壮大なオープニングと色々なテーマに彩られた数々のトラックに
聴き入ってしまいました。ここ最近のサウンドトラックの中でも
秀逸な部類に当たると感じています。
作曲を担当したのは土井宏紀氏と編曲・指揮を担当した
鋒山亘氏のコンビネーションが絶妙でした。
テーマ曲の美しさはテレビをご覧の方もご存知かと思いますが、
原曲の現代的なニュアンスを、弦楽器のアレンジで美しく昇華させた
「16:あたらしい生命」
や、ミニマルな曲調でありながらも有機的な香りのする
「11:探求~ひかり~」
主題部分が非常に壮大な
「14:つなぐきずな」
も私は気に入ってます。
全体的にお二方の好みとするトーンが異なっているようです。
しかしそれがお互いの良さを損なうことにはならず、
曲ごとに色々な場面で、互いに協力し合いながら現れるので、
単調な印象を受けません。むしろ非常に複雑で有機的な印象を
受けます。聞いてて飽きない音楽です。
サウンドトラックのCDはメインテーマ以外の出来が今ひとつという
ものもあるのですが、このCDについてはそのようなことは
ありません。爽快感と脈動感にあふれた音楽ということもあり、
日常のBGMとしてよく聞いています。ぜひおすすめしたい一品です。