーという言葉が一般のコンピュータ・ユーザーに知られるようになったのはセマンティックWebの登場からであろう。しかし本来は,人工知能の一分野である知識工学の発展形と位置付けられる。これまで重視していた知識の記述形式とは視点を変え,知識の内容を徹底して分析する方法論が,本書の言うオントロジー工学である。日本では孤軍奮闘の感もあった正統派オントロジーの解説書が出たことを喜びたい。繰り返し丁寧に説明する文章からは,熱弁を振るう著者の姿が見えるようだ。
オントロジーという言葉が一般のコンピュータ・ユーザーに知られるようになったのはセマンティックWebの登場からであろう。しかし本来は,人工知能の一分野である知識工学の発展形と位置付けられる。これまで重視していた知識の記述形式とは視点を変え,知識の内容を徹底して分析する方法論が,本書の言うオントロジー工学である。日本では孤軍奮闘の感もあった正統派オントロジーの解説書が出たことを喜びたい。繰り返し丁寧に説明する文章からは,熱弁を振るう著者の姿が見えるようだ。
(日経バイト 2005/04/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「BOOK」データベースより)
オントロジー工学とは何か、発展する過程、自分で構築するための考察方法、応用成功事例について解説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
溝口/理一郎
1977年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。1977年工学博士。大阪大学産業科学研究所知能システム科学研究部門知識システム研究分野教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1977年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。1977年工学博士。大阪大学産業科学研究所知能システム科学研究部門知識システム研究分野教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : オーム社 (2005/1/1)
- 発売日 : 2005/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4274200175
- ISBN-13 : 978-4274200175
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 562,713位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 869位人工知能
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月14日に日本でレビュー済み
現在のようにオントロジーが流行するかなり前から出版されており、オントロジーの概要をしりたくて購入した。しかし、まったく内容がわからない。オントロジーに興味を持つ初学者の好奇心を削ぐように感じられた。もちろん著者はその道のパイオニアに一人であるから、おそらく本人の関心にしたがって高度な内容を記載していると思われる(この点で私にはケチをつける資格はない)が、とにかく、本の構成や文章表現など初学者を寄せ付けない体裁には辟易してしまい途中で挫折。もっと全体を俯瞰できる内容にするとか、身近なテーマから導入していってだんだんと高度な話にもっていくとかしたほうがよいと思う。著者には申し訳ないが、はじめてオントロジーを学びたい方は買わない方がいいと思う(溝口さんごめんなさい)。