おもしろかったです。分からないところはいっぱいありましたが、それが楽しかった。
前のレビューに対する反論を。
「物語は詠み手に伝わってこそ」
そもそも小説=物語とする考えが浅すぎて、この本というか、文学全体のお客さんにすらなりきれてないです。
そりゃあ、すらすら“伝わってしまう”と、読み手は読む前からすこーしも動かないでいいからラクです。
でも豊かさって全然ないですよ、そこには。
「おれに伝わるように書け!」
ってどんな傲慢なんですか?
アナタの知性レベル以下のものしか認めないってことでもありますよね。もしアナタが世界最高峰の天才的な知性をお持ちでも、それってぜんぜん豊かじゃないですよ。
分からない、でもオモシロイ、って思ってる人には正直言葉なんていらなくて、「おれには理解できないからクソだ」と思っている人こそ声を大にして、「物語は~~」とか言っちゃうんです。
それは文学だけじゃなくて、世界に対する認識の貧しさですよ。
分からない、それでいてオモシロイとも感じない、なら、「俺にはこういうの合わなかったな」でいいじゃないですか。「分からない、伝わらない」なら、そうするのが筋じゃないですか?自分をスタンダードに考えるのやめたほうがいいですよ。
レビューになってないと思うかもしれませんが、なっています。以上
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