ソフトな素材に被われて、より女性らしいラインが美しい、滑らかな胴体部分が特徴のオビツボディでございます。
マグネット付きのモデルは、ドールスタンド等が無くても簡単に自立可能な所も、便利でございます。
此方も含めました、『ソフトバストタイプ』のモデルは、バストサイズが、3種類から選べます。
此方は、Mサイズとなります。
此方のモデルは、基本的にしっかりとグラマラスな造形でございます。
個人的には、Sサイズでも平坦ではなく充分なお胸であると思います。ですので、其の比率でMサイズ、とは申しましても、かなり豊かな胸元の演出が可能でございます。
マグネットは、残念ながら靴等を履かせますと、殆ど無意味となります。
当然ながら爪先立ちの様なポーズでも、同様となります。
しかしながら、ロングドレス等の場合には、靴を履かなくても、ヒールの高さの欲しい場合や、裾より覗くディスプレイ等ではない限りは。付属のスチールプレートも隠せますし、マグネットは、やはり便利でございます。
ボディ本体は、かなりの可動域を誇ります。
大きく広く脚や腕の曲げ伸ばしが可能で、頬杖、脚を組む、結跏趺坐及び胡座、正座も、ほぼ可能でございます。膝も、きちんと合わさります。
脚は、前後左右、ほぼ水平まで開きます。
前傾姿勢は、約90度が限界となりますので、体育座りは、出来ません。
立て膝は、やや仰け反る形となります。
各部位を可動させることによって、身体を捻ったりは勿論、所謂コントラポストや、仏像等に見られますトリバンガの様なポーズも、そこそこ可能でございます。
私は、ジョジョが好きなのでございますが、一寸ジョジョ立ち風も出来ますよ。
体育座りや前傾等は残念ながら限界がございますが、とりあえずは、基本的な人体の可動によるポーズの多くをとることが可能であると思います。
外せる部位があり、そしてぐるぐる回るので、其れ以上に複雑なポーズも、場合によっては、可能ですね。
例えば、上腕が肘上で外せますから、其処も当然ながら回ります。ですので、肘の位置が、ああ?!あらぬ方向に?!…と言う、不自然な状態を回避する事が、可能でございます。
腕を伸ばすと一寸逆に反る所等も、女性らしいです。此れは、オビツボディ男性スリムタイプでも、逆関節的な動きで可能ではございますが。
胸部、腰椎あたり(胴部の表皮下にある)、肩、肘上、手首、膝上、足首が、外せます。
サイズは、計測いたしましたところ、約
『首(パーツ除く)からの身長』
245mm
『首回り』
35mm
『肩幅』
55mm
『バスト』
115mm
『ウエスト』
70mm
『ヒップ』
104mm
『腕部(手を除く)』
腕の長さ77mm
上腕回り30mm
肘回り32mm
手首回り25mm
『手部』
中指から手首まで25mm
人差し指8mm
親指6mm
手背中手骨幅12mm
『脚部』
大腿部付け根から踵まで158mm
股下143mm
大腿部回り72mm
膝下82mm
足首回り26mm
『足』
サイズ22mm
中足骨幅9mm
となります。
付属品は、
頭部固定用アダプターパーツ3個
ヒートン(金具)3個
スチール盤1枚
となります。
つまりは、ドールのヘッドを固定する為のパーツは、最初からセットされているものを含めまして、4点ございます。
パッケージ裏には『アダプターパーツ』の交換方法等も、記載がございます。
材質は、
ドール素体(本体)ABS樹脂
上半身カバーPVC
ジョイント軸POM
手PVC or TPE
とございます。
腕以外の手と、胸部、腹部及び鼡径溝までの臀部が、ふにゃっとやわらかな素材となります。
手は、中指と薬指の2本は、ひっついております。其の他の指は、1本ずつバラバラの仕様でございます。
ふんにゃり伸縮性のある可動が可能ですので、身体やお顔に添わせたりするポーズも、綺麗にフィットして決まりますよ。
爪の表現はございますが、手掌には、指節間関節や皺等の表現は、ございません。
ですので、個人的には、其れ故優美で滑らかな、とも程遠く…。全体にのっぺりとした印象を受けます。
デコルテには、薄っすらと、鎖骨の表現がございます。
首から鎖骨にかけて、胸鎖乳突筋は殆ど無く、頸切痕と大鎖骨上窩の辺り(つまりは、首の根元付近)で、僅かに確認出来る程度でございます。
肩甲骨、広背筋の窪み(脊柱部分)、白線、お臍、骨盤の腸骨の角の表現も、ございます。
臀部は、大臀筋がはっきり2つに分かれている状態ではなく、すっきりとラインで表現されてございます。
全体のバランスは、脚がかなり長いです。
好みの問題かも知れませんが、何故でしょうか、足首から足部分にかけての造形は、他の部位とは異なり、どぼっとした…ありていに申しまして何とも鈍臭い造形となります。
残念ながら、バリがかなりございます。
