・サノーさん一言コメント
「化粧品業界というレッドオーシャンで、航海を続ける企業の成り立ちを学ぶ」
【サノーさんおすすめ度★★★★☆】
・ウノーさん一言コメント
「顧客満足度を求めること、化粧品を求めるお客様に寄り添う企業の姿を知りました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):名前くらいは聞いたことがあるが、日本のトップブランドだとは知らなかった。
ウノーさん(以下ウ):化粧品業界は、男性には、ほとんど関係ないからですね。
サ:詳しい人もいるだろうけど、やっぱり女性にとって「より分かりやすい業界」であることは間違いない。
ウ:老舗大手の新規事業が「同じ業界」というのも、不思議な気がしますが。
サ:全然。外食産業などは、ブランドやラインナップを変えていくつもの「新規事業」を展開することは「定石」となっている。場合によっては「全く同じジャンル」に、店名とロゴとメニューが違う店舗展開を実施することも「新規事業」と呼ぶこともある。
ウ:「化粧品」のジャンルについては、珍しいケースのようですが。
サ:ブランド戦略が極めて重要で、「緻密」に、「長年にわたって」構築されてきた業界だから、「親ブランド」「子ブランド」「孫ブランド」のような展開が多いのは、「長年の信用と信頼と実績」が不可欠だからであり、それが「業界の常識」だからだろうな。
その「完成された業界」で、チャンスを見出し、10数年でトップブランドにまで成長させたのだから、たいしたものだ。
ウ:やっぱり「固定化される業界」なんて、存在しないんですね。諸行無常とまでは言いませんが、お客様のニーズ、お客様の要望、お客様の喜びは、時とともに移ろうものであることを認識できました。
サ:「外部の人間」は気楽に観察できるから、簡単に確認できるが、「内部の人間」が変化を捉え、その変化を先回りした変革を実現するのは、難しい。
ウ:そりゃ、そうですよね。苦労して築いた「ブランド」、それによる成功体験、長年の積み重なっていく「プライド」、そのどれも「否定」し、お客様の満足度を追求する、というのは、不可能だと思います。「栄枯盛衰」は、ある意味原則ですし。
サ:だからこその「組織」であり、だからこその「経営」なんだ。「個」としての「仕事」でできないなら、「集団」として「進化」するための行動をとり続けなければならない。
ウ:その「経営」が変わるのが、一番難しいのではないですか?
サ:そこは「理念」との兼ね合いだな。理念に背いてまで、「集団」での仕事に、こだわる必要はない。
【了】
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