可動部のシャフト穴とは別に、所々に成型時に発生すると思われます、丸い形も、見られます。
そして、此処は好みの問題であると思われますが、しっかりとした可動部及び結合部が、其れ故かなり目立ちます。
私は、プーリップの為に購入いたしました。
残念ながら、私のプーリップファミリーは(新品ですが)何らかの可動不良が多く確認出来ます。
他にも、昔のプーリップの3rdボディですと、今現在のボディと比べまして可動域が狭いですし、腕も短かったりいたします。
昔のものだからか、より、可動不良や劣化もございます。
近年発売のドールに関しましても、最早不良が多過ぎてメーカーさんに交換をお願いするのも難儀でございますし、そして余りの頻度に折角のドール達が不憫でなりませんので、余りに問題のある個体は、オビツボディへと、挿げ替える事にいたしました。
オビツボディ全般に申せる事でございますが、前述の通り、ジョイント部や、可動部=関節が、かなり目立ちます。
プーリップファミリーの、華奢ですっきりとした造形を見慣れた方には、違和感を覚えられるかも知れません。
プーリップに使用の場合は、其の特徴たる頭部の重みによって、やや、ボディ全体の安定が悪くなります。特に、首の付け根は、不安定になりがちでございます。
しかしながら、其れ故、工夫次第では「小首を傾げる」ポーズが、可能でございますよ!!
『アダプターパーツ』は、最大径のものと、其の次に大きな径のものが、使用出来ました。
しかしながら、其のままでは、頭部内のアイギミックに当たってしまいますので、切り取る等、短くする必要がございます。
他に、同じく頭部の重みで、胸下からもげる様にボディが2つに分かれてしまいやすいですね。
そして、其れ等の差異は、当然ながらデフォルトのアウトフィット装着に関わってございます。
バストサイズがSのシリーズでしたら、何とか着られることが多いのでございますが、半袖やノースリーブ系のアウトフィットでも、此方の様なバストMサイズのシリーズでは、後ろのマジックテープが留まらず、ほぼ着られなくなってしまいます。
長い脚部と、プーリップよりしっかりした大腿部の為、タイツ等も、穿けなくなる場合がございます。
前述の通りに、足の造形が繊細ではないこともあり、靴も、履かせ難いものもございます。
更には、身長が少し高くなる為、プーリップ用のアウトフィットを着られても、微妙にハイウエストになったり、スカート丈が短くなったり。バランスが崩れる場合が多くございます。
此方も、専用では無いので仕方の無い事ではございますが、ボディのお色との差異がございます。
アリス イン スチームパンクワールド等の色白系のプーリップ達では、『ホワイティ』でもかなり濃いです。
明度だけでは無く、彩度も異なります。
他には、此方の様にマグネット付きをプーリップに使用の場合、当然ながら其の特徴たる頭部の重みによってよりバランスが取り辛く、付属が薄く小さなスチール盤なこともあり、マグネットの恩恵も少なくなってしまいます。
とは申すものの、プーリップ達よりもパーツを外すことが圧倒的に容易で、更には強度が比べものにならない程に高いですから、アウトフィットを着付けたり、ポージングは、かなり楽となります。
そして当然ながら、可動範囲拡大によって、ポージングの幅も、更に広がります。
プーリップに使用の際や、造形等、残念な点も多々ございますが、総合的には、私は大変気に入ってございます。
個人的にバストはSサイズでも充分美しいと思いますし、基本的に其方を購入いたしてございますが、ローブ・デコルテ等のドレスを華やかに着付けたい、と思いましたので、此方のMサイズのシリーズも、数点購入いたしました。
別売りの『27AC-FP001W 持ち手握り手』、『27AC-FP003W ハンドパーツ2』等を組み合わせることによって、豊かな手の表現も可能となります。
手や腕等のパーツは、別に購入することが可能でございますので、そういった広がりとメンンテナンスが簡単な所も、便利ですし、楽しいですね。
オビツ商品全般共通、MADE IN JAPANでございます。今時珍しい国産の商品なのも、安心で良いです。
ポーズをとらせた写真を撮影いたしました。
芸術系造形物と申せど裸体に抵抗のある方も多いことと存じますので、簡易的なチューブトップとホットパンツを着用させてございます。
最後の写真2枚は、プーリップに使用の状態となります。
プーリップに使用の際も含めまして、可動域、お色、バランス等の参考にして戴けましたならば幸いに存じます。
自由な可動に表現は、ドール達のさらなる素敵な物語をイメージを、描き出しますよ。
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